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十九章 〜二つの二つの婚礼〜
観覧者たち
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石造りの神殿へ続く階段の下に広がる広場に今日は多くの人が花を手に歓喜の表情を浮かべ集っている。
広場の真ん中にはロープで仕切られた通路があるが、皆心を昂らせているものの慎みは忘れておらず行儀良く儀式が始まるのを待っている。
その様子を神殿のバルコニーから見下ろしていたローレンスは小さく深呼吸する。
今日はあくまでも貴賓席から儀式を見守るだけの立場でしかないのに、ローレンスはいつになく緊張していた。
隣を見るとマグダレンが別の意味で張り詰めた硬い表情で見下ろしている。
先ほど顔を合わせたが、前のように家族としての会話はなく、ただ儀礼的な挨拶だけをした。それ以降会話もなく並んで同じ方向を見つめている。
マグダレンの隣に座っているソーレバーンは、同じ空間にいる二人の様子を困ったように見つめている。
ローレンスは視線をバルコニーから見える里へと移動させる。そこには旅に出る前とは驚くほど様変わりした都市が見える。
ここにローレンスらが辿り着いたのは約百五十程年前。
その時、ここはただの森。
神と名乗るノービリスから食料、開拓道具、テントを与えられ、そこからこの土地での生活が始まった。
木造の寺院や家が作られ 田畑ができ、牧場が生まれ町となった。
三人で旅に出て戻ってきたら、石造りの寺院を中心とした都市へと変化していた。
人口そのものは少ないかもしれないが、その様相は田舎とはいえない整備された快適な都市。
その変化は住民の努力の賜物とは言い難いほど発展のスピードが早く、ローレンスらが神と呼んだ存在の力をまざまざと突きつけられた。
同時に自分自身の存在の小ささを感じ苦笑するしかない。
大きくため息をついてから気遣うようなバーンの視線に気がつき、ローレンスは笑みを作る。
「お二人とも、ご家族の婚礼の日で、可愛い姫さんの晴れの日なのに暗い表情で大丈夫か?
俺の弟はそんなに信頼ないのかな~」
バーンの言葉にローレンスは顔を横に振る。
「いえ、どんなに素晴らしい相手でも家族を送り出すというのは複雑な気持ちになるものなんですよ。
それが娘なら特に。
そういえば、トゥルボー様の家族は貴方だけの出席で良かったでしょうか?」
バーンは顔を傾ける。
「一番その目で見たいであろう甥っ子のイービスは、シワン君と一緒にちゃっかりトゥルボーの侍従として参加してるしな」
「祭り事は好きな人ばかりだから、遠くから見て勝手に楽しんでいるのでは?」
「ノービリスがここに大量にいても邪魔なだけだろ」
自分の言葉を遮るように言ってきたマグダレンの言葉にバーンは吹き出す。
「確かに、皆能力は高めで圧が無駄に強いからな。
俺とかイービスのように控えめな性格ではないから、力を抑えるということもしないとくる」
バーンのお陰で三人での会話が始まる。
「マグ、いや、クラーテール。様をつけた方がいいのかな?」
マグダレンは苦笑して顔を横に振る。
「敬称なんていりませんよ。業務中ならともかくこんな場所で変な気遣いは不要です」
「そうか、お前は最近どうなんだ?」
色々聞きたいこともあったローレンスの口から出たのは、非常にざっくりとした質問。
「学舎で楽しく仕事していますよ。
レオニラードの血をひく子供達を相手をしているだけで、時間があっという間に過ぎていく」
ローレンスは子供たちの話をした時に少しだけマグダレンの表情が優しくなったのを感じた。
キンバリーがマグダレンに決別を告げたと聞いて心配していただけに、そのような表情が出ていることに少し安堵する。
「どうなんだ? カエルレウスの子供たちは」
同時に、あのレオニラードの血を引くという子供達のことが気になる。
「可愛いですよ。皆無邪気でまっすぐで良い子で……」
