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序章
エピローグ
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10年前 戦争があった
………いや戦争ならば今ままで幾度となくあった
90年前の枢軸国と連合国が戦った太平洋戦争もそうだ
私が言う戦争とは
中華人民共和国による
台湾への軍事侵攻のことだ
予め進行は予知できていたものの
数の暴力には抗えず第2作戦区以外を掌握されるも
兵士たちの奇跡的な反撃により領土を回復し
和平交渉を行い 正当な独立を果たしたと言う嘘のような話
だが事実には変わりない
いくつかの隠し事はあるだろうが
台湾テレビのディレクターであった私、
李明明は特番でこの戦争についてすることになり
各国の様々な作戦記録、通信記録を読み漁っていた
そこで見つけた
空の片割れ という単語
どうやら空軍関係の通信に多く散見されるようだ
気になった私は関係各所に連絡を取ったが
わかったのは
空の片割れと呼ばれた男は傭兵パイロット
傭兵であるがため
正式な記録は残っていないということだった
いくつか古参兵から話を聞けたが
そこで聞けたのは凄腕のパイロットだったと言うことだけ
唯一、彼、空の片割れと呼ばれた男が在籍していたという
空軍志航基地の元司令官
張明名 元空軍少将から手がかりとなりそうな
物をもらった
彼の相棒と言うべき
整備兵 MS.SASENOの連絡先だ
私は彼女に会い話しを聞くため
日本へと飛んだ
2036年 日本国首都 東京 品川駅前のとあるカフェ
「あなたが私を訪ねてきた李さん?」
「えぇ 今日はよろしくお願いします」
私に話しかけてきたのは想像していたよりもかなり若い
…30代前半の女性だった
一見お淑やかで戦場なんて無関係に見える
「彼、あのエースパイロットについてよね?」
Ms.SASENOは常連のようで
マスターにいつものと告げて話し始めた
「はい 張少将から、あなたなら何か教えてくれるかもしれないと」
「話すと長いわよ いい?」
そう前置きをすると彼女は話し始めた
彼の航跡を
序章
舞時景都という男
MS.SASENO、いや佐世野元特務中士は語り始める
「エースの定義って知ってる?」
「えぇ、敵機を5機以上撃墜でしたっけ」
「そうよ 5機以上撃墜でエース、10機以上でダブルエース
15機撃墜でトリプルエースよ」
「15機撃墜って…」
「途方もないように聞こえるでしょ
じゃあ彼の撃墜数はいくらだと思う?」
「13機…とか?」
「No No No あの戦争を通じて合計撃墜数は123機
地上兵器の破壊数は軽く300を超える
まぁ化け物とか言われるのも腑に落ちるわよね」
「123… 本当ですか」
「えぇ…公式記録からは抹消されているでしょうけどね」
そういって佐世野はスマホのある写真を見せた
主翼の外側が青く塗られた1機のF–15
自衛隊機の塗装に似ている
そとあおと言ったか
「これが彼の乗機のF-15Cイーグル 私が整備していた機体よ」
「自衛隊機…?」
「違う違う 米国から旧式のモスボール機を供与してもらったでしょ
その機体のうちの1機よ」
「なぜこの塗装が」
「彼が…元航空自衛隊パイロットだったから」
「彼、空の片割れの経歴を教えてくれませんか」
「…いいわ」
一瞬躊躇ったように見えたのは気のせいだろうか
「彼の名は、舞時景都 元航空自衛隊第6飛行師団第306飛行隊
F-15Jパイロット あの戦争の時には27歳 数々の戦績を重ね
敵機の撃墜数は軽く100を超え 空の片割れという通り名で呼ばれた
今も生きていれば37歳」
「生きていれば…?」
「彼はあの戦争で撃墜された イジェクトもなし それが事実
それでおしまい
って言ったら面白くないでしょ
あなたは私に何を聞きにきたんだっけ?」
「あなたと、彼の物語を聞くために」
「ふふっ そうね…」
そういうと佐世野元中士は語り始める
物語の始まりは傭兵の募集が始まった最初期
2026年6月から始まる
………いや戦争ならば今ままで幾度となくあった
90年前の枢軸国と連合国が戦った太平洋戦争もそうだ
私が言う戦争とは
中華人民共和国による
台湾への軍事侵攻のことだ
予め進行は予知できていたものの
数の暴力には抗えず第2作戦区以外を掌握されるも
兵士たちの奇跡的な反撃により領土を回復し
和平交渉を行い 正当な独立を果たしたと言う嘘のような話
だが事実には変わりない
いくつかの隠し事はあるだろうが
台湾テレビのディレクターであった私、
李明明は特番でこの戦争についてすることになり
各国の様々な作戦記録、通信記録を読み漁っていた
そこで見つけた
空の片割れ という単語
どうやら空軍関係の通信に多く散見されるようだ
気になった私は関係各所に連絡を取ったが
わかったのは
空の片割れと呼ばれた男は傭兵パイロット
傭兵であるがため
正式な記録は残っていないということだった
いくつか古参兵から話を聞けたが
そこで聞けたのは凄腕のパイロットだったと言うことだけ
唯一、彼、空の片割れと呼ばれた男が在籍していたという
空軍志航基地の元司令官
張明名 元空軍少将から手がかりとなりそうな
物をもらった
彼の相棒と言うべき
整備兵 MS.SASENOの連絡先だ
私は彼女に会い話しを聞くため
日本へと飛んだ
2036年 日本国首都 東京 品川駅前のとあるカフェ
「あなたが私を訪ねてきた李さん?」
「えぇ 今日はよろしくお願いします」
私に話しかけてきたのは想像していたよりもかなり若い
…30代前半の女性だった
一見お淑やかで戦場なんて無関係に見える
「彼、あのエースパイロットについてよね?」
Ms.SASENOは常連のようで
マスターにいつものと告げて話し始めた
「はい 張少将から、あなたなら何か教えてくれるかもしれないと」
「話すと長いわよ いい?」
そう前置きをすると彼女は話し始めた
彼の航跡を
序章
舞時景都という男
MS.SASENO、いや佐世野元特務中士は語り始める
「エースの定義って知ってる?」
「えぇ、敵機を5機以上撃墜でしたっけ」
「そうよ 5機以上撃墜でエース、10機以上でダブルエース
15機撃墜でトリプルエースよ」
「15機撃墜って…」
「途方もないように聞こえるでしょ
じゃあ彼の撃墜数はいくらだと思う?」
「13機…とか?」
「No No No あの戦争を通じて合計撃墜数は123機
地上兵器の破壊数は軽く300を超える
まぁ化け物とか言われるのも腑に落ちるわよね」
「123… 本当ですか」
「えぇ…公式記録からは抹消されているでしょうけどね」
そういって佐世野はスマホのある写真を見せた
主翼の外側が青く塗られた1機のF–15
自衛隊機の塗装に似ている
そとあおと言ったか
「これが彼の乗機のF-15Cイーグル 私が整備していた機体よ」
「自衛隊機…?」
「違う違う 米国から旧式のモスボール機を供与してもらったでしょ
その機体のうちの1機よ」
「なぜこの塗装が」
「彼が…元航空自衛隊パイロットだったから」
「彼、空の片割れの経歴を教えてくれませんか」
「…いいわ」
一瞬躊躇ったように見えたのは気のせいだろうか
「彼の名は、舞時景都 元航空自衛隊第6飛行師団第306飛行隊
F-15Jパイロット あの戦争の時には27歳 数々の戦績を重ね
敵機の撃墜数は軽く100を超え 空の片割れという通り名で呼ばれた
今も生きていれば37歳」
「生きていれば…?」
「彼はあの戦争で撃墜された イジェクトもなし それが事実
それでおしまい
って言ったら面白くないでしょ
あなたは私に何を聞きにきたんだっけ?」
「あなたと、彼の物語を聞くために」
「ふふっ そうね…」
そういうと佐世野元中士は語り始める
物語の始まりは傭兵の募集が始まった最初期
2026年6月から始まる
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