最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

文字の大きさ
94 / 270

92話 - 責任

しおりを挟む
 あ~ねむ。

 別に睡眠必要ないんだけど……
 余計なことに体力つかったからすごい眠い気がする……

 あれからキャンプ地に帰ってエステルとクラムにちみっと内容伝えた後、いい時間だったので片付けして門のそばでみんなが出てくるのを待っている。

「はぁ~あ。眠いですねぇ……」

『クラムも~…』

 クラムはだいたい寝てるじゃんか……。

 すると、割とすぐ護衛メンバ―と商人さんが門から出てきた。

「おっす~!エステルちゃん野宿したらしーな?」
 朝から元気だなアランさんは……

「朝ギルド職員から言伝をもらって驚きましたよ。街は合いませんでしたか?」

「えぇ。少し厄介ごとに巻き込まれまして……」

 みんなにもやんわり昨日の事を伝えた。
 夜中襲われたとか言ってないよ?
 奴隷商の前で起きた話だけね。

「それは……災難だったな……」とノルドさん。

「エステルちゃんかわいいからねぇ……」とサラさん。

「碌な事をしないですねあの子爵は……。ただ一部界隈ではスライムは大変人気がありますから少し気を付けられた方がいいかもしれませんね。それはそれとして……申し訳ない事をしました。あの街によって先に買い手がついている素材を渡してこないといけなかったものですから……」と商人さん。

 あぁ。やっぱり。スライムって愛玩動物みたいな感じなんだな。

 自分で言うのもなんだけどかわいいもん。
 よくスライム倒して初期のレベル上げするゲームあるけど……
 実際見てみるとこいつ倒そうと絶対思わないな……無害極めてるよ。

 地球にいたら愛玩動物ランキングナンバーワンだと思う。
 何でも食べるし大人しいし排泄しないし……可愛い上に手間0なんだよね。
 小学生でも飼えると思うよ?

 ってしょうもないこと考えてたらアランさんが……

「あぁ、そういやエステルちゃんとは関係ねぇ話だが、昨日領主の邸宅でボヤ騒ぎがあったらしいぞ?貴族街中が早朝から大騒ぎになってたらしいわ。すごい音がしてなんか爆発したらしいぞ。周辺の住民も飛び起きたらしいな。」

「そうだったんですか。大変ですねぇ」

 じとー……
 エステルからの冷たい目線が……

『なによ……』

『クロムさんですよね?聞いてませんよ?』

『いや!僕じゃないし!……とか言ってもね。そうです。あれからロズウェル……裏稼業のやつつけて子爵宅行ったんだけどエステルから手を引けって言ってるのに反省してなかったんだよね。だからちょっとだけ脅そうと屋敷爆破しといた……』

『ちょっとだけで貴族街中騒ぎになりますかねぇ……』

『ほんとにちょっとだけだもん……でも人には被害だしてないよ!』

 ほんとだもん……あの魔法のポテンシャル考えると本当にちょっとだもん………
 手加減しなかったらこの街消えてなくなるもん……

『あたらしいまほう~?クラムもできる~?』

『あの魔法はかな~り難しいこと覚えないと使えないかもな~ぁ?』

『そっか~。おべんきょしたらおしえてね~?』

『おべんきょ頑張らないとなぁ~?あはははははは』

 クラムさんに教えるとぜーったいマズい系統だ。
 全力でごまかそう……

『あとあいつ他にもいろいろやってるらしいしな。これで少し引きこもってくれればいいと思ったんだよ。ただ……あぁいうやつは懲りないだろうけどな。ひとまず僕らには手は出してこないと思うぞ』

 たぶんね……

『クロムさんがいいと思ったなら私はそれでいいです。でもクロムさんが危ないことはしないでくださいね?心配ですから……』

『わかった。肝に銘じておくよ。ありがとう』

 ノワールって名前の件は伏せておこう。
 行動全部秘密で動く!とか後ろめたいことするつもりはないけどね。
 自分の身内に後ろめたい事して生きていきたくないし。

 ただ関係性は全くないように名前を走らせるほうがいいと思う。
 知ってるとボロ出ちゃうだろうし、ただそれだけの為ね。

「さて、では出発しましょうか。とても順調なのであと2日もかからないと思います。このペースなら明日の昼過ぎには王都に到着するでしょうかね?エステルさんには申し訳ないことをしましたし、少し素材を渡して荷馬車が空いたので隙間でよければ仮眠を取りますか?他の皆さんもよろしいです?」

