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72話 お小言の後の美味しいお酒?
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『けりょけりょ、ぐりぇいしゅ、これでなにつくる?』
『いっぱいなの』
『ご飯作るんだな?』
『ご飯も作りますが、他にもいろいろですよ。ポッカとチーの、ベッドもクッションも作りますし。これからもっと暑くなるでしょうから、それ用の物も作ります』
『ないしょのは?』
『それは内緒だからな、まだ教えられない。上手くいけばすぐに教えるから待っていろ』
『それがしりたかった』
『ないしょ、つまらないなの』
『美味しいが良いなんだな』
「それじゃあ、俺はここでな」
『ああ、素晴らしい剣を2本、感謝する』
『ありがとうございました』
「ありがちょごじゃいまちた!!」
今は夕方少し前。冒険者ギルドで依頼達成の報告をし、スプラッシュスライムを納品し終わったところだよ。まぁ、なんだかんだで1時間くらい冒険者ギルドにいたかな。
ギルドに戻ってすぐ受付に行こうとしたら、ギルドマスターのヴァルトスさんに呼び止められ、私たちは3階の個室へ。
その部屋で、今日の依頼分のスプラッシュスライムを出せと言われ。さらに、どうせ自分たち用の素材も売るんだろうと、それも出せって言われてね。ケロケロとグレイスが持っていた素材もすべて出したんだ。
そうしたらヴァルトスさんから、いろいろとお小言をもらい、今の時間になっちゃったんだよ。
だから、目立つ行動はするなって言ったろう。これだけ討伐したんだ、周りにいた連中がどう思ったか。
それで目立ったところに、これだけの量の素材を、受付で全部出すつもりだったのか? こんなに受付で出してみろ、大騒ぎになるぞ。
ってね。他にもいろいろと、細かく注意されたんだ。
ただ、討伐に関しては、私たちはベルナードさんたちに言われた通り、目立たないように、周りに人がいない場所で討伐していたし。ケイブンさんがそのことについて、ヴァルトスさんに話してくれたおかげで、長くは怒られなかったんだけど。
量について、受付で出そうとしたことについては、しっかりと怒られた。私たちにとっては、いつもの討伐の量なのに。
と、いうことで、今度からは多くても依頼以上の量は売らないこと。今回の依頼はスプラッシュスライムの素材を各10個ずつだったけど、自分たちが他にも売りたい時は、同じ量までにしておけ。
それ以上売りたい時は、小分けにして何日かに分けて出すように。依頼の内容が内容だからなんとも言えないが、それなら余計に怪しまれることもないだろう。
もし急いで売らなければいけない場合は、受付に量が多いことを伝えて、人目のない場所で出させてもらえ。
ただ、その時もギルドによっては、能力のある冒険者を引き込もうとして、しつこく接触してくる連中がいるから。そうだな、今日はスプラッシュスライムを60匹分だったが。どの魔獣も素材も、今回の3分の1くらいにしておけ。
そんな新しい約束をすることになったんだ。少しずつ、多く売る時は20個くらい。ケロケロとグレイスは面倒そうな顔をしていたけど、分かったって言ったよ。そんな話しをしているうちに夕方少し前になっていたんだ。
「そうそう、お前達は後少しでこの街を出るんだったか?」
『はい、6日くらいですね』
『他の街に行くか、帰るかは分からないがな』
冒険者ギルドから出て少しして、今日1日一緒にいたケイブンさんと別れることに。これからお酒を飲みに行くんだって。
「そうか。なら帰る前に、もう1度俺の店に来てくれるか?」
『良いですが、何か問題が?』
「なに、大したことじゃない。剣のことでちょっとな。すぐに用事は終わる」
『分かりました。では後日』
