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【第三部】堅物騎士団長に溺愛されている変装令嬢は今日もその役を演じます
5.見学に来ました
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「エレンさん」
昼休憩中にドロシーと学食にいたら、一人の男子生徒に声をかけられた。誰、とドロシーに目で訴えると。
「同じクラスのクリスだよ」
と教えてくれた。
「はい。エレンさんとは同じクラスのクリスです。少しお話したいことがあるので、ご一緒してもよろしいでしょうか」
「どうぞどうぞ」
ドロシーが椅子をすすめている。エレオノーラは周囲にジルベルトはいないよな、とついつい確認してしまった。第一騎士団からも実技でこちらに来ていると聞いてから、少し敏感になってしまったようだ。しかも彼のことだから、絶対に事前告知とかするわけがない。
「それで、クリス。何かあったの?」
「そうか。ドロシーはエレンさんと仲が良いのか」
「そうね。新聞部の方でもいろいろお願いしているし」
「あれ? もしかして、エレンさんは新聞部に入ってしまった?」
ぶんぶん、とエレオノーラは首を横に振る。
「エレンちゃんに取材をお願いしただけよ」
ドロシーは笑った。
「そうか。だったら安心した」
クリスも笑顔を浮かべた。
「実は。演劇部に入部していただけないか、というお誘いです。僕は演劇部の部長をやっています。先ほどの授業で、エレンさんの朗読を聞いたら、是非、我が演劇部に欲しいという逸材でした」
「え。演劇部ですか?」
デザートをスプーンで運ぼうとしていたエレオノーラは、思わずそれを止めてしまった。
演劇部。それははるか昔の記憶。某歌劇団を目指していたこともあった女子高生のときの記憶。昔の血がたぎる。
「はい。あのクラスには僕の他にも演劇部がいるのですが、えっと、キャシーという子です。その子もぜひエレンさんに演劇部に入って欲しいと言ってました」
「エレンちゃん、楽しそうじゃない? キャシーもいるし」
キャシーとは確か、初日に声をかけてくれた女の子のうちの一人。
「えっと」
の後の言葉が続かない。
「エレンちゃん。何も今すぐ返事をしなくてもいいんだよ。まずは見学してみたら?」
「そうだね。エレンさん。ぜひとも我が演劇部を見学してもらいたい」
という誘いを断れるわけもなく、今日の授業終了後は演劇部の見学が決まった。
授業が終わると、それと同時にキャシーに声をかけられた。
「エレンさん。今日は演劇部の見学に来てくれるのよね? クリスから聞いたわ」
早い。情報の流れが早すぎる。ドロシーは「いってらっしゃい」と手を振っている。
「あ、はい。よろしくお願いします」
「こちらの方こそ、よろしくね」
エレオノーラはキャシーと一緒に活動棟の演劇部の部室へと向かった。部室は二つにわかれているようで、一つは物置で一つがセリフ合わせなどに使う部屋だった。あとは、講堂を借りて全体練習をしているらしい。
「バーデールからの留学生のエレンさんです」
部員が集まったころ、キャシーがエレオノーラのことを紹介してくれた。
「今日は、演劇部に見学にきてくれました」
おおーと拍手が起こる。
「キャシー。彼女、留学生なんでしょ? こっちの言葉は大丈夫なの?」
一人の女子生徒が声をあげた。もっともなご指摘である。
「ええ、エレンさんはこちらの言葉もペラペラよ。むしろ、バーデール語で話したことを聞いたことがないわね」
ドキッと。痛いところを付かれましたよ。むしろ、初日はバーデール語で自己紹介した方がよかったのだろうか。
「そう?」
納得したのかしていないのか、その女子生徒はジロリとエレオノーラを睨んでいた。こういった視線はなんとなくわかる。好意的ではない、ということだ。
「だったら、少しセリフ読みをしてもらってもいいかしら」
好意的ではない女子生徒、名をジェイミと言う、がやはり好意的ではない口調で言ってきた。あとからキャシーに聞いたところによると、彼女も同じ二学年の生徒らしい。
「あの。今日は見学に来ましたので」
エレオノーラが言うと、ジェイミは再びジロリと睨む。
「見学に来たってことは、入部するかどうか迷っているってことでしょ? 私たちがあなたのセリフ読みを聞いてあげるから。それでダメだったら、入部をあきらめて」
「ジェイミ」
声を荒げたのはクリス。どうやら彼は演劇部の部長のようであった。
