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アーノルドさんとのお話を終えた俺が置いた宝石箱を前回同様険しい目で見ているセシリアさん。あんまり美人な方がそんな顰めっ面をしていると一層怖く見える…ガクブルガクブル……
「ジュン殿、これまた随分と豪華な宝箱だね。ミミック系が落としたのかな?」
「気づいたら拾ってたんですよね、ダンジョン内にあった大部屋に居たモンスターをみー婆が狩り尽くしたりしてたんで。どんなモンスターが落としたとかわからなくて」
モンスターハウスみたいな大部屋でも見敵必殺とばかりに殲滅してたからね、どんなモンスターが居たとか見る前にドロップアイテムになってたし。
俺にとってはみー婆が無事ならいいし今となってはモンスターの種類とか関係ないかなぁ。モンスターの種類がわかったところでみー婆は戦わせてくれないだろうし。ちょっとは戦ってみたい気もするけど怪我とか怖いからいいかな。
セシリアさんは宝箱の確認を終えると慎重に蓋を開けていく。鑑定先輩で罠とか確認したけど特に罠っぽいものは仕掛けられていないからそのまま渡しちゃったな、伝えておけばよかったかな? でもロビンさんが眼鏡みたいな魔道具でチェックしてたしいいか。
何事もなく開いた宝箱の中身をチラッと見るけどゴルフボールの大きさをした宝石というか宝玉がいくつか入ってるだけだった。なんかこの前開けた宝箱より中身がしょっぱい気がするね。やっぱ初心者向けのダンジョンだったのかな?他の人たちは危ないって言ってたけど…
「んー…あんまり期待できなそうですね、クオン達の瞳と同じ色の宝玉があっただけよかったですけど」
ちょっと期待はずれかなぁなんて気持ちでそう呟くと他の人達から『はぁ?お前マジで言ってんのそれ』と言わんばかりの視線を向けられる…
ロビンさんやジャックさんに至ってはジッと宝玉を眺めて固まってるし…
え、えぇと…なんか失言でもしましたでしょうか?
「ジュン君…この宝玉達はね、プラネットシリーズだと思うんだけどわからないかしら」
「それもカラーか……ジャックとロビン、この件は他言無用だ。いいな?」
アーノルドさんが深いため息と共に同席している人達にそんなことを言っていたが本当どうしたんだろ?
それにプラネットシリーズですか?なんすかそれ。鑑定先輩お願いします!と試しに赤いやつを見てみる。
【レッドプラネット】
天から堕ちてきた飛来物が濃密な火属性の魔力によって変化した緋い魔宝玉。身につけた者には火属性に対して絶対的な加護を得る。また、膨大な魔力と星の生命力を内包しており身につけた者に対し老化を抑制し、様々な不幸から護る。
ほぇぇ…俗に言う属性無効化と属性攻撃上昇の効果があるのかな。なんかゲームっぽい解釈しちゃったけどそんな感じだろう。それとおまけでついてる老化抑制とか不幸から護るって言うのもいいね。不幸が抽象的すぎてよくわからないけど。
クオン達はダンジョン内で囚われてた感じだったしお守り程度の効果しかないかもだけどこのプラネットシリーズで首輪作ってあげよう!期待はずれなんて言ってごめんね!
ちょうどクオン達の瞳と同じ色のものがあるからそれぞれの首に作ってあげれそうだ。よかったよかった。
なんて考えていたらどうやら俺がプラネットシリーズについて無知だと思われたらしくてセシリアさんが事細かに説明してくれた。まぁ…知らなかったのは確かなんだけどね、でも鑑定先輩で知ったから大丈夫です!…なんて言えずに教えを乞いました。決してセシリアさんの気迫に気圧された訳でないのだ。
「いいかしら? プラネットシリーズっていうのは神々の住む星から降ってきたとされる特別な魔宝玉なの。魔宝玉っていうのは魔力を一定量以上含んでる宝石類のことで球体のものは魔宝玉、球体じゃないものは魔宝石と呼ばれているわ。中でもプラネットシリーズは魔宝玉の中でも内包してる魔力がずば抜けていることとよく見て?中に魔力の渦が見えるでしょ?」
と両手で大事そうに持っているセシリアに言われてレッドプラネットの中を見ると確かにキラキラとした粒が渦を巻いている。まるで銀河系が中に入ってるみたいだ。ファンタジー世界すっげ!
