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第四章 愚王と愚妹の破滅へのカウントダウン
第三十二話 リヒト・ジークウォルトの奮闘 ①
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「お嬢さま、教えていただいてもよろしいですか? あれは人間ですか? それとも魔物ですか?」
リヒト・ジークウォルトこと俺は、数メートル前方にいる異形なモノに顔を向けつつ、アメリアお嬢さまに背中越しにたずねた。
「ごめん、さすがの私もわからない。ただ、あれはもう完全に肉体が変形している感じね。だから人間とも魔物とも断言できない。けれど、あれはおそらく〈魔素〉を大量に浴びたことによる奇病かもしれない」
「奇病ですって?」
俺は顔だけを振り向かせた。
お嬢さまは「ええ」と首を縦に振る。
「以前に古文書で読んだことがある。カスケード王国が建国されたばかりのとき、国内にある魔力水晶石を制御できなかったせいで奇病が流行したって。その奇病は人間の原型を著しく変形させ、人間とも魔物とも判別できない異形の存在を生み出したらしいの」
俺は再び数メートル前方にいる、異形のモノに顔を戻した。
異形のモノはケタケタと不気味に笑いながら、俺たちを見つめている。
普通の人間ならば吐き気を催すほどの姿だ。
現に俺の後方からはメリダのえずく声が聞こえてくる。
無理もないと俺は思った。
あのような姿をもしも意図的に作るとしたら、2人分の人間の肉体を挽き肉にして、その肉をグチャグチャにこね回して肉団子のようにするしかない。
「原因はやはり魔力水晶石の暴走ですかね?」
「それしか考えられないわ……ただ、これは未発見の魔力水晶石のときのような生温いことじゃない。あのときは野伏せりたちを狂人化させた程度で済んでたけど、私たちの目の前にいる異形の存在を見る限りだと国内で似たようなことが多発しているかもしれない」
俺の問いに、お嬢さまは毅然とした声で答えてくる。
「ですが、なぜあの異形のモノ――おそらく2人分の人間が合わさった元人間たちでしょうが、あの2人だけあのような異形な存在になったのでしょう? この神殿の奥にある魔力水晶石から流れ出る〈魔素〉が原因ならば、街中で暴れていた神官たちも同じような姿になっていなければ辻褄が合いません」
「これも推測になるのだけれど、潜在的に魔力の総量が多い人間のほうが奇病の発症の進行度合いが速いんじゃないかしら? だから神官たちは今のところ狂人化するだけで済んだのかも……」
「なるほど」
俺はお嬢さまの言葉に納得した。
となると、白髪の老人のほうはこの神殿の神官長だろう。
基本的に神官長の立場になるには長年の功績もあるが、それと同じぐらい魔力の強さも加味されて選ばれると聞いたことがある。
では、もう1人の金髪の青年は何者だろう?
見たところ俺たちと同じぐらい若く、神官という顔には見えない。
聖職者というよりは技術者のような感じがする。
まあ、そんなことはさておき。
「お嬢さま、もう1つおたずねします。その奇病を強く発症させるのは、潜在的に魔力の総量が多い人間だということはわかりました。しかし、それはあくまでも人並み以上に魔力の総量を持ち合わせているだけで、その〈魔素〉を跳ね除けるほどの魔力を全身にまとわせていれば発症しない……ということはあり得ますか?」
あり得るわ、とお嬢さまの言葉が返ってくる。
「それは今の私たちが証明している。私もそうだけど、あなたも心身に異常はないでしょう?」
「はい、今のところ何ともありません」
事実だった。
全身に燃え盛る業火のような強さの魔力をまとわせていた俺は、あのような異形の姿になるどころか狂人化の兆候も微塵もなかった。
それはお嬢さまも同様だっただろう。
俺が発している魔力のイメージが業火ならば、お嬢さまが全身にまとわせている魔力のイメージは流水である。
ゆったりと、それでいて強く清らかに、お嬢さまの全身には流水のような魔力がまとわれていた。
