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冬が過ぎて春になり
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冬休みも目前になった週の中頃、真那が久し振りに学校へ登校した。平日に丸一日オフなのは珍しく、前日からうちに泊まって一緒に通学路を歩いてたんだけど、向けられる視線の数が半端なくてオレは若干疲れ気味だ。
大体、真那の格好も悪かった。
真那は基本的に軽ーく制服を着崩すタイプで、今は第二ボタンまで外されたカッターシャツから鎖骨がチラチラ見えてる。
マスクもしていないから真那だって気付いた人が男女関係なく振り返った挙句、顔を赤くして目を逸らしたりガン見したりしてるんだけど正直面白くない。
上着は着てるけど、他人に興味がない真那が身嗜みをそこまで気にする人じゃないのは分かってる。だから襟元が開いてるのも首元が楽だからだろうし、ネクタイが緩いのもただ締めるのが面倒だからなのは理解してるけど、人から見てもドキッとするような状態は恋人としては不満な訳で……しかも、下手したら昨日オレが付けた痕が見える恐れがある。
せっかく制服で隠れるところって付けたのに、見えたら意味ないじゃんか。
「真那」
「何? ヒナ」
「風邪引くから、ボタン留めてネクタイ締めろ」
「俺、寒さに強いから平気だよ」
「見てるこっちが寒いんだって」
「ヒナは寒がりだからね」
さすがに見えそうだからとは言わないでそれらしい理由をつけたんだけど、よく分からない返事をされてしまった。寒さに強いのと風邪を引くのは別物だぞ。
でも第二ボタンを留めてネクタイも少し締めてくれたからまだよしとしよう。
「あ、あの…っ」
「?」
冷たい風が吹いて少し乱れた髪を真那が撫でて整えてくれてると、不意に後ろから声をかけられた。真那と一緒に振り向くと、緊張しているのか両手を胸の前で組んで少し震えている女の子がいて、その表情から真那のファンだと気付く。
「わ、私、デビュー当時から真那くんのファンで…っ。よ、良かったら、握手、してくれませんか…?」
「……」
こういうの、オレは口出さない方がいいってのは分かってるんだけど、如何せん真那が反応しないからどうしたものかと悩む。
それに、握手くらいって思うけど周りにいる人たちも虎視眈々と狙ってるっぽくて応えない方が正解なんだよな。一人にしたらみんなにしなきゃいけなくなっちゃうし。
「…………」
「ま、真那。何か言ってやれって…」
「完全プライベートで、ヒナといて、ヒナ以外と口をききたくない場合はどうしたらいいの」
「え……や、それでも真那に話しかけてくれた訳だし…」
「……」
声をかけられるのが嫌なのは重々承知してるけど、勇気を出した子には何かしらのアクションはしてあげて欲しいと思う。こんなに顔を真っ赤にして震えてるのに、無視は悲しいよ。
視線だけで真那を見上げると、溜め息をついた真那はオレの頬を人差し指で撫で微笑む。
「ヒナは優しいね」
「いや、これは優しいとかじゃ…」
「……あの…」
「……ごめんね、そういうのしちゃ駄目って言われてるから」
「あ、そ、そうなんですね…分かりました。ありがとうございます。お話出来て嬉しかったです。これからも応援してますから、頑張って下さい!」
「ありがとう」
女の子はペコッと頭を下げると小走りで去って行き、様子を伺ってた人たちも落胆したのかあからさまに肩を落としてて…やっぱりあわよくばとは思ってたか。
「……ヒナだけいればいいのに…」
「え?」
ポツリと真那が何かを呟いたけど、何を言ったかまでは聞こえなかったオレは目を瞬いて見上げる。それに気付いた真那はゆるゆると首を振ってオレの手を取ると学校に向かって歩き始めた。
「ヒナ」
「うん?」
「俺、決めた」
「何を?」
「いろいろ。これからもヒナといる為に、俺頑張るよ」
「? よく分かんないけど、真那なら絶対出来る。応援してるからな」
「ありがとう」
無表情で無感情で無気力に見える真那はその実頑張り屋だからな、真那がやる気になったんなら絶対上手くいく。
自然過ぎて違和感さえ覚えないまま繋がれた手を持ち上げてにっと笑うと、ふわりと微笑んだ真那はその手の甲に口付けて頷いた。
