最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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240話 - 生まれ変わったら

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「ワンッ!」

『おー!ヨシヨシ。あはははッ!お前、慣れちゃうとただのおっきな懐っこい犬だなぁ』

 この1週間。
 僕等はずっと100階層のボスフロアで暮らしていた。
 家まで建てて……

「の、のぉクロム……」

『おばあちゃん、皆まで言わなくてもわかってるよ……』

 1週間前、フェンリルとの対決が終わり、寄生の承認を貰った。

 このフェンリルはとても頭がいい。
 ハチほどはっきりとはしないけれど僕の言葉をしっかり読み取ってるみたいなんだ。
 僕もこの子が僕と意思伝達を望んだのかこの子の言葉がうっすら理解できるようになった。

 だから、その後せっかくだし戦闘で気になった事を色々寄生前に話してたんだ。

『神聖魔法は使わなかったね?なんで?』

「ワフッ?」

『ふむ、なるほど?回復に使うんだ?僕との戦闘でダメージ受けなかったから使う必要なかったってことかな?』

「ワンッ!」

『もうちょっと魔法上手く使えたらもっと強くなれると思うんだけどなぁ。体貰うんだけど……、せっかくだし少し訓練してあげようか?僕と戦う為にとかじゃなくていいしね。遊びでいいよ?』

「ワン!」

『おお!僕と戦う為じゃなかったらやりたいんだ!よし!任せてッ!』

 それが終わったらせっかくだし他のみんなとも手合わせしてくれることになってさ?

 結論から言うとクラムは勝った。
 クラムが張る結界より高スピードでフェンリルの攻撃が届かないみたい。
 ただ、クラムでも結界無しだと結構厳しい戦いになる。

 エステルとクラマはまだ勝てない。
 エステルは純粋に全体的な能力が追い付いていない。
 精霊の攻撃やエステルの双剣術がなかなか当たらないんだよね。

 クラマはスピードで上回られてしまって得意の急所攻撃が届かない感じだ。

「……くっ。速い。ついて行けない……」

「ク~ン」トプッ……

「……闇に沈む魔法?教えてくれるの?」

「ワンッ!」

 更にクラマの技との親和性が高いみたいで魔法を教えてくれた。
 さらに戦いが苦手なおばあちゃんでも遊び感覚で訓練してくれるからとても助かったんだよね……。

『あ、いつの間にか夜遅くなっちゃったか……。まぁ明日でもいいや。みんな~!今日はここに家作って泊まろ~?……お前も家来る?』

「ワンワンッ!」

 そんなことしてたら良い時間になったからその夜は寄生せずに寝て……。

『とってきて~』(ビューンっ)

「ワンワンッ!」

 せっかくだし最後に遊んであげようと思ってボール遊びして……。

「……お前も食べる?」

「キャンキャン♪」

 せっかくだしクラマに焼いてもらったお肉あげて……。

「お体を洗ってブラッシングしてあげますね、ふふ♪」

「ク~ン!」

 せっかくだし綺麗にしてあげようとお風呂に入れてあげて……とか。
 そんなこんなしているうちになんだかんだ1週間経ってしまいました。
 その結果。

『よしよし~!かわいいね~?』

「ふふ♪賢くていい子です♪」

「また肉……食べる?」

「ワンワンッ」

 ラスボスのフェンリルは僕等家族にすっかり懐いてしまった……。

「ク~ン」ペロペロ……

「おお、お主はかわいいのぉ。はぁ……。」

『無理ッ!僕この子に寄生したくないっ!!ふぇぇぇえぇ……』

 疑似生命体の精度高すぎるよ……。
 こんなのあんまりだ……。

「我もさすがにこやつに寄生しろとは言えんのじゃ……」

『んーん。しなくていい。他の狼にする』

 もうこの子に寄生するのやめた。
 かわいいもん。

 このフェンリルは僕に体あげるっていってるけどさ……
 もう、すごく愛着沸いちゃったもん。

 僕の寄生ルールは

 ・敵対してくる者
 ・寄生を承認してくれた者

 このどちらかだったんだけどさ。
 感情的に嫌、だってもちろんあるよ……

 他の襲ってくる狼に寄生するからいいんだぁ。
 下にいくらでもいたしね。

『それは全然いいんだよ……。ただ……』

「あの扉か……」



 フェンリルくんと僕との対決が終わってから一応ゲートの確認に行ったんだ。
 100階層のダンジョンの奥にはいつもの転移ゲート。
 これがまず開いていない。

 まぁ倒してないから当たり前なんだけどね。
 精神面での決着とかじゃダメみたいだった。

 で、その裏にさらに奥に続く通路があって、ダンジョンに似合わない真っ白な扉があったんだ。
 この世界感だとかなりオーバーテクノロジーの扉……。

 地球でもあんな扉無いだろうと思う。
 強いて言えば取っ手の無い金庫みたいだった。
 凄い重厚感のある扉だったんだ。

 自動ドアになっているんだろうとは思う。
 でもどう開ければいいのかがわからない……。
 間違いなく、ソフィア様が言っていた管理者エリアだろうな……。

 押したり引いたりしても扉は全く開かなかった。
 力づくでは無理そうだった……。

『ショットッ』(シュンッ)