「あのう……そうなると、私とアンバーはどうなるのでしょう?」
おそるおそるたずねてきたのはメリダである。
メリダには俺とお嬢さまのような強い魔力もなければ、その魔力を全身に留めておくという技術もない。
そうなるとメリダが心配するのは当然だ。
いつ自分自身が神官たちや目の前にいる化け物もどきと一緒になってしまうと不安に駆られたに違いない。
「メリダ、お前は俺やお嬢さまの傍にいる限り平気だ。特にお嬢さまの近くにいれば、お嬢さまの魔力によってお前の心身は守られる。それとアンバーは……」
俺は隣にいるアンバーに視線を向けた。
「ふっ、お前も大丈夫そうだな」
ああ、とでも言うようにアンバーは「ガウッ!」と吠えた。
目を凝らさなくてもわかる。
アンバーは伝説の魔獣の血を受け継ぐ狼だ。
臨戦態勢に入った瞬間、全身にただならぬ魔力をまとわせていた。
ハリネズミの体毛に似た、触れれば刺さるような独特な魔力の形である。
などと考えていると、異形のモノに変化が起こった。
金髪の青年の首からは「シャアアアアアアアアッ!」
白髪の老人の首からは「神よおおおおおおおおおッ!」
と、内部ホールを揺るがすほどの叫声が発せられたのだ。
それだけではない。
巨大な肉団子だった身体もグチャグチャグチャと歪な音を立てながら動き始め、やがてそれは巨大な人型になった。
とはいえ、不気味さは変わっていない。
いや、人型になったことで嫌悪感だけは倍増した。
全身は血みどろで肌の上に走っていた血管は強く波打っており、盛り上がっているところは盛り上がっている筋肉質な体型になったのだ。
だが、身体は1つなのに首が2つある状況は魔物と言っても差し支えないだろう。
ならば説得など無意味だ。
もはや戦闘は避けられない。
「お嬢さま、ここは俺に任せてお嬢さまたちは魔力水晶石を頼みます」
あの異形のモノを普通の人間に戻すのは無理でも、お嬢さまの力で魔力水晶石を正常な状態に戻すことは可能なはずだ。
たとえその維持が数日だったとしても、何もしないよりは絶対にマシである。
数秒後、後方からお嬢さまの返事が聞こえた。
「わかった。あいつはあんたに任せる。でも、絶対に死んじゃダメよ。これは主人の命令だからね」
そう言うとお嬢さまは、メリダの手を取った状態で駆け出した。
一旦壁際まで移動して、そこから壁伝いに大きく迂回して神殿の奥に向かおうとする。
なぜなら、神殿の奥に続く正面には異形のモノが立ち往生しているからだ。
そんなお嬢さまにアンバーも付いていく。
すると3人の行動に反応して異形のモノが動いた。
獲物は多いほうがいいと思ったのだろうか。
壁伝いに移動していくお嬢さまたちに身体を向ける。
「おい、お前の相手は俺だ」
俺は近くの床に転がっていた長剣の1つを素早く拾うと、異形のモノの身体に向かって投げつけた。
ダーツの矢のように飛んだ長剣の切っ先が、異形のモノの脇腹に突き刺さる。
金髪の青年の首と、白髪の老人の首が一気に俺の元へ向けられる。
ダメージは……ほぼなしか。
痛覚が遮断されているのか、感覚自体が消滅しているのかはわからない。
だが、脇腹に長剣が刺さっているのに2つの生首に苦悶の表情はなかった。
ただ俺のほうに目線を移し、薄気味悪い笑みを浮かべる。
まるで玩具を前にした赤子のように。
「俺と遊びたいのか?」
俺は両手の指の骨を盛大に鳴らした。
「いいだろう。来るなら来い」
続いて俺は、人差し指をクイクイと曲げて挑発する。
指の骨を鳴らして威嚇したのも、人差し指を曲げて挑発したのも、あの異形のモノの意識を俺だけに集中させるためのポーズに過ぎない。
もちろん、それ以上にお嬢さまが神殿の奥に辿り着ける時間を稼ぐ意味合いもあった。
そして、俺のポーズは功を成した。
お嬢さまたちは無事に神殿の奥へと消えていったのだ。
しんと静まり返った内部ホールの中、存在するのは異形のモノと俺だけとなる。
やがて異形のモノは全身を震わせながら吼えた。
その威圧感は物理的な突風となって、俺の肌にビシビシと伝わってくる。