そう言ってから、質問の意図と離れていることに気がついたマグダレンは、顔を少し引き締め再び口を開く。
「能力は一般のアミークスの子供より平均的に高めではありますが、特異な訳でもないです。
シワンのようなノービリスレベルの能力をもつ子は以降出ていませんし、水の能力者は生まれていません。
これはルークスの力の強い都市で育ったこともあるのかもしれませんが……。
最近では首都以外の者と婚礼させ移住させ様子を見ているようですね。その何人かはこちらの土地にもきていると思いますが」
ローレンスは神殿で働き、技術指導や援助する仕事をしている天使と呼ばれる人が住民と関係を深め婚姻している例があることを思い出す。
あの者たちの中にレオニラードの血を引くものだったのかと思うと不思議な気持ちになる。
「私は元々武人、ファクルタースがなんたるも理解していません。
掛け合わせによる未来予測についてもてんで分からない。
だから今は、目の前にいる子供のことだけを見る事にしました。子供達が子供らしく楽しめ、そして自分の足で未来を進んでいけるように見守るだけ。それが私の仕事です。
未来の事は頭の良い人に任せて、私は私の仕事を頑張るのみです」
今ここで自分の出来ることを精一杯努めるその意思を示したマグダレンをローレンスは羨望に近い感情を感じた。
それに比べローレンスは未だ迷いの中にいるから。もちろんマグダレンが迷いを全て吹っ切ったとは思えないが、少なくともローレンスよりしっかり先に進む意識を持っている。
「お前も強くなったな」
ローレンスはそういう言葉を返すのが精一杯だった。マグダレンは苦笑だけを返してきた。
「いいねぇ~ 姫さんのそういう所。俺は好きだね。
オジサンは若い子のそういう言葉は胸が熱くなってしまう」
マグダレンは目を細めバーンを睨む。
「いやそれでいいと思うよ。
俺たちノービリスは基本、色々チマチマと考えること苦手なんだ。そしてそれぞれが好きなことをしている。俺が旅をして絵を描いているように」
言葉の意図を探るように二人の視線がバーンに向けられる。バーンは人懐っこい笑みを浮かべる。
「俺が言いたいのは、あなた方は変に真面目だから。
変に気を回したり、この土地にいることの意義とか求めるのではなく、俺たちのようにしたい事を思う存分楽しみながらやるという事でいいのでは? ってこと。
子供達だけでなく、アンタらも、もっと気楽に自由に生きて欲しいなと」
ローレンスは苦く笑う。
「自由か、それが一番難しい生き方だな」
バーンは肩をすくめる。
「まあ大人だとね~」
バーンの惚けた言葉にローレンスは笑ってしまう。
「ローレンス……。シルワ様からの提案なのですが………。
助手を貴方に与えたいと」
ローレンスは首を傾ける。
「助手が必要なような仕事はしていないが」
マグダレンは少し困ったように笑う。そして視線を兄へと戻す。
「私からもその子を貴方に託せたらと思っているのですが」
ローレンスは眉を寄せる。
「まさか、あの子供の面倒を俺が見ろと? お前の息子だろ?」
ローレンスは、妹にソックリな子供の顔を思い出し顔を顰める。
マグダレンは顔を横にふる。
「レオニラードの子供にローレンスという子がいる」
ローレンスは目を見張りマグダレンの方を見る。
「黒い髪で青い瞳で風の能力をもつ。
レ二ーがローレンスから名前を取り名付けた。
ローレンスのような男になってもらいたいと願いを込めてつけていた。
……残念ながら相手の女性が亡くなったり、色々あって家族としては過ごせなかったけど……。
その子供は今ファクルタースの研究をしている。」
ローレンスは話を聞きながら、自分の中にじんわりと悦びが広がっていくのを感じる。レオ二ラードが離れていても自分の事を思っていてくれたという事実。同時にレオ二ラードの血を引く自分の名前を持つ子供の事も気になる。
「その子には。共に横で見守ってくれる大人が必要だ。面倒見てくれないか?」
ローレンスはゆっくりと息を吐きマグダレン視線を向ける。