「魔法も効かないですね……」

「休息所と同じ仕組みかのぉ……」

 とりあえずいつもお試しに使う魔力放出しただけのショットを打ってみた。
 もちろん完全に魔力が遮断されていた……。

 さぁ、ここで思い出して欲しい。
 以前、ダンジョンの管理人の話をした時のソフィア様の話を……

≪ダンジョン100階層の奥に管理者エリアがあるの。階層主を倒せば開くはずよ≫

 階層主を倒せば開くはずよ……

 ”倒せば”開くはずよ……



 …………。



『そふぃあさまああああああああああ!!』

≪はぁ……。何よ……。頭が痛いわ……≫

『あんまりだっ!僕にこんなにかわいい子を倒せって言うの!?ソフィア様は悪魔かッ!』

「ク~ン……」

≪倒せなんて言ってないわよッ!まさか君達が疑似生命体と仲良くなるなんて思ってないわっ!そんなことを先読みしてダンジョンの管理を任せるなんて言ってるわけないでしょッ!疑似生命体と仲良くなんて、どう考えても普通システム上そんなことありえないのよッ!≫

『たおしちゃうのやだ~ッ!ソフィア~!!』

 エステルとクラマとおばあちゃんも悲しい顔してる……。
 だって、1週間一緒に過ごしてきたんだもん……

≪わ、私に言われてもっ!君達は一体どれだけの例外を持ってくるのよっ!むしろ私の作ったシステムがぐちゃぐちゃだわッ!≫

『うぅ……。だって僕、そもそもゲームのキャラとかロボットの犬にでも愛着沸く人なのっ!こんなかわいいフェンリルに愛着沸かないなんて無理だよッ!っていうか僕にとって疑似生命体になんて見えないよっ!てか疑似生命体とかどうでもいいっ!僕はこの子が大切なの!』

≪そんなの見てればわかるわよ……。それに、見えないのは当たり前だもの……。ダンジョン内にいる体が定着していない魔素生命体と言う以外に外の生命と体の仕組みに変わりはないわ≫

 どうしよう……。
 ダンジョンの管理人になるって目標は確かにあった。

 でもそのアクセス権を貰う為にはこのフェンリルくんを倒さないとダメなんだ……
 絶対嫌だよ……

≪いいわよ……。ダンジョンの管理なんてしなくても。というか、前にも言ったけどそもそも君が生きていく時間は特に問題ないんだから。ダンジョンの管理はあくまで私からのただの提案なの。指令じゃないのよ。君達に嫌な思いをさせてまで無理強いすることではない。君は君の人生を大切にするのが1番よ≫

 分かってくれた……。よかった……。
 僕の努力で何とか出来るなら精一杯やる。

 でもこの子を倒してまでやりたくはないんだよ。
 世界には申し訳ないけれど僕は世界の運命より自分の好きな命を大切にしたいんだ……

『ごめんソフィア様……。その代わり出来るだけダンジョンに潜って手作業でエネルギー稼ぐよ……』

≪というより、その扉は私が開けられるわ?ポチっとな。はい。開けた≫

『は!?じゃあなんでそんな前振りするの!?それならダンジョンの管理やるよ!?』

≪だからダンジョンの管理は君達の人生にとって重要なことではないって伝えたかったのよ。君は重要に受け止めすぎ。優先順位は君自身のことが1番なの。謝る必要なんてないわ≫

 ……とはいってもなぁ。
 ダンジョンの管理も星や生命の為に大事って聞いたし重要でしょ……。

 というより、それはぶっちゃけ二の次。
 お世話になってるソフィア様の力になりたいだけだけど。

 まぁいいや。
 管理人出来るならちゃんとやるよ。
 出来そうで良かった。

≪問題はそこじゃないのよ……≫

『問題?』

 え、なにが?
 これでフェンリルくんも生きて行けるしダンジョンの管理も出来るし万歳じゃないの?
 このダンジョンや階層主エリアからはこの子は出られないかもしれないけれど……。

 それは僕が管理しだしてから何とかできないのかなぁ……。
 とりあえずしばらくはたまにここに来て遊んであげれば……

≪君達はずっとそこにいるつもりなのかしら?≫

『ん?いや、体探しに出るけど……。どういうこと?』

「ク~ン……」

 ん……?フェンリルくん、どうしたの?