「おう、護衛は俺らで充分だ。少しの間寝てるといいぞ」

「うん、なにかあれば起こすからね?気にしないで」

「守りは任せとけよ!スライムも休め。ってかスライムって寝るのか?」

「あははは。ではお言葉に甘えて、少しだけ仮眠を取らせていただきます」

 お言葉に甘えて2、3時間眠らせてもらおう……
 はぁ……すごいいいメンバーだし……勉強にもなったし。
 本当にあの領主さえ居なかったらすごい平和な旅路だったのになぁ……。

 ・
 ・
 ・

 その日も特に何事もなく、本当に全く起こされずに昼過ぎまで寝かせてもらった。

 エステルもクラムもぐっすりだった。
 あんなことあったら気張っちゃうし疲れるよね……お疲れさまだ。

 で、最終日……
 今朝8時くらい。あと数時間で王都に到着するそうだ。
 なのに……前から変な荷馬車がやってきた。
 御者がかなり体を覆いつくす服装をしている小型の馬車だ。

 僕らが護衛している商人の荷馬車より小さいくらい。
 この荷馬車は中型くらいのサイズだそうだが……
 なのに、あの小型の荷馬車に2、30くらいの弱い気配が押し込められているんだ。

『あれは……なんでしょうか……』

『気付いたか?この気配……かなり弱弱しい。魔力も感じるが……これは魔物じゃないな』

 これは……十中八九獣人だろう……しかも弱っている人か子供達。

『ちょっと聞いてみますね』

 と、エステルが事情を話し商人さんに小声で訪ねた。

「おそらく奴隷商でしょうか。この方面だとクルードの街に奴隷を運んでいるんだと思いますが……」

「中の者はかなり弱っている気配がしていて……」

 ちなみにこの世界で魔力が感知できることは特に秘密にする必要はないようだ。
 優れた狩人や冒険者にはできるものはいるらしい。
 ギルマスも魔力感知持ってたしな。アランさんも持っている。

「あぁ、あまりいい気配感じねぇ……ただ俺には詳しくはよくわからねぇなぁ。気配ごまかす魔道具とかつかってるんじゃないか?」

 ほう?そんな魔道具あるのか……。
 気配遮断する用のやつ?
 魔石に魔法を封じ込めればその効果のある魔石がつくれるって話だったからな。

 気配薄くする人間の魔法が多分あるのかな……?
 じゃあ尚の事怪しいだけじゃん。

「ダークハイドって闇魔法があるよ。使えるものは少ないけど……その魔石だろうね。でもそういった特殊な魔石には販売許可が必要なはずだよ。普通の店で購入できるもんじゃないさ。あと魔力を強制的に抑えつける首輪とかもあると聞いたことはあるね」

 あったな。その道具使ってるとしたらもう完全に黒だろ。
 ただ僕らの目がごまかせる程有能ではないんだな。
 ちなみにアランさんは魔力感知LV3だ。

「なるほど……。皆さんあまり目を合わせない方がいいと思います。しっ!」

 無言で怪しい荷馬車とすれ違った。
 しばらくして姿が見えなくなってから商人さんが口を開いた。

「おそらく……、何かしらで強引に捕えた者を送っているんだと思います。この方面は王都から来ているので他の地域とも繋がっているのですよ……。ずっと先には人間との紛争地域などもありますので……。奴隷商には奴隷の健康を管理する義務があるので弱ったまま奴隷を運ぶことはまともな奴隷商なら考えにくいですね。この道を通ったのなら王都で治療をしてからにするでしょう。あと、違法奴隷を防ぐために奴隷商の馬車には専用の刻印がしてあるのですよ。確認しましたがそれもなかったようです。奴隷か……人身売買か……とりあえずあまり関わりにならない方がよろしいと思いますよ」