俺は他にも転がっていた長剣を拾い上げた。
「今の俺はもう騎士じゃないが、名も知らぬ青年と神官長の来世での幸せを願って今一度だけ名乗らせてもらう」
俺はその長剣の切っ先を異形のモノに突きつける。
「リヒト・ジークウォルト、推して参る」
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「ごめん、さすがの私もわからない。ただ、あれはもう完全に肉体が変形している感じね。だから人間とも魔物とも断言できない。けれど、あれはおそらく〈魔素〉を大量に浴びたことによる奇病かもしれない」
「奇病ですって?」
俺は顔だけを振り向かせた。
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俺は再び数メートル前方にいる、異形のモノに顔を戻した。
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普通の人間ならば吐き気を催すほどの姿だ。
現に俺の後方からはメリダのえずく声が聞こえてくる。
無理もないと俺は思った。
あのような姿をもしも意図的に作るとしたら、2人分の人間の肉体を挽き肉にして、その肉をグチャグチャにこね回して肉団子のようにするしかない。
「原因はやはり魔力水晶石の暴走ですかね?」
「それしか考えられないわ……ただ、これは未発見の魔力水晶石のときのような生温いことじゃない。あのときは野伏せりたちを狂人化させた程度で済んでたけど、私たちの目の前にいる異形の存在を見る限りだと国内で似たようなことが多発しているかもしれない」
俺の問いに、お嬢さまは毅然とした声で答えてくる。
「ですが、なぜあの異形のモノ――おそらく2人分の人間が合わさった元人間たちでしょうが、あの2人だけあのような異形な存在になったのでしょう? この神殿の奥にある魔力水晶石から流れ出る〈魔素〉が原因ならば、街中で暴れていた神官たちも同じような姿になっていなければ辻褄が合いません」
「これも推測になるのだけれど、潜在的に魔力の総量が多い人間のほうが奇病の発症の進行度合いが速いんじゃないかしら? だから神官たちは今のところ狂人化するだけで済んだのかも……」
「なるほど」
俺はお嬢さまの言葉に納得した。
となると、白髪の老人のほうはこの神殿の神官長だろう。
基本的に神官長の立場になるには長年の功績もあるが、それと同じぐらい魔力の強さも加味されて選ばれると聞いたことがある。
では、もう1人の金髪の青年は何者だろう?
見たところ俺たちと同じぐらい若く、神官という顔には見えない。
聖職者というよりは技術者のような感じがする。
まあ、そんなことはさておき。
「お嬢さま、もう1つおたずねします。その奇病を強く発症させるのは、潜在的に魔力の総量が多い人間だということはわかりました。しかし、それはあくまでも人並み以上に魔力の総量を持ち合わせているだけで、その〈魔素〉を跳ね除けるほどの魔力を全身にまとわせていれば発症しない……ということはあり得ますか?」
あり得るわ、とお嬢さまの言葉が返ってくる。
「それは今の私たちが証明している。私もそうだけど、あなたも心身に異常はないでしょう?」
「はい、今のところ何ともありません」
事実だった。
全身に燃え盛る業火のような強さの魔力をまとわせていた俺は、あのような異形の姿になるどころか狂人化の兆候も微塵もなかった。
それはお嬢さまも同様だっただろう。
俺が発している魔力のイメージが業火ならば、お嬢さまが全身にまとわせている魔力のイメージは流水である。
ゆったりと、それでいて強く清らかに、お嬢さまの全身には流水のような魔力がまとわれていた。
「あのう……そうなると、私とアンバーはどうなるのでしょう?」
おそるおそるたずねてきたのはメリダである。
メリダには俺とお嬢さまのような強い魔力もなければ、その魔力を全身に留めておくという技術もない。
そうなるとメリダが心配するのは当然だ。
