397 / 508
第15章 四度目の夏、時は停まってくれない
第396話 帝都に出てきてみれば…
しおりを挟む
このクソ暑い中、わざわざ帝都まで出てきたというのに儂を待たせるとはどういう了見だ。
金箔でゴテゴテと装飾のなされた悪趣味な部屋の中で、儂は独り言を呟いていた。
しかし、久し振りに帝都に来てみれば、心なしか空気がキレイになった気がする。
何と言っても息苦しさを感じなくなっているのだ、なにかあったのだろうか。
見た目ばかりで然して座り心地も良くないソファーに腰掛けながらそんなことを考えていると、お待ち兼ねの人物が顔を見せた。
「大変お待たせしまして申し訳ございません。何分このところ煩わしい事が多いもので。」
そう言って平身低頭して許しを請う大男、この国の皇帝である。
いささか、頭が弱いのが難点であるが、ここ数代の皇帝の中でも最も信仰心に厚いと言われ、盲目的にこちらに従ってくれるので重宝しているのだ。
「儂の方が突然訪ねたのだ、そこまで恐縮せずとも良いわ。
今日はハンデルスハーフェンでの出来事を確認しようと帝都まで出て来たのだが。
帝都にある本店を訪ねてみたら、閉鎖されており衛兵に厳重に取り締まられているではいないか。
一体どうなっているのだ。」
まあ、粗方の事については帝都の教団本部に寄り聞いてきたのだが、我々に盲目的に従っているこの男が教団の者を裁くのを許すとはとても思えなかったので事情を問い質すために来たのだ。
「それがこのところ宮廷内で話の通じない者が増えており、大変困っているのです。
『黒の使徒』の方が悪いなどと頭のおかしなことを言い出す輩が増えておりまして。
本店の閉鎖に関しては、隣国も絡んできたため、力で声を封じることが出来なかったのです。」
ふむ、皇帝の話では小麦の取引を巡って帝都でいざこざがあったらしい。
それにタイミングを合わせるように、王国から儂の商会を排除するように要求があったのか。
しかも、騒動を鎮めるのに偶々その場に居合わせた王国の外交官の手を借りてしまったと。
その王国の外交官が騒動の原因は儂の商会にあると非難したらしい、周囲もそれに同調するので抗し切れなかったようだ。
確かに、そのような状況になったのでは、頭の弱いこの男には対応が難しかったのであろう。
ちっ、また王国の連中か、ハンデルスハーフェンの時といい忌々しい……。
あいつら草食動物のように争いを好まないのに、なぜか我々だけにはぶつかってきよる。
しかも、王国が絡む事案はこちらの全敗である。
それはともかく、帝国内の貴族で我々に楯突く者が増えてきたのは困ったものだ。
これは、力で抑えつけるという、従来のやり方を見直さないといけないのかもしれない。
しかし、困ったことに『色の黒い』連中は頭の弱い者が多く、これが同じ人間かと疑問に思うほど短慮で乱暴なのだ。ただ、強い魔法が使えるという一点のみが取り得の生き物なのだ。
**********
先祖の残した手記によると初代皇帝はそうではなかったらしい。
初代皇帝は非常に聡明な男で、思慮深く、しかもあらゆる魔法を使いこなせたと言う。
研究肌の先祖の残した手記なので間違いないのだと思う。
先祖は初代皇帝の形質が受け継がれることを願い、各地から初代皇帝に近い形質の女を集めたと言う。
黒髪・黒い瞳・褐色の肌を持つ女達だ。残念ながら初代皇帝のような鉄色の肌を持つ者は居なかったそうだ。
そして、初代皇帝に娶らせたが、数多くの子供達の中に皇帝の形質を受け継いだものは一人もいなかったそうだ。
いや、強力な魔法が使えるという点は遺伝するのだ。