周りがザワついたのは気付かなかった事にする。
冬休みに入るなりオレは真那の家で過ごした。夏休みよりも短い期間だけど、色んな話をして思ったよりも充実した時間が過ごせたと思う。
生まれた時からの幼馴染みなのに、恋人になったらより深いところまでお互いを知れるなんて不思議な話だ。
「ヒナ、おいで」
「?」
夕飯の片付けを終えて手を拭いていたら、ソファに座る真那に呼ばれて首を傾げる。近付くと腕を広げられたから大人しく膝の上に跨ると左手を握られて真那の頬に当てられた。
「明後日には学校始まるけど、寂しくない?」
「それは真那の方じゃないのか?」
「寂しいけど、ヒナといっぱいイチャイチャ出来たから」
そういう言い方はズルいと思う。
オレはおもむろに右手で自分の服の襟に指をかけて引っ張り中を覗き込んだ。胸やらお腹やら、赤い痕が点々と残されていて自分たちがいかに爛れた生活をしていたかが分かる。
普通に仕事あるくせに、オレが起きてる時間に帰って来ると手を出してくるんだから困ったものだ。
「ヒナ?」
頬に当てられていた左手の薬指に嵌めてある指輪に口付けられもう一度問い掛けられるように呼ばれる。
年上の余裕を見せる真那にムッとしてその手で鼻を摘むと、クスリと笑われて外され目元に唇が触れた。
「ほら、言って」
「……寂しいけど、これあるし…あ、そうだ。聞きたかったんだけど、指輪、ペアじゃないのは何で?」
「ペアリングはヒナと選びたかったから」
「そうだったんだ……でも」
そういう理由だったのか。真那が選んでくれても良かったのに。
チラリと真那の左手を見てから自分の薬指にある指輪を見ると何となく切なさを覚える。真那がくれたものには変わりないのに。
「真那の指にないのはちょっと寂しいな…」
「じゃあ今すぐ買いに行こうか」
「え!? いやいや、もうお店も閉まってるし、そんなすぐじゃなくても…っ」
一人言のつもりで零した言葉を拾われて物凄くいい笑顔を浮かべた真那がそう言って立ち上がろうとするのを慌てて押しとどめる。
時間的にも遅いし、そんな近くのコンビニに行くみたいなテンションで足を運ぶお店じゃない。
「じゃあ、なるべく早いうちに用意するから、待っててくれる?」
「いくらでも待つけど…オレもせめて半分は出したい」
「俺があげたいから俺に出させて」
「ん…でも…」
首の付け根に軽く歯が立てられ肩が跳ねる。すっかり真那に覚えさせられた身体は、素肌に触れられるだけで甘い痺れが走るようになってしまった。
真那の手、大きくて気持ちいいし。オレの嫌がる事絶対しないし。
「……真那」
「ん?」
「いつもありがとな。真那がいてくれて良かった」
一年前はこんな関係になるなんて思わなかった。真那が与えてくれる幸せがこんなにたくさんあるなんて知らなかった。
いつもいつも、オレが笑っていられるようにしてくれた真那には感謝が尽きない。
首に腕を回し強く抱き着いたオレを少ししてから抱き締め返してくれた真那は、僅かに震えた声で「俺の方こそ、ヒナがいてくれて良かった。ありがとう」って言ってくれた。
これからもオレたちらしく一緒にいられたらいいな。
それから月日が経って、諸々ギリギリではあったけど真那は無事に高校を卒業しアイドル業に専念する事になった。今まで以上に忙しくなりそうだって愚痴を零してたのは記憶に新しい。
そういえば真那自身も卒業式には参加したんだけど、終わった後はそりゃもう大変だった。ネクタイやら第二ボタンをくれって女子たちが学年問わず押し寄せて死人が出るんじゃないかと思ったほどだ。
オレでさえも近付けなくてウロウロしてたら勢い余った子たちに押されて転んで、それを見て傍目にも分かるくらいの怒りオーラを纏った真那は、ネクタイもシャツの第二ボタンもジャケットのボタンも無理やり外すと全部オレに渡してきて…。
「俺の全部はヒナだけのものだから」
みたいな某アニメキャラの逆バージョン発言をした上にオレをお姫様抱っこで連れてくもんだから、全校生徒にオレとの関係が知られたと言っても過言ではなくなってしまった。
どうか拡散されませんようにと祈ってたら、一斉メールで真那に関する事は口外無用と通達が来てて度肝を抜いたね。
うちの学校、芸能関係の高校じゃないのにこういうのちゃんとしてるって凄くないか?
