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第二章
第79話:店舗の話し合い
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◆◇◆◇
ティアナとレクシアがバルフェムを発った、翌日。
楓は今日も既製品作りに精を出すつもりだったのだが、セリシャから声が掛かる。
「オルダナさんと、店舗についての話し合いですか?」
「えぇ、そうよ。ここ最近はずっと従魔具を作っていたからね。本当はお休みを取ってもらいたいところだけれど……カエデさん、ちゃんと休んでいるかしら?」
楓はいわば、自営業のような立場にある。
自分のタイミングで仕事を行い、自分で休みを決めることもできる。
セリシャの部屋を使わせてもらっているため、商業ギルドで働いていると楓自身も勘違いすることがあるが、実際には違うのだ。
「夜はきちんと寝てますよ?」
「丸一日で休んでほしいと言っているのだけど?」
「新人がそう簡単に休んではいられませんよ!」
「……はぁ。だから今日は、オルダナと一緒にカエデさんの店舗について話し合いましょう、と言っているのよ」
セリシャの意図がなかなか伝わらず、楓は首を傾げながらも頷く。
「……はぁぁ。それじゃあ、行きましょうか」
「……? はい」
疑問は尽きなかったが、楓はセリシャと一緒にオルダナの従魔具店へ向かった。
到着して早々、楓は店内を見て回り、どのような従魔具が並んでいるのかを確認する。
既製品作りだけではなく、オーダーメイドにも活かすことができるのではないかと考えたのだ。
ただ、スキル〈従魔具職人〉の場合、スキルを発動させると従魔具の作り方が頭の中に浮かんでくる。
つまり、本人の知識に左右されることはあまりない。
しかし楓は、自分の知識がスキルに影響を及ぼし、スキルと知識で作り上げた従魔具の方がより良い従魔具になるのではないかと考えていた。
「勉強熱心だな」
「あまりに熱心過ぎて、休みを取り忘れているのが気になるところなのだけれどね」
「そうなのか? 俺ならすぐに休みたくなるがなあ! がはははは!」
「え? どうかしましたか?」
突然大笑いを始めたオルダナに、楓は振り返りながら声を掛けた。
「なんでもない! がはははは!」
「そうですか?」
「ほら、カエデさん。店舗の話し合いを始めましょう」
「あ! はい、すみません!」
呆れたようにセリシャが声を掛けると、楓は慌てて二人のもとへ戻ってくる。
「まずはどこに店舗を建てるかなのだけれど……」
「え? オルダナさんと共同経営をするんだから、この店舗をそのまま使うんじゃないんですか?」
そこで聞かされた問い掛けに、楓は首を傾げながら問い返した。
「それも可能ではあるけれど、正直立地的にはあまり良い場所ではないわよ?」
「セリシャ様の言う通りだ。ここは裏路地にある店舗で、人もそこまで多くはやってこない」
「だけど、オルダナさんに弟子入りしたいって人はいるんですよね?」
「いるにはいるが……って、それは客の出入りには関係ないだろう?」
オルダナは困惑気味に答えたが、楓は首を横に振る。
「そんなことはないと思います。言ってみれば、オルダナさんの従魔具店は、知る人ぞ知る店舗ってことですよね?」
「うーん……そうなるのか?」
「そうですよ。正直、既製品を置くとは言っても、私としては従魔のために、オーダーメイドをメインにしたいと考えています。それなら、目立つ場所に店舗を構えるよりも、あまり目立たないところに店舗を構えたいって思ったんです」
楓の意見を聞いたセリシャとオルダナは、納得顔で頷いた。
「なるほど。そういうことだったのね」
「しっかりと自分の考えを持っているじゃないか! それなら問題ないな!」
「そ、そうですか?」
二人から称賛の声が上がり、楓は少しだけ恥ずかしくなってしまう。
それでも認められたのだと思えば嬉しくもあり、誇らしくもなっていた。
「……あ、でも」
そこで楓は思い出したように口を開いた。
「オルダナさんの店舗をそのまま使用するとなれば、内装に手を加える必要が出てくると思うんです。それについて、オルダナさんはいいんですか?」