「ちっ……くだらねぇことするよな……全く……」

「でも……私達にはどうすることもできないもんね……」

「とりあえずこういう馬車を見たということは私が商人ギルドに伝えておきますよ。ただ……あのようなものはなかなか足がつかないようにしているので捕えるのは難しいかもしれませんが……」

「はい、宜しくお願いします。すみません……」

 とりあえず商人さんがギルドには伝えてくれるそうだが……
 そうだな。逃げられるようにいろいろ手を売ってはいるよな。


『あの子爵でしょうか……?』

『クラムのおようふくバカにしたやつ~?』

『そうだろうな。まだ確実ではないが偶然にしては出来すぎているな』


 昨日の裏稼業のやつがクルードは違法奴隷を囲っているって言ってた。

 気に入った奴は購入して、あとは知り合いの闇商人に流しているだのなんだのってことも言ってたな。

 ドンピシャすぎるだろ。偶然にしては出来すぎているな……


『どうしましょう……』

『どうしましょうって?もし違法奴隷だったら助けたいってことか?』

『はい……私のわがままで……すみません……。私1人だけでも助けに行ければ……』

『いやいや!なんでエステル1人に行かせんの!謝らなくていいよ。気持ちはわかる……』

『エステルたすけるよ~?』

『ありがとう。ごめんねクラムちゃん』

『でも助けるってどうやって助けるつもり?』

『……わかりません』

『だよなぁ……』

 うーん……。
 いや、言わんとしてることはわかるよ。
 僕も昨日話聞いてる時にすごい腹立ったし。
 ただ……

『とりあえずこの場であの馬車つぶしにいっても商人さんたちに迷惑がかかるだけだ。巻き込んでしまうだろう?あと数時間で王都には着く。依頼を終えて、それから考えよう。例えば助けてあげるとしても、僕らなら引き返してもクルードの街に到着する前には追いつけるだろ?あの中の人が例えば奴隷でも売買目的でもこれ以上傷つけられはしないはずだ。助けたいなら尚更焦っちゃダメだ。』

『そうですね!わかりました!』

 助ける……なぁ。
 エステルが不法に囚われている者をよく思わないことは知ってる。
 僕らの名前の剣に願ってたくらいだからね。

 僕もいけ好かないやつの思い通りにさせるのは気に入らないさ。
 だから助けたいと思うのはいいんだよ。
 そういうところがエステルのいいところだし。

 そこから王都に到着するまでひたすら考えた……。



 到着前に馬車を狙うとして……囚われてる獣人を逃がすことはできるよ?
 でもその後どうすんのよ……住むところもお金も……食事すらとれないでしょそんな状況で……
 その場でじゃあね!とも出来ないよね。さすがにあの人数抱えて動けないよ?

 で、そもそもあの屋敷に違法奴隷大量にいるんでしょ?
 それならいっそもう乗り込んで全員助けるべきでしょ、ともなってくるし。
 なんであの馬車の獣人だけ?ってなるよね。それはなんか中途半端で僕が嫌だわ。

 でもまた助けても同じことの繰り返しでしょ?
 違法奴隷はきっとまた運ばれてくるしね。じゃあ今後ずっとそれやるのって話だよね。

 逃がしてもまた追手が付いてしまったら……
 僕ら定住してるわけじゃないし匿えないしなぁ。

 僕の力あれば屋敷ぶっ潰して奴隷を逃がすことは可能だよ?
 でもその後の奴隷の生活の責任とか持てないって……

 あの子爵をいっそ……とかできるけどさ。
 エステル狙ったし殺すのに全然抵抗はないよ?
 ただ、その後の領民の暮らしとかの責任とか絶対持てん……
 それでどういう影響が出てくるかなんか元小市民の僕にはわからんよ?

 あー!考えることが多すぎる!
 助けるって具体的にどこまでだ?!
 どこまで責任持てばいいんだ……



 時間はあっという間に過ぎ去り……
 王都に到着してしまった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~

月神世一
ファンタジー
紹介文 「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」 そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。 失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。 ​「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」 ​手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。 電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。 さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!? ​森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、 罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、 競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。 ​これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。 ……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

処理中です...