問題なのは知能、皇帝のような聡明な者は生まれてこず、決まって短慮で乱暴な者だったと言う。
それでも、先祖は諦めず、形質の近いものを集め、番にし、遺伝実験を続けたのだ。
それを円滑に行うために、『色の黒い』者を崇めたてるようにし、『色の黒い』者が徒党を組むような社会体制を築いてきたのだ。
いつかは初代皇帝のような人物が再来するだろうとの期待を込めてのことだった。
さて、先祖が初代皇帝を皇帝の座に就けたのは良かったのだ、聡明で力のある皇帝は民衆から厚い支持を受けたので。
問題は二代目以降、本来政というのは聡明な者でないと務まらないものなのだ、しかし生まれてくるのは頭の弱い子供ばかり。
そこで、先祖が考えたのは皇帝や『色の黒い』者を神格化し、盲目的に従うように民に洗脳を施すこと。
また、民に疑問を抱かせないために、民に知恵を与えないこと、余計な情報を与えないことを徹底したのだ。
もし、『色の黒い』者に逆らう者があれば、暴力で封じ恐怖で民衆を従わせるようにもした。
こうすることにより、皇帝やその周りに従う『色の黒い』者が多少頭が弱くても楽に統治できるようにしたのだ。
その役割を担ったのが、宗教団体としての『黒の使徒』なのだ。
どうも戦乱の時代はそれで上手く行ったようだ。
民も貴族も戦争に勝つことが最優先で、ほかの事に気を配る余裕が無かったから。
しかし、大陸の統一がなってから少しずつ雲行きが怪しくなってきた。
少しは知恵を持つ貴族や大商人たちが、我々の行動に疑問を感じ苦言を呈すようになったのだ。
戦乱が終って落ち着いて周囲を見回す余裕が出来たからであろう。
そして、ここ一、二年、突然がそれが表面化したのだ。
突然、我々を公然と批判する噂が民衆に流れるようになり、帝国のあちこちで『黒の使徒』からの離反が見られるようになった。
正直、儂の目から見てもやりすぎのきらいはあったのだ、しかし、『色の黒い』者に加減をするとか、融通を利かせるとか、人目を気にするとかいう頭を働かせるのは無理なのだ。
儂の配下に、プッペとリストという『色の黒い』者の中では頭の良い者がいた、なんでもすぐに覚えるし、教えたことに対してそれなりの応用もしてみせる。
この二人ならばと思い、王国に橋頭堡を築くため別々に送り込んだのだが、見事に失敗して見せた。
調べてみると、奴らは王国に行っても帝国と同じように振る舞ったらしい。
法律は無視するわ、役人にあからさまに賄賂は贈るわで、郷に入れば郷に従えという発想はまったくなかったらしい。
『色の黒い』者は何をやっても許される、という考えが骨の髄まで染み込んでおり、それが通じない場所があるとは思いもよらなかったようだ。
その報告を聞いたとき、儂は頭が痛くなった。
**********
あの二人でもそんな体たらくだったのだ。
やり方を変えるとしても一体どうすれば良いのやら、こいつ等に柔軟な対応なんて期待できないではないか。
儂が一人頭を悩ませていると、目の前で皇帝が気になることを呟いた。
「しかし、今思い返しても忌々しいのが、女二人。
なんなのだ、女の分際で公使だと、あいつが余計なことを言うから皇太子派を調子付かせる。」
うん?女で公使?王国には女の外交官がそんなに多いのか?
「おい、皇帝よ。
その女外交官の名前は覚えているか?」
こいつの記憶力では無理だろうと半ば諦めつつ尋ねると、意外なことにまともな答えがあった。
「はい、リタ・シューネフェルトと申しておりました。女男爵だそうです。」
なんだと?そんな馬鹿なことがあるのか?