「普通なら内包された魔力は消費されて無くなると最終的に普通の宝石に戻るんだけどプラネットシリーズは魔力が循環してて魔力が減らないの。それとね、生命力に満ち溢れていて身につけてると歳を取らない、毒や呪いが効かない、病気にならないなんて言われているわ」
へぇ~、鑑定先輩は不幸から護るなんて書いてあったけど不幸ってそういう意味か。全耐性アップとか結構強いなぁ。俺も身につけたいかも。病気とか怖いしね。
「それにね!カラープラネットなんてほんっっっとに産出しないのよ!世界最大の宝石産出国のジュエリック宝国でさえ無色のプラネットはいくつかあれどカラープラネットなんてほとんどないんじゃないかしら!」
ヒートアップしてきたセシリアさんに怯えながらもどれだけ貴重なものなのかとこんこんと力説されて正直引いてしまうが…残りのやつはどうしようか。
チラッとアーノルドさんを見れば…
「受け取れないし買い取れないからね。一つで国家予算が吹き飛ぶ代物だよ。ジュン殿はフリージア家を財政難にしたいのかな?」
なんて、提案する前に断られてしまった……
セシリアさんはジッとプラネットシリーズを見つめていたがロビンさんとジャックさんに無理です、買い取れません、諦めてくださいと言い聞かせられていた。
ほんと…どうしようかな……宝石をジャラジャラとつける趣味はないんだよなぁ…
「ジュン殿、これまた随分と豪華な宝箱だね。ミミック系が落としたのかな?」
「気づいたら拾ってたんですよね、ダンジョン内にあった大部屋に居たモンスターをみー婆が狩り尽くしたりしてたんで。どんなモンスターが落としたとかわからなくて」
モンスターハウスみたいな大部屋でも見敵必殺とばかりに殲滅してたからね、どんなモンスターが居たとか見る前にドロップアイテムになってたし。
俺にとってはみー婆が無事ならいいし今となってはモンスターの種類とか関係ないかなぁ。モンスターの種類がわかったところでみー婆は戦わせてくれないだろうし。ちょっとは戦ってみたい気もするけど怪我とか怖いからいいかな。
セシリアさんは宝箱の確認を終えると慎重に蓋を開けていく。鑑定先輩で罠とか確認したけど特に罠っぽいものは仕掛けられていないからそのまま渡しちゃったな、伝えておけばよかったかな? でもロビンさんが眼鏡みたいな魔道具でチェックしてたしいいか。
何事もなく開いた宝箱の中身をチラッと見るけどゴルフボールの大きさをした宝石というか宝玉がいくつか入ってるだけだった。なんかこの前開けた宝箱より中身がしょっぱい気がするね。やっぱ初心者向けのダンジョンだったのかな?他の人たちは危ないって言ってたけど…
「んー…あんまり期待できなそうですね、クオン達の瞳と同じ色の宝玉があっただけよかったですけど」
ちょっと期待はずれかなぁなんて気持ちでそう呟くと他の人達から『はぁ?お前マジで言ってんのそれ』と言わんばかりの視線を向けられる…
ロビンさんやジャックさんに至ってはジッと宝玉を眺めて固まってるし…
え、えぇと…なんか失言でもしましたでしょうか?
「ジュン君…この宝玉達はね、プラネットシリーズだと思うんだけどわからないかしら」
「それもカラーか……ジャックとロビン、この件は他言無用だ。いいな?」
アーノルドさんが深いため息と共に同席している人達にそんなことを言っていたが本当どうしたんだろ?
それにプラネットシリーズですか?なんすかそれ。鑑定先輩お願いします!と試しに赤いやつを見てみる。
【レッドプラネット】
天から堕ちてきた飛来物が濃密な火属性の魔力によって変化した緋い魔宝玉。身につけた者には火属性に対して絶対的な加護を得る。また、膨大な魔力と星の生命力を内包しており身につけた者に対し老化を抑制し、様々な不幸から護る。
ほぇぇ…俗に言う属性無効化と属性攻撃上昇の効果があるのかな。なんかゲームっぽい解釈しちゃったけどそんな感じだろう。それとおまけでついてる老化抑制とか不幸から護るって言うのもいいね。不幸が抽象的すぎてよくわからないけど。
クオン達はダンジョン内で囚われてた感じだったしお守り程度の効果しかないかもだけどこのプラネットシリーズで首輪作ってあげよう!期待はずれなんて言ってごめんね!
ちょうどクオン達の瞳と同じ色のものがあるからそれぞれの首に作ってあげれそうだ。よかったよかった。
なんて考えていたらどうやら俺がプラネットシリーズについて無知だと思われたらしくてセシリアさんが事細かに説明してくれた。まぁ…知らなかったのは確かなんだけどね、でも鑑定先輩で知ったから大丈夫です!…なんて言えずに教えを乞いました。決してセシリアさんの気迫に気圧された訳でないのだ。
「いいかしら? プラネットシリーズっていうのは神々の住む星から降ってきたとされる特別な魔宝玉なの。魔宝玉っていうのは魔力を一定量以上含んでる宝石類のことで球体のものは魔宝玉、球体じゃないものは魔宝石と呼ばれているわ。中でもプラネットシリーズは魔宝玉の中でも内包してる魔力がずば抜けていることとよく見て?中に魔力の渦が見えるでしょ?」
と両手で大事そうに持っているセシリアに言われてレッドプラネットの中を見ると確かにキラキラとした粒が渦を巻いている。まるで銀河系が中に入ってるみたいだ。ファンタジー世界すっげ!
「普通なら内包された魔力は消費されて無くなると最終的に普通の宝石に戻るんだけどプラネットシリーズは魔力が循環してて魔力が減らないの。それとね、生命力に満ち溢れていて身につけてると歳を取らない、毒や呪いが効かない、病気にならないなんて言われているわ」
へぇ~、鑑定先輩は不幸から護るなんて書いてあったけど不幸ってそういう意味か。全耐性アップとか結構強いなぁ。俺も身につけたいかも。病気とか怖いしね。
「それにね!カラープラネットなんてほんっっっとに産出しないのよ!世界最大の宝石産出国のジュエリック宝国でさえ無色のプラネットはいくつかあれどカラープラネットなんてほとんどないんじゃないかしら!」
ヒートアップしてきたセシリアさんに怯えながらもどれだけ貴重なものなのかとこんこんと力説されて正直引いてしまうが…残りのやつはどうしようか。
チラッとアーノルドさんを見れば…
「受け取れないし買い取れないからね。一つで国家予算が吹き飛ぶ代物だよ。ジュン殿はフリージア家を財政難にしたいのかな?」
なんて、提案する前に断られてしまった……
セシリアさんはジッとプラネットシリーズを見つめていたがロビンさんとジャックさんに無理です、買い取れません、諦めてくださいと言い聞かせられていた。
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