≪君達がダンジョンから出ると、その子は消えてしまうわ……。いえ、詳しく言えばその子は90階層より前に戻ると消えてしまうわね……≫

『「『「「え……」」』」』

 ・
 ・
 ・

 ソフィア様が言うには……
 他の階層の雑魚魔物はお互い倒し合う為に一度出すと出しっぱなしになっているらしい。

 ただ、階層主はシステムが違う。
 基本1匹でずっと階層主エリアに居るだけ。

 だからボス階層近くに来た時に……
 細かく言うと前の階層主が倒され、それより先の階層に人が存在する時に次のボスはリポップしているそうだ。

 で、またその階層から人が居なくなると消えてしまう。
 そもそも最初は階層主なんていなかったらしい。
 ダンジョンのエネルギー自動回収システムに階層主は全く関係していないそうだ……。

 単純に、ダンジョンに人が集まることになってそれを盛り上げる為に、人の為に作った疑似生命体。
 だから人が居なくなると消える仕組みと言う事だった……。

 そういえば70階層のグリフォンに至っては目の前で階層主が作られていた。
 あれに関しては実験で行ったらしい。
 ただ、特にエネルギー効率が変わらなかったので他の階層はそこまでする必要は無かったようだ。



 え、ちょっと待って……。
 階層主が倒された後、先の階層にって?
 90階層より下でこの子は出現していたって言った……?

『ね、ねぇ、ソフィア様。じゃあこの子がこんなに僕らに懐く程に知性が高いのって……』

 僕等は他の階層主も見てきた。
 ステータス上の知能の数値はあるけれど、これは知識には関係ないんだ。
 以前、ソフィア様が知能の数値が高くても知らないことは知らないって言ってた。

 今までのボスは皆殆ど本能で動いている程度のものだったんだ。
 自動プログラムといっても差し支えないほどに。

 強いて言えば溶岩竜が少し知能が高そうに見えたけれど戦闘が好き、程度のものだった。
 この子だけこんなに知性や知識が高いのってひょっとして……

≪……ええ。気付いたのね。その子は君達がダンジョン内で特訓している時からずっとそこに存在したの。90階層主のエリアで家を建てて暮らしているときからずっと。もう4か月近いかしら。君達は1度も一斉にダンジョン外に行かなかったんだもの……。元ある知能の高さと相まみえて少し心を自動学習してしまっているのよ。君達の文明にあるAIでも自動学習くらいするわ。それと同じ。本来戦闘の為のAIなんですけどね……≫

『じゃあ、この子は僕のせいでこれほどの知性を……』

≪僕のせい、ではないわ。素敵な事よ。それに、この1週間、君達が遊んでくれてフェンリルはとても楽しかったんじゃないかしら。出会った時より遥かに知識が深まっているもの。過去これほどに知識を蓄えた疑似生命体なんていなかったわよ≫

「ワフ~」ペロペロ

『…………』

≪以前、君に寄生先は教えられないって言った。ただ、もう目の前に居るからその子の特性なら話せるわ。君の鑑定にも出てくるでしょうしね。その子のベースになってるフェンリルって魔物はね?とても過酷な環境で産まれ、厳しい生存競争の中で家族にずっとずっと守られて過ごす。成長してからは逆にずっと家族を守って……。そんな環境下でずっと生き残ったとてもとても強い魔物の個体が進化の末に至るものなの。要するに、フェンリルは家族愛の結晶なのよ。世界中で数百年に1度も誕生しない魔物なの。まぁ、君が来るずっと昔から100階層の階層主の設定はフェンリル。今回初めて出たんですけどね。だから単なる偶然なんだけど……≫

 そう、なんだ……。
 家族愛の結晶……。

≪だからその子を寄生先に選んでくれればいいな、とは私は個人的に思っていた。でもまさか、その子自体と仲良くなってしまうなんて思わなかったわ。……だからね?その子は疑似生命体ですけれど、クロム君達のおかげでとっても幸せだったと思うわよ。きっと家族が出来た気持ちだったんだと思うわ……≫

 家族……

「ク~ン」ペロペロ

『……嫌だッ!』

 今、幸せだったからこのまま僕に寄生して欲しいっていった?
 消えるより嬉しいからって!?
 僕の体になりたいって!?
 そんなこと納得できるわけないよっ!

