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第2章 聖魔法王国編
第48話 龍の召喚魔法
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エルヴィーノは召喚魔法陣を唱えた。
「デスセンディエンテ・インボカシオン・オスクロドラゴン!」
(龍人のフィドキアが成龍状態での召喚魔法陣)
すると上空に強大な魔法陣が発生し、ゆっくりと真っ黒で巨大な龍が現れた。
エルフの街を襲った時とは大きさがまるで違う。
「これが本体か・・・あの時は何故小さかったのだろう・・・」
魔法陣から出て大地に降りたつフィドキア。
そして、大きな咆哮を上げる。
(うるせぇ)と心で思った。
「だけど、どうやって会話するのだろ?」
(では、始める)
ロリと話していると突然フィドキアの声がした。
腕輪を通しての念話らしい。
(2人共良く見て置け、まずはブレス攻撃だ)
そう伝わると、遥か彼方に向けてブレスを吐きながら首を横に振るフィドキア。
すると砂丘の向こうで大爆発が横に広がる。
攻撃方向が前方だから良いがかなりの衝撃波も有るはずだ。
(次にダムネイション(天罰)と言う強力な無属性魔法だ)
これは龍の個体差で多少違うらしい。
フィドキアがエルヴィーノに落としたい場所の指示と魔法名を叫べと念話で伝える。
「この先100kmにダムネイション(天罰)」
と言うとフィドキアがその方向を向く。
するとその方向が暗くなりピカピカ輝きだした。
「あれは雷か? 風がここまで来る」
そして、大爆発! 真っ白に光り、大きな煙を上げだした。
すると物凄い音がして暴風で爆心地へ吸い込まれた! フィドキアが盾になってくれたが、その直後今度は風向きが変わり、吹き飛ばされそうな嵐が巻き荒れた。
いやいや100km先でこれだもん。
現地は確かに天罰だろう・・・
ロリはエルヴィーノにしがみ付いている。
(直接攻撃は見なくていいだろう)
フィドキアが念話して来る。
「そうだな、回りは砂ばかりだし」
エルヴィーノは念のためにエスパシオ・ボルサ(空間バック)から魔石をいくつか取り出してロリに渡した。
「じゃロリこの魔石を持って。もしも、魔力が足りなければ使えよ。さぁ、ラソンが待っているぞ」
「ハイ」
ロリが呪文を唱える。
「デスセンディエンテ・インボカシオン・サントドラゴン!」
(龍人のラソンが成龍状態での召喚魔法陣)
エルヴィーノはじっくりとその魔法陣を見ていた。
フィドキア同様空中に魔法陣が発生し少しずつラソンの実体が出てきた。
「綺麗・・・」
半分位でロリが小さく呟いたが、しっかりとラソンは腕輪を通して聞いていた。
微笑みながら? 地上に降り立つ純白の龍。
ロリが第一印象を伝えた。
「とても綺麗ですラソン様」
(ふふふっ、ありがとうロリ)
(私のブレスはフィドキアよりも少し威力が劣る程度ですが見ますか?)