儂は皇帝に問い返したが、間違いないと言う。
「なんだそれは、儂が見た帝都でばら撒かれたというチラシ、そこにその名前が書かれていたぞ。
ハンデルスハーフェンの事件に立ち会った王国の外交官としてな。
なんで、丁度一ヶ月前にハンデルスハーフェンに居た女が帝都に居るんだ。
王国にはそんなに速い移動手段があるのか。」
儂は、そう言った時、ハッと先日からの苛立ちの訳が理解できた。
そうか、儂に敵対する勢力は、儂の想像を超える移動手段を持っているのかと。
「移動手段でございますか?
そう言えば、以前あの忌々しい皇后の病を治した『色なし』の小娘が乗っていた魔導車がすごい速さで走ると聞いた覚えがございます。
王国にはあんな魔導車が何台もあるのだろうか。
そういえば、『白い聖女』とやらが帝都に来ているという噂がございますが、あの小娘のことではございませんか。」
皇帝に『白い聖女』と呼ばれている『色なし』の小娘を見かけたのかと尋ねたが、皇帝は確認はしていないと言う。
ただ、裁きの場で『黒の使徒』の者が放った魔法を防いだ少女が『白い聖女』なのではないかと噂されているらしい。
「でも、裁きの場に現われた娘、フード付きのローブを着ており、姿かたちが全く分からなかったのでございます。」
皇帝はそう付け加えた。
フードで顔を隠した少女か、この暑いのにフード付きのローブとは怪しい。
如何にも、素性を隠しているという様子ではないか。
『白い聖女』、もう三年前になるか。
皇帝からとんでもない魔法を使う『色なし』が現われたと聞いたとき、儂は何かの間違いだろうと皇帝の知らせを過小評価してしまった。
こいつ、頭は弱いくせに、直感が優れているというべきか、野性の本能というべきか、危険察知に優れているのだ。
あの時、皇帝は自分の立場が危うくなると懸念して儂に相談してきたのに、儂は取り合わなかった。それが間違いだったのだ。
その後、儂は何度、あの娘に煮え湯を飲まされたことか。
こうしてはおれん、大至急噂の真偽を確かめなくては。
そして、『白い聖女』が本当に帝都におるのなら、今度こそ確実に抹殺しなくては。
金箔でゴテゴテと装飾のなされた悪趣味な部屋の中で、儂は独り言を呟いていた。
しかし、久し振りに帝都に来てみれば、心なしか空気がキレイになった気がする。
何と言っても息苦しさを感じなくなっているのだ、なにかあったのだろうか。
見た目ばかりで然して座り心地も良くないソファーに腰掛けながらそんなことを考えていると、お待ち兼ねの人物が顔を見せた。
「大変お待たせしまして申し訳ございません。何分このところ煩わしい事が多いもので。」
そう言って平身低頭して許しを請う大男、この国の皇帝である。
いささか、頭が弱いのが難点であるが、ここ数代の皇帝の中でも最も信仰心に厚いと言われ、盲目的にこちらに従ってくれるので重宝しているのだ。
「儂の方が突然訪ねたのだ、そこまで恐縮せずとも良いわ。
今日はハンデルスハーフェンでの出来事を確認しようと帝都まで出て来たのだが。
帝都にある本店を訪ねてみたら、閉鎖されており衛兵に厳重に取り締まられているではいないか。
一体どうなっているのだ。」
まあ、粗方の事については帝都の教団本部に寄り聞いてきたのだが、我々に盲目的に従っているこの男が教団の者を裁くのを許すとはとても思えなかったので事情を問い質すために来たのだ。
「それがこのところ宮廷内で話の通じない者が増えており、大変困っているのです。
『黒の使徒』の方が悪いなどと頭のおかしなことを言い出す輩が増えておりまして。
本店の閉鎖に関しては、隣国も絡んできたため、力で声を封じることが出来なかったのです。」
ふむ、皇帝の話では小麦の取引を巡って帝都でいざこざがあったらしい。