いつ自分自身が神官たちや目の前にいる化け物もどきと一緒になってしまうと不安に駆られたに違いない。
「メリダ、お前は俺やお嬢さまの傍にいる限り平気だ。特にお嬢さまの近くにいれば、お嬢さまの魔力によってお前の心身は守られる。それとアンバーは……」
俺は隣にいるアンバーに視線を向けた。
「ふっ、お前も大丈夫そうだな」
ああ、とでも言うようにアンバーは「ガウッ!」と吠えた。
目を凝らさなくてもわかる。
アンバーは伝説の魔獣の血を受け継ぐ狼だ。
臨戦態勢に入った瞬間、全身にただならぬ魔力をまとわせていた。
ハリネズミの体毛に似た、触れれば刺さるような独特な魔力の形である。
などと考えていると、異形のモノに変化が起こった。
金髪の青年の首からは「シャアアアアアアアアッ!」
白髪の老人の首からは「神よおおおおおおおおおッ!」
と、内部ホールを揺るがすほどの叫声が発せられたのだ。
それだけではない。
巨大な肉団子だった身体もグチャグチャグチャと歪な音を立てながら動き始め、やがてそれは巨大な人型になった。
とはいえ、不気味さは変わっていない。
いや、人型になったことで嫌悪感だけは倍増した。
全身は血みどろで肌の上に走っていた血管は強く波打っており、盛り上がっているところは盛り上がっている筋肉質な体型になったのだ。
だが、身体は1つなのに首が2つある状況は魔物と言っても差し支えないだろう。
ならば説得など無意味だ。
もはや戦闘は避けられない。
「お嬢さま、ここは俺に任せてお嬢さまたちは魔力水晶石を頼みます」
あの異形のモノを普通の人間に戻すのは無理でも、お嬢さまの力で魔力水晶石を正常な状態に戻すことは可能なはずだ。
たとえその維持が数日だったとしても、何もしないよりは絶対にマシである。
数秒後、後方からお嬢さまの返事が聞こえた。
「わかった。あいつはあんたに任せる。でも、絶対に死んじゃダメよ。これは主人の命令だからね」
そう言うとお嬢さまは、メリダの手を取った状態で駆け出した。
一旦壁際まで移動して、そこから壁伝いに大きく迂回して神殿の奥に向かおうとする。
なぜなら、神殿の奥に続く正面には異形のモノが立ち往生しているからだ。
そんなお嬢さまにアンバーも付いていく。
すると3人の行動に反応して異形のモノが動いた。
獲物は多いほうがいいと思ったのだろうか。
壁伝いに移動していくお嬢さまたちに身体を向ける。
「おい、お前の相手は俺だ」
俺は近くの床に転がっていた長剣の1つを素早く拾うと、異形のモノの身体に向かって投げつけた。
ダーツの矢のように飛んだ長剣の切っ先が、異形のモノの脇腹に突き刺さる。
金髪の青年の首と、白髪の老人の首が一気に俺の元へ向けられる。
ダメージは……ほぼなしか。
痛覚が遮断されているのか、感覚自体が消滅しているのかはわからない。
だが、脇腹に長剣が刺さっているのに2つの生首に苦悶の表情はなかった。
ただ俺のほうに目線を移し、薄気味悪い笑みを浮かべる。
まるで玩具を前にした赤子のように。
「俺と遊びたいのか?」
俺は両手の指の骨を盛大に鳴らした。
「いいだろう。来るなら来い」
続いて俺は、人差し指をクイクイと曲げて挑発する。
指の骨を鳴らして威嚇したのも、人差し指を曲げて挑発したのも、あの異形のモノの意識を俺だけに集中させるためのポーズに過ぎない。
もちろん、それ以上にお嬢さまが神殿の奥に辿り着ける時間を稼ぐ意味合いもあった。
そして、俺のポーズは功を成した。
お嬢さまたちは無事に神殿の奥へと消えていったのだ。
しんと静まり返った内部ホールの中、存在するのは異形のモノと俺だけとなる。
やがて異形のモノは全身を震わせながら吼えた。
その威圧感は物理的な突風となって、俺の肌にビシビシと伝わってくる。
俺は他にも転がっていた長剣を拾い上げた。
「今の俺はもう騎士じゃないが、名も知らぬ青年と神官長の来世での幸せを願って今一度だけ名乗らせてもらう」
俺はその長剣の切っ先を異形のモノに突きつける。
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