そうそう、オレもどうにか単位が足りて二年生に進級出来たんだ。おまけに千里と円香がまた同じクラスで嬉しくて、真那に即メッセージ送ったら『良かったね。俺も安心だよ』って返ってきた。
安心の意味はちょっと分かんないけど、実は日下部まで一緒だった事を教えるのは保留にしておいた。
まぁ結果としてバレるんだけど、それはまた別の話という事で。
大体、真那の格好も悪かった。
真那は基本的に軽ーく制服を着崩すタイプで、今は第二ボタンまで外されたカッターシャツから鎖骨がチラチラ見えてる。
マスクもしていないから真那だって気付いた人が男女関係なく振り返った挙句、顔を赤くして目を逸らしたりガン見したりしてるんだけど正直面白くない。
上着は着てるけど、他人に興味がない真那が身嗜みをそこまで気にする人じゃないのは分かってる。だから襟元が開いてるのも首元が楽だからだろうし、ネクタイが緩いのもただ締めるのが面倒だからなのは理解してるけど、人から見てもドキッとするような状態は恋人としては不満な訳で……しかも、下手したら昨日オレが付けた痕が見える恐れがある。
せっかく制服で隠れるところって付けたのに、見えたら意味ないじゃんか。
「真那」
「何? ヒナ」
「風邪引くから、ボタン留めてネクタイ締めろ」
「俺、寒さに強いから平気だよ」
「見てるこっちが寒いんだって」
「ヒナは寒がりだからね」
さすがに見えそうだからとは言わないでそれらしい理由をつけたんだけど、よく分からない返事をされてしまった。寒さに強いのと風邪を引くのは別物だぞ。
でも第二ボタンを留めてネクタイも少し締めてくれたからまだよしとしよう。
「あ、あの…っ」
「?」
冷たい風が吹いて少し乱れた髪を真那が撫でて整えてくれてると、不意に後ろから声をかけられた。真那と一緒に振り向くと、緊張しているのか両手を胸の前で組んで少し震えている女の子がいて、その表情から真那のファンだと気付く。
「わ、私、デビュー当時から真那くんのファンで…っ。よ、良かったら、握手、してくれませんか…?」
「……」
こういうの、オレは口出さない方がいいってのは分かってるんだけど、如何せん真那が反応しないからどうしたものかと悩む。
それに、握手くらいって思うけど周りにいる人たちも虎視眈々と狙ってるっぽくて応えない方が正解なんだよな。一人にしたらみんなにしなきゃいけなくなっちゃうし。
「…………」
「ま、真那。何か言ってやれって…」
「完全プライベートで、ヒナといて、ヒナ以外と口をききたくない場合はどうしたらいいの」
「え……や、それでも真那に話しかけてくれた訳だし…」
「……」
声をかけられるのが嫌なのは重々承知してるけど、勇気を出した子には何かしらのアクションはしてあげて欲しいと思う。こんなに顔を真っ赤にして震えてるのに、無視は悲しいよ。
視線だけで真那を見上げると、溜め息をついた真那はオレの頬を人差し指で撫で微笑む。
「ヒナは優しいね」
「いや、これは優しいとかじゃ…」
「……あの…」
「……ごめんね、そういうのしちゃ駄目って言われてるから」
「あ、そ、そうなんですね…分かりました。ありがとうございます。お話出来て嬉しかったです。これからも応援してますから、頑張って下さい!」
「ありがとう」
女の子はペコッと頭を下げると小走りで去って行き、様子を伺ってた人たちも落胆したのかあからさまに肩を落としてて…やっぱりあわよくばとは思ってたか。
「……ヒナだけいればいいのに…」
「え?」
ポツリと真那が何かを呟いたけど、何を言ったかまでは聞こえなかったオレは目を瞬いて見上げる。それに気付いた真那はゆるゆると首を振ってオレの手を取ると学校に向かって歩き始めた。
「ヒナ」
「うん?」
「俺、決めた」
「何を?」
「いろいろ。これからもヒナといる為に、俺頑張るよ」
「? よく分かんないけど、真那なら絶対出来る。応援してるからな」
「ありがとう」
無表情で無感情で無気力に見える真那はその実頑張り屋だからな、真那がやる気になったんなら絶対上手くいく。
自然過ぎて違和感さえ覚えないまま繋がれた手を持ち上げてにっと笑うと、ふわりと微笑んだ真那はその手の甲に口付けて頷いた。
周りがザワついたのは気付かなかった事にする。
冬休みに入るなりオレは真那の家で過ごした。夏休みよりも短い期間だけど、色んな話をして思ったよりも充実した時間が過ごせたと思う。
