╣淫・呪・秘・転╠亡国の暗黒魔法師編

流転小石

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第9章 魔王国編2

第253話 食事会。その後は・・・@

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食事会の前に一度ゲレミオの部屋に戻るとリアム殿に呼び止められた。
「国王、チョット話が有る」
空いている部屋に入ると打ち明けられた。
「パウリナ妃の事をアンドレアさんに知らせた方が良いと全員が言っているが国王はどの様に考えているのだ?」
「そうですか。みんな心配してくれているのですね。俺の予想では一晩であれば問題無いと思います。ただ、明日の朝戻らないと面倒になるかも知れないですねぇ」

「では、明日の朝戻るのであれば我らの心配も無くなり、明日も泊まるのであればアンドレアさんに知らせると伝えた方が良いのではないか?」
「まぁ、もうここに居る事ですし、アレは自分の事よりもドラゴ族に他の獣人達が罰せられないか心配しているようですね」
「そうであれば尚更だ。良し、2人で説明しよう」
「えっ説明って」
「明日の朝戻るか、連絡するかだ」

リアムに連れられてパウリナの居る部屋に入る。
用意周到に衣装まで持ち込んでいたらしい。
着飾った獣人が三人待機していた。
リアム殿から肘打ちで合図されて、仕方なく話し出すエルヴィーノだ。

「パウリナはいつ帰る予定なのかな?」
「あなたと一緒に戻ります」
硬い意思表示の妻に両親に説明したのか聞くのだった。
「なぁパウリナ、城には何か言って来たのか?」
首を横に振るパウリナだ。
何も話さず黙って来た事を態度で示している。
それを見て深い溜息をつくとリアムからの助言をもらった。
「パウリナ妃、明日の朝には戻られた方が良いと思うぞ」
ロリの父親でも有り、実父の親友でも有るリアムから諫言かんげんされて、気分を害してしまった様だ。

「まぁ、帰ると言っても国民との謁見を済ませアンドレアと子供達に会ってから、またこれば良いよ」
「本当に!」
「ああ」
場の雰囲気が悪くなり妥協案を提示したエルヴィーノだ。
多少面倒だが毎日顔を見れば家族も安心するだろう。
「だが、いずれ話さなければならないぞ」
すかさずリアム殿に問題の本質を追及されてしまった。

「やはり私がアンドレアさんに説明するか」
「ええっ叔父様が!?」
家族でも無いリアムが説得すると申し出た事に驚いたパウリナだ。
だがクエルノ族を想像で毛嫌いしているのであれば、手っ取り早く実物を見せた方が良いと思ったエルヴィーノが呟いた。
「やっぱりシオンと会わせた方が良いのかなぁ?」
「「・・・」」
だが返事は無かった。

「でもクエルノ族に会っても、怖く無かっただろ?」
パウリナ達に問いただすが嫁として対自する意識の方が強く、ベルフメ達も魔族に関しての知識も皆無だったからだ。
自分達は既に何とも思っていないが、アンドレアがどのように思うのか想像出来なかった。


そうこうしている内に食事会の案内が来た。
パウリナの事はシーラから紹介する事で既に親睦がある事を見せつけたいようだ。
何故かお互いの魔法を見せ合ってから急速に仲が良くなっている2人だ。
「皆さん、今夜は遠いバリアンテから王妃様が御見えになりました」
シーラの紹介でパウリナが現れる。
「「「おおおっ」」」
ザワザワ。
シーラよりも小柄なパウリナの容姿よりも、その角にクエルノ族の視線が集まっていた。

魔法で擬装しているとはいえ、神獣降臨した時と同じ角だが紺色の一本角に金色の螺旋模様が珍しいのだろう全員がヒソヒソと話している。
「モンドリアン殿、バリアンテの妃殿は変わった角をお持ちの様だが?」
ジャンドール王が代表して聞いて来た。
シーラに目で合図を送るとパウリナが頷いた。
「パウリナお姉様も私同様、龍人の加護を受けていて特別な魔法を使えます。その時に同様の角が生えるのだけど、今回は特別に出してもらいました」
ザワザワ
「それはアルマドゥラなのか?」
「いいえ、お父様。巨大な神獣ですわ」
「神獣・・・」

大きな食卓を挟んでエルヴィーノの前にジャンドール王と三兄弟に四天王や将軍達が並んで居る。
エルヴィーノの両側にはパウリナとシーラだ。
パウリナの横にはペルフメにカメルシー、グラナダ、ガルガンダと獣人族が並び、シーラの横にはリアムに親衛隊とフォーレにガンソだ。