「ハイ」と答えるロリ。
先ほど同様の大爆発が遠くで起きる。
(ここまでの規模になると余り差は感じないでしょう)
ラソンが言うがエルヴィーノ達には解らなかった。
次は魔法だ。
(トドス・マキシモ・クラール(全体に全回復)は解るでしょ? だから省略しますね)
ラソンが放つダムネイション(天罰)だ。
(やり方は解りますか? ロリ)
「ハイ。先ほど見学していましたので」
(では、初めてください)
「この先100kmにダムネイション(天罰)」
ロリが叫ぶと、ラソンがその方向を向く。
すると、その方向が暗くなりピカピカ輝きだした。
そして先ほどと同じ現象が起こる。
大爆発が起こり風で引き込まれそうになり、そのあと嵐が吹き荒れた。
エルヴィーノとロリは見つめ合った。
「ロリはとにかく凄いと」
エルヴィーノは頷いた。
「あんな強力な魔法は使えないし、使う場所も無いからな。戦争でもあったら別かもしれないが」
(そろそろ時間だ)
風が収まるとフィドキア同様ラソンも身体が発光してきた。
(では先に戻るぞ)
「あぁ。俺達も戻ろう」
「ハイ」
「じゃ転移すから俺にしっかりと捕まって」
「ハイ」
エルヴィーノの正面来て服を掴むロリ。
「ダメだよ、それじゃ・・・もっとしっかりと。そうだ、俺の首に両手で詰まって・・・」
エルヴィーノはロリの腰に手を回し抱き付く。
ロリの顔が直ぐ側にある。
エルヴィーノの体液は既に逆流している。
ロリの双丘が潰されている・・・
相棒も同じだ・・・
砂漠の真ん中で何をやっているのだか。
お互いの鼓動が聞こえてくるようだ・・・
エルヴィーノはロリの耳に顔を当てて小さな声で言った。
「好きだよロリ」すると
「私もです」と答えてくれた。
嬉しかった。
「宿に戻ったら・・・ロリを貰うよ」
「ハイ」
「じゃ帰ろう」
「ハイ」
エルヴィーノはメタスタシス・マヒア(長距離転移魔法)を唱えた。
一瞬で先ほどの応接室に到着。
するとフィドキアがぼやく。
「何やっていたんだ? 遅いから迎えに行こうと思っていたところだぞ」
「まぁ良いではないですか」
すかさずラソンが援護してくれた。
何故ならロリの顔が赤かったからだ。
その辺は鈍感なフィドキアには解らないらしい。
「じゃ俺達帰るよ。まぁ待て2人共」
フィドキアが引き止める。
「そうよ、急いで帰る事は無いわ。もう少しお話ししましょう」と言って来るラソン。
「では、もう暫らく・・・」
ロリがエルヴィーノの顔を見た。
「しょうがないなぁ・・・分かったよ」
フィドキアが話しかけて来た。
「それでお前たちは、これからどうするんだ?」
「俺の事は監視していたから解るだろ?」
エルヴィーノは嫌味を言ってやった。
「まだそんな事を言うか・・・お前だけを見ている訳では無いから知らないのだ」
「俺が旅をする理由は知っているな?」
「なんとなくな」
「なんとなくだと?」
「知らん事は知らん」
「お前が俺の正体をエルフにばらしたから俺は国外追放になったんだろう!」
大威張りのフィドキアに怒鳴り散らす。
「我のせいか!」
「そうだよ」
「そうか、それは済まなかった」
「別に良いけど・・・」
「2人共素直ね。さぁ冷たいモノでも飲んでください」
ラソンとロリが飲み物を持ってきた。
「あぁ頂こう」
「ありがとうございます」
ラソンがロリに問うた。
「貴女はこれからどうするの?」
「私は・・・」
エルヴィーノの顔を見ながら赤くなる。
「結婚して子供を産んで旦那様に就いて行きます」
「で、お前はどうするんだ」
エルヴィーノは悩んだ。
ロリに聞かせて良い物か。
「俺は・・・ロリと子供を作る」
赤かったロリの顔が更に赤くなった。
「これは既にロリに伝えたが王国の国王にはならん。教会にも関与しない。この条件ならロリと結婚しても良い」
「やったわね、ロリ!」
「ハイ、ラソン様。あのぉラソン様、式には来て頂けますか? 」
「ふふふっ、考えて置くわ」
「是非来てください。曾祖母様達にも伝えますので。ラソン様が後押しして頂ければ絶対に上手く行きます」
「で、それからどうする?」
更にフィドキアが質問して来る。