「君。その好戦的な性格は、改めた方がいいと思うよ」
「何よ、私はこの演劇部のことを思って言っているのよ。留学生で、ましてど素人なんてなったら、練習の足を引っ張るのが目に見えているわ」
ごめんなさい、ど素人ではありません。多分。
「えっと、ジェイミさん?」
「なんで、疑問形なのよ。そうよ、私の名前はジェイミよ」
「あ、はい。ジェイミさん。私がセリフ読みをすることで、ジェイミさんが納得するのであれば、喜んでそれをいたしますが」
「そう。だったらやってちょうだい。クリス、台本。次の卒業公演のやつ」
「はいはい。うちのお姫様は、本当に我儘だな」
クリスはクスッと笑った。つまり、これはいつものことなのだろう。
「はい、エレンさん。それでジェイミ。エレンさんにはどの役をやってもらうの?」
「そうね、私の相手役」
「てことは、男役じゃないか」
クリスは驚いて声をあげた。
「ええ、かまいませんよ」
エレオノーラはニッコリと微笑んだ。そう、仮面をつけるのは得意。久しぶりの仮面にゾクゾクしてしまう。
そもそもこの潜入、大した仮面をつけていないことに気付いてしまった。もう、ほとんど素じゃないか、と。
「では、さっさと始めましょう」
そう言ったことを、ジェイミは後悔することになる――。
ことはなかった。
「素晴らしいわ、エレンさん」
あのジェイミが大絶賛。
「あなた、演劇をやっていたのね」
「あ、はい。向こうで少々」
「だったら、是非とも演劇部に入部してちょうだい。クリスもキャシーもそう思うでしょ?」
「エレンさんの授業の朗読が素晴らしいとは思っていたけど、まさか、ここまでとは思わなかったなあ」
クリスは腕を組み、感心していた。
「私、いいこと考えてしまったわ」
ジェイミが不敵な笑みを浮かべている。
「だいたい、ジェイミのいいことはいいことではないような気がするんだけど」
「いいから、クリスは黙ってて。卒業公演まではあと二月弱あるわよね。それの配役を男女逆転でやりましょう」
「ジェイミ、それ。面白そうね。どうする? クリス」
キャシーまで乗り気だ。
「うーん。まあ、配役を決めたところだけど、やっぱりみんなの意見も聞かないと」
そこでクリスは部員全員の顔を見まわした。「反対する者がいるなら、遠慮なく意見を言って欲しい」
そこでまたゆっくりと部員全員の顔を見まわす。
「あのー」
と恐る恐る一つの手が上がった。
昼休憩中にドロシーと学食にいたら、一人の男子生徒に声をかけられた。誰、とドロシーに目で訴えると。
「同じクラスのクリスだよ」
と教えてくれた。
「はい。エレンさんとは同じクラスのクリスです。少しお話したいことがあるので、ご一緒してもよろしいでしょうか」
「どうぞどうぞ」
ドロシーが椅子をすすめている。エレオノーラは周囲にジルベルトはいないよな、とついつい確認してしまった。第一騎士団からも実技でこちらに来ていると聞いてから、少し敏感になってしまったようだ。しかも彼のことだから、絶対に事前告知とかするわけがない。
「それで、クリス。何かあったの?」
「そうか。ドロシーはエレンさんと仲が良いのか」
「そうね。新聞部の方でもいろいろお願いしているし」
「あれ? もしかして、エレンさんは新聞部に入ってしまった?」
ぶんぶん、とエレオノーラは首を横に振る。
「エレンちゃんに取材をお願いしただけよ」
ドロシーは笑った。
「そうか。だったら安心した」
クリスも笑顔を浮かべた。
「実は。演劇部に入部していただけないか、というお誘いです。僕は演劇部の部長をやっています。先ほどの授業で、エレンさんの朗読を聞いたら、是非、我が演劇部に欲しいという逸材でした」
「え。演劇部ですか?」
デザートをスプーンで運ぼうとしていたエレオノーラは、思わずそれを止めてしまった。
演劇部。それははるか昔の記憶。某歌劇団を目指していたこともあった女子高生のときの記憶。昔の血がたぎる。
「はい。あのクラスには僕の他にも演劇部がいるのですが、えっと、キャシーという子です。その子もぜひエレンさんに演劇部に入って欲しいと言ってました」
「エレンちゃん、楽しそうじゃない? キャシーもいるし」
キャシーとは確か、初日に声をかけてくれた女の子のうちの一人。
「えっと」
の後の言葉が続かない。
「エレンちゃん。何も今すぐ返事をしなくてもいいんだよ。まずは見学してみたら?」
「そうだね。エレンさん。ぜひとも我が演劇部を見学してもらいたい」
という誘いを断れるわけもなく、今日の授業終了後は演劇部の見学が決まった。
