ライトノベルの悪役魔獣使いだった俺、現代に転生し新テイム能力で今の世界を突き進む

ありぽん

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79話 他の人の確認と、骨の対処

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「はぁ、あの魔法陣が、お前の口に刺さった骨が原因だったとは。それで、その痛みとイライラの力が放出されるだけで、他に害はないんだな? いや、それだけでも大きな被害が出たんだが」

『ああ、1度放出されてしまえば、後は沈静化していくだけだ。もう少しすれば、小さな揺れの完璧に止まるだろう。そして魔法陣も綺麗に消える』

「はぁ、そうか。それなら良い、と、ちょっと知りたい事があるんだが。お前は人の気配が分かるか?」

『ああ。魔獣は気配を消す物もいるが、それでも俺は見つけられるくらいだからな。人間ならすぐに分かるぞ?』

「それじゃあ、ちょっと調べてもらいたいんだが。俺以外に地下に落ちてきた人間はいるか?」

『……いいや、いないな』

「それじゃあ、お前が作った魔法陣の近くに、人は居るか?」

『……居るな、かなりの人数だ』

「俺がここへ来て、そどれくらい経ってるか分かるか?」

『かなり眠ていたとは思うが、人間は時間というものが分かる何かを持っていなかったか? 以前上へ行った時に、見た事があるんだが』

「ああ、統計な。それが壊れたみたいで使えないんだよ。まぁ、でもとりあえず、落ちてきた人がいない事が分かって良かった」

 かなりの時間、俺は寝ていたようだが。おそらく、魔法陣の周りに集まっている大勢の人は、姉さんから連絡を受けて到着した協会の人間と、今回の関係者、姉さんと優也さん。それからシャドウギルドのメンバーだろう。

 北斗さんとあのレベルの高そうな女性か。後は魔法陣を発動した男は、すぐに協会関係者がダンジョンから連れ出され、調べを受けているはずだ。そして他のメンバーはギルドに帰されているだろう。

 もしかしたら地下に落ちた俺を、そう救出するか、それとも救出不可能か、話し合って入りところか。まぁ、地下から出るのは後で考えよう。もしかしたらこのドラゴンなら、俺でもできる地上への行き方を、知っているかもしれない。

 今はそれを聞く前に、やる事がある。ドラゴンと話しをしているのに、ずっと俺の邪魔をしてきている、アーチーとフェリックスの話しを聞いてやらないと。煩くて仕方ない。

『カズキ、まだっチュか?』

『いたにの、はやくなおしてあげてっぴっ? それでみんなでおやつたべるっぴっ』

 どれだけお前達はこのドラゴンと、仲良くなったんだよ。まぁ、俺ならできるけども。

「分かった分かった。とりあえずの話しは終わったから、これからやるお前達は静かにしててくれ」

『本当に良いのか? というksできるのか?』

「まぁ、道具もポーションも薬も、いろいろ持ってきているからな。どれかを使えばできるだろうし、治せるだろう。大体、治してやらないと、また魔法陣を作られたら、たまったもんじゃないからな」

『本当、何から何まで悪な』

「よし、じゃあ口を開けてくれ。いいか。俺が作業している間、絶対に口を閉じるなよ」

『もちろんだ。硬直の魔法をかけて、口が閉じないようにする。それとその間は話せんから、念話で話せるよう、お前に魔法をかけよう。……『どうだ、俺の声は聞こえているか?』』

 ドラゴンは口を開いていないのに、頭の中に直接ドラゴンの言葉が伝わってきた。

「ああ、大丈夫。しっかりと聞こえるぞ」

『良かった。じゃあ俺はは口を開ける。よろしく頼む』

 ドラゴンが口を大きく開けて、そのまま地面に顎をつき動かなくなった。

『よし、硬直の魔法を使った。いつでも良いぞ』

「ああ」

 これから俺がやろうとしている事。それはドラゴンの歯と歯の間に刺さった骨を抜くことと、抜いた後の治療だ。このまま自然に抜けるのを待っていても良いが、また魔法陣を作られでもしたら、同じ事態が起こる可能性があるからな。

 俺は人間だから細かい作業ができるし、ポーションや薬で傷を治してやり事ができるから。ずっとアーチーとフェリックスが、ずっと早く治してやってくれと言ってきていて。まぁ、それの煩いこと煩いこと。だから帰る前に、ドラゴンの治療をするんだよ。

「よし、骨はどこだ?」

『右の奥から少しの所に刺さっている』

「右、右と」

 さすが5階建の大きさがあるドラゴンの口の中。普通に何歩も歩けてしまう。しかしドラゴンの手は、体の大きさにしてみれば小さいが。口に入る程小さくはないからな。それにこんな奥に骨が刺さっていては、それは抜けないだろう。

「おっ!! あったぞ!!」

『はぇ~、これが骨っチュか!?』

『けんっぴっ?』

 確かに骨が太く長薬大きいため、これにグリップとガードをつければ剣のなりそうだ。

『ぼく、これほしいっぴっ』

『そうチュか? カズキ、この骨取れたら、欲しいっチュ。ドラゴンにお願いしれるっチュか?』

 念話は聞こえていないアーチーが聞いてきた。骨が欲しいのかよ。

「骨が取れたら、この骨を欲しいと言っているんだが、貰えるか?」

『ああ、良いぞ。こんな目にあった骨なんて、俺もいらないからな』

「ありがとう。良いそうだ」

『やったっぴっ!!』

「だが、そうだな。刃の部分のようになっている箇所は危険だからな。帰って丸く削るから、それまでは俺が持っているからな」

『うんっ、ぴっ!!』

「よし、じゃあまずは骨がどうなっているか確かめてそれからどう取るか決める。もう少しの辛抱だからな」

 俺は骨が刺さっている部分を確認した。
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