「知っているんだろ? どうせ」
「だから知らんから聞いているんだろ!」
「「「ハァ・・・」」」
エルヴィーノ、フィドキア、ラソンが溜息をつく。
早く帰ってロリと楽しいひと時を過ごしたいと考えたエルヴィーノは少しだけ説明した。
「俺は一族為に国を作るつもりだ」
その言葉を聞いたロリは驚いた。
広大な支配地を持ち、教会と言う組織もある我が王国の国王よりも、新しく国を作りたいと言うエルヴィーノに驚いたのだ。
ラソンが問う。
「ロリ。貴女はどうしますか?」
「ついて行きます」
キッパリと言い切った。
「宜しい。それでこそ我が子孫」
「貴男はどう思っているの?」
フィドキアに問いただすラソン。
「そんな事は聞くまでも無い」
「そうね」
「エルヴィーノ・デ・モンドリアンよ。お前が我をどのように思っていても構わんが、1つだけ覚えてくれ。我はダークエルフの祖。常にダークエルフの味方だ。忘れるな」
「味方でも昔の戦争の時は手を出さなかったのか?」
「あの時は仕方なかったのだ。詫びろと言うならどれだけでも詫びよう」
「別に俺は良いよ。ただ、会って話してもらいたい者が3人居るからな」
「解った。いつか会って詫びよう。お前との約束だ」
「解った。それ以上俺は言う事は無い。元々俺の生まれる前の戦争だからな」
ロリが心配そうに見ている。
「あっ、もう1つ」
「なんだ? 」
「ここに来るのに転移魔法を使っていいか?」
「あぁ構わんが場所を特定するぞ。ダンジョン側の入口近くだったらいいな?」
ラソンの顔を見るフィドキア。頷くラソン。
「ダンジョンの魔物は全滅させたけど・・・」
「構わん。ゴーレムは時間が経てば元に戻る。他の魔物は適当に拾って来る」
「拾うって・・・余り柄の悪いのは止めた方が良いぞ」
「どう言う事だ?」
エルヴィーノは説明した。
万能翻訳機で魔物の言葉が解る事。
スライムに絡まれて気分を害した事。
すると
「クスクスクスッ」
「ハハハハハハッ」
ラソンとフィドキアが笑い出す。
「何で言ってくれなかったの」
と言って頬を膨らませているロリ。
「えぇ――っ、俺が悪いのか?」
「だって、そんな面白い魔物と話して見たかったわ」
「あぁ止めた方が良い。本当に柄が悪いから。魔物って全部あんなのかな? やっぱり他の魔物も聞けばよかったかな・・・」
「その万能翻訳機を見せてください」
耳に付いていた筒状の魔道具を外してラソンに渡した。
するとどうだろう。
ラソンは魔法を唱えた。
「レプリカ・マヒア!(複製、複写の魔法)」
右手にあった物と同じ物が左手に出てきた。
「その魔法! 教えてください。お願いします」
エルヴィーノはラソンに頭を下げた。
「良いわよ。簡単な魔法だから。手を出して」
右手を出した。
ラソンがエルヴィーノの手に自分の手を重ねる。
すると、一瞬電気が走った。
瞬間に脳裏にはレプリカ・マヒア(複製、複写の魔法)があった。
「私も欲しいです。ハイハイ」
ロリも同じ魔法を貰う。
嬉しそうなロリ。
「最後に、ロリ」
「ハイ。貴女は今日から、サンクタ・フェミナ(神聖女)と名乗ってください。その証しは腕輪と召喚魔法です」
ロリは衝撃で震えていた。
自分がそのような位を貰えるとは思っていなかったからだ。
「お前はD・D・カバイエロ(神魔騎士)と名乗れ」
「なんだそりゃ。何略してんだよ。DDって何の事だ?」
「ダメダメ騎士って事だ。クハハハハッ」
(自分で言って笑ってやがる)
「ディオス・ディアブロの事ですよ」
ラソンが教えてくれた。
「ありがとうラソン」
エルヴィーノはフィドキアに仕返しをする。
「じゃ俺はこれからお前の事を3Dって言うからな! 」
「なんだそれは?」
「D・D・Dを更に略して3Dだ」
「だからD・D・Dとは何だ」
「知りたいのか?」
「当然だ」
「ダメダメドラゴンに決まってるだろう!」
プッと吹き出すラソン。
「何だとぉ」
「何だ文句あるのか?」
「ハイハイ。2人共そこまでよ」
ラソンが笑いながら間に入る。
そして暫く4人でおしゃべりをしてのち。
「じゃそろそろ」
