25 / 94
第十章 南洋の密林の島に八つ首の大蛇は存在した
エリート職員
しおりを挟む
屋敷の庭、VTOLモードの健太郎の前でミラルダ達が家族と使用人に見送りを受けている。
それぞれに言葉を交わし、最後にミラルダが年長のトーマスに声を掛けた。
「みんなの事頼んだよ。トーマス」
「うん、任せて」
「ロミナ、あんたもよろしくね」
「ああ、子供達とキューの食事の事は任せてくれ」
「ミラルダ様、ご家族の事はご心配なく。我々が責任を持ってお世話致しますので。それとこれを」
グラスはそう言うと『ラーグ貴族の作法 基礎編』と書かれた冊子を差し出した。
ミラルダ達は、引きつった笑みを浮かべながらそれを受け取った。
手書きらしい冊子はちゃんと人数分用意されており、笑みを浮かべたグラスはギャガン達には一冊ずつ、ミラルダには健太郎の分も合わせ都合二冊手渡す。
「必要最低限の項目に絞りましたので、基本これだけ覚えて頂ければ問題無いかと」
「そっ、そうかい。ありがとね……」
「基本でもこれかよ……」
「細かいな……ラーグの貴族は面倒だ……」
「グラスさん、もっと絞ってよッ!」
そう言って受け取った本を差し出したパムに、グラスは静かに首を振った。
「これ以上絞るのは無理です。大丈夫、パム様なら出来ますよ」
そう言って本を差し出したパムの手に自らの手を重ね、グラスは優しく微笑んだ。
「……簡単に言うよね」
「パム様なら出来ると信じていますから」
「グラスさんって表面上は柔らかいけど、圧が凄いんだよね……はぁ、なんとか頑張るよ」
「はい、頑張って下さい。ではお気を付けて」
ハンカチを振るグラスに苦笑を返し、ミラルダ達は健太郎に乗り込んだ。
機内にはミラルダ、ギャガン、グリゼルダ、パムの他、ギルドの調査員、イレーネ・ランデルマンも乗り込んでいる。
「フフッ、平民や外国の人が貴族社会に入るのも大変みたいねぇ」
イレーネは銀縁の眼鏡をクイッと持ち上げ、タイトなミニスカートから覗く足を組み微笑む。
「全くだ。所でフェンデアは常夏の島国で、島内は鬱蒼とした木々に覆われていると聞いている。そんな装備で大丈夫か?」
グリゼルダはイレーネが組んだ足の先、赤いのピンヒールを指差し眉を寄せる。
「大丈夫、問題無いわ。どこに行こうがスタイルを崩さないのが私のポリシーなの」
「ポリシーねぇ……足手まといだけにはなるなよ」
「ええ、勿論」
後部座席で交わされる会話を聞いていたパムが、操縦席に座ったミラルダをチョンチョンと突く。
「ねぇ、あの人、ホントに大丈夫なの?」
「うーん、ギルドのクニエダさんは、調査で世界中を飛び回るエリート職員だって言ってたけどねぇ」
「エリート……何だか不安だなぁ」
「ババババババッ」
まぁ、問題が起きたらその都度、対処すればいいさ。
「ふぅ……ミシマは相変わらずだねぇ……さて、それじゃあ行こうか」
「うんうんッ! 出発進行ッ!!」
■◇■◇■◇■
数時間後、機内では青い顔をしたイレーネが苦しそうに荒い息を吐いていた。
「大丈夫か、姉ちゃん?」
「クッ……この振動と揺れさえ無ければ……」
この世界には一部の例外を除き、空を飛ぶ機械は存在しない。
当然、イレーネも普段の移動は馬か馬車、特別急ぐ場合に飛竜に乗る事があるくらいだ。
結論から言えばずっと続くエンジン音、そして時たま起きる乱気流による浮遊感によって彼女は乗り物酔いを起こしていた。
「どうする? 辛いなら眠りの雲で眠らせてやるぞ」
「い、いえ、大丈夫よッ、航路の確認もしたいし……それにこれしきの事で予定を遅らせる訳には……うぷっ……」
「無理しねぇ方がいいぜ」
グリゼルダとギャガンは最初の勢いを失ったイレーネを気の毒そうに眺めている。
「そっ、そんな目で……くふッ……見ないで頂戴ッ!」
「だってよぉ……」
「仕方ない、ミシマ、何処かに着陸してくれ。イレーネを休ませたい」
「ババババババッ!!」
了解ッ!!
