転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた

季未

文字の大きさ
65 / 72

65話

しおりを挟む
(どっちだ……? どっちを選べば……!)

究極の二択。 
[ダンジョン・メイデン]か[聖女(見習い)]か。

聖女は回復特化だ。[セイント・ヒール]の回復量は魅力的だし、[エリアヒール]があれば瀕死の部下たちをまとめて救えるかもしれない。 
一方、ダンジョン・メイデンはダンジョン内で強くなるタイプ。ホームグラウンドでのバフ効果は強力だが、純粋な回復量では聖女に劣るかもしれない。
今は回復が欲しい……だとすれば聖女見習いか……?

(だが……待てよ)

俺はハッとして、リナのステータスウィンドウ──MP: 2/20という絶望的な数字を凝視した。

(MPがない!)

もしクラスチェンジしたとして、MPは全回復するのか? 
ゲームならレベルアップで全回復してもおかしくはない……だが、ここは現実だ。
もし回復しなかったら? 強力な魔法を覚えたところで、MPが空っぽなら何もできない。ジェネラルを見殺しにすることになる。

(希望的観測で博打を打つわけにはいかない……!)

確実な手段が必要だ。燃料がなければどんな高性能なエンジンも動かない。 
俺の視線が、[ダンジョン・メイデン]のスキル欄に吸い寄せられる。

[マナ・リンク(DPとMPを変換)]

(これだ……!)

この説明通りなら……俺の持っている膨大なDPをリナのMPに変換して供給できるはずだ! 
今の俺には4万を超えるDPがある。これを魔力という燃料に変えればリナは枯渇を知らない無限の回復砲台になれる!

(決めた! ダンジョン・メイデンだ!)

だが、まずは条件を満たさなきゃならない。 
俺は震える意識でDPによるレベルアップを選択した。

Lv.3 → Lv.10 (消費DP: 10,000)

(いけっ!!)

[DP: 44,200] → [DP: 34,200]

カッ!

「あ……っ!?」

リナの身体が清浄な光に包まれる。 彼女は自身の内側から湧き上がる力の奔流に目を見開いた。 
枯渇していた体力が底上げされ、顔色に赤みが戻る。

「力が……溢れてくる……神様……?」

彼女は怯えることなく虚空を見上げて呟いた。 
俺が守ってくれているのだと、確信している瞳だ。

そして俺は信じられないものを目にした。

ステータスがみるみる変動している……?

(な、なんだこの上昇値は……!?)

俺は目を疑った。 魔物たちはレベルが上がっても、ステータスは1か2、良くて3くらいしか伸びない。 
だというのにリナはどうだ? たった7レベル上がっただけで、全ステータスが上昇している!

(人間は……成長の質が違うのか!?)

魔物が進化回数でステータスを稼ぐ種族だとしたら、人間はレベルアップそのもので成長の爆発力がある種族ということか? 
それとも訪問者という特別な枠だからか?

(いや、考察は後だ!)

今はこの溢れる才能を形にする時だ。 条件は満たした。DPもまだある。

(リナ……受け取ってくれ! 力を!)

俺は迷わず、[ダンジョン・メイデン]へのクラスチェンジボタンを叩き押した!

(頼む……! 応えてくれ!)

[DP: 34,200] → [DP: 24,200]

瞬間、リナの身体が柔らかな蒼銀の光に包まれた。 魔物たちの進化のような骨格がきしむ音や肉体が肥大化するような暴力的な変化はない。 
光は静かに彼女へと浸透し、在り方そのものを高次元へと昇華させていくようだった。

「これが……神様の力……!?」

光が収まると、そこには以前と変わらぬ少女の姿があった。 
──いや、違う。 
彼女の内側から溢れ出る魔力の質が劇的に変わっていた。 か細い灯火のようだった気配が、今は静かに燃え続ける清浄な炎のように力強い。

「神様……ありがとうございます」

リナが杖を胸に抱き、虚空を見上げて微笑んだ。 瞳には迷いも恐怖もない。あるのは仲間を守り抜くという強い意志だけだ。

「私──みんなを助けます」

彼女の決意に応えるように、俺の脳裏に新たなステータスが浮かび上がる。



♢   ♢   ♢

名前: リナ 種族: 人間 職業: ダンジョン・メイデン(Lv.1)

Lv: 10 
HP: 90 (基礎: 45 + 補正: 45)/MP: 250 (基礎: 120 + 補正: 130)
STR (筋力): 12 (基礎: 6 + 補正: 6)
VIT (体力): 20 (基礎: 8 + 補正: 12)
AGI (敏捷): 18 (基礎: 9 + 補正: 9)
INT (知力): 50 (基礎: 24 + 補正: 26)

補正: スキル[迷宮の祈り]により、ダンジョン内にいる間のみステータスが大幅に強化されている状態。

【習得スキル】
[迷宮の祈り (Lv.1)]: (パッシブ)ダンジョン内にいる間、全ステータスに大幅なプラス補正がかかる。
[コアの守護 (Lv.1)]: MPを消費し、対象1体に「ダメージ軽減障壁」を付与する。
[マナ・リンク (Lv.1)]:  コア(ダンジョン)とパスを繋ぎ、DPをMPに変換して供給を受ける。
[ダンジョン・ヒール (Lv.1)]: 中回復魔法。ダンジョン内での使用時のみ、効果量が拡大され[大回復]相当になる。

【クラスチェンジ先】

[ダンジョン・セイント(迷宮の聖女)]
タイプ: 正統進化・統率支援
概要: ダンジョン・メイデンの正統な上位職。ダンジョンの主の隣に立つに相応しい存在となり、配下の魔物たちからも聖女として崇拝される。
特徴: [マナ・リンク]の効率が最大化し、自身の回復魔法や結界だけでなく、ダンジョン内の味方のステータスを底上げする全体バフも可能になる。

[アビス・オラクル(深淵の巫女)]
タイプ: 防衛特化・干渉
概要: ダンジョンの最深部(コア)とより深く同調し、ダンジョンそのものを武器にする巫女。
特徴: コアの目を通してダンジョン内の全てを把握し、トラップの遠隔操作や、敵へのデバフ(重力操作・空間歪曲)を行う。

♢   ♢   ♢



俺は息を呑んだ。 
もちろんBランクの化物やCランクの冒険者たちと比べれば肉体的なステータスはまだ低い。 
だが、INTとMPに関しては彼らに匹敵しつつある!

何より今の彼女には[マナ・リンク]がある。 俺のDPが尽きない限り彼女の魔力は無限だ。

(いける……! 今のリナなら奇跡を起こせる!)

クラスチェンジを終えたリナは静かに目を閉じていた。 身体の奥底から湧き上がってくる新しい力の奔流を一つ一つ確かめているかのようだ。 
混乱も、戸惑いもない。 彼女は今、自分が何をすべきか、そして何ができるのかを本能で完全に理解していた。

「……!」

リナが目を見開くと同時、彼女の全身から清浄な蒼銀の光が爆発的に溢れ出した。

「神様……力を借ります!」

彼女の祈りに呼応するように俺のコアが激しく脈打つ。 

──パスが繋がった。俺の中に蓄積された膨大なDPが、奔流となってリナへと流れ込んでいく。

[マナ・リンク] 接続確立──エネルギー充填。

「みんな……治って! お願い!」

リナが[UC]乙女の聖杖を高く掲げ、想いの全てを込めて叫んだ。

「──[ダンジョン・ヒール]!!」

言葉と共に放たれたのは光の津波だった。
聖女の癒やしとは違う。 この塔そのものが傷ついた住人たちを慈しみ、修復するかのような濃密で絶対的な再生の光が広間全体を飲み込んだ。

「グ……ルゥ……?」

光の中心にいたジェネラルを蝕んでいた呪いの残滓が悲鳴を上げる間もなく霧散する。 
えぐれた肉が盛り上がり、砕けた骨が繋がり、剥がれた皮膚が再生していく。 時間を巻き戻しているかのような速度だ。

HP: 37/550 → 200/550 → 450/550 → 550/550 

(す、すげぇ……!!)

一瞬だ。 
あれほど絶望的だった致命傷が数秒で完全に塞がった。 これが[ダンジョン・メイデン]……塔の中で最強の回復力を誇るヒーラーの力か!

「グルァ……ッ!?」

ジェネラルがカッと目を見開き、肺いっぱいに空気を吸い込んで起き上がった。 
死の淵からの生還。彼は自分の身体を見下ろし、傷一つない状態に戻っていることに驚愕し──そして目の前で荒い息を吐きながらも、誇らしげに微笑むリナを見た。

「グルゥ……(リナ……助かったぞ……)」

リナは息をつく間もなく、視線を背後に控える瀕死の仲間たちへと向けた。
 [N]ホブゴブリン・ファイター、[N]ゴブリン・レンジャー、そして[N]オーク……。 
ゴア・シェルドーとの死闘で傷つき、虫の息となっている彼らがそこにいる。

「待っててね……! すぐに治してあげるから!」

リナが再び杖を振るう。 
[ダンジョン・メイデン]の力と、俺から供給される潤沢な魔力がある今、彼女にガス欠はない。

「えいっ!」

[ダンジョン・ヒール]

光の波紋が広がるたびに、奇跡が連鎖する。 
首の皮一枚で繋がっていたホブゴブリンの喉が塞がり、深々と斬り裂かれたレンジャーの胸から傷跡が消え去る。 
腕を失いかけていたオークが、驚いたように自分の太い腕をブンブンと振り回し始めた。

「ブゴォォッ!?(痛くない!?)」
「ギィッ!(治った!)」

死の淵にあった者たちが次々と立ち上がる。
 彼らは自分の身体を確かめた後、一斉にリナの方を向いた。

「グルァ……(感謝する、小さき母よ)」
「ブヒィ!(姉ちゃんありがとー!)」

厳つい顔の魔物たちが跪き、擦り寄り、リナへ最大限の感謝と親愛を示している。

「よかった……本当によかった……」

リナは彼らの無骨な手や鼻先を愛おしそうに撫でていた。 
その表情は傷ついた子供を案じる母親のようでもあり、頼もしい兄たちに囲まれて安堵する妹のようでもあった。

(あぁ、そうか……)

俺はその光景を見て、腑に落ちたような感覚を覚えた。 
俺はこのダンジョンの主であり父のような存在かもしれない。 だが、リナもまた──。

(俺だけじゃない……リナもまた、こいつらにとってかけがえのない家族なんだな)

異形の魔物と、人間の少女。
種族も生まれも違うが、この塔で共に生き、互いに守り合う彼らの絆は何よりも強く美しいものに見えた。

その時……。
魔物たちがリナに感謝を示し、1階の広間が温かな空気に包まれている中──俺はふと、ある問題児のことを思い出していた。

(甘えるっていったら……[R] オーク・デストロイヤーはどこにいったんだろう?)

あいつはジェネラルがゴアと遭遇する直前、血の匂いを嗅ぎつけて指揮下から勝手に外れてどこかへ消えてしまった 。 
肝心なゴアとの死闘の時にいなかったことには思うところがあるが……。 [常時バーサーク]で理性のないあいつだ。森で一人暴れまわって、野垂れ死んでいるんじゃないかと心配でもある。

(しょうがない、ウルフと[視点共有]をして探そう)

狩猟部隊長のウルフなら鼻が利くし広範囲を移動できるはず。 
俺は意識を切り替え、[R]ヒーロー・エンシェント・ダイアウルフへと接続した。

(ウルフ! 聞こえるか! デストロイヤーを見なかったか?)

フッ、と視界が切り替わる。 

そして俺の目に飛び込んできたのは──

(!?)

平和な森の景色ではなかった。 
ウルフは今、激しい戦闘の真っ只中にいたのだ。

 いや、ウルフだけではない。

「■■■■■■■■ッ!!!!」

視界の中央で赤黒い暴風が吹き荒れていた。 冒険者の大軍──先ほどの先遣隊とは比較にならない武装集団のど真ん中で。
[R]オーク・デストロイヤーが[殺戮のグレートアックス]を風車のように振り回している姿が視界に映った──。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。

克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作 「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位 転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた

きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました! 「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」 魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。 魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。 信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。 悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。 かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。 ※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。 ※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

処理中です...