「そうですね。もう転移も出来るし、どこからでもここに来られますから」
「我達龍人は余り他種族と関わりは持てないが、お前たちが来るなら歓迎しよう」
「フィドキアもあぁ言っているし、行きますか」
「えぇ」
「じゃぁ又来るよ」
「おぅ」
「何かあれば腕輪から念話で連絡しろ」
「解った」
ロリがお礼を伝える。
「ラソン様、今日はありがとうございました」
「良いのよ、気にしなくて」
エルヴィーノが感謝を口に出そうとした。
「フィドキア・・・」
「何だ」
「・・・ありがとう」
「気にするな」
何故かフィドキア頬が赤い。
「じゃ」
「あぁ」
「えぇ」
「また来ます」
メタスタシス・マヒア(長距離転移魔法)を唱えた。
2人は宿屋くらべるの、エルヴィーノの部屋に転移した。
そして気になった事をロリに聞いた。
「今日はいろいろあったな」
「ハイ。本当に驚きの連続でした」
「で、ロリはどうする?」
「何がですか?」
「今日の事をどこまで教会に話すんだ?」
「一応全部です」
「俺もエルフ王に報告しないといけないのだが・・・龍人に合った事は話すとして、この腕輪の事は隠そうと思うが、ロリはどう思う?」
「私は家族を信じています」
「あぁ俺の言い方が悪かった。俺が心配しているのはロリの事だ」
「私の何ですか?」
「前回のオークの一件でもアレだけの騒ぎになっただろこの町で。王都イグレシアではどうなっているかな? 更に今度は龍人だ! 龍の召喚だ! ロリの評判は俺達の想像を絶するモノになるだろう。加えて魔法の伝授だからな。国を挙げての大騒ぎになるだろう」
「大丈夫ですよ。そんな事にはなりませんから」
「イヤ。甘いぞロリ」
「ハイ!?」
「俺に子供が居る事を知ったな」
「ハイ」
「子供はな、可愛いんだよ。俺は男の子だったけど、ロリみたいな可愛い子だったら、秘密には絶対に出来ないと思うぞ!」
「何でですか?」
「それも解らないか・・・」
「それはな、お父さんは国王だろ?」
「ハイ」
「可愛い娘の偉業を自慢したいのさ。お母さんも言いたくて我慢出来ないはずだ」
「そうなのですか?」
「あぁ間違いない」
「いつか戻った時にオークの件を聞いてみればいいよ。誰に話したかって。家臣はみんな言うぞ、王様と御妃様、一族の皆様は自慢げに来客に話していたってさ」
「なんでそんな事が解るのかしら?」
「俺も同じ立場だからさ。それが親であり、親族だからだよ。まぁ対象がこんなに可愛い娘なら誰でも自慢すると思うけどね」
照れるロリ。
「じゃ報告は直接行った時にしたらどうだ。そのように連絡して置くのさ。龍人の事も伏せてね。ロリも楽しいと思うぞ」
「何がですか?」
「一族全員のビックリする顔を近くで見られるからさ」
「そうですね・・・私は今日沢山驚きました」
「そうだな。凄い顔していたな」
「やぁもぉ見ていたの?」
「可愛いかったよ、ロリ。さて、とりあえず今日は疲れたから寝よう」
「そうですね。続きは明日で」
「あぁ。あっそうだ。ロリの部屋が新しくなっているよな」
「そうですね、受付で鍵を貰わないと」
「一緒に行こう」「ハイ」
一階に行くと宿屋の主人ミゲルがいた。
「あれ聖女様、戻っていたのですか?」
「えぇ、つい先程」
「聖女様専用の部屋が出来ていますよ」
「ありがとうございます」
「こちらが鍵です」
「ミゲルさん、俺の部屋の鍵もお願いします」
「あいよ。所で夕食はどうするんだい?」
エルヴィーノとロリは見つめ合う。
「じゃ軽く頂きますか?」
「そうですね」
「ミゲルさん俺達今日は疲れているからサッと食べて直ぐに寝たいんだ」
「簡単なモノでもいいか?」
「あぁ軽くで良いよ」
「解ったよ」
2人は2階に行かず食事を取った。
適切な食事と睡眠は魔素回復に必要だから食事を済ませ明日の予定を話す。
「午前は各自、自由。俺は報告書を書く。ロリはリカルドに報告か?」
「えぇ。龍人の事をどこまで話すかはロリに任せるよ。1つだけ俺からの要望を言わせてもらえば、目立ったり、騒がしいのは嫌いだ」
「解りました。それではおやすみなさい」
「あぁ、お休み」
あとがき
よいよ、ロリが勝負に出るぞ!