授業が終わると、それと同時にキャシーに声をかけられた。
「エレンさん。今日は演劇部の見学に来てくれるのよね? クリスから聞いたわ」
早い。情報の流れが早すぎる。ドロシーは「いってらっしゃい」と手を振っている。
「あ、はい。よろしくお願いします」
「こちらの方こそ、よろしくね」
エレオノーラはキャシーと一緒に活動棟の演劇部の部室へと向かった。部室は二つにわかれているようで、一つは物置で一つがセリフ合わせなどに使う部屋だった。あとは、講堂を借りて全体練習をしているらしい。
「バーデールからの留学生のエレンさんです」
部員が集まったころ、キャシーがエレオノーラのことを紹介してくれた。
「今日は、演劇部に見学にきてくれました」
おおーと拍手が起こる。
「キャシー。彼女、留学生なんでしょ? こっちの言葉は大丈夫なの?」
一人の女子生徒が声をあげた。もっともなご指摘である。
「ええ、エレンさんはこちらの言葉もペラペラよ。むしろ、バーデール語で話したことを聞いたことがないわね」
ドキッと。痛いところを付かれましたよ。むしろ、初日はバーデール語で自己紹介した方がよかったのだろうか。
「そう?」
納得したのかしていないのか、その女子生徒はジロリとエレオノーラを睨んでいた。こういった視線はなんとなくわかる。好意的ではない、ということだ。
「だったら、少しセリフ読みをしてもらってもいいかしら」
好意的ではない女子生徒、名をジェイミと言う、がやはり好意的ではない口調で言ってきた。あとからキャシーに聞いたところによると、彼女も同じ二学年の生徒らしい。
「あの。今日は見学に来ましたので」
エレオノーラが言うと、ジェイミは再びジロリと睨む。
「見学に来たってことは、入部するかどうか迷っているってことでしょ? 私たちがあなたのセリフ読みを聞いてあげるから。それでダメだったら、入部をあきらめて」
「ジェイミ」
声を荒げたのはクリス。どうやら彼は演劇部の部長のようであった。
「君。その好戦的な性格は、改めた方がいいと思うよ」
「何よ、私はこの演劇部のことを思って言っているのよ。留学生で、ましてど素人なんてなったら、練習の足を引っ張るのが目に見えているわ」
ごめんなさい、ど素人ではありません。多分。
「えっと、ジェイミさん?」
「なんで、疑問形なのよ。そうよ、私の名前はジェイミよ」
「あ、はい。ジェイミさん。私がセリフ読みをすることで、ジェイミさんが納得するのであれば、喜んでそれをいたしますが」
「そう。だったらやってちょうだい。クリス、台本。次の卒業公演のやつ」
「はいはい。うちのお姫様は、本当に我儘だな」
クリスはクスッと笑った。つまり、これはいつものことなのだろう。
「はい、エレンさん。それでジェイミ。エレンさんにはどの役をやってもらうの?」
「そうね、私の相手役」
「てことは、男役じゃないか」
クリスは驚いて声をあげた。
「ええ、かまいませんよ」
エレオノーラはニッコリと微笑んだ。そう、仮面をつけるのは得意。久しぶりの仮面にゾクゾクしてしまう。
そもそもこの潜入、大した仮面をつけていないことに気付いてしまった。もう、ほとんど素じゃないか、と。
「では、さっさと始めましょう」
そう言ったことを、ジェイミは後悔することになる――。
ことはなかった。
「素晴らしいわ、エレンさん」
あのジェイミが大絶賛。
「あなた、演劇をやっていたのね」
「あ、はい。向こうで少々」
「だったら、是非とも演劇部に入部してちょうだい。クリスもキャシーもそう思うでしょ?」
「エレンさんの授業の朗読が素晴らしいとは思っていたけど、まさか、ここまでとは思わなかったなあ」
クリスは腕を組み、感心していた。
「私、いいこと考えてしまったわ」
ジェイミが不敵な笑みを浮かべている。
「だいたい、ジェイミのいいことはいいことではないような気がするんだけど」
「いいから、クリスは黙ってて。卒業公演まではあと二月弱あるわよね。それの配役を男女逆転でやりましょう」
「ジェイミ、それ。面白そうね。どうする? クリス」
キャシーまで乗り気だ。
「うーん。まあ、配役を決めたところだけど、やっぱりみんなの意見も聞かないと」
そこでクリスは部員全員の顔を見まわした。「反対する者がいるなら、遠慮なく意見を言って欲しい」
そこでまたゆっくりと部員全員の顔を見まわす。
「あのー」
と恐る恐る一つの手が上がった。
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