最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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123話 - 今日からダンジョン!

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 細々したダンジョンの準備から……
 結局2か月ほど休んじゃった……テヘ。

 だってほんとになんだかんだずっと動いてたからさ?

 ずっとドタバタしてたらそれが癖になっちゃうことない?
 動いてないとソワソワするってなるよね。
 ずっとシリアスだとずっと暗い事考えるようになっちゃうし。

 だからたっくさん動いたら同じくらい休まないとね?

 その間にちらほら王都に出かけてテーブルや椅子等の魔道具の要らない家具を揃えた。
 ちょっとした喫茶店みたいになったね?
 おちつきのあるほとんど木材で統一された家具が良き!

 あのご飯おいしかったバーを参考にしたんだ~!
 お肉差し入れに行ったついでにどこで家具揃えたのか教えてもらったの。

 あ、セバスちゃん……
 バーのマスターのスチュワードさんね?
 ベーコンと腸詰めつくってくれるって!

 元々趣味で作ってたらしいんだ。
 めっちゃうれしい。

 あと、今は魔法でやってるんだけどさ、
 キッチンのコンロとか。
 コンロがあるわけではないんだけど……

 あの……お鍋とか置く爪の部分なんて名前なの?
 火が出る周りの金属の部分の話ね?
 あんな感じの細か~いものを作ったりしてたの。

 王様に色々話しにも行った。
 氷魔石は何とか会議で通すって言ってた。
 絶対要るって。

 まぁそらそうだよね。
 食糧難めちゃくちゃマシになると思うもん。

「本当にありがとなぁぁあクロム。これで民が救われる……絶対に会議通すから作ってくれ!!」

 って泣いて感謝されたよ……あんなデカい王様に。
 それくらい困ってたんだな。

 あと教会云々の内部事情は王様でもわからないんだって。
 教会には不干渉って決まっているらしい。
 それで直接的な事ができないから孤児院に支援をしていたって話だった。

 たまにみんな来るよ?

 草むしりしてご飯食べて帰ってる。
 お風呂はいっていきなーって言ったらそんな贅沢なもの……
 ってマリアさんがまた恐縮しちゃって……

 いいよ、お風呂入っても減らないよ!!
 ってことで皆汗を流して帰ってるね。

 お庭のクラム農園も順調!
 今は半分豊穣で半分はそのままで味比べしてみようとしている。

 クラマはココちゃんと遊べて嬉しそうだ。
 ココちゃんは家のなかでマリアさんの料理を手伝ってることがおおいの。
 で、エステルがマリアさんに料理を教えてもらっている。
 ……ふりして僕とクラムが横で見ている。

 料理スキルお互いカンストしてるんだけど……
 料理知らなかったらどうにもできないからね。
 この世界の料理を教えてもらっていた。

 エステルから料理スキルが消えているんだが……
 あったよね集落の時!?
 スキルって消えるんだ……

 ほぼ僕とクラム任せだったからじゃないの……
 最近エステルは料理を作ることを諦めだした。

「だって……クロムさんとクラムちゃんがつくる方がおいしいんですもん……」

 だそうだ。
 いいよ!僕もご飯作るの好きだからね!
 こんなもんやりたい人がやればいいのだ!

 ただ家でちっこいスライム2人が料理作ってて人型2人が待っている姿はとてもシュールだぞと心の中で思っていたりはします。

 エステルは……2か月間だいたい本に熱中していた。
 いや、ほんと、それでいいのよ。
 僕ら別に戦闘民族じゃないんだから。

 ハイエルフパンめっちゃおいしかった!
 ほんとふわっふわで甘いの!!
 この世界で食べたもので1番おいしかった!
 クラムとクラマもこれは好きなの。

 黒パンがダメなのよ……ぱさぱさだし……。

 今はこれが主食。
 パンだけエステル担当だ。
 ハイエルフ集落に閉じ込めてるからこのレシピ広がんないんだぞ!

 クラマはトレーニング。
 ダンジョン思ったより強そうだからさ。
 一応もうちょっと戦えるようにしたのよね。

 エステルに格闘術教えてもらったり、
 僕らが魔法を教えたりね?

 クラマが炎属性を覚えた。
 これも適正あったんだろうね。
 火属性は一瞬で超えちゃった。

 ダメージカットのアイテムももらったからね。
 週1は森に出かけてそっと魔法の練習してるんだ~

 僕は家族対決からは逃げるけど。
 ダメージがカットされるからいいとかいう問題じゃないんだよ!