ダメダメって思いっきり日本語だった。
「デスセンディエンテ・インボカシオン・オスクロドラゴン!」
(龍人のフィドキアが成龍状態での召喚魔法陣)
すると上空に強大な魔法陣が発生し、ゆっくりと真っ黒で巨大な龍が現れた。
エルフの街を襲った時とは大きさがまるで違う。
「これが本体か・・・あの時は何故小さかったのだろう・・・」
魔法陣から出て大地に降りたつフィドキア。
そして、大きな咆哮を上げる。
(うるせぇ)と心で思った。
「だけど、どうやって会話するのだろ?」
(では、始める)
ロリと話していると突然フィドキアの声がした。
腕輪を通しての念話らしい。
(2人共良く見て置け、まずはブレス攻撃だ)
そう伝わると、遥か彼方に向けてブレスを吐きながら首を横に振るフィドキア。
すると砂丘の向こうで大爆発が横に広がる。
攻撃方向が前方だから良いがかなりの衝撃波も有るはずだ。
(次にダムネイション(天罰)と言う強力な無属性魔法だ)
これは龍の個体差で多少違うらしい。
フィドキアがエルヴィーノに落としたい場所の指示と魔法名を叫べと念話で伝える。
「この先100kmにダムネイション(天罰)」
と言うとフィドキアがその方向を向く。
するとその方向が暗くなりピカピカ輝きだした。
「あれは雷か? 風がここまで来る」
そして、大爆発! 真っ白に光り、大きな煙を上げだした。
すると物凄い音がして暴風で爆心地へ吸い込まれた! フィドキアが盾になってくれたが、その直後今度は風向きが変わり、吹き飛ばされそうな嵐が巻き荒れた。
いやいや100km先でこれだもん。
現地は確かに天罰だろう・・・
ロリはエルヴィーノにしがみ付いている。
(直接攻撃は見なくていいだろう)
フィドキアが念話して来る。
「そうだな、回りは砂ばかりだし」
エルヴィーノは念のためにエスパシオ・ボルサ(空間バック)から魔石をいくつか取り出してロリに渡した。
「じゃロリこの魔石を持って。もしも、魔力が足りなければ使えよ。さぁ、ラソンが待っているぞ」
「ハイ」
ロリが呪文を唱える。
「デスセンディエンテ・インボカシオン・サントドラゴン!」
(龍人のラソンが成龍状態での召喚魔法陣)
エルヴィーノはじっくりとその魔法陣を見ていた。
フィドキア同様空中に魔法陣が発生し少しずつラソンの実体が出てきた。
「綺麗・・・」
半分位でロリが小さく呟いたが、しっかりとラソンは腕輪を通して聞いていた。
微笑みながら? 地上に降り立つ純白の龍。
ロリが第一印象を伝えた。
「とても綺麗ですラソン様」
(ふふふっ、ありがとうロリ)
(私のブレスはフィドキアよりも少し威力が劣る程度ですが見ますか?)
