俺の恋人のフリをしてほしいと上司から頼まれたので「それは新手のパワハラですか」と尋ねてみたところ

澤谷弥(さわたに わたる)

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本編

どんどんと罠が深まる(8)*

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「モニカ、ここを開いて。ここも触りたい。君の全てに触れたい」

 カリッドの言うここ。それは、先ほどからぐずぐずと変な感覚になっているから、太ももをくっと閉じて隠していた場所。
 ゆるゆるとモニカが力を抜くと、カリッドがそこに手をかけ、ゆっくりと押し開いた。丈の短い夜着から見え隠れするレースのショーツ。それにも手をかけると「腰をあげて」と囁くカリッド。モニカがその言葉に従ってお尻を浮かせると、ショーツをするりと奪われてしまう。
 カリッドの指がその奥に到達し、ぬるっと指を滑らせた。

「よかった、濡れてる」
 ふっと、カリッドが嬉しそうに笑う。
 モニカはそんな場所に触られていることを現実として受け止めることに時間がかかっているのか、ぼんやりとカリッドを眺めている。カリッドはそのままお腹の上で止まっていた夜着を下からシュルリと脱がせてしまった。これで彼女を守るものを全て奪い去ってしまったことになる。

「モニカ。俺を受け入れて欲しい」
 カリッドは彼女の膝を折ると、秘めたる場所に顔を近づけた。

「あっ……やめ、そんなとこ……舐めないで……」

 カリッドは花びらを一枚一枚丁寧に舐め上げる。モニカはどうしたらいいかわからず、シーツを握りしめることしかできない。足首はしっかりとカリッドに押さえ込まれていて、恥ずかしい場所を隠すこともできない。

「んっ……ふ……」
 今まで誰にも見せたことが無い場所をそうやって舐められてしまうと、身体を仰け反りたくなる。
 花びらを舐めていた舌が、今度は蜜路に押し入ってきた。中から溢れ出てくる蜜を掻きだすかのように、舌を上下に動かす。すると、その唾液と蜜が絡み合った淫猥な粘着音が上がる。

「はっ……は、んん……」

 カリッドは足首を拘束していた片方の手を離すと、その蜜路の上にある花芽の周りを、くるくると親指の腹でなぞってみた。すると、モニカの腰がピクンと跳ねる。

「あ、それ……ダメ……」

 言葉で表現できないような快感が襲い掛かってきて、シーツを握りしめたままモニカは顔を横にふるふると振る。

「……やはり、ここが感じるんだな……」
 カリッドは蜜を掻きだしていたその口から顔を離すと、次はその上にある彼女の一番敏感なところに狙いを定めた。優しく手を添え、舌を這わせて皮を剥くと、つっぷりと顔を出してきた秘芽をつんつんと舌でつつく。
 ぞくぞくぞくと今までよりも強烈な快感がモニカのお腹の下から駆け上がってきた。むずむずとしてお尻を動かしたくなって、つい逃げようとしてしまう。だが、それに気付いたカリッドにすぐに押さえつけられた。

「逃げるなよ」
 と言う不気味な声が下から聞こえてきた。カリッドは指でぐりぐりとその花芽を刺激する。

「あっ……。あ、あぁあ……」

 モニカの腰が跳ねた。彼女の頭の中は突然真っ白に染められた。今まで感じたことの無いほどの快感が、沸騰していた血液を蒸発させるかの如く、ざわわと瞬間的に全身へ駆け巡っていく。モニカは握りしめていたシーツもゆるゆると解放し、脱力して両膝もパタンと両脇に倒してしまう。
 その様子をカリッドは満足そうに見下ろしていた。

「はぁ、はぁ……」
 モニカは大きく胸を上下させていた。唐突に訪れた絶頂。書物で読んで知ってはいたが、自らがそれを体験するのは初めてのことだった。

「モニカ」
 カリッドに名前を呼ばれたかと思うと、その下にくちゅっと指を一本押し込まれた。まさか、そんなことをされると思っていなかったモニカは、全身を羞恥心で包まれる。浅いところを掻きまわしていたその指はぐぐっと奥まで入り込んできた。さらにそれを二本に増やされ、中を広げるかのように動かされる。その蜜口から蜜が次々と溢れ、その蜜をすくいとって、カリッドは花芽にもなすりつける。
 モニカの中は淫らにひくりひくりと攣るように動いていた。

「ん……。あ、んふ……」
 このように気持ちの良い行為をモニカは知らなかった。そして下腹部に熱が溜まってきた。また、先ほどの感覚が迫ってくる。

「いやっ……ん……」

 その瞬間、カリッドに唇を奪われた。
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