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第四章
第151話:従魔大運動会とは?
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「あれ? 楓さんは聞いていないんですか?」
「う、うん。初めて聞いた」
鈴音が驚いたように声を掛けると、楓は困惑気味に頷いた。
「あーしたちも聞いただけなんだけどー、バルフェムの外に舞台を作ってー、従魔たちが運動会をするんだってー」
「レクシアさんやヴィオンさんも参加するみたいですよ?」
「そうなんだ。それって、小型従魔はないのかな?」
ティアナの従魔であるレクシアが中型、ヴィオンの従魔であるライゴウは大型だ。
楓の従魔であるピースは小型なので、小型も参加できるのかと気になってしまう。
「小型従魔の競技もあるみたいですよ?」
「そうなんだ!」
「キュギ?(どうしたの?)」
嬉しそうに声を上げた楓に、ピースが口を開いた。
「従魔の大運動会があるんだって! ピースも参加……って、参加受付とかはどこでやるのかな?」
どのような競技があるのか分からないが、せっかくのイベントなのだから、従魔と契約している以上は参加してみたい。
何より、参加者の全員が従魔と契約をしている人たちなので、交流を深められたらいいなと楓は考えていた。
「冒険者ギルドと商業ギルドで受付しているみたいです」
「セリシャ様に聞けば分かるはずだしー!」
「そっか! それじゃあ明日は商業ギルドに顔を出して聞いてみなきゃ!」
楽しそうな楓を見て、アリスと鈴音も嬉しそうに笑う。
「楓さんとピース君も参加するんですか?」
「参加できたらいいなーって思ってる」
「ピースは強いし、絶対優勝できるしー!」
「キ? キュギキリュキ?(ん? なんの話?)」
「同じ小型従魔と競えるんだって! 参加できたらいいね!」
ピースだけはなんの話をしているのかはっきり理解できていない。
しかし、楓が楽しそうなのは分かっているため、ピースはとりあえず頷いておくことにした。
「あら! 三人とも、おかえり!」
ここで宿に到着した楓たち。
宿に入るとすぐに女将から声を掛けられた。
「ただいまです、女将さん」
「女将さーん! 今度犬っちに台所貸してほしいでーす!」
「ちょっと、アリスちゃん! いきなり過ぎない!?」
アリスは楓の料理が早く食べたくて仕方がなかった。
とはいえ、今日はこのあと夕食時だ。女将も料理の下ごしらえを終えている。
「今日はさすがに無理だけど、予定を教えてくれたら貸してもいいわよ」
「マジで! やったー!」
「あたいもカエデさんの料理は気になるからね。ただし、レシピに関してはきちんと相談させてもらうわよ?」
「あはは。でも、特別な料理とかではないと思いますよ?」
「そう言ってー! きっとあたいの知らない料理が出てくるんでしょう?」
サンドイッチは単純に、パンとパンの間に具材を挟んだ料理だ。
それに楓は料理人ではなく、一人暮らしが長かった単なるOLだった。
料理のレパートリーもそこまで多いわけではないので、あまり期待されても申し訳がない。
「でもまあ、カエデさんの料理はどれも美味しかったから、味見できるだけでも嬉しいんだけどね」
「女将さんにそう言ってもらえると、嬉しいです」
笑顔の楓を見て、女将も笑う。
「さあさあ! 今日はあたいの料理で我慢しておくれよ!」
「女将さんの料理も全部美味しいし、嬉しいです!」
「あーしもー!」
「私もです。ありがとうございます」
「あらあら! 嬉しいことを言ってくれるねえ!」
それから楓たちは部屋に戻って荷物を置き、三人で一緒に夕食を取った。
世間話に花を咲かせ、楓もまさかこんな日が異世界で訪れることになろうとは、夢にも思わなかった。
(……私、この世界に来られて、本当によかったな)
そんなことを考えながら、アリスや鈴音と一緒に美味しい料理に舌鼓を打つのだった。
「う、うん。初めて聞いた」
鈴音が驚いたように声を掛けると、楓は困惑気味に頷いた。
「あーしたちも聞いただけなんだけどー、バルフェムの外に舞台を作ってー、従魔たちが運動会をするんだってー」
「レクシアさんやヴィオンさんも参加するみたいですよ?」
「そうなんだ。それって、小型従魔はないのかな?」
ティアナの従魔であるレクシアが中型、ヴィオンの従魔であるライゴウは大型だ。
楓の従魔であるピースは小型なので、小型も参加できるのかと気になってしまう。
「小型従魔の競技もあるみたいですよ?」
「そうなんだ!」
「キュギ?(どうしたの?)」
嬉しそうに声を上げた楓に、ピースが口を開いた。
「従魔の大運動会があるんだって! ピースも参加……って、参加受付とかはどこでやるのかな?」
どのような競技があるのか分からないが、せっかくのイベントなのだから、従魔と契約している以上は参加してみたい。
何より、参加者の全員が従魔と契約をしている人たちなので、交流を深められたらいいなと楓は考えていた。
「冒険者ギルドと商業ギルドで受付しているみたいです」
「セリシャ様に聞けば分かるはずだしー!」
「そっか! それじゃあ明日は商業ギルドに顔を出して聞いてみなきゃ!」
楽しそうな楓を見て、アリスと鈴音も嬉しそうに笑う。
「楓さんとピース君も参加するんですか?」
「参加できたらいいなーって思ってる」
「ピースは強いし、絶対優勝できるしー!」
「キ? キュギキリュキ?(ん? なんの話?)」
「同じ小型従魔と競えるんだって! 参加できたらいいね!」
ピースだけはなんの話をしているのかはっきり理解できていない。
しかし、楓が楽しそうなのは分かっているため、ピースはとりあえず頷いておくことにした。
「あら! 三人とも、おかえり!」
ここで宿に到着した楓たち。
宿に入るとすぐに女将から声を掛けられた。
「ただいまです、女将さん」
「女将さーん! 今度犬っちに台所貸してほしいでーす!」
「ちょっと、アリスちゃん! いきなり過ぎない!?」
アリスは楓の料理が早く食べたくて仕方がなかった。
とはいえ、今日はこのあと夕食時だ。女将も料理の下ごしらえを終えている。
「今日はさすがに無理だけど、予定を教えてくれたら貸してもいいわよ」
「マジで! やったー!」
「あたいもカエデさんの料理は気になるからね。ただし、レシピに関してはきちんと相談させてもらうわよ?」
「あはは。でも、特別な料理とかではないと思いますよ?」
「そう言ってー! きっとあたいの知らない料理が出てくるんでしょう?」
サンドイッチは単純に、パンとパンの間に具材を挟んだ料理だ。
それに楓は料理人ではなく、一人暮らしが長かった単なるOLだった。
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「でもまあ、カエデさんの料理はどれも美味しかったから、味見できるだけでも嬉しいんだけどね」
「女将さんにそう言ってもらえると、嬉しいです」
笑顔の楓を見て、女将も笑う。
「さあさあ! 今日はあたいの料理で我慢しておくれよ!」
「女将さんの料理も全部美味しいし、嬉しいです!」
「あーしもー!」
「私もです。ありがとうございます」
「あらあら! 嬉しいことを言ってくれるねえ!」
それから楓たちは部屋に戻って荷物を置き、三人で一緒に夕食を取った。
世間話に花を咲かせ、楓もまさかこんな日が異世界で訪れることになろうとは、夢にも思わなかった。
(……私、この世界に来られて、本当によかったな)
そんなことを考えながら、アリスや鈴音と一緒に美味しい料理に舌鼓を打つのだった。
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