「会ってみよう。実際顔を合わせてから考えることにするよ」
安堵したようにマグダレンは少し微笑み、小さく頭を下げた。
そのタイミングで鐘の音が響き、部屋の三人は視線を広場でと向けた。
広場の真ん中にはロープで仕切られた通路があるが、皆心を昂らせているものの慎みは忘れておらず行儀良く儀式が始まるのを待っている。
その様子を神殿のバルコニーから見下ろしていたローレンスは小さく深呼吸する。
今日はあくまでも貴賓席から儀式を見守るだけの立場でしかないのに、ローレンスはいつになく緊張していた。
隣を見るとマグダレンが別の意味で張り詰めた硬い表情で見下ろしている。
先ほど顔を合わせたが、前のように家族としての会話はなく、ただ儀礼的な挨拶だけをした。それ以降会話もなく並んで同じ方向を見つめている。
マグダレンの隣に座っているソーレバーンは、同じ空間にいる二人の様子を困ったように見つめている。
ローレンスは視線をバルコニーから見える里へと移動させる。そこには旅に出る前とは驚くほど様変わりした都市が見える。
ここにローレンスらが辿り着いたのは約百五十程年前。
その時、ここはただの森。
神と名乗るノービリスから食料、開拓道具、テントを与えられ、そこからこの土地での生活が始まった。
木造の寺院や家が作られ 田畑ができ、牧場が生まれ町となった。
三人で旅に出て戻ってきたら、石造りの寺院を中心とした都市へと変化していた。
人口そのものは少ないかもしれないが、その様相は田舎とはいえない整備された快適な都市。
その変化は住民の努力の賜物とは言い難いほど発展のスピードが早く、ローレンスらが神と呼んだ存在の力をまざまざと突きつけられた。
同時に自分自身の存在の小ささを感じ苦笑するしかない。
大きくため息をついてから気遣うようなバーンの視線に気がつき、ローレンスは笑みを作る。
「お二人とも、ご家族の婚礼の日で、可愛い姫さんの晴れの日なのに暗い表情で大丈夫か?
俺の弟はそんなに信頼ないのかな~」
バーンの言葉にローレンスは顔を横に振る。
「いえ、どんなに素晴らしい相手でも家族を送り出すというのは複雑な気持ちになるものなんですよ。
それが娘なら特に。
そういえば、トゥルボー様の家族は貴方だけの出席で良かったでしょうか?」
バーンは顔を傾ける。
「一番その目で見たいであろう甥っ子のイービスは、シワン君と一緒にちゃっかりトゥルボーの侍従として参加してるしな」
「祭り事は好きな人ばかりだから、遠くから見て勝手に楽しんでいるのでは?」
「ノービリスがここに大量にいても邪魔なだけだろ」
自分の言葉を遮るように言ってきたマグダレンの言葉にバーンは吹き出す。
「確かに、皆能力は高めで圧が無駄に強いからな。
俺とかイービスのように控えめな性格ではないから、力を抑えるということもしないとくる」
バーンのお陰で三人での会話が始まる。
「マグ、いや、クラーテール。様をつけた方がいいのかな?」
マグダレンは苦笑して顔を横に振る。
「敬称なんていりませんよ。業務中ならともかくこんな場所で変な気遣いは不要です」
「そうか、お前は最近どうなんだ?」
色々聞きたいこともあったローレンスの口から出たのは、非常にざっくりとした質問。
「学舎で楽しく仕事していますよ。
レオニラードの血をひく子供達を相手をしているだけで、時間があっという間に過ぎていく」
ローレンスは子供たちの話をした時に少しだけマグダレンの表情が優しくなったのを感じた。
キンバリーがマグダレンに決別を告げたと聞いて心配していただけに、そのような表情が出ていることに少し安堵する。
「どうなんだ? カエルレウスの子供たちは」
同時に、あのレオニラードの血を引くという子供達のことが気になる。
「可愛いですよ。皆無邪気でまっすぐで良い子で……」
そう言ってから、質問の意図と離れていることに気がついたマグダレンは、顔を少し引き締め再び口を開く。
「能力は一般のアミークスの子供より平均的に高めではありますが、特異な訳でもないです。
シワンのようなノービリスレベルの能力をもつ子は以降出ていませんし、水の能力者は生まれていません。
これはルークスの力の強い都市で育ったこともあるのかもしれませんが……。
最近では首都以外の者と婚礼させ移住させ様子を見ているようですね。その何人かはこちらの土地にもきていると思いますが」
ローレンスは神殿で働き、技術指導や援助する仕事をしている天使と呼ばれる人が住民と関係を深め婚姻している例があることを思い出す。
あの者たちの中にレオニラードの血を引くものだったのかと思うと不思議な気持ちになる。
「私は元々武人、ファクルタースがなんたるも理解していません。
掛け合わせによる未来予測についてもてんで分からない。
だから今は、目の前にいる子供のことだけを見る事にしました。子供達が子供らしく楽しめ、そして自分の足で未来を進んでいけるように見守るだけ。それが私の仕事です。
未来の事は頭の良い人に任せて、私は私の仕事を頑張るのみです」
今ここで自分の出来ることを精一杯努めるその意思を示したマグダレンをローレンスは羨望に近い感情を感じた。
それに比べローレンスは未だ迷いの中にいるから。もちろんマグダレンが迷いを全て吹っ切ったとは思えないが、少なくともローレンスよりしっかり先に進む意識を持っている。
「お前も強くなったな」
ローレンスはそういう言葉を返すのが精一杯だった。マグダレンは苦笑だけを返してきた。
「いいねぇ~ 姫さんのそういう所。俺は好きだね。
オジサンは若い子のそういう言葉は胸が熱くなってしまう」
マグダレンは目を細めバーンを睨む。
「いやそれでいいと思うよ。
俺たちノービリスは基本、色々チマチマと考えること苦手なんだ。そしてそれぞれが好きなことをしている。俺が旅をして絵を描いているように」
言葉の意図を探るように二人の視線がバーンに向けられる。バーンは人懐っこい笑みを浮かべる。
「俺が言いたいのは、あなた方は変に真面目だから。
変に気を回したり、この土地にいることの意義とか求めるのではなく、俺たちのようにしたい事を思う存分楽しみながらやるという事でいいのでは? ってこと。
子供達だけでなく、アンタらも、もっと気楽に自由に生きて欲しいなと」
ローレンスは苦く笑う。
「自由か、それが一番難しい生き方だな」
バーンは肩をすくめる。
「まあ大人だとね~」
バーンの惚けた言葉にローレンスは笑ってしまう。
「ローレンス……。シルワ様からの提案なのですが………。
助手を貴方に与えたいと」
ローレンスは首を傾ける。
「助手が必要なような仕事はしていないが」
マグダレンは少し困ったように笑う。そして視線を兄へと戻す。
「私からもその子を貴方に託せたらと思っているのですが」
ローレンスは眉を寄せる。
「まさか、あの子供の面倒を俺が見ろと? お前の息子だろ?」
ローレンスは、妹にソックリな子供の顔を思い出し顔を顰める。
マグダレンは顔を横にふる。
「レオニラードの子供にローレンスという子がいる」
ローレンスは目を見張りマグダレンの方を見る。
「黒い髪で青い瞳で風の能力をもつ。
レ二ーがローレンスから名前を取り名付けた。
ローレンスのような男になってもらいたいと願いを込めてつけていた。
……残念ながら相手の女性が亡くなったり、色々あって家族としては過ごせなかったけど……。
その子供は今ファクルタースの研究をしている。」
ローレンスは話を聞きながら、自分の中にじんわりと悦びが広がっていくのを感じる。レオ二ラードが離れていても自分の事を思っていてくれたという事実。同時にレオ二ラードの血を引く自分の名前を持つ子供の事も気になる。
「その子には。共に横で見守ってくれる大人が必要だ。面倒見てくれないか?」
ローレンスはゆっくりと息を吐きマグダレン視線を向ける。
「会ってみよう。実際顔を合わせてから考えることにするよ」
安堵したようにマグダレンは少し微笑み、小さく頭を下げた。
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