「おう、じゃあな!」
『おじちゃん、ばいばい!』
『ばいばいなの!!』
「しゃよなりゃ!!」
『じゃあなんだな!!』
ケイブンさんが手を振り、酒屋が並んでいる道へ入って行く。と、その時、私はある事を思い出して、すぐにケロケロたちに伝えた。
ほら、こんなに良い剣を作ってもらって、お礼しなくちゃって考えてたやつ。もうすぐ帰るんだから、お礼するなら早くそれについて考えないと。
『ああ、そういう事ですか。確かにリアの言う通りですね』
『なら、帰る前に行くからな。その時に何か持っていけば良いだろう』
『何が良いですかね』
『酒で良いんじゃないか? 毎日飲みに行っていると言っていたからな』
『おさけ、くさいのにねぇ』
『ちーちゃんも、おさけきらいなの。くちゃいくちゃいなの。あじもおいしくないなの』
『オレは甘いお酒好きなんだな。でも、なかなか飲めなくて、今度どこかに沸いてるお酒飲みたいんだな』
『甘いお酒?』
『森や林で、時々湧いてるお酒なんだな』
『ああ、アマシアか』
「あまちあ?」
『そういえば、リアはまだ飲んだことがありませんでしたね』
『帰る前に買って帰るか。湧いているのを探すのは面倒だから、全員分買って帰ろう』
『飲めんるんだな?』
『ああ。まぁ、自然に湧いているのを飲むんじゃないから、あまり多くは飲めないが、飲めないわけではない』
『やったなんだな!!』
『やったー!!』
『やったなの!!』
え? お酒飲んでいいの? こんなちびっ子が? そう聞こうと思ったけど、さっさとケロケロたちが歩き始めちゃって、聞く前に酒屋さんに到着。
そうして普通に人数分のお酒を買うと、それ以外に後日取りに来るって、ケイブンさん用のお酒と、海で飲む用のお酒を注文して、私たちはお屋敷へ帰ったんだ。
帰ってすぐにどんなお酒なのか、子供は飲んでも大丈夫なのか? この世界のお酒はどういう扱いなのか? いろいろ聞こうとした私。
ただ、その日帰ってからすぐ。お酒のことどころじゃない、ベルナードさんの話しが待っていたんだ。
『いっぱいなの』
『ご飯作るんだな?』
『ご飯も作りますが、他にもいろいろですよ。ポッカとチーの、ベッドもクッションも作りますし。これからもっと暑くなるでしょうから、それ用の物も作ります』
『ないしょのは?』
『それは内緒だからな、まだ教えられない。上手くいけばすぐに教えるから待っていろ』
『それがしりたかった』
『ないしょ、つまらないなの』
『美味しいが良いなんだな』
「それじゃあ、俺はここでな」
『ああ、素晴らしい剣を2本、感謝する』
『ありがとうございました』
「ありがちょごじゃいまちた!!」
今は夕方少し前。冒険者ギルドで依頼達成の報告をし、スプラッシュスライムを納品し終わったところだよ。まぁ、なんだかんだで1時間くらい冒険者ギルドにいたかな。
ギルドに戻ってすぐ受付に行こうとしたら、ギルドマスターのヴァルトスさんに呼び止められ、私たちは3階の個室へ。
その部屋で、今日の依頼分のスプラッシュスライムを出せと言われ。さらに、どうせ自分たち用の素材も売るんだろうと、それも出せって言われてね。ケロケロとグレイスが持っていた素材もすべて出したんだ。
そうしたらヴァルトスさんから、いろいろとお小言をもらい、今の時間になっちゃったんだよ。
だから、目立つ行動はするなって言ったろう。これだけ討伐したんだ、周りにいた連中がどう思ったか。
それで目立ったところに、これだけの量の素材を、受付で全部出すつもりだったのか? こんなに受付で出してみろ、大騒ぎになるぞ。
ってね。他にもいろいろと、細かく注意されたんだ。
ただ、討伐に関しては、私たちはベルナードさんたちに言われた通り、目立たないように、周りに人がいない場所で討伐していたし。ケイブンさんがそのことについて、ヴァルトスさんに話してくれたおかげで、長くは怒られなかったんだけど。
