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第3話 青い薔薇
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ユタラは薄っすらと両目を開けた。
何度か瞬きを繰り返して周囲を見渡す。
先ほどまで見ていた濃紺色の空は灰色の天井へと変わっていた。
殺人的な光と熱を伴っていた日差しもない。
熱風や熱砂とは無縁の室内にはエアコンが完備されており、部屋の隅々には様々なトレーニング器具が顔を並べている。
筋肉の肥大化に役立つバーベルやダンベル。
有酸素運動に最適なランニングマシン。
天井から何本もの鎖で吊るされた本革製のサンドバック。
その他にもユタラが自腹で購入した独特の鍛錬器具であるチーシーや握りカメ、スタンド式タイプの巻き藁なども置かれていた。
ここはインドのタール砂漠ではない。
日本の東京に建てられていたビルの一室だ。
「あれから九年も経つのにな」
床に寝転がっていたユタラは上半身をむくりと起こし、軽く首を左右に振ったあとに両指を絡めて大きく伸びをした。
前髪で隠れていた額や両脇の下が寝汗で少し濡れている。
どうやら休憩中に夢幻の旅へと誘われてしまったらしい。
やはり日本の春は油断しているとすぐに浅い眠りについてしまう。
眠ることは生命活動に必要なことなので決して嫌いではないものの、昼寝だけは気をつけなくてはならない。
昼寝をすると必ず同じ夢を見てしまうからだ。
九年前、武装ゲリラにタール砂漠へ連れて行かれた悪夢を。
「駄目だ。もっと心も身体も強くならないと」
ユタラは両頬を叩いて自分自身に渇を入れた。
それから機敏な動作で立ち上がり、昼寝のせいで固まっていた肉体の凝りを念入りな柔軟体操でほぐしていく。
屈伸や前屈などの柔軟体操を終えたユタラは、続いて着衣の乱れを直すために全身の姿を確認できるスタンドミラーの前に移動した。
スタンドミラーに一人の少年の姿がはっきりと映し出される。
染み一つない褐色の肌。
精悍さと知的さが同居している端正な顔立ち。
着用していた衣服は黒い帯が際立って見える純白の空手着だ。
その空手着から覗く胸板は適度に盛り上がり、見る人間が見れば鍛えに鍛え抜いた肉体であることがわかるだろう。
事実、そのとおりである。
今年の秋に十八歳を迎えるユタラは筋肉の鎧で武装していた。
けれどもボディビルダーのような筋肉を極限まで肥大させた肉体ではない。
瞬発力と体力に優れた細く引き締まった肉体である。
その中でも目を引くのは拳の存在感だ。
赤子のように丸く変形していた両手の拳には幾重にも重ねられた古傷が目立ち、人差し指と中指のつけ根の部分――空手で拳頭と呼ばれている部位には厚い拳ダコができている。
しかし、ユタラの身体的特徴で一段と目立っていたのは髪の色だろう。
銀色に近い白髪なのである。
もちろん、老化によるメラニン色素が減少して白髪になったわけではない。
あくまでも薬の副作用でメラニン色素が減少しただけだ。
ユタラは白い前髪を弄りながら苦笑する。
日本に移り住んで約九年。
最初こそ文化の違いや言葉の壁のせいで困惑したが、根気よく異文化を勉強して言葉さえ覚えれば日本はインドよりもはるかに住みやすい国だった。
日本にはカーストや貧富の差による差別や暴力がないのである。
中でも首都である東京は外国人が多く暮らしているせいか、外国人の子供が一人で街中を歩いていても地元のギャングに暴力を振るわれたり警察官に不当逮捕されることもなかった。
それでも褐色肌に白銀色の髪をした外国人は日本でも珍しいのだろう。
ユタラは日本で暮らすようになって九年目になる今でも、街中で日本人たちから何度も奇異な目で見られる。
(まあ、あの頃と比べたら変な目で見られることぐらい全然いいんだけどさ)
ユタラは空手着の乱れを整えて緩んでいた黒帯を締め直すと、中断していたトレーニングを再開させようと打撃訓練に最適なサンドバックの元へ向かおうとした。
そのとき、腹筋台の上に置いていたスマホが鳴った。
ユタラはスマホを手に取って相手を確認。
通話ボタンを押して「もしもし」と流暢な日本語で応対する。
『ユタラさんですか? 秘書の相沢です』
「どうも、お疲れ様です。こんな時間に珍しいですね。何かご用ですか?」
『はい。これから至急、地下の社長室までお越しください』
「これからですか?」
ユタラは壁に取りつけられている時計に目を向けた。
午後六時二十五分。
確か社長は三時から役員会議に出席すると言っていたが、もう役員会議は終わったのだろうか。
ユタラはスマホ越しに頭を下げる。
「わかりました。ですが二十分……いえ、十五分ほど時間をくれませんか? 今までトレーニングをしていたので綺麗に身支度を整えてから顔を出します」
『申し訳ありません。社長は今すぐにと仰っていますので、シャワーも着替えも結構ですから社長室にお越しください。警備の人間には話を通しておきます』
それでは、と社長秘書の相沢は一方的に用件を述べて通話を切ってしまった。
「今すぐ……ね」
ユタラはスマホを腹筋台の上に投げ捨てると、同じ腹筋台に置いていた小さな布袋の中から一センチ程度の鋼球を取り出した。
銀メッキ加工が施されたパチンコ玉である。
そのパチンコ玉を一つだけ飲み込んだユタラは、自分だけにあてがわれていたトレーニング室をあとにした。
清掃が行き届いたリノリウムの廊下を素足で歩いていく。
やがてユタラは専用エレベーターの前に到着した。
網膜認証、指紋認証、声帯認証などの厳重な生体認証システムをクリアして専用エレベーターのゲージに入る。
自分の身体が落下する感覚を味わうこと十数秒。
専用エレベーターのドアが開き、ユタラの視界には見慣れた光景が飛び込んできた。
屋内に建てられた荘厳な武家屋敷である。
ただし、正面の門に表札はかけられていない。
あるのは何台もの監視カメラだ。
そして、その監視カメラの前で不審な行動を取ろうものなら屋敷と隣接している小部屋から銃で武装した屈強なガードマンたちが集まってくる。
なのでユタラは普段どおりに門を開け、玉砂利の上に造られた石畳を進んで玄関へ。
暗くて狭い廊下を進んで社長室を目指す。
「ユタラ・ニードマンです。入ってもよろしいでしょうか?」
ほどしばらくして襖障子の前に辿り着いたユタラは、室内にいるであろう屋敷の主人に声をかけた。
すると襖障子の上に設置されていたスピーカーから「入りな」と声が返ってくる。
「失礼します」
ユタラは大きな音を立てないように注意しながら襖障子を開けた。
かすかに香の匂いがする二十畳の和室に足を踏み入れ、部屋の奥に置かれていたマホガニーの机でパソコンを操作していた老女に目線を送る。
五十はとうに過ぎているだろう。
白髪が混じった黒髪をうなじの辺りで団子状に結い、渋さと高級感がにじみ出ている鼈甲フレームの眼鏡をかけていた。
衣服に至っては薄桃色の華やかな着物を身にまとっている。
老女の名前は百目鬼百合子《どうめき・ゆりこ》。
ユタラが所属している〈青い薔薇〉の最高責任者と〈アーツ製薬〉の社長という二足の草鞋を履いている女傑であった。
何度か瞬きを繰り返して周囲を見渡す。
先ほどまで見ていた濃紺色の空は灰色の天井へと変わっていた。
殺人的な光と熱を伴っていた日差しもない。
熱風や熱砂とは無縁の室内にはエアコンが完備されており、部屋の隅々には様々なトレーニング器具が顔を並べている。
筋肉の肥大化に役立つバーベルやダンベル。
有酸素運動に最適なランニングマシン。
天井から何本もの鎖で吊るされた本革製のサンドバック。
その他にもユタラが自腹で購入した独特の鍛錬器具であるチーシーや握りカメ、スタンド式タイプの巻き藁なども置かれていた。
ここはインドのタール砂漠ではない。
日本の東京に建てられていたビルの一室だ。
「あれから九年も経つのにな」
床に寝転がっていたユタラは上半身をむくりと起こし、軽く首を左右に振ったあとに両指を絡めて大きく伸びをした。
前髪で隠れていた額や両脇の下が寝汗で少し濡れている。
どうやら休憩中に夢幻の旅へと誘われてしまったらしい。
やはり日本の春は油断しているとすぐに浅い眠りについてしまう。
眠ることは生命活動に必要なことなので決して嫌いではないものの、昼寝だけは気をつけなくてはならない。
昼寝をすると必ず同じ夢を見てしまうからだ。
九年前、武装ゲリラにタール砂漠へ連れて行かれた悪夢を。
「駄目だ。もっと心も身体も強くならないと」
ユタラは両頬を叩いて自分自身に渇を入れた。
それから機敏な動作で立ち上がり、昼寝のせいで固まっていた肉体の凝りを念入りな柔軟体操でほぐしていく。
屈伸や前屈などの柔軟体操を終えたユタラは、続いて着衣の乱れを直すために全身の姿を確認できるスタンドミラーの前に移動した。
スタンドミラーに一人の少年の姿がはっきりと映し出される。
染み一つない褐色の肌。
精悍さと知的さが同居している端正な顔立ち。
着用していた衣服は黒い帯が際立って見える純白の空手着だ。
その空手着から覗く胸板は適度に盛り上がり、見る人間が見れば鍛えに鍛え抜いた肉体であることがわかるだろう。
事実、そのとおりである。
今年の秋に十八歳を迎えるユタラは筋肉の鎧で武装していた。
