お犬様のお世話係りになったはずなんだけど………

ブラックベリィ

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弟4章 狂信者集団と対決・前哨戦

225★武器と防具を用意しよう

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 神咲家の中に入った輝虎は、竜也と共有している部屋へと向かう。
 和輝は和輝で、自分の部屋に向かう。

 そして、自分の部屋に入った和輝は、深く溜め息を吐いて呟く。

 「まさか、また、アレを使うはめになるとはなぁ~………」

 そんな独り言をくらぁ~くぼやきながら、部屋の壁の一部を軽く叩いていく。
 すると、すぅーっと隠し扉が現われる。

 和輝は、気が重いと思いながら、その扉に手を当てて、俗に言う《霊力》なるモノを注ぐ。
 その注がれた《霊力》によって、何処かでカチッという音がした後、スゥーと音も無く扉がスライドして開く。

 流石に隠したモノがモノなので、神護は自分の《霊力》に反応するように、この隠し場所の扉に細工しておいたのだ。
 神護は、隠し場所から、幾つかの箱を部屋の中に引き出し、そのフタを開いて、中に納まる物を見下ろしながら呟く。

 「ふむ、お師匠様からもらった刀と、こいつらも装備するかな?
  8年前の時と違って、今回はこっちも成長しているからな

  あいつらの攻撃も、容赦がなくなるだろうからな
  防衛用のこれは、全員に装備させた方がイイしな

  はぁ~……あの時、なんでこんなに、俺に防護用の装備を
  お師匠様がくれるのかって聞いたときに………

  いずれ、これらが必要になる時が来る……て、言われたけど
  本当に必要になるとははなぁ~………

  謎の多い人だけど、確かに武器よりも、これらの方が
  今は必要だもんなぁ~………いや、マジで

  色々なサイズに調整できるから、輝虎や真奈や優奈まで
  装備できるから、助かるな……本当に………と」

 箱から取り出した武器と防具を手に取り、和輝はニヤッと笑う。

 「まっ……これをもらった時、俺は妹達よりも幼かったしな 
  ………っと、のんびり過去を追憶してなんになる
  さっさと下に降りて、あいつらに装備させよう」

 箱の中から仕舞って置いた武器と防具を見下ろし、少し考えてから和輝は首を振る。

 腕に抱えてだと持ちづらいから、この箱ごと持って行くか
 まっ中は空ンなっちまったけど、一応閉めとこう

 和輝は隠し扉のドアを閉めるために、やはり壁の一部に手を当てて《霊力》を注ぐと、自然にスゥーと閉まっていく。
 音も無く閉じたのを確認し、和輝は別の場所を叩いて、壁をもとの位置へと戻す。

 「これで、よしっと………よっ…と」

 和輝は武器と防具の入った箱を抱えて、1階のリビングへと持っていく。
 そこに、和輝が戻って来たコトを確認して、竜也が報告する。

 「和輝、戸締りは大丈夫だったよ……いじられた形跡もないよ
  ……って…ああ、随分と懐かしいモノを持ってきたね」

 竜也の言葉に、竜姫も懐かしそうに言う。

 「あら、あの時の護身具じゃないのぉ~……うわぁ~…懐かしい
  って……やっぱり、それが必要になるのね

  ほんと、お師匠様ってさぁ~………こういう意味じゃ
  得たい知れない人よねぇ~…本当に……

  この護身具の群れが、今になって必要になるんだもんね」

 2人の言葉に、内心で同感と思いながら、和輝はリビングに集まって居た全員に見えるように、箱から護身具を出してテーブルに並べる。
 それらを、好奇心に満ちた目で見ながら、真奈が首を傾げつつ言う。










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