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第1章 ミミックとして生きる
第5話 狩りの結果
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第5話 狩りの結果
「甘い匂いのレベルが上がりました」
「羽ばたき虫より視覚Lv1を獲得」
苦労してようやく倒せた羽ばたき虫。
今回得られたスキルは視覚Lv1。
どんなスキルなのか早速鑑定にかけてみた。
鑑定中…。
【視覚Lv1】
恒常スキル。視覚が強化される。
シンプルな説明だが、「恒常スキル」が気になった。
恒常スキルについても鑑定で調べてみよう。
【恒常スキル】
スキルポイントを消費せず、解除するまで半永久的に使用できるスキル。
恒常スキルとはつまり、持っているだけで能力が強化されるスキルのようだ。
おそらくスキルレベルが上がれば上がるほど、その能力が強化され続けるのだろう。
スキルポイントの消費が0なので、24時間使いっぱなしも可能なのだろう。
「視覚スキルLv1をセットしますか?」
もちろんYESだ。
早速効果を試してみよう。
まずは箱を空けた状態。
今まで真っ暗に近かった視界がほんのり明るくなったようだ。
今まで以上に周りの様子が分かる。
続いて箱を閉めた状態。
箱を閉めていても、近距離なら周囲が見えるようだ。
これは狩りには好都合。
相手の位置を確認しながら、罠を仕掛けることが出来るだろう。
視野が広がったが、移動スキルは獲得出来なかったので現状は大きくは変わらない。
結局はまだこの場所で狩りを続けなければならない。
僕は次の獲物が来るまで箱を閉めたまま、この場所で待ち続けた。
待ち続けている間にいくつか分かったことがある。
まず、スキルポイントだが時間が経つにつれ回復するようだ。
今は20分程で1ポイントずつだろうか?
一時期15まで減っていたスキルポイントが50近くにまで回復した。
モンスター?は羽ばたき虫以外にも角が生えたウサギ、毒々しい色の芋虫、スライム系など。
通るのはモンスターだけではない、人間も何度も僕の前を横切った。
この付近を通る人間も様々な種族がいるようだ。
耳が長く、スラっと背が高いタイプ、小柄で筋肉質なタイプ、鎧に身を包んだタイプなど様々。
彼らは数人のグループでいることが多いので、異世界で言う冒険者ではないだろうか?
ただ、いずれも僕には勝てそうもない。
今は移動スキルを獲得するまで、羽ばたき虫のみをターゲットにすることにした。
・・・・・
もう何匹羽ばたき虫を食べたのだろうか?
僕はもうすっかり羽ばたき虫を罠にはめることに慣れてしまった。
甘い匂いはLv4となり、指定したエリアから5mほど匂いが広がる。
匂いの設置可能地点も広がり、20~30m離れた所にも甘い匂いを設置できるようになった。
鑑定もLv3となり、相手のステータスを一部見れるようになった。
ただ、相手によっては全くステータスが見れない場合があるので、実用的とは言えないだろう。
新しいスキルもいくつか習得した。
「擬態Lv1 」「聴覚Lv1」「毒針Lv1」
「擬態Lv1」は、周囲の環境に自分の体を近づけるスキルだそう。
Lv1では少し自分の体が黒っぽく変色するだけで、あまり大きな変化は無いようだ。
「聴覚Lv1」は、視覚と同様恒常スキルの1つで、聴力が少し向上する程度。
Lvが上がればより狩りがしやすくなるだろう。
「毒針Lv1」は毒のついた針を飛ばすことが出来るスキル。
Lv1では、待ち針程の太さの針を30㎝ほど飛ばすことが出来る。
毒性も弱く、1・2発当てた程度では致命傷にはならない。
羽ばたき虫を餌にしていたが、同じスキルを獲得することが多くなってきた。
同じスキルを獲得してもスキルは増えることもなく、スキルが強化されることもない。
つまり、もう羽ばたき虫から得られるものはほとんどなくなった。
羽ばたき虫からは移動スキルを獲得出来なかった。
となれば、獲物を変更する必要があるようだ。
その時、僕の頭上にドサッという音と共に、何かが箱の上に覆いかぶさってきた。
ネバネバと僕の体にまとわりつき、節々に痛みと熱を感じる。
(スライムだ!)
「甘い匂いのレベルが上がりました」
「羽ばたき虫より視覚Lv1を獲得」
苦労してようやく倒せた羽ばたき虫。
今回得られたスキルは視覚Lv1。
どんなスキルなのか早速鑑定にかけてみた。
鑑定中…。
【視覚Lv1】
恒常スキル。視覚が強化される。
シンプルな説明だが、「恒常スキル」が気になった。
恒常スキルについても鑑定で調べてみよう。
【恒常スキル】
スキルポイントを消費せず、解除するまで半永久的に使用できるスキル。
恒常スキルとはつまり、持っているだけで能力が強化されるスキルのようだ。
おそらくスキルレベルが上がれば上がるほど、その能力が強化され続けるのだろう。
スキルポイントの消費が0なので、24時間使いっぱなしも可能なのだろう。
「視覚スキルLv1をセットしますか?」
もちろんYESだ。
早速効果を試してみよう。
まずは箱を空けた状態。
今まで真っ暗に近かった視界がほんのり明るくなったようだ。
今まで以上に周りの様子が分かる。
続いて箱を閉めた状態。
箱を閉めていても、近距離なら周囲が見えるようだ。
これは狩りには好都合。
相手の位置を確認しながら、罠を仕掛けることが出来るだろう。
視野が広がったが、移動スキルは獲得出来なかったので現状は大きくは変わらない。
結局はまだこの場所で狩りを続けなければならない。
僕は次の獲物が来るまで箱を閉めたまま、この場所で待ち続けた。
待ち続けている間にいくつか分かったことがある。
まず、スキルポイントだが時間が経つにつれ回復するようだ。
今は20分程で1ポイントずつだろうか?
一時期15まで減っていたスキルポイントが50近くにまで回復した。
モンスター?は羽ばたき虫以外にも角が生えたウサギ、毒々しい色の芋虫、スライム系など。
通るのはモンスターだけではない、人間も何度も僕の前を横切った。
この付近を通る人間も様々な種族がいるようだ。
耳が長く、スラっと背が高いタイプ、小柄で筋肉質なタイプ、鎧に身を包んだタイプなど様々。
彼らは数人のグループでいることが多いので、異世界で言う冒険者ではないだろうか?
ただ、いずれも僕には勝てそうもない。
今は移動スキルを獲得するまで、羽ばたき虫のみをターゲットにすることにした。
・・・・・
もう何匹羽ばたき虫を食べたのだろうか?
僕はもうすっかり羽ばたき虫を罠にはめることに慣れてしまった。
甘い匂いはLv4となり、指定したエリアから5mほど匂いが広がる。
匂いの設置可能地点も広がり、20~30m離れた所にも甘い匂いを設置できるようになった。
鑑定もLv3となり、相手のステータスを一部見れるようになった。
ただ、相手によっては全くステータスが見れない場合があるので、実用的とは言えないだろう。
新しいスキルもいくつか習得した。
「擬態Lv1 」「聴覚Lv1」「毒針Lv1」
「擬態Lv1」は、周囲の環境に自分の体を近づけるスキルだそう。
Lv1では少し自分の体が黒っぽく変色するだけで、あまり大きな変化は無いようだ。
「聴覚Lv1」は、視覚と同様恒常スキルの1つで、聴力が少し向上する程度。
Lvが上がればより狩りがしやすくなるだろう。
「毒針Lv1」は毒のついた針を飛ばすことが出来るスキル。
Lv1では、待ち針程の太さの針を30㎝ほど飛ばすことが出来る。
毒性も弱く、1・2発当てた程度では致命傷にはならない。
羽ばたき虫を餌にしていたが、同じスキルを獲得することが多くなってきた。
同じスキルを獲得してもスキルは増えることもなく、スキルが強化されることもない。
つまり、もう羽ばたき虫から得られるものはほとんどなくなった。
羽ばたき虫からは移動スキルを獲得出来なかった。
となれば、獲物を変更する必要があるようだ。
その時、僕の頭上にドサッという音と共に、何かが箱の上に覆いかぶさってきた。
ネバネバと僕の体にまとわりつき、節々に痛みと熱を感じる。
(スライムだ!)
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