そして必然的にドラゴ族にも視線が集まるのだ。
話しが飛び交う中、直球の質問が出た。
「パウリナ妃の隣の方々はゲレミオの方ですか?」

真面目な顔で話しかけて来たのはブスカドールだ。
その質問を敏感に聞き取ったのはエルヴィーノと、離れて居るがフォーレだ。
グラナダはクエルノ族がチョッカイを出して犠牲になっても構わなかったので無視していた。

「お兄様。彼女達はパウリナお姉様専属の親衛隊です。聞くところによると、お兄様よりも強いらしいですよ」
「何いぃ!」
驚くブスカドールだが、先程から”お姉様”と呼んでいるのが気になっていた親族だ。

「何故シーラが姉と呼ぶのだ?」
ジャンドール王からの質問だ。
「それはモンドリアン家の仕来りですの。シーラさんも家族となるのだから今かられるように説明してあげましたわ」
パウリナからの説明に一族がどのように思ったのかは解らないが、それ以上の質問は無かった。

食事会の間、パウリナとシーラはずっと念話をしていた。
数時間前までは相手を叩きのめす勢いの思いで居た2人だったが、お互いの立場と境遇に魔法の凄さを見て共感を持ったのだろう。
そして、パウリナが念話で”つい”言ってしまった”夜の儀式”に想像力を膨らませ、食事処では無いシーラだった。

それは、モンドリアン家の嫁としての条件。
どれだけシーラが問いかけても”後で”とはぐらかされてしまう。
(まさか。まさか、あんな事をするのでは? 流石にそれは無いでしょ・・・でも、もしかしたら・・・)
妄想が妄想を呼び、顔の赤みが収まらないシーラだった。

シーラ以外は会話も弾み、楽しい食事会も終わりを告げ、いつもの様にそのまま宴会へと酒精の量が増えていった。
シーラもいつもの様に自室へ戻ろうとするとパウリナとペルフメ達も付いて来た。
(ねぇ、何処に行くの?)
(私の寝室だけど)
(ふぅん。じゃ私も行く)
(えっ、お姉様の親衛隊も付いて来てるじゃない)
(そうか、隣に部屋とか無いの?)
(召使いの部屋があるけど)
(じゃそこで寝るように言うわ)
ドキドキしながら気になっている事をもう一度たずねるシーラ。
(お姉様、今夜儀式をするの?)
(ふふっしたいの?)
(別に・・・気になるだけよ)
(楽しみにしてらっしゃい)
2人が仲良くする歩く後から付いて行くエルヴィーノだ。

シーラ専用の応接室に入ると翌朝の予定を告げるエルヴィーノだ。
ペルフメ達は召使いの部屋を借りる事となった。
そして、あたりまえの様に一緒に寝室へ入って行くパウリナだ。
「へぇ、結構いい感じの部屋ねぇ」
召使い以外で初めて寝室を見られたシーラ。
「あなたっ!」
(今夜シーラと儀式をするわ)
(分かった)
コッソリと今回来た本当の目的を告げるパウリナだ。


それは・・・数日前、妻達三人でエマスコしたやり取りだ。
「パウリナ、あなたがモンドリアン家の嫁として教育してきなさい」
第一夫人から出された指令だ。
「自分の時を思い出せばいいのよパウリナ」
第二夫人も納得しているようだった。
「でも、私はまだ・・・」
「私達が対応できない以上あなたしか居ないのよ」
「大丈夫よパウリナ。私達が認めているの。あなたならきっと新しい子に教育出来るわ」

自らの経験を思い出しながら2人から教わった性技を使いこなせるか不安のパウリナだが、既にエルヴィーノにはパウリナも含め三人が淫獣と思われているとは全く思っていなかった。

(このベッドでいつも”している”の?)
(そ、そうよ)
赤くなるシーラ。
パウリナにウロウロと部屋の中を見られるのは裸を見られるよりも恥ずかしく思えたシーラだった。
「じゃモンドリアン家の嫁として試練を言うわ、シーラ」
黙ってうなずくシーラと2人のやり取りを見ているエルヴィーノだ。
「私達の旦那様を妻達全員で愛し合うのよ」
「えっ、ちょっと待って、私とお姉様じゃ無くて?」
「ふふふっ、今は私達だけど他のお姉様を含めて全員とよ」
ギロッとエルヴィーノを睨むシーラだ。

(でも、他の人と何て・・・)
(大丈夫よシーラ。私に任せて)
(本当?)
(勿論よ)
(だから今日はシーラを滅茶苦茶にしてアゲルワ)
イヤらしい微笑みに戸惑うシーラだった。
「じゃ、身体を洗いましょう」
パウリナに進められて準備を始めるシーラは、妄想していた事が現実になると認識しドキドキしていた。





続きは@21へ。
久々ですが何の事か分かりますよね?
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