【完結】トランス・ジェニック ~遺伝子改変者で特殊エージェントの僕、強気な美少女の相棒と今日も戦闘地域でレンタル・ソルジャーとして戦います

ともボン

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第12話   発現者

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 深紫色の夜空には目が洗われるような群れ星の瞬きがあった。

 真昼には大量の汗を促す日差しが容赦なく降り注ぐものの、地平線の彼方に沈んだ太陽の代わりに月が顔を覗かせる。

 目覚しい復興を遂げたデリー市内の繁華街には、仕事帰りのビジネスマンや旅行客が飲食店に集まり賑やかさに拍車がかかる。

 しかし、未だに復興の兆しが訪れないデリー郊外は違う。

 二十一世紀初頭には各国から商業施設などが相次いで進出し、緑の外壁が映えた高層マンションが何棟もそびえ立っていたノイダ・グリーンビレッジは、今や喧騒とは無縁のゴーストタウンと化していた。

 それこそ、人間どころか野良犬や野良牛の姿も見られないほどに。

 そんなノイダに一台の大型トラックが現れたのは、日付が変わる直前のことだった。

 猛々しいエンジン音を吹かした大型トラックが道路の真ん中に停車すると、助手席のドアが開かれて一人の少女が颯爽と地面に降り立つ。

 紫色のサリーを身にまとっていたムーナだ。

 続いて大型トラックを運転していた中年男性が外へと飛び出した。

 カーキ色の軍服を着用していた獅子鼻の目立つインド人である。

「お疲れしゃまでありました、女王様。お怪我はあるようでないような気分ですか?」

 ムーナはおかしな言葉遣いの男を見て吐息した。

〈ワーカー〉に仕立てた人間は順々な奴隷兵士になる反面、毒の影響を受けて言語障害と知的障害を引き起こすのだ。

 これさえなければ兵士として文句のない働きをするのだが、この世に完璧な人間がいないように完璧な〈ワーカー〉もいない。

 けれども人間を〈ワーカー〉に仕立てるメリットは十分にあった。

〈ワーカー〉として生まれ変わった人間はムーナを