けれどもボディビルダーのような筋肉を極限まで肥大させた肉体ではない。
瞬発力と体力に優れた細く引き締まった肉体である。
その中でも目を引くのは拳の存在感だ。
赤子のように丸く変形していた両手の拳には幾重にも重ねられた古傷が目立ち、人差し指と中指のつけ根の部分――空手で拳頭と呼ばれている部位には厚い拳ダコができている。
しかし、ユタラの身体的特徴で一段と目立っていたのは髪の色だろう。
銀色に近い白髪なのである。
もちろん、老化によるメラニン色素が減少して白髪になったわけではない。
あくまでも薬の副作用でメラニン色素が減少しただけだ。
ユタラは白い前髪を弄りながら苦笑する。
日本に移り住んで約九年。
最初こそ文化の違いや言葉の壁のせいで困惑したが、根気よく異文化を勉強して言葉さえ覚えれば日本はインドよりもはるかに住みやすい国だった。
日本にはカーストや貧富の差による差別や暴力がないのである。
中でも首都である東京は外国人が多く暮らしているせいか、外国人の子供が一人で街中を歩いていても地元のギャングに暴力を振るわれたり警察官に不当逮捕されることもなかった。
それでも褐色肌に白銀色の髪をした外国人は日本でも珍しいのだろう。
ユタラは日本で暮らすようになって九年目になる今でも、街中で日本人たちから何度も奇異な目で見られる。
(まあ、あの頃と比べたら変な目で見られることぐらい全然いいんだけどさ)
ユタラは空手着の乱れを整えて緩んでいた黒帯を締め直すと、中断していたトレーニングを再開させようと打撃訓練に最適なサンドバックの元へ向かおうとした。
そのとき、腹筋台の上に置いていたスマホが鳴った。
ユタラはスマホを手に取って相手を確認。
通話ボタンを押して「もしもし」と流暢な日本語で応対する。
『ユタラさんですか? 秘書の相沢です』
「どうも、お疲れ様です。こんな時間に珍しいですね。何かご用ですか?」
『はい。これから至急、地下の社長室までお越しください』
「これからですか?」
ユタラは壁に取りつけられている時計に目を向けた。
午後六時二十五分。
確か社長は三時から役員会議に出席すると言っていたが、もう役員会議は終わったのだろうか。
ユタラはスマホ越しに頭を下げる。
「わかりました。ですが二十分……いえ、十五分ほど時間をくれませんか? 今までトレーニングをしていたので綺麗に身支度を整えてから顔を出します」
『申し訳ありません。社長は今すぐにと仰っていますので、シャワーも着替えも結構ですから社長室にお越しください。警備の人間には話を通しておきます』
それでは、と社長秘書の相沢は一方的に用件を述べて通話を切ってしまった。
「今すぐ……ね」
ユタラはスマホを腹筋台の上に投げ捨てると、同じ腹筋台に置いていた小さな布袋の中から一センチ程度の鋼球を取り出した。
銀メッキ加工が施されたパチンコ玉である。
そのパチンコ玉を一つだけ飲み込んだユタラは、自分だけにあてがわれていたトレーニング室をあとにした。
清掃が行き届いたリノリウムの廊下を素足で歩いていく。
やがてユタラは専用エレベーターの前に到着した。
網膜認証、指紋認証、声帯認証などの厳重な生体認証システムをクリアして専用エレベーターのゲージに入る。
自分の身体が落下する感覚を味わうこと十数秒。
専用エレベーターのドアが開き、ユタラの視界には見慣れた光景が飛び込んできた。
屋内に建てられた荘厳な武家屋敷である。
ただし、正面の門に表札はかけられていない。
あるのは何台もの監視カメラだ。
そして、その監視カメラの前で不審な行動を取ろうものなら屋敷と隣接している小部屋から銃で武装した屈強なガードマンたちが集まってくる。
なのでユタラは普段どおりに門を開け、玉砂利の上に造られた石畳を進んで玄関へ。
暗くて狭い廊下を進んで社長室を目指す。
「ユタラ・ニードマンです。入ってもよろしいでしょうか?」
ほどしばらくして襖障子の前に辿り着いたユタラは、室内にいるであろう屋敷の主人に声をかけた。
すると襖障子の上に設置されていたスピーカーから「入りな」と声が返ってくる。
「失礼します」
ユタラは大きな音を立てないように注意しながら襖障子を開けた。
かすかに香の匂いがする二十畳の和室に足を踏み入れ、部屋の奥に置かれていたマホガニーの机でパソコンを操作していた老女に目線を送る。
五十はとうに過ぎているだろう。
白髪が混じった黒髪をうなじの辺りで団子状に結い、渋さと高級感がにじみ出ている鼈甲フレームの眼鏡をかけていた。
衣服に至っては薄桃色の華やかな着物を身にまとっている。
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