自分の店舗を持つということは、ある意味で一人前になったということではないかと楓は考える。
そう考えると、自分の力で手に入れた店舗を、ぽっと出の新人が意見を出して内装を変えるなんてことが、許されるものなのか。
「それが従魔のためになるんだろう?」
「私はそう考えています」
「なら、いいんじゃないか?」
しかしオルダナの答えは驚くほどにあっさりしており、楓の意見を全て受け入れてくれた。
「……本当にいいんですか? オルダナさんの店舗なんですよ?」
「俺はスキルだけで従魔具を作ってきたわけじゃねえし、従魔具作りには自信がある。だが、それ以外のことはからっきしなんだ」
内装に手を加えることを許した理由について、オルダナは語り始める。
「店を持つってことで、ある程度の計算は勉強したさ。それこそ、必死になってな。だが、それ以外には手を出せなかった。頭の中がいっぱいいっぱいになっちまったんだな」
「そうだったんですね。……でも、この店舗はとてもすてきだと思いますよ?」
「そいつはまあ、亡くなった妻がやってくれた内装だからな」
そう口にしたオルダナは、カウンターの奥に飾られていた一つの従魔具に目を向ける。
「そうだったんですね……その、すみませんでした」
「いいってことよ。知らないのは当然だし、昔のことだからな」
オルダナはそう言って笑うが、楓はどうしても気になってしまう。
「でも、それならやっぱり内装に手を加えるのはダメなんじゃ?」
「妻は従魔を本当に愛していた。それこそ、俺のことをほっぽり出してでも従魔のために行動していた奴だったからな。だから、妻と同じ考えを持っている楓になら、内装を任せてもいいと思ったんだ」
亡くなったオルダナの妻に申し訳ないと思った楓だったが、その気持ちを汲んでなお、オルダナは内装を楓に任せたいと口にした。
それが従魔のためになると信じているからだ。
「頼まれてくれねえか、嬢ちゃん?」
そんなオルダナの強い想いに気づいた楓は、グッと力を込めて口を開く。
「……分かりました! 私、頑張りま――」
――バンッ!
するとここで、楓の言葉を遮るようにして、従魔具店の扉が乱暴に開かれた。
ティアナとレクシアがバルフェムを発った、翌日。
楓は今日も既製品作りに精を出すつもりだったのだが、セリシャから声が掛かる。
「オルダナさんと、店舗についての話し合いですか?」
「えぇ、そうよ。ここ最近はずっと従魔具を作っていたからね。本当はお休みを取ってもらいたいところだけれど……カエデさん、ちゃんと休んでいるかしら?」
楓はいわば、自営業のような立場にある。
自分のタイミングで仕事を行い、自分で休みを決めることもできる。
セリシャの部屋を使わせてもらっているため、商業ギルドで働いていると楓自身も勘違いすることがあるが、実際には違うのだ。
「夜はきちんと寝てますよ?」
「丸一日で休んでほしいと言っているのだけど?」
「新人がそう簡単に休んではいられませんよ!」
「……はぁ。だから今日は、オルダナと一緒にカエデさんの店舗について話し合いましょう、と言っているのよ」
セリシャの意図がなかなか伝わらず、楓は首を傾げながらも頷く。
「……はぁぁ。それじゃあ、行きましょうか」
「……? はい」
疑問は尽きなかったが、楓はセリシャと一緒にオルダナの従魔具店へ向かった。
到着して早々、楓は店内を見て回り、どのような従魔具が並んでいるのかを確認する。
既製品作りだけではなく、オーダーメイドにも活かすことができるのではないかと考えたのだ。
ただ、スキル〈従魔具職人〉の場合、スキルを発動させると従魔具の作り方が頭の中に浮かんでくる。
つまり、本人の知識に左右されることはあまりない。
しかし楓は、自分の知識がスキルに影響を及ぼし、スキルと知識で作り上げた従魔具の方がより良い従魔具になるのではないかと考えていた。
「勉強熱心だな」
「あまりに熱心過ぎて、休みを取り忘れているのが気になるところなのだけれどね」
「そうなのか? 俺ならすぐに休みたくなるがなあ! がはははは!」
「え? どうかしましたか?」
突然大笑いを始めたオルダナに、楓は振り返りながら声を掛けた。
「なんでもない! がはははは!」