 レベルちっとだけしか上がってないからそんなめちゃくちゃステータス伸びてないけどね。
 でも加護入ったことでクラマも倍くらいにはなったと思うよ?
 この辺りの魔物じゃ誰もレベルあがらない……

 で、昨日晩御飯の最中にドラゴン肉っておいしいのかな~って話になって……
 その話しした瞬間クラマの殺意が凄かったの。
 だから余計なお世話かなと思いながら……

『どしたの?嫌じゃなかったら話聞くよ?』

「……じぃじと里のみんな……ドラゴンに殺された」

「そうだったのですか……」

『ドラゴンきらい~!』

『ごめん、勘違いしてたな。人の戦争だと思ってた。』

「みんな……わるくない……大丈夫……ごめん」

『復讐したいの?』

「……絶対に殺す」

『それで一緒に来てっていってたのか。わかった。手伝うよ』

 忍びの里はドラゴンに潰されたらしい。
 強さ的にはじぃじとか里の人でも対抗できたんだけど……
 強かったらしいからね。

 ドラゴンを1匹仕留めたらその仲間だった風ドラゴンがワイバーンとか他のドラゴンを大量に引き連れて来て空から爆撃されたらしいのよ。

 で、飛べない一族は手も足も出なかったんだって。
 数人は逃げたと思うけどわからないと。
 クラマも命からがら逃げだしたらしい。

 だから絶対にあいつは殺すって。
 僕も家族にそんなことされたら絶対に許さない。

 きっとできるだけ自分が復讐したいでしょ。
 だからドラゴン100匹でも倒せる戦闘力つけてあげないとな。

 空を直ぐ飛べたのは復讐の為にずっと練習してたから。
 天狐は飛べる種族だってじぃじから聞いてたらしい。
 それが僕の加護でふきだした感じだったみたい。

 そんな話だった。
 ドラゴン自体は嫌いだけどずっと昔だから今は切り替えているみたい。
 だから暗くならないでって言われた。

 僕が家族大好きなの見ててわかったから言い出し辛かったんだって。
 巻き込みたくなかったからだと。

 いやです!!
 基本はクラマに任せるけどクラマになにかあったら……
 僕がトカゲ共全部皆殺しにしてやる。

 そんな感じだった。
 悲しい話だけどクラマの過去がわかってよかった。
 ダンジョン行って特訓したらクラマの里に行こうって決まった。
 ただ……場所がわかんないらしい……

 最後に……
 クラムがどーしても大気異常アトモスフィア覚えたいっていうから……

 毎朝毎晩ねだってくるの……危ないっていったのに……
 なんでそんな覚えたいのって聞いたらさ?

『パパといっしょがいいんだもん~』

 って……そんなん言われたら教えちゃうわ!!

 ただあの子の柔軟性凄いなぁ。
 僕大気操作するイメージで作ってたんだけど無属性で完結したもん。

 そんな方法あるんだなぁって思った。
 盲点だったよ。すごいねぇ子供のアイディアは。
 同じ魔法でも違う手順で使えるんだなって思った。

 それを試行錯誤して教えてたら翠風って創造魔法覚えた。
 風って言うより大気操作に近い。
 自然現象を起こしやすくなるね。
 だから僕も大気異常使いやすくなった!

 気圧操作くらいにしかあまり使わないけど……
 他にも何かあるかな?
 ほぼ圧縮でおわるけどね……異常起こすほどの操作使うことない……

 で、クラムに今度これ教えて……
 くうきってなに?にはなかなか苦労した……。
 1か月以上教えるのに時間かかった……。

 そんな感じののんびりした2か月だった。
 休息できたしいろいろ話も出来てよかった!
 忙しいと話す暇もないからね。

 んじゃま!ってことで!
 取りあえず今日からはそろそろダンジョンに行って特訓しようって話になったわけです!

 クラマの特訓メイン。
 でもエステルもレベル上げ!
 この二人は強いの倒せば少しずつは伸びるはず!

 ただ僕とクラムのレベルが上がらなすぎる……
 スライムに進化して10か月くらい経ったよ!?
 ほとんど上がってない……どうにかならんかなぁ……。

 ほとんどエステルの特訓でステータス上がっただけだ……
 まぁかなり上りはしてるけどさ……
 そんな感じで頑張っていこう!!

 で、今はダンジョンの前に到着したところ。

「ダンジョン初めてか?冒険者カードもらっていいか?」

「はい!おねがいします!」

 この前ダンジョンきた時に見た狼さんの前にならんだ。
 この人めっちゃ優しそうなんだよね~。
 怖くてデカいのに笑顔が優しい。この人は絶対モテる!
 獣人の基準わかんないんだけど……

「俺は基本ここでダンジョンの説明してるギルドのウルフェンっつーんだ!よろしくな?説明欲しいか?っつってもした降りてくだけなんだけどよ?」

『どうする?説明なしでも面白いと思うしね?せっかく来たし』

『そうですね!困ったらでいいかもしれません!重要な事だけ聞いておきましょうか?』

『うん、それでお願い』

「わからないと困ることってありますか?」

『そうだなぁ?だいたい10階層毎にはボスがいる。そこに魔素だまりができるらしいんだよ。あとセーフティーポイントってのが5階層毎にあるぞ?まぁ見りゃわかるわ。絶対何人か冒険者が休んでるからな?そこには魔物は寄り付かねぇから休むならそこだな。1階とかは1時間もあれば抜けれる広さだが下に行くに連れてデカくなっていくからな?今最高到達点の39階層なんかは3日がかりになる。セーフティーポイントはあるが、長く滞在すんならちゃんと野宿の用意していけよ?』

 おお、セーフティーポイントか。
 たぶんこれソフィア様が事故減らすために魔素よけの空間でも作ったんだろうな。

「はい!ありがとうございます!」

『で、その10階層毎のボス倒せばボス部屋の先にあるゲートにくぐれる仕組みになってる。初めて行ったボス部屋のゲートにはボス倒すまで入れねぇ。ボスの魔力がカードに登録されるらしい。倒してないとゲートがつながらねぇんだ。わかったか?」

「わかりやすいですね。とりあえず倒さないと入れないんですね」

「そうだ。倒したら先のゲートに冒険者カード押し当てるんだ。そうすれば自分が行った階層が記録されてゲートが開く。10階層クリアしたらあの石の砦の中にゲートあるからよ?次からは続きからいけるぞ!そっから入りな?』

「わかりました!」

 あ、やっぱあそこ転送ゲートあったんだな。
 出てくる人数おかしいと思ってたところだ。

『あとそうだな……。たまにアイテムおちてるが早いもん勝ちだ。もし冒険者の遺品みつけてもそいつのもんだ。それはもう自己責任。ただ魔物からのドロップは倒したやつが取るルールだ。たまに寄生して横取りしようとするやつがいるがそれはルール違反だ。助けてくれって言われない限り誰かが手出してる魔物に手出しはするな。特にボスはな?部屋の前で倒すまで待機するルールだから協力体制をパーティー毎に決めてたりしない限りは他のパーティー終わるまで待っとけよ?倒したらボス前のドアの枠青く光るからな。ドアの枠が赤いうちは入っちゃダメだ。誰か戦ってる合図だな』

「了解です!」

 なんか……いろいろ頑張ったんだなぁソフィア様……
 冒険者死なせないために……裏事情知ってるからなんか……
 おつかれさまでした……って気持ちになるわ。

≪ほんとよ!そもそも人の為につくってないのに≫

 いや、ほんとおつかれさまでした。

≪まぁ気を付けていってきなさいな。40までは問題ないと思うわよ。頑張ってね。≫

 了解。まぁ特訓しながら楽しんできます!

「あとは魔石持って帰って来いよ!最初はサイズわかんねぇと思うけど、屑魔石、小魔石、中魔石、大魔石、特大……みたいな順だ。10階層までは出ても小だな!まぁ他わかんないことやトラブルあったらまた俺に聞きな?気をつけて行って来いよ!初めて入ったらびっくりすんぞ~?あっはっは」

「はい!では、いってきます!」

『じゃあ行きましょうか』

『おう!みんな楽しもう!でも注意するんだぞ!』

「……うん……たのしみ」

『がんばるぞ~!』

 暗い階段を下りていく……
 長い階段だな……100段くらいはある………

 階段を抜けるとそこは……

 太陽のまぶしい草原だった。
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