「ハイ」と答えるロリ。
先ほど同様の大爆発が遠くで起きる。
(ここまでの規模になると余り差は感じないでしょう)
ラソンが言うがエルヴィーノ達には解らなかった。
次は魔法だ。
(トドス・マキシモ・クラール(全体に全回復)は解るでしょ? だから省略しますね)
ラソンが放つダムネイション(天罰)だ。
(やり方は解りますか? ロリ)
「ハイ。先ほど見学していましたので」
(では、初めてください)
「この先100kmにダムネイション(天罰)」
ロリが叫ぶと、ラソンがその方向を向く。
すると、その方向が暗くなりピカピカ輝きだした。
そして先ほどと同じ現象が起こる。
大爆発が起こり風で引き込まれそうになり、そのあと嵐が吹き荒れた。
エルヴィーノとロリは見つめ合った。
「ロリはとにかく凄いと」
エルヴィーノは頷いた。
「あんな強力な魔法は使えないし、使う場所も無いからな。戦争でもあったら別かもしれないが」
(そろそろ時間だ)
風が収まるとフィドキア同様ラソンも身体が発光してきた。
(では先に戻るぞ)
「あぁ。俺達も戻ろう」
「ハイ」
「じゃ転移すから俺にしっかりと捕まって」
「ハイ」
エルヴィーノの正面来て服を掴むロリ。
「ダメだよ、それじゃ・・・もっとしっかりと。そうだ、俺の首に両手で詰まって・・・」
エルヴィーノはロリの腰に手を回し抱き付く。
ロリの顔が直ぐ側にある。
エルヴィーノの体液は既に逆流している。
ロリの双丘が潰されている・・・
相棒も同じだ・・・
砂漠の真ん中で何をやっているのだか。
お互いの鼓動が聞こえてくるようだ・・・
エルヴィーノはロリの耳に顔を当てて小さな声で言った。
「好きだよロリ」すると
「私もです」と答えてくれた。
嬉しかった。
「宿に戻ったら・・・ロリを貰うよ」
「ハイ」
「じゃ帰ろう」
「ハイ」
エルヴィーノはメタスタシス・マヒア(長距離転移魔法)を唱えた。
一瞬で先ほどの応接室に到着。
するとフィドキアがぼやく。
「何やっていたんだ? 遅いから迎えに行こうと思っていたところだぞ」
「まぁ良いではないですか」
すかさずラソンが援護してくれた。
何故ならロリの顔が赤かったからだ。
その辺は鈍感なフィドキアには解らないらしい。
「じゃ俺達帰るよ。まぁ待て2人共」
フィドキアが引き止める。
「そうよ、急いで帰る事は無いわ。もう少しお話ししましょう」と言って来るラソン。
「では、もう暫らく・・・」
ロリがエルヴィーノの顔を見た。
「しょうがないなぁ・・・分かったよ」
フィドキアが話しかけて来た。
「それでお前たちは、これからどうするんだ?」
「俺の事は監視していたから解るだろ?」
エルヴィーノは嫌味を言ってやった。
「まだそんな事を言うか・・・お前だけを見ている訳では無いから知らないのだ」
「俺が旅をする理由は知っているな?」
「なんとなくな」
「なんとなくだと?」
「知らん事は知らん」
「お前が俺の正体をエルフにばらしたから俺は国外追放になったんだろう!」
大威張りのフィドキアに怒鳴り散らす。
「我のせいか!」
「そうだよ」
「そうか、それは済まなかった」
「別に良いけど・・・」
「2人共素直ね。さぁ冷たいモノでも飲んでください」
ラソンとロリが飲み物を持ってきた。
「あぁ頂こう」
「ありがとうございます」
ラソンがロリに問うた。
「貴女はこれからどうするの?」
「私は・・・」
エルヴィーノの顔を見ながら赤くなる。
「結婚して子供を産んで旦那様に就いて行きます」
「で、お前はどうするんだ」
エルヴィーノは悩んだ。
ロリに聞かせて良い物か。
「俺は・・・ロリと子供を作る」
赤かったロリの顔が更に赤くなった。
「これは既にロリに伝えたが王国の国王にはならん。教会にも関与しない。この条件ならロリと結婚しても良い」
「やったわね、ロリ!」
「ハイ、ラソン様。あのぉラソン様、式には来て頂けますか? 」
「ふふふっ、考えて置くわ」
「是非来てください。曾祖母様達にも伝えますので。ラソン様が後押しして頂ければ絶対に上手く行きます」
「で、それからどうする?」
更にフィドキアが質問して来る。
「知っているんだろ? どうせ」
「だから知らんから聞いているんだろ!」
「「「ハァ・・・」」」
エルヴィーノ、フィドキア、ラソンが溜息をつく。
早く帰ってロリと楽しいひと時を過ごしたいと考えたエルヴィーノは少しだけ説明した。
「俺は一族為に国を作るつもりだ」
その言葉を聞いたロリは驚いた。
広大な支配地を持ち、教会と言う組織もある我が王国の国王よりも、新しく国を作りたいと言うエルヴィーノに驚いたのだ。
ラソンが問う。
「ロリ。貴女はどうしますか?」
「ついて行きます」
キッパリと言い切った。
「宜しい。それでこそ我が子孫」
「貴男はどう思っているの?」
フィドキアに問いただすラソン。
「そんな事は聞くまでも無い」
「そうね」
「エルヴィーノ・デ・モンドリアンよ。お前が我をどのように思っていても構わんが、1つだけ覚えてくれ。我はダークエルフの祖。常にダークエルフの味方だ。忘れるな」
「味方でも昔の戦争の時は手を出さなかったのか?」
「あの時は仕方なかったのだ。詫びろと言うならどれだけでも詫びよう」
「別に俺は良いよ。ただ、会って話してもらいたい者が3人居るからな」
「解った。いつか会って詫びよう。お前との約束だ」
「解った。それ以上俺は言う事は無い。元々俺の生まれる前の戦争だからな」
ロリが心配そうに見ている。
「あっ、もう1つ」
「なんだ? 」
「ここに来るのに転移魔法を使っていいか?」
「あぁ構わんが場所を特定するぞ。ダンジョン側の入口近くだったらいいな?」
ラソンの顔を見るフィドキア。頷くラソン。
「ダンジョンの魔物は全滅させたけど・・・」
「構わん。ゴーレムは時間が経てば元に戻る。他の魔物は適当に拾って来る」
「拾うって・・・余り柄の悪いのは止めた方が良いぞ」
「どう言う事だ?」
エルヴィーノは説明した。
万能翻訳機で魔物の言葉が解る事。
スライムに絡まれて気分を害した事。
すると
「クスクスクスッ」
「ハハハハハハッ」
ラソンとフィドキアが笑い出す。
「何で言ってくれなかったの」
と言って頬を膨らませているロリ。
「えぇ――っ、俺が悪いのか?」
「だって、そんな面白い魔物と話して見たかったわ」
「あぁ止めた方が良い。本当に柄が悪いから。魔物って全部あんなのかな? やっぱり他の魔物も聞けばよかったかな・・・」
「その万能翻訳機を見せてください」
耳に付いていた筒状の魔道具を外してラソンに渡した。
するとどうだろう。
ラソンは魔法を唱えた。
「レプリカ・マヒア!(複製、複写の魔法)」
右手にあった物と同じ物が左手に出てきた。
「その魔法! 教えてください。お願いします」
エルヴィーノはラソンに頭を下げた。
「良いわよ。簡単な魔法だから。手を出して」
右手を出した。
ラソンがエルヴィーノの手に自分の手を重ねる。
すると、一瞬電気が走った。
瞬間に脳裏にはレプリカ・マヒア(複製、複写の魔法)があった。
「私も欲しいです。ハイハイ」
ロリも同じ魔法を貰う。
嬉しそうなロリ。
「最後に、ロリ」
「ハイ。貴女は今日から、サンクタ・フェミナ(神聖女)と名乗ってください。その証しは腕輪と召喚魔法です」
ロリは衝撃で震えていた。
自分がそのような位を貰えるとは思っていなかったからだ。
「お前はD・D・カバイエロ(神魔騎士)と名乗れ」
「なんだそりゃ。何略してんだよ。DDって何の事だ?」
「ダメダメ騎士って事だ。クハハハハッ」
(自分で言って笑ってやがる)
「ディオス・ディアブロの事ですよ」
ラソンが教えてくれた。
「ありがとうラソン」
エルヴィーノはフィドキアに仕返しをする。
「じゃ俺はこれからお前の事を3Dって言うからな! 」
「なんだそれは?」
「D・D・Dを更に略して3Dだ」
「だからD・D・Dとは何だ」
「知りたいのか?」
「当然だ」
「ダメダメドラゴンに決まってるだろう!」
プッと吹き出すラソン。
「何だとぉ」
「何だ文句あるのか?」
「ハイハイ。2人共そこまでよ」
ラソンが笑いながら間に入る。
そして暫く4人でおしゃべりをしてのち。
「じゃそろそろ」
「そうですね。もう転移も出来るし、どこからでもここに来られますから」
「我達龍人は余り他種族と関わりは持てないが、お前たちが来るなら歓迎しよう」