生まれた時からの幼馴染みなのに、恋人になったらより深いところまでお互いを知れるなんて不思議な話だ。
「ヒナ、おいで」
「?」
夕飯の片付けを終えて手を拭いていたら、ソファに座る真那に呼ばれて首を傾げる。近付くと腕を広げられたから大人しく膝の上に跨ると左手を握られて真那の頬に当てられた。
「明後日には学校始まるけど、寂しくない?」
「それは真那の方じゃないのか?」
「寂しいけど、ヒナといっぱいイチャイチャ出来たから」
そういう言い方はズルいと思う。
オレはおもむろに右手で自分の服の襟に指をかけて引っ張り中を覗き込んだ。胸やらお腹やら、赤い痕が点々と残されていて自分たちがいかに爛れた生活をしていたかが分かる。
普通に仕事あるくせに、オレが起きてる時間に帰って来ると手を出してくるんだから困ったものだ。
「ヒナ?」
頬に当てられていた左手の薬指に嵌めてある指輪に口付けられもう一度問い掛けられるように呼ばれる。
年上の余裕を見せる真那にムッとしてその手で鼻を摘むと、クスリと笑われて外され目元に唇が触れた。
「ほら、言って」
「……寂しいけど、これあるし…あ、そうだ。聞きたかったんだけど、指輪、ペアじゃないのは何で?」
「ペアリングはヒナと選びたかったから」
「そうだったんだ……でも」
そういう理由だったのか。真那が選んでくれても良かったのに。
チラリと真那の左手を見てから自分の薬指にある指輪を見ると何となく切なさを覚える。真那がくれたものには変わりないのに。
「真那の指にないのはちょっと寂しいな…」
「じゃあ今すぐ買いに行こうか」
「え!? いやいや、もうお店も閉まってるし、そんなすぐじゃなくても…っ」
一人言のつもりで零した言葉を拾われて物凄くいい笑顔を浮かべた真那がそう言って立ち上がろうとするのを慌てて押しとどめる。
時間的にも遅いし、そんな近くのコンビニに行くみたいなテンションで足を運ぶお店じゃない。
「じゃあ、なるべく早いうちに用意するから、待っててくれる?」
「いくらでも待つけど…オレもせめて半分は出したい」
「俺があげたいから俺に出させて」
「ん…でも…」
首の付け根に軽く歯が立てられ肩が跳ねる。すっかり真那に覚えさせられた身体は、素肌に触れられるだけで甘い痺れが走るようになってしまった。
真那の手、大きくて気持ちいいし。オレの嫌がる事絶対しないし。
「……真那」
「ん?」
「いつもありがとな。真那がいてくれて良かった」
一年前はこんな関係になるなんて思わなかった。真那が与えてくれる幸せがこんなにたくさんあるなんて知らなかった。
いつもいつも、オレが笑っていられるようにしてくれた真那には感謝が尽きない。
首に腕を回し強く抱き着いたオレを少ししてから抱き締め返してくれた真那は、僅かに震えた声で「俺の方こそ、ヒナがいてくれて良かった。ありがとう」って言ってくれた。
これからもオレたちらしく一緒にいられたらいいな。
それから月日が経って、諸々ギリギリではあったけど真那は無事に高校を卒業しアイドル業に専念する事になった。今まで以上に忙しくなりそうだって愚痴を零してたのは記憶に新しい。
そういえば真那自身も卒業式には参加したんだけど、終わった後はそりゃもう大変だった。ネクタイやら第二ボタンをくれって女子たちが学年問わず押し寄せて死人が出るんじゃないかと思ったほどだ。
オレでさえも近付けなくてウロウロしてたら勢い余った子たちに押されて転んで、それを見て傍目にも分かるくらいの怒りオーラを纏った真那は、ネクタイもシャツの第二ボタンもジャケットのボタンも無理やり外すと全部オレに渡してきて…。
「俺の全部はヒナだけのものだから」
みたいな某アニメキャラの逆バージョン発言をした上にオレをお姫様抱っこで連れてくもんだから、全校生徒にオレとの関係が知られたと言っても過言ではなくなってしまった。
どうか拡散されませんようにと祈ってたら、一斉メールで真那に関する事は口外無用と通達が来てて度肝を抜いたね。
うちの学校、芸能関係の高校じゃないのにこういうのちゃんとしてるって凄くないか?
そうそう、オレもどうにか単位が足りて二年生に進級出来たんだ。おまけに千里と円香がまた同じクラスで嬉しくて、真那に即メッセージ送ったら『良かったね。俺も安心だよ』って返ってきた。
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