量について、受付で出そうとしたことについては、しっかりと怒られた。私たちにとっては、いつもの討伐の量なのに。
と、いうことで、今度からは多くても依頼以上の量は売らないこと。今回の依頼はスプラッシュスライムの素材を各10個ずつだったけど、自分たちが他にも売りたい時は、同じ量までにしておけ。
それ以上売りたい時は、小分けにして何日かに分けて出すように。依頼の内容が内容だからなんとも言えないが、それなら余計に怪しまれることもないだろう。
もし急いで売らなければいけない場合は、受付に量が多いことを伝えて、人目のない場所で出させてもらえ。
ただ、その時もギルドによっては、能力のある冒険者を引き込もうとして、しつこく接触してくる連中がいるから。そうだな、今日はスプラッシュスライムを60匹分だったが。どの魔獣も素材も、今回の3分の1くらいにしておけ。
そんな新しい約束をすることになったんだ。少しずつ、多く売る時は20個くらい。ケロケロとグレイスは面倒そうな顔をしていたけど、分かったって言ったよ。そんな話しをしているうちに夕方少し前になっていたんだ。
「そうそう、お前達は後少しでこの街を出るんだったか?」
『はい、6日くらいですね』
『他の街に行くか、帰るかは分からないがな』
冒険者ギルドから出て少しして、今日1日一緒にいたケイブンさんと別れることに。これからお酒を飲みに行くんだって。
「そうか。なら帰る前に、もう1度俺の店に来てくれるか?」
『良いですが、何か問題が?』
「なに、大したことじゃない。剣のことでちょっとな。すぐに用事は終わる」
『分かりました。では後日』
「おう、じゃあな!」
『おじちゃん、ばいばい!』
『ばいばいなの!!』
「しゃよなりゃ!!」
『じゃあなんだな!!』
ケイブンさんが手を振り、酒屋が並んでいる道へ入って行く。と、その時、私はある事を思い出して、すぐにケロケロたちに伝えた。
ほら、こんなに良い剣を作ってもらって、お礼しなくちゃって考えてたやつ。もうすぐ帰るんだから、お礼するなら早くそれについて考えないと。
『ああ、そういう事ですか。確かにリアの言う通りですね』
『なら、帰る前に行くからな。その時に何か持っていけば良いだろう』
『何が良いですかね』
『酒で良いんじゃないか? 毎日飲みに行っていると言っていたからな』
『おさけ、くさいのにねぇ』
『ちーちゃんも、おさけきらいなの。くちゃいくちゃいなの。あじもおいしくないなの』
『オレは甘いお酒好きなんだな。でも、なかなか飲めなくて、今度どこかに沸いてるお酒飲みたいんだな』
『甘いお酒?』
『森や林で、時々湧いてるお酒なんだな』
『ああ、アマシアか』
「あまちあ?」
『そういえば、リアはまだ飲んだことがありませんでしたね』
『帰る前に買って帰るか。湧いているのを探すのは面倒だから、全員分買って帰ろう』
『飲めんるんだな?』
『ああ。まぁ、自然に湧いているのを飲むんじゃないから、あまり多くは飲めないが、飲めないわけではない』
『やったなんだな!!』
『やったー!!』
『やったなの!!』
え? お酒飲んでいいの? こんなちびっ子が? そう聞こうと思ったけど、さっさとケロケロたちが歩き始めちゃって、聞く前に酒屋さんに到着。
そうして普通に人数分のお酒を買うと、それ以外に後日取りに来るって、ケイブンさん用のお酒と、海で飲む用のお酒を注文して、私たちはお屋敷へ帰ったんだ。
帰ってすぐにどんなお酒なのか、子供は飲んでも大丈夫なのか? この世界のお酒はどういう扱いなのか? いろいろ聞こうとした私。
ただ、その日帰ってからすぐ。お酒のことどころじゃない、ベルナードさんの話しが待っていたんだ。
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