「フィドキアもあぁ言っているし、行きますか」
「えぇ」
「じゃぁ又来るよ」
「おぅ」
「何かあれば腕輪から念話で連絡しろ」
「解った」
ロリがお礼を伝える。
「ラソン様、今日はありがとうございました」
「良いのよ、気にしなくて」
エルヴィーノが感謝を口に出そうとした。
「フィドキア・・・」
「何だ」
「・・・ありがとう」
「気にするな」
何故かフィドキア頬が赤い。
「じゃ」
「あぁ」
「えぇ」
「また来ます」
メタスタシス・マヒア(長距離転移魔法)を唱えた。
2人は宿屋くらべるの、エルヴィーノの部屋に転移した。
そして気になった事をロリに聞いた。
「今日はいろいろあったな」
「ハイ。本当に驚きの連続でした」
「で、ロリはどうする?」
「何がですか?」
「今日の事をどこまで教会に話すんだ?」
「一応全部です」
「俺もエルフ王に報告しないといけないのだが・・・龍人に合った事は話すとして、この腕輪の事は隠そうと思うが、ロリはどう思う?」
「私は家族を信じています」
「あぁ俺の言い方が悪かった。俺が心配しているのはロリの事だ」
「私の何ですか?」
「前回のオークの一件でもアレだけの騒ぎになっただろこの町で。王都イグレシアではどうなっているかな? 更に今度は龍人だ! 龍の召喚だ! ロリの評判は俺達の想像を絶するモノになるだろう。加えて魔法の伝授だからな。国を挙げての大騒ぎになるだろう」
「大丈夫ですよ。そんな事にはなりませんから」
「イヤ。甘いぞロリ」
「ハイ!?」
「俺に子供が居る事を知ったな」
「ハイ」
「子供はな、可愛いんだよ。俺は男の子だったけど、ロリみたいな可愛い子だったら、秘密には絶対に出来ないと思うぞ!」
「何でですか?」
「それも解らないか・・・」
「それはな、お父さんは国王だろ?」
「ハイ」
「可愛い娘の偉業を自慢したいのさ。お母さんも言いたくて我慢出来ないはずだ」
「そうなのですか?」
「あぁ間違いない」
「いつか戻った時にオークの件を聞いてみればいいよ。誰に話したかって。家臣はみんな言うぞ、王様と御妃様、一族の皆様は自慢げに来客に話していたってさ」
「なんでそんな事が解るのかしら?」
「俺も同じ立場だからさ。それが親であり、親族だからだよ。まぁ対象がこんなに可愛い娘なら誰でも自慢すると思うけどね」
照れるロリ。
「じゃ報告は直接行った時にしたらどうだ。そのように連絡して置くのさ。龍人の事も伏せてね。ロリも楽しいと思うぞ」
「何がですか?」
「一族全員のビックリする顔を近くで見られるからさ」
「そうですね・・・私は今日沢山驚きました」
「そうだな。凄い顔していたな」
「やぁもぉ見ていたの?」
「可愛いかったよ、ロリ。さて、とりあえず今日は疲れたから寝よう」
「そうですね。続きは明日で」
「あぁ。あっそうだ。ロリの部屋が新しくなっているよな」
「そうですね、受付で鍵を貰わないと」
「一緒に行こう」「ハイ」
一階に行くと宿屋の主人ミゲルがいた。
「あれ聖女様、戻っていたのですか?」
「えぇ、つい先程」
「聖女様専用の部屋が出来ていますよ」
「ありがとうございます」
「こちらが鍵です」
「ミゲルさん、俺の部屋の鍵もお願いします」
「あいよ。所で夕食はどうするんだい?」
エルヴィーノとロリは見つめ合う。
「じゃ軽く頂きますか?」
「そうですね」
「ミゲルさん俺達今日は疲れているからサッと食べて直ぐに寝たいんだ」
「簡単なモノでもいいか?」
「あぁ軽くで良いよ」
「解ったよ」
2人は2階に行かず食事を取った。
適切な食事と睡眠は魔素回復に必要だから食事を済ませ明日の予定を話す。
「午前は各自、自由。俺は報告書を書く。ロリはリカルドに報告か?」
「えぇ。龍人の事をどこまで話すかはロリに任せるよ。1つだけ俺からの要望を言わせてもらえば、目立ったり、騒がしいのは嫌いだ」
「解りました。それではおやすみなさい」
「あぁ、お休み」
あとがき
よいよ、ロリが勝負に出るぞ!
ダメダメって思いっきり日本語だった。
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