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沖縄沖の鎮魂歌
Task Force 54
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日本の陸海軍航空隊による総攻撃は
米海軍第58任務部隊に壊滅的な打撃を与えた。
空母5隻が航行不能または大破炎上という
予想外の惨事に見舞われたミッチャー中将は、苦渋の決断を迫られていた。
もはやこのままでは、残る空母も日本の波状攻撃の前に沈みかねない。
ミッチャー中将の苦渋の決断
「馬鹿な……こんな損害、信じられん!」
ミッチャー中将は、旗艦の司令室で
次々と入る被害報告に顔面蒼白となっていた。
彼の誇る第58任務部隊は、わずか数時間の間に
その心臓部である空母戦力を事実上喪失していた。
日本の航空機は、ここまで組織的で、かつ精密な攻撃を仕掛けてくるとは
彼の想像を遥かに超えていた。それは、単なる「特攻」ではない
「戦局を覆そうとする、計算された総力戦」だった。
彼は、冷静さを保ちながらも、その声には苛立ちと、かすかな絶望が混じっていた。
「全空母、直ちに損傷評価! 可能な限り速やかに戦場から離脱せよ!」
彼の脳裏には、唯一の選択肢が浮かんでいた。
このままでは、残る空母も日本の波状攻撃の前に沈みかねない。
第58任務部隊を一時的に戦場から離脱させ、体勢を立て直すしかない。
しかし、それでは日本艦隊を素通りさせてしまうことになる。
「デヨ提督はどこだ?」
ミッチャーは、隣の幕僚に尋ねた。彼の視線は、沖縄沖の海図に固定されていた。
その時、沖縄方面で陸上への対地攻撃任務に就いていた
第54任務部隊司令官・モートン・デヨ少将の旗艦に
ミッチャー中将からの緊急通信が入った。
「デヨ提督、私だ、ミッチャーだ」
「ミッチャー提督、どうされましたか?
こちらは現在、沖縄上陸部隊への支援砲撃中です」
デヨ少将は、対地攻撃の単調さに飽き飽きしており
いつになったら日本艦隊との艦隊決戦ができるのかと、日々苛立っていた。
「我が第58任務部隊は、損害多量のために一時避退する。
貴官らは、接近する敵艦隊と交戦されたし。You take them.(貴官が奴らをやれ)」
ミッチャーの言葉は、デヨにとって青天の霹靂だった。
第58任務部隊が、あの日本の航空攻撃で、ここまで損害を受けるとは。
しかし、それ以上に彼の心を鷲掴みにしたのは
「敵艦隊と交戦せよ」という命令だった。
ミッチャーは、この命令がデヨの部隊から強い反発を招くことを覚悟していた。
デヨの部隊は、主に旧式戦艦で構成されており
当初の目的は対地砲撃支援だ。航空援護のない状態で
強力な日本艦隊、特にヤマトクラスと正面からぶつかることは
非常に危険な任務であることは明白だった。
しかし、ミッチャーの予想は、良い意味で裏切られた。
「了解した。敵戦艦部隊を撃破する」
デヨ少将の声は、疲労や困惑とは無縁の、歓喜に満ちたものだった。
彼は、沖縄への対地攻撃のみで飽き飽きしており
いつになったら日本海軍の残存艦隊と
正面から艦隊決戦を挑めるのかと、日々待ち望んでいたのだ。
そして、相手が日本の「ヤマトクラス」と聞くと、彼の心は湧き上がった。
それは、世界最大の戦艦であり、米海軍のパイロットたちが
航空攻撃で仕留めきれなかった、因縁の相手だ。デヨ提将軍は
艦隊決戦こそが海軍の本懐であり、航空機による一方的な攻撃だけでは
真の勝利は得られないと考えていた。彼の部隊は
まさにこの時のために、徹底的な砲術訓練を積んできたのだ。
「全艦に伝達! 喜べ! 我々は
敵戦艦部隊と正面から交戦する! これより、迎撃準備を開始せよ!」
デヨ少将の号令が、第54任務部隊の各艦に伝達された。
通信を受けた将兵たちも、対地攻撃の単調な任務に飽き飽きしており
「ヤマトクラス」という言葉を聞いた途端、一斉に歓声が上がった。
彼らは、航空支援のない中で、自らの艦艇と砲撃能力のみで
