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第3章 蓬莱家で住み込みのお仕事
056★2週間分の用意?
しおりを挟む桜につまみ食いされたコトを、涙目で我慢した2頭は、和輝からの許可に、1度和輝を振り仰ぐ。
まるで、本当に良いの?とでも言うように………。
「良いんだぞ、お前達のだ」
もう一度、和輝はそう2頭に言ってやる。
本当に自分達が食べて良いと確認した2頭は、目の前に置かれたミルクババロアとトリカラを見て、ちょっと小首を傾げてから食べ始める。
もちろん、つまみ食いの標的にされたミルクババロア……ではなくて、未遂で終わったトリカラを先にペロッと食べてしまう。
そう、桜に再び標的にされて、食べられてしまう前に食べてしまえをしたのだ。
それから、おもむろにミルクババロアを嬉しそうに食べ始める。
2頭が安心して食べ始めたのを確認し、和輝は2人の妹達を振り返った。
「とりあえず、今日から
向こうに行くコトに
なりそうだから
当座の必要なモノを
用意しておけ
一応、2週間くらいの
予定かな?
まっ…忘れたら取りに
くれば良いだけだけどな
学校に必要なモノはなるべく
忘れないようにな」
「ふ~ん…2週間くらいかぁ……
ちょっと臨海学習みたいだね
真奈ちゃん」
「臨海学習ねぇ…でもこれから
海いく訳じゃないから………
どっちかって言うと………
林間学習じゃないかな?
それに2週間って言うなら
普通に、旅行って言う方が
あってないかな?
和兄ぃと一緒にさ………」
「真奈ちゃんと、お兄ぃちゃん
2人と一緒に、3人で旅行かぁ」
和輝からの2週間の住み込み予定の話しに、どちらもどこか嬉しそうにしている。
「でも良かったぁ………
お兄ぃちゃんがお夕飯を
何時もより遅くしてくれ
って言ったから………
まだ、夕飯の準備して
いなかったんだ
それで正解だったね
おにいちゃん」
「みたいだな
一応、冷凍庫ン中の
半端モンはさっき調理して
食べたけど………
2~3日中に、調理して
食べちまわなきゃならない
食品ってあるか? 優奈」
和輝からの問いに、優奈は頬に人差し指を当てて、冷蔵庫の中身を思い出してみる。
「ん~……無いよぉ…
生モノ系は、昨日で
全部食べ終わったモン
冷凍庫の半端モンは
さっき片付けちゃたし
お兄ぃちゃん、明後日
バイトお休みだって
言っていたから………
お休みの時に、一緒に
食料品の買い出しして
もらおうと思っていたから
今日は、保存食とかの
ある物ですませようかな?
って、思っていたから
新しい食料品は、買って
来てないから大丈夫よ」
「そっか、んじゃ大丈夫だな
おやつ食べたばかりだし
夕飯までもう少し待てるよな」
「うん、平気、ね、真奈ちゃん」
「私も平気だよ
それよりも、さっさと2週間分
用意した方が建設的だね
優奈、あんたは着替え入れて
私は勉強道具とかを大きい
スポーツバックに入れておくから」
「うん、それじゃちょっと
用意しに部屋に戻るね
あっ…お兄ぃちゃんの分は?」
真奈に続いて客間から部屋に戻ろうとした優奈は、ドア口で振り返り、和輝に問う。
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