それにタイミングを合わせるように、王国から儂の商会を排除するように要求があったのか。
しかも、騒動を鎮めるのに偶々その場に居合わせた王国の外交官の手を借りてしまったと。
その王国の外交官が騒動の原因は儂の商会にあると非難したらしい、周囲もそれに同調するので抗し切れなかったようだ。
確かに、そのような状況になったのでは、頭の弱いこの男には対応が難しかったのであろう。
ちっ、また王国の連中か、ハンデルスハーフェンの時といい忌々しい……。
あいつら草食動物のように争いを好まないのに、なぜか我々だけにはぶつかってきよる。
しかも、王国が絡む事案はこちらの全敗である。
それはともかく、帝国内の貴族で我々に楯突く者が増えてきたのは困ったものだ。
これは、力で抑えつけるという、従来のやり方を見直さないといけないのかもしれない。
しかし、困ったことに『色の黒い』連中は頭の弱い者が多く、これが同じ人間かと疑問に思うほど短慮で乱暴なのだ。ただ、強い魔法が使えるという一点のみが取り得の生き物なのだ。
**********
先祖の残した手記によると初代皇帝はそうではなかったらしい。
初代皇帝は非常に聡明な男で、思慮深く、しかもあらゆる魔法を使いこなせたと言う。
研究肌の先祖の残した手記なので間違いないのだと思う。
先祖は初代皇帝の形質が受け継がれることを願い、各地から初代皇帝に近い形質の女を集めたと言う。
黒髪・黒い瞳・褐色の肌を持つ女達だ。残念ながら初代皇帝のような鉄色の肌を持つ者は居なかったそうだ。
そして、初代皇帝に娶らせたが、数多くの子供達の中に皇帝の形質を受け継いだものは一人もいなかったそうだ。
いや、強力な魔法が使えるという点は遺伝するのだ。
問題なのは知能、皇帝のような聡明な者は生まれてこず、決まって短慮で乱暴な者だったと言う。
それでも、先祖は諦めず、形質の近いものを集め、番にし、遺伝実験を続けたのだ。
それを円滑に行うために、『色の黒い』者を崇めたてるようにし、『色の黒い』者が徒党を組むような社会体制を築いてきたのだ。
いつかは初代皇帝のような人物が再来するだろうとの期待を込めてのことだった。
さて、先祖が初代皇帝を皇帝の座に就けたのは良かったのだ、聡明で力のある皇帝は民衆から厚い支持を受けたので。
問題は二代目以降、本来政というのは聡明な者でないと務まらないものなのだ、しかし生まれてくるのは頭の弱い子供ばかり。
そこで、先祖が考えたのは皇帝や『色の黒い』者を神格化し、盲目的に従うように民に洗脳を施すこと。
また、民に疑問を抱かせないために、民に知恵を与えないこと、余計な情報を与えないことを徹底したのだ。
もし、『色の黒い』者に逆らう者があれば、暴力で封じ恐怖で民衆を従わせるようにもした。
こうすることにより、皇帝やその周りに従う『色の黒い』者が多少頭が弱くても楽に統治できるようにしたのだ。
その役割を担ったのが、宗教団体としての『黒の使徒』なのだ。
どうも戦乱の時代はそれで上手く行ったようだ。
民も貴族も戦争に勝つことが最優先で、ほかの事に気を配る余裕が無かったから。
しかし、大陸の統一がなってから少しずつ雲行きが怪しくなってきた。
少しは知恵を持つ貴族や大商人たちが、我々の行動に疑問を感じ苦言を呈すようになったのだ。
戦乱が終って落ち着いて周囲を見回す余裕が出来たからであろう。
そして、ここ一、二年、突然がそれが表面化したのだ。
突然、我々を公然と批判する噂が民衆に流れるようになり、帝国のあちこちで『黒の使徒』からの離反が見られるようになった。
正直、儂の目から見てもやりすぎのきらいはあったのだ、しかし、『色の黒い』者に加減をするとか、融通を利かせるとか、人目を気にするとかいう頭を働かせるのは無理なのだ。