「そうですか?」
「ほら、カエデさん。店舗の話し合いを始めましょう」
「あ! はい、すみません!」
呆れたようにセリシャが声を掛けると、楓は慌てて二人のもとへ戻ってくる。
「まずはどこに店舗を建てるかなのだけれど……」
「え? オルダナさんと共同経営をするんだから、この店舗をそのまま使うんじゃないんですか?」
そこで聞かされた問い掛けに、楓は首を傾げながら問い返した。
「それも可能ではあるけれど、正直立地的にはあまり良い場所ではないわよ?」
「セリシャ様の言う通りだ。ここは裏路地にある店舗で、人もそこまで多くはやってこない」
「だけど、オルダナさんに弟子入りしたいって人はいるんですよね?」
「いるにはいるが……って、それは客の出入りには関係ないだろう?」
オルダナは困惑気味に答えたが、楓は首を横に振る。
「そんなことはないと思います。言ってみれば、オルダナさんの従魔具店は、知る人ぞ知る店舗ってことですよね?」
「うーん……そうなるのか?」
「そうですよ。正直、既製品を置くとは言っても、私としては従魔のために、オーダーメイドをメインにしたいと考えています。それなら、目立つ場所に店舗を構えるよりも、あまり目立たないところに店舗を構えたいって思ったんです」
楓の意見を聞いたセリシャとオルダナは、納得顔で頷いた。
「なるほど。そういうことだったのね」
「しっかりと自分の考えを持っているじゃないか! それなら問題ないな!」
「そ、そうですか?」
二人から称賛の声が上がり、楓は少しだけ恥ずかしくなってしまう。
それでも認められたのだと思えば嬉しくもあり、誇らしくもなっていた。
「……あ、でも」
そこで楓は思い出したように口を開いた。
「オルダナさんの店舗をそのまま使用するとなれば、内装に手を加える必要が出てくると思うんです。それについて、オルダナさんはいいんですか?」
自分の店舗を持つということは、ある意味で一人前になったということではないかと楓は考える。
そう考えると、自分の力で手に入れた店舗を、ぽっと出の新人が意見を出して内装を変えるなんてことが、許されるものなのか。
「それが従魔のためになるんだろう?」
「私はそう考えています」
「なら、いいんじゃないか?」
しかしオルダナの答えは驚くほどにあっさりしており、楓の意見を全て受け入れてくれた。
「……本当にいいんですか? オルダナさんの店舗なんですよ?」
「俺はスキルだけで従魔具を作ってきたわけじゃねえし、従魔具作りには自信がある。だが、それ以外のことはからっきしなんだ」
内装に手を加えることを許した理由について、オルダナは語り始める。
「店を持つってことで、ある程度の計算は勉強したさ。それこそ、必死になってな。だが、それ以外には手を出せなかった。頭の中がいっぱいいっぱいになっちまったんだな」
「そうだったんですね。……でも、この店舗はとてもすてきだと思いますよ?」
「そいつはまあ、亡くなった妻がやってくれた内装だからな」
そう口にしたオルダナは、カウンターの奥に飾られていた一つの従魔具に目を向ける。
「そうだったんですね……その、すみませんでした」
「いいってことよ。知らないのは当然だし、昔のことだからな」
オルダナはそう言って笑うが、楓はどうしても気になってしまう。
「でも、それならやっぱり内装に手を加えるのはダメなんじゃ?」
「妻は従魔を本当に愛していた。それこそ、俺のことをほっぽり出してでも従魔のために行動していた奴だったからな。だから、妻と同じ考えを持っている楓になら、内装を任せてもいいと思ったんだ」
亡くなったオルダナの妻に申し訳ないと思った楓だったが、その気持ちを汲んでなお、オルダナは内装を楓に任せたいと口にした。
それが従魔のためになると信じているからだ。
「頼まれてくれねえか、嬢ちゃん?」
そんなオルダナの強い想いに気づいた楓は、グッと力を込めて口を開く。
「……分かりました! 私、頑張りま――」
――バンッ!
するとここで、楓の言葉を遮るようにして、従魔具店の扉が乱暴に開かれた。
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