最強の敵艦隊と対峙するという、純粋な艦隊決戦に興奮していた。
デヨ少将は、即座に、自身の指揮する第54任務部隊から
迎撃に当たる艦艇を選抜した。彼は、沖縄への上陸支援任務から
これらの艦艇を外し、日本艦隊との砲撃戦に備えさせた。
彼の迎撃艦隊の主力は
第3戦艦隊の3隻USSアイダホ、USSニューメキシコ、USSテネシーだった。
そして、第4戦艦隊の3隻
USSウェストバージニア、USSメリーランド、USSコロラドも加わった。
これらの戦艦は、いずれも真珠湾攻撃で損傷を受けながらも
見事に復旧し、戦力強化された歴戦の艦艇だった。
彼らは、日本の戦艦との砲戦を、何よりも待ち望んでいた。
さらに、これらの戦艦を援護するため、巡洋艦7隻が加わった。
USSバーミングハム、USSモービル、USSビロクシーといったクリーブランド級軽巡洋艦。
そして、重巡洋艦のUSSサンフランシスコ、USSミネアポリス
USSタスカルーサ、USSポートランドだ。これらは
強力な主砲と、対空火力を併せ持つ、戦闘艦だった。
そして、彼らを護衛し、魚雷攻撃を仕掛けるため
駆逐艦21隻が艦隊の周囲に展開した。
「全艦、砲弾装填急げ! 弾薬庫、開放!」
「射撃管制装置、最終チェック! 距離計、測距始め!」
米軍艦艇の艦内は、活気に満ちていた。
砲塔が重々しい音を立てて旋回し、弾薬がリフトで次々と砲座へと運ばれていく。
砲手たちは、汗まみれになりながら、それぞれの持ち場で最終準備を進めていた。
彼らは、航空機の時代にあって、なお艦砲射撃による決着を求められる
最後の艦隊決戦の舞台に立つことに、高揚感を覚えていた。
ミッチャー中将は、司令室の窓から、デヨ少将の艦隊が
迎撃態勢を整える姿をじっと見つめていた。彼の表情には
依然として疲労と焦燥が残っていたが、デヨの決断と将兵たちの士気に
わずかな希望を見出していた。
「どうか、無事で帰ってこい」
彼はそう呟いた。しかし、その声は、広大な海の音に掻き消された。
日本の最後の艦隊は、航空戦力のほとんどを失いながらも
その巨体と、世界最強の主砲を携え、米艦隊へと躍進していた。
そして、ミッチャー中将の苦渋の決断と、デヨ少将の歓喜によって
編成された米迎撃艦隊は、その行く手を阻むべく
沖縄沖の海で、静かに、しかし確かな準備を進めていた。
太平洋戦争末期、航空戦が主戦場となった中で
図らずも巡り合わせることになった
史上最後の大規模艦隊決戦の幕が、今まさに開かれようとしていた。
米海軍第58任務部隊に壊滅的な打撃を与えた。
空母5隻が航行不能または大破炎上という
予想外の惨事に見舞われたミッチャー中将は、苦渋の決断を迫られていた。
もはやこのままでは、残る空母も日本の波状攻撃の前に沈みかねない。
ミッチャー中将の苦渋の決断
「馬鹿な……こんな損害、信じられん!」
ミッチャー中将は、旗艦の司令室で
次々と入る被害報告に顔面蒼白となっていた。
彼の誇る第58任務部隊は、わずか数時間の間に
その心臓部である空母戦力を事実上喪失していた。
日本の航空機は、ここまで組織的で、かつ精密な攻撃を仕掛けてくるとは
彼の想像を遥かに超えていた。それは、単なる「特攻」ではない
「戦局を覆そうとする、計算された総力戦」だった。
彼は、冷静さを保ちながらも、その声には苛立ちと、かすかな絶望が混じっていた。
「全空母、直ちに損傷評価! 可能な限り速やかに戦場から離脱せよ!」
彼の脳裏には、唯一の選択肢が浮かんでいた。
このままでは、残る空母も日本の波状攻撃の前に沈みかねない。
第58任務部隊を一時的に戦場から離脱させ、体勢を立て直すしかない。
しかし、それでは日本艦隊を素通りさせてしまうことになる。
「デヨ提督はどこだ?」
ミッチャーは、隣の幕僚に尋ねた。彼の視線は、沖縄沖の海図に固定されていた。
その時、沖縄方面で陸上への対地攻撃任務に就いていた
第54任務部隊司令官・モートン・デヨ少将の旗艦に
ミッチャー中将からの緊急通信が入った。
「デヨ提督、私だ、ミッチャーだ」
「ミッチャー提督、どうされましたか?