儂の配下に、プッペとリストという『色の黒い』者の中では頭の良い者がいた、なんでもすぐに覚えるし、教えたことに対してそれなりの応用もしてみせる。
この二人ならばと思い、王国に橋頭堡を築くため別々に送り込んだのだが、見事に失敗して見せた。
調べてみると、奴らは王国に行っても帝国と同じように振る舞ったらしい。
法律は無視するわ、役人にあからさまに賄賂は贈るわで、郷に入れば郷に従えという発想はまったくなかったらしい。
『色の黒い』者は何をやっても許される、という考えが骨の髄まで染み込んでおり、それが通じない場所があるとは思いもよらなかったようだ。
その報告を聞いたとき、儂は頭が痛くなった。
**********
あの二人でもそんな体たらくだったのだ。
やり方を変えるとしても一体どうすれば良いのやら、こいつ等に柔軟な対応なんて期待できないではないか。
儂が一人頭を悩ませていると、目の前で皇帝が気になることを呟いた。
「しかし、今思い返しても忌々しいのが、女二人。
なんなのだ、女の分際で公使だと、あいつが余計なことを言うから皇太子派を調子付かせる。」
うん?女で公使?王国には女の外交官がそんなに多いのか?
「おい、皇帝よ。
その女外交官の名前は覚えているか?」
こいつの記憶力では無理だろうと半ば諦めつつ尋ねると、意外なことにまともな答えがあった。
「はい、リタ・シューネフェルトと申しておりました。女男爵だそうです。」
なんだと?そんな馬鹿なことがあるのか?
儂は皇帝に問い返したが、間違いないと言う。
「なんだそれは、儂が見た帝都でばら撒かれたというチラシ、そこにその名前が書かれていたぞ。
ハンデルスハーフェンの事件に立ち会った王国の外交官としてな。
なんで、丁度一ヶ月前にハンデルスハーフェンに居た女が帝都に居るんだ。
王国にはそんなに速い移動手段があるのか。」
儂は、そう言った時、ハッと先日からの苛立ちの訳が理解できた。
そうか、儂に敵対する勢力は、儂の想像を超える移動手段を持っているのかと。
「移動手段でございますか?
そう言えば、以前あの忌々しい皇后の病を治した『色なし』の小娘が乗っていた魔導車がすごい速さで走ると聞いた覚えがございます。
王国にはあんな魔導車が何台もあるのだろうか。
そういえば、『白い聖女』とやらが帝都に来ているという噂がございますが、あの小娘のことではございませんか。」
皇帝に『白い聖女』と呼ばれている『色なし』の小娘を見かけたのかと尋ねたが、皇帝は確認はしていないと言う。
ただ、裁きの場で『黒の使徒』の者が放った魔法を防いだ少女が『白い聖女』なのではないかと噂されているらしい。
「でも、裁きの場に現われた娘、フード付きのローブを着ており、姿かたちが全く分からなかったのでございます。」
皇帝はそう付け加えた。
フードで顔を隠した少女か、この暑いのにフード付きのローブとは怪しい。
如何にも、素性を隠しているという様子ではないか。
『白い聖女』、もう三年前になるか。
皇帝からとんでもない魔法を使う『色なし』が現われたと聞いたとき、儂は何かの間違いだろうと皇帝の知らせを過小評価してしまった。
こいつ、頭は弱いくせに、直感が優れているというべきか、野性の本能というべきか、危険察知に優れているのだ。
あの時、皇帝は自分の立場が危うくなると懸念して儂に相談してきたのに、儂は取り合わなかった。それが間違いだったのだ。
その後、儂は何度、あの娘に煮え湯を飲まされたことか。
こうしてはおれん、大至急噂の真偽を確かめなくては。
そして、『白い聖女』が本当に帝都におるのなら、今度こそ確実に抹殺しなくては。
21
あなたにおすすめの小説
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる