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弟4章 狂信者集団と対決・前哨戦
249★緊迫感の中、新たな衝撃が投下されました
しおりを挟む真奈の痛烈な言葉に、忍耐の限界を迎えたリーダーらしき男が、低い声で唸るように言う。
「偉大なる『神』に仕える我等を………」
そんなリーダーらしき男を見下ろし、和輝は嘲笑する。
「だぁ~から、ここはあの臭い化け物は居ないって言ってるだろ
わかったら、さっさと帰れよ
素直に帰らないのなら、実力行使する
8年前のあの時の恨み、忘れてねぇ~からな
それでも、居座ってここの住人を生贄にしようってんなら
容赦しない、覚悟するんだな」
和輝の言葉に、それでも狂信者ゆえの信念で、言い返す。
「ここの住人の正体を確認するまでは帰らん
それが我々の使命だ」
その答えを聞き、和輝は冷然とリーダーらしき男と、その背後に陣取る狂信者の集団を見て言い放つ。
「そんじゃ、叩き伏せて、おめーらを警察に手渡すだけさ
俺達は、法律を遵守する善良ないち市民だからな
血と争いを好む『邪神』を崇め奉る狂信者達とはちがうんでね
くすくす………8年前の、あの時の礼もかねて、懇切丁寧に
たぁ~っぷりといたぶってやるから、覚悟するんだな」
和輝の言葉に、竜也も呆れた口調で追随して言う。
「君達って、ほんとぉ~に自分達は正しき『神』に選ばれた
信徒や聖戦士と名乗るつもりなのかい?
そんなに無辜の民の血にまみれて、生臭いのに?
それに、君達っては、視る能力も感じる能力も持たない
無能者集団じゃないか
もし、それでも正しき『神』の信徒を名乗るんならさぁ
もっときちんと霊能力ぐらいは磨いたほうが良いよ
全然、善悪も正邪も判って無いようだからね
それに、こんな聖域に住む者に無用な疑念を持って来るよりも
華を関する暗黒大陸の○○○地方にいる〔食人鬼〕とか
南米の○○○○辺りに巣食う〔バンパイア〕もどきとかを
退治しに行ったらどうだい?
その方が、よほどそこに住む住人達に喜ばれると思うよ
なんなら、ボクが持っている情報を売ってあげるけど」
それまで、ジリジリと緊迫した状態で、黙って和輝達と【狩る者】達の会話を聞いていた桜が、その聞き覚えのある地域名に瞳を見開いて、状況も忘れて叫ぶように言う。
「和輝ぃ~……今…今、あっちの彼が言った南米の○○○○って
白夜兄ぃ様が、取材に行っている地方の名前と似ているんだけど
本当に、あの〔バンパイア〕が巣食っているところなのぉ?」
悲鳴にも似た声での問い掛けに、狂信者達との間合いを取りながらも、和輝は桜の問い掛けに反応して答える。
「さくらぁ~……それ、マジかぁ?…マジなら、本気で危ないぞ
って、白夜さんてば、そっち行てんのか?」
そのやり取りを、狂信者とあげつらわれた者達もまた、黙って聞いていた。
そう、自分達の知らない情報が故に………。
【狩る者】達の襲撃に緊迫していた桜達もまた、和輝達の持つ情報に動揺する。
その衝撃的事実に、桜はいっぱいいっぱいになった思考で、和輝の問い掛けに、なんで白夜がそっちに行ったかを口にする。
「うん、確か謎の文明の痕跡が………って話しを持ち込まれて
確か………チャックモールとは、全然別の系統で………
生け贄を好む『神』が支配したらしい、高度に発達した文明の
痕跡が有るって触れ込みでテレビ局に持ち込まれて………
そこで、多数のジャンルで行ったり来たりして色々と書いている
白夜兄ぃ様に、白羽の矢が立ったって聞いたわ
現地取材して、それをテーマにしたモノで、それらしいモノを
1本書いてくれって言う話しだったから………
だから、今、白夜兄ぃ様は、スタッフとそっちにいるのよ
3泊4日の予定で、今日は食料の買い込みしているはずなの
持ち運べる機材と食料関係で、その謎の文明の痕跡を調べるのに
3泊4日が限界って行っていたわ
昨日の連絡で、白夜兄ぃ様から、そう聞いたのよ
まさか〔バンパイア〕が巣食っているところだなんて………」
蒼褪めた桜からの答えに、和輝は脂汗を流す。
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