こちらは現在、沖縄上陸部隊への支援砲撃中です」
デヨ少将は、対地攻撃の単調さに飽き飽きしており
いつになったら日本艦隊との艦隊決戦ができるのかと、日々苛立っていた。
「我が第58任務部隊は、損害多量のために一時避退する。
貴官らは、接近する敵艦隊と交戦されたし。You take them.(貴官が奴らをやれ)」
ミッチャーの言葉は、デヨにとって青天の霹靂だった。
第58任務部隊が、あの日本の航空攻撃で、ここまで損害を受けるとは。
しかし、それ以上に彼の心を鷲掴みにしたのは
「敵艦隊と交戦せよ」という命令だった。
ミッチャーは、この命令がデヨの部隊から強い反発を招くことを覚悟していた。
デヨの部隊は、主に旧式戦艦で構成されており
当初の目的は対地砲撃支援だ。航空援護のない状態で
強力な日本艦隊、特にヤマトクラスと正面からぶつかることは
非常に危険な任務であることは明白だった。
しかし、ミッチャーの予想は、良い意味で裏切られた。
「了解した。敵戦艦部隊を撃破する」
デヨ少将の声は、疲労や困惑とは無縁の、歓喜に満ちたものだった。
彼は、沖縄への対地攻撃のみで飽き飽きしており
いつになったら日本海軍の残存艦隊と
正面から艦隊決戦を挑めるのかと、日々待ち望んでいたのだ。
そして、相手が日本の「ヤマトクラス」と聞くと、彼の心は湧き上がった。
それは、世界最大の戦艦であり、米海軍のパイロットたちが
航空攻撃で仕留めきれなかった、因縁の相手だ。デヨ提将軍は
艦隊決戦こそが海軍の本懐であり、航空機による一方的な攻撃だけでは
真の勝利は得られないと考えていた。彼の部隊は
まさにこの時のために、徹底的な砲術訓練を積んできたのだ。
「全艦に伝達! 喜べ! 我々は
敵戦艦部隊と正面から交戦する! これより、迎撃準備を開始せよ!」
デヨ少将の号令が、第54任務部隊の各艦に伝達された。
通信を受けた将兵たちも、対地攻撃の単調な任務に飽き飽きしており
「ヤマトクラス」という言葉を聞いた途端、一斉に歓声が上がった。
彼らは、航空支援のない中で、自らの艦艇と砲撃能力のみで
最強の敵艦隊と対峙するという、純粋な艦隊決戦に興奮していた。
デヨ少将は、即座に、自身の指揮する第54任務部隊から
迎撃に当たる艦艇を選抜した。彼は、沖縄への上陸支援任務から
これらの艦艇を外し、日本艦隊との砲撃戦に備えさせた。
彼の迎撃艦隊の主力は
第3戦艦隊の3隻USSアイダホ、USSニューメキシコ、USSテネシーだった。
そして、第4戦艦隊の3隻
USSウェストバージニア、USSメリーランド、USSコロラドも加わった。
これらの戦艦は、いずれも真珠湾攻撃で損傷を受けながらも
見事に復旧し、戦力強化された歴戦の艦艇だった。
彼らは、日本の戦艦との砲戦を、何よりも待ち望んでいた。
さらに、これらの戦艦を援護するため、巡洋艦7隻が加わった。
USSバーミングハム、USSモービル、USSビロクシーといったクリーブランド級軽巡洋艦。
そして、重巡洋艦のUSSサンフランシスコ、USSミネアポリス
USSタスカルーサ、USSポートランドだ。これらは
強力な主砲と、対空火力を併せ持つ、戦闘艦だった。
そして、彼らを護衛し、魚雷攻撃を仕掛けるため
駆逐艦21隻が艦隊の周囲に展開した。
「全艦、砲弾装填急げ! 弾薬庫、開放!」
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米軍艦艇の艦内は、活気に満ちていた。
砲塔が重々しい音を立てて旋回し、弾薬がリフトで次々と砲座へと運ばれていく。
砲手たちは、汗まみれになりながら、それぞれの持ち場で最終準備を進めていた。
彼らは、航空機の時代にあって、なお艦砲射撃による決着を求められる
最後の艦隊決戦の舞台に立つことに、高揚感を覚えていた。
ミッチャー中将は、司令室の窓から、デヨ少将の艦隊が
迎撃態勢を整える姿をじっと見つめていた。彼の表情には
依然として疲労と焦燥が残っていたが、デヨの決断と将兵たちの士気に
わずかな希望を見出していた。
「どうか、無事で帰ってこい」
彼はそう呟いた。しかし、その声は、広大な海の音に掻き消された。
日本の最後の艦隊は、航空戦力のほとんどを失いながらも
その巨体と、世界最強の主砲を携え、米艦隊へと躍進していた。
そして、ミッチャー中将の苦渋の決断と、デヨ少将の歓喜によって
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