『ねぇ!僕が稼いだエネルギー全部持って行っていいから!この子を外の生命体と同じ作りにしてあげてよッ!またいくらでも稼ぐからさ!?お願いだよソフィア様……』

≪ごめんねクロム君……。出来ないのよ……。既に生まれてしまった疑似生命体の仕組みを変えるなんてこと私達にも不可能なの……≫

『じゃあせめて消えないようにしてあげられない!?』

≪次から産まれる階層主を永続型にすることは設定で可能なの。それはアクセス権を取ればクロム君にでも操作できるわ。でも、その子はもう、消える構成の元産まれてしまっている。変えられないのよ……≫

『次じゃ意味ないよっ!僕にとってこの子が大切なのっ!』

≪わかってるわよっ!……だから言わなかったんじゃないの。その子に関してはどうにもならないんだもの……。どうにかなるなら私から教えてあげるわよ……≫

 分かってるんだ……。
 ソフィア様は何とかできるなら教えてくれる……
 ソフィア様に言っても仕方ないんだ……。

 僕が……僕が悪いんだ……
 ダンジョンの中でずっと訓練していたから……

 対決の時だってそうだ。
 どんどん明確に意思が伝わってくるようになってたのを感じていたんだ。

 きっと僕がかなりゆっくり訓練したせいだ。
 そこでのコミュニケーションで色々知識が増えてしまった。
 この子を悲しい気持ちにさせているのは僕のせいだ……。

『ごめん、ソフィア様。ソフィア様のせいじゃないのに……。僕がわるいんだ……』

≪クロムくんが悪いんじゃないの!それを言うならこの可能性を考えなかった私の構成ミスよ……。それに私だって何とかしてあげたいわ……≫

 ………

≪はなしてくれてうれしかった……。あそんでくれて、うれしかった。おにくも、おふろもうれしかった≫

 この声は……

『お前か?フェンリル?』

≪みんなと、いっしょ、うれしかった。ぜんぶ、うれしかった≫

『……うん。僕も、楽しかった。お前と過ごせて嬉しかったよ……』

≪うまれかわったら……ぼくも、かぞくに……、パパ……≫

『当たり前だろっ!生まれ変わらなくても今でも僕の息子だっ!!』

≪みんなも、いっしょ……≫

「もちろんです……グス。ずっと家族、ですよ……うぅ……」

「当然じゃ。我はおばあちゃんじゃ。ずっと待っておるぞ」

「……うん。ぼくのおとうと。次会う時には、お前より絶対強くなってるから」

『クラムはねぇねだよ~?ずっといっしょにいよ~ね?パパ~っ!』

『……グス。なに、クラム……』

『おなまえつけてあげて!!』

 名前……。
 付けなかったんだよ。
 絶対寄生できなくなるってわかりきってたから。

 実はもう何度も考えてたんだ……。

『……アインス。お前、氷狼だろ?アイスと響きが似てるじゃん。だからこれがお前の名前だ。愛称はアン。……どっちも”1”って意味なんだ!次はちゃんと1つの生命体として生まれ変われるように!僕の家族にもう1度迎え入れられるように!ほら、愛称まで付けてやったぞ!絶対生まれ変われる!絶対だからッ!僕だって転生できたんだっ!なっ!?』

≪あいんす……。あん……。なまえ、うれしい≫

『うちにはハチって狼もいるんだぞ?村には美味しい物もたくさんあるんだっ!だから、僕達の村で……ずっと、アンが戻ってくるのを待ってる、から……』

≪うん、いく、おぼえてる。……パパ?≫

『……グスッ……な゛に゛ぃ?……ひっく』

≪からだ、あげる。いまがいい。いまが1ばんしあわせ……≫

『わがっだあああああああ!!!』

「……またの、アン?ずっと待っておるのじゃ。我は長寿じゃからの」

「……次はもっと美味しい肉焼く。待ってる、アン」

『またねぇ~!ねぇねがアンのおよーふくいっぱいつくってあげるからねー!ふえぇぇぇん』

「……ひっく、……次は、きっとママってよんでくださいね、アンくん……グス……」

『ずっと、待ってるから……。今のアンの体も……大切に、使わせてもらうからね……』

≪うん。ありがと……。みんな、また、……ぼくと……かぞくに、なって………≫

『ずっとアンは僕の家族だッ!”寄生”っ!』



 ・
 ・
 ・



≪私だって助けてあげたかったのよおお!!ふえええぇぇえん≫

≪あらあら、ソフィア……大丈夫~?≫

≪全然大丈夫じゃないッ!見てなさいよッ!!≫ (ガタンッ!)

≪そんなに急いでどこにいくのかしら~?≫

≪M1625文明管理局ッ!デメテルっ!ここしばらく任せたわよっ!ヒュプノスを起こしてっ!D627516817-F100-1の疑似魂を分解前に回収っ!アテナは着いてきてッ!≫

≪あ!?なにすんだよ?≫

 擬似魂を元に魂の再構築なんて過去に類を見ないハズ……
 過去に例がないなら法なんてないっ!

 穴を見つけてやるんだから……。
 絶対に生命体に転生させてやるんだからっ!

≪クロムくんッ!必要なエネルギーはあなたが負担しなさいよっ!!≫

 私だって、皆の事を大切な我が子だと思ってるんですからね……
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