現在、健太郎が飛んでいるのはドワーフの国、ロックローズの上空だ。
ロックローズは丘と谷で構成された鉱山が多く存在する国だ。
谷の壁面にはいくつも穴が穿たれ、その穴同士を繋げるトロッコのレールが縦横無尽に張り巡らされているのが遠目に見えた。
丘の上は牧草地らしく山羊を連れた牧童がVTOLモードの健太郎を見上げている。
さて、何処に降りたものか……。
丘の上に降りてもいいが、その下はドワーフが開けたトンネルだらけの筈、補強はしているだろうが崩落が心配だ。
そう考えた健太郎は谷底を流れる川の側に着陸する事にした。
冷たい川の水で顔でも洗えば、イレーネも少しは気分が良くなるだろう。
そんな事を思いながら、翼の端のローターを垂直に立て、ゆっくりと川の傍へと着地した。
砂利で出来た河原は広く、VTOLモードの健太郎が降りてもまだ十分な広さがあった。
機体横から伸びたタラップを、ギャガンに支えられた裸足のイレーネがふらつきながら降りる。
「ああ……地面……地面だわ……」
河原は水に削られた丸い石と砂が敷き詰めらている。
その石の大地に手を突いてイレーネはほんのり涙ぐんでいた。
「ふぅ……この様子じゃ鉄の鳥で飛んでくのは無理だな」
「そっ、そんな事ないわッ! さっきは経験が無いから酔ってしまっただけよッ!」
「でもフェンデアに行くには海の上を飛ぶんだよ。途中で休む場所があるか分からないし……」
「じゃあどうしろって言うのよッ!?」
「だから眠りの雲で……」
「さっきも言ったけど眠ってちゃ調査にならないじゃないッ!!」
醜態を見せた事で少々ヒステリックになっているイレーネに一行はやれやれと肩を竦めた。
「ねぇ、ミシマ。例えばだけど、もっと大きくて揺れない奴になれない?」
そんなイレーネの様子を見かね、パムはVTOLモードの健太郎に尋ねる。
彼女に深い考えがあった訳では無く、大きければ風の影響にも耐え揺れないんじゃないかと思っただけだった。
「ヴヴヴヴヴヴッ」
大きくて揺れない奴か……そういえばアニメで見た宇宙戦艦的な船は何だか快適そうだったなぁ……。
健太郎の脳裏に銀河で戦う英雄達が乗った宇宙戦艦群が思い浮かぶ。
「わっ、また大きくなってるッ!?」
「パム、不用意にミシマにアイデアを与えるなッ!」
「ごっ、ごめんッ!!」
「なっ、なんなのッ!? 報告は受けてたけど、こっ、今度は何になるのッ!?」
イレーネは巨大化していく健太郎を見て河原に尻もちを突き、大きくなっていく青黒い金属の塊を呆然と見上げている。
「いいから今は逃げるぞッ! グリゼルダッ、ミラルダッ、お前達は空へッ!」
「えっ、キャッ!?」
目を見開き言葉無く健太郎を見上げるイレーネを担ぎ上げ、ギャガンはグリゼルダ達に指示を飛ばす。
「「分かった(よ)ッ」」
ギャガンの指示で二人の魔法使いは飛翔を使い空へと逃れた。
「パム、俺たちゃ走るぞッ!!」
「りょッ、了解ッ!!」
それを横目にギャガンはイレーネを担いだまま、河原を川上へと走り出す。
「ふえええ、もっ、もう、ミシマに適当な事は言わないよぉッ!!」
ギャガンと並走しているパムは少し涙ぐみ叫んだ。
「その方が懸命だなッ!!」
「なんなのッ!? もっとスマートに決める筈だったのに、なんでこうなるのよッ!!」
エリートギルド職員として、それまでスタイリッシュに仕事をこなしてきたイレーネの悲痛な叫びが谷に響く中、健太郎によって星の歴史がまた一ページ刻まれたのだった。
それぞれに言葉を交わし、最後にミラルダが年長のトーマスに声を掛けた。
「みんなの事頼んだよ。トーマス」
「うん、任せて」
「ロミナ、あんたもよろしくね」
「ああ、子供達とキューの食事の事は任せてくれ」
「ミラルダ様、ご家族の事はご心配なく。我々が責任を持ってお世話致しますので。それとこれを」
グラスはそう言うと『ラーグ貴族の作法 基礎編』と書かれた冊子を差し出した。
ミラルダ達は、引きつった笑みを浮かべながらそれを受け取った。
手書きらしい冊子はちゃんと人数分用意されており、笑みを浮かべたグラスはギャガン達には一冊ずつ、ミラルダには健太郎の分も合わせ都合二冊手渡す。
「必要最低限の項目に絞りましたので、基本これだけ覚えて頂ければ問題無いかと」
「そっ、そうかい。ありがとね……」
「基本でもこれかよ……」
「細かいな……ラーグの貴族は面倒だ……」
「グラスさん、もっと絞ってよッ!」
そう言って受け取った本を差し出したパムに、グラスは静かに首を振った。
「これ以上絞るのは無理です。大丈夫、パム様なら出来ますよ」
そう言って本を差し出したパムの手に自らの手を重ね、グラスは優しく微笑んだ。
「……簡単に言うよね」
「パム様なら出来ると信じていますから」
「グラスさんって表面上は柔らかいけど、圧が凄いんだよね……はぁ、なんとか頑張るよ」
「はい、頑張って下さい。ではお気を付けて」
ハンカチを振るグラスに苦笑を返し、ミラルダ達は健太郎に乗り込んだ。
機内にはミラルダ、ギャガン、グリゼルダ、パムの他、ギルドの調査員、イレーネ・ランデルマンも乗り込んでいる。
「フフッ、平民や外国の人が貴族社会に入るのも大変みたいねぇ」
イレーネは銀縁の眼鏡をクイッと持ち上げ、タイトなミニスカートから覗く足を組み微笑む。
「全くだ。所でフェンデアは常夏の島国で、島内は鬱蒼とした木々に覆われていると聞いている。そんな装備で大丈夫か?」
グリゼルダはイレーネが組んだ足の先、赤いのピンヒールを指差し眉を寄せる。
「大丈夫、問題無いわ。どこに行こうがスタイルを崩さないのが私のポリシーなの」
「ポリシーねぇ……足手まといだけにはなるなよ」
「ええ、勿論」
後部座席で交わされる会話を聞いていたパムが、操縦席に座ったミラルダをチョンチョンと突く。
「ねぇ、あの人、ホントに大丈夫なの?」
「うーん、ギルドのクニエダさんは、調査で世界中を飛び回るエリート職員だって言ってたけどねぇ」
「エリート……何だか不安だなぁ」
「ババババババッ」
まぁ、問題が起きたらその都度、対処すればいいさ。
「ふぅ……ミシマは相変わらずだねぇ……さて、それじゃあ行こうか」
「うんうんッ! 出発進行ッ!!」
■◇■◇■◇■
数時間後、機内では青い顔をしたイレーネが苦しそうに荒い息を吐いていた。
「大丈夫か、姉ちゃん?」
「クッ……この振動と揺れさえ無ければ……」
この世界には一部の例外を除き、空を飛ぶ機械は存在しない。
当然、イレーネも普段の移動は馬か馬車、特別急ぐ場合に飛竜に乗る事があるくらいだ。
結論から言えばずっと続くエンジン音、そして時たま起きる乱気流による浮遊感によって彼女は乗り物酔いを起こしていた。
「どうする? 辛いなら眠りの雲で眠らせてやるぞ」
「い、いえ、大丈夫よッ、航路の確認もしたいし……それにこれしきの事で予定を遅らせる訳には……うぷっ……」
「無理しねぇ方がいいぜ」
グリゼルダとギャガンは最初の勢いを失ったイレーネを気の毒そうに眺めている。
「そっ、そんな目で……くふッ……見ないで頂戴ッ!」
「だってよぉ……」
「仕方ない、ミシマ、何処かに着陸してくれ。イレーネを休ませたい」
「ババババババッ!!」
了解ッ!!
現在、健太郎が飛んでいるのはドワーフの国、ロックローズの上空だ。
ロックローズは丘と谷で構成された鉱山が多く存在する国だ。
谷の壁面にはいくつも穴が穿たれ、その穴同士を繋げるトロッコのレールが縦横無尽に張り巡らされているのが遠目に見えた。
丘の上は牧草地らしく山羊を連れた牧童がVTOLモードの健太郎を見上げている。
さて、何処に降りたものか……。
丘の上に降りてもいいが、その下はドワーフが開けたトンネルだらけの筈、補強はしているだろうが崩落が心配だ。
そう考えた健太郎は谷底を流れる川の側に着陸する事にした。
冷たい川の水で顔でも洗えば、イレーネも少しは気分が良くなるだろう。
そんな事を思いながら、翼の端のローターを垂直に立て、ゆっくりと川の傍へと着地した。
砂利で出来た河原は広く、VTOLモードの健太郎が降りてもまだ十分な広さがあった。
機体横から伸びたタラップを、ギャガンに支えられた裸足のイレーネがふらつきながら降りる。
「ああ……地面……地面だわ……」
河原は水に削られた丸い石と砂が敷き詰めらている。
その石の大地に手を突いてイレーネはほんのり涙ぐんでいた。
「ふぅ……この様子じゃ鉄の鳥で飛んでくのは無理だな」
「そっ、そんな事ないわッ! さっきは経験が無いから酔ってしまっただけよッ!」
「でもフェンデアに行くには海の上を飛ぶんだよ。途中で休む場所があるか分からないし……」
「じゃあどうしろって言うのよッ!?」
「だから眠りの雲で……」
「さっきも言ったけど眠ってちゃ調査にならないじゃないッ!!」
醜態を見せた事で少々ヒステリックになっているイレーネに一行はやれやれと肩を竦めた。
「ねぇ、ミシマ。例えばだけど、もっと大きくて揺れない奴になれない?」
そんなイレーネの様子を見かね、パムはVTOLモードの健太郎に尋ねる。
彼女に深い考えがあった訳では無く、大きければ風の影響にも耐え揺れないんじゃないかと思っただけだった。
「ヴヴヴヴヴヴッ」
大きくて揺れない奴か……そういえばアニメで見た宇宙戦艦的な船は何だか快適そうだったなぁ……。
健太郎の脳裏に銀河で戦う英雄達が乗った宇宙戦艦群が思い浮かぶ。
「わっ、また大きくなってるッ!?」
「パム、不用意にミシマにアイデアを与えるなッ!」
「ごっ、ごめんッ!!」
「なっ、なんなのッ!? 報告は受けてたけど、こっ、今度は何になるのッ!?」
イレーネは巨大化していく健太郎を見て河原に尻もちを突き、大きくなっていく青黒い金属の塊を呆然と見上げている。
「いいから今は逃げるぞッ! グリゼルダッ、ミラルダッ、お前達は空へッ!」
「えっ、キャッ!?」
目を見開き言葉無く健太郎を見上げるイレーネを担ぎ上げ、ギャガンはグリゼルダ達に指示を飛ばす。
「「分かった(よ)ッ」」
ギャガンの指示で二人の魔法使いは飛翔を使い空へと逃れた。
「パム、俺たちゃ走るぞッ!!」
「りょッ、了解ッ!!」
それを横目にギャガンはイレーネを担いだまま、河原を川上へと走り出す。
「ふえええ、もっ、もう、ミシマに適当な事は言わないよぉッ!!」
ギャガンと並走しているパムは少し涙ぐみ叫んだ。
「その方が懸命だなッ!!」
「なんなのッ!? もっとスマートに決める筈だったのに、なんでこうなるのよッ!!」
エリートギルド職員として、それまでスタイリッシュに仕事をこなしてきたイレーネの悲痛な叫びが谷に響く中、健太郎によって星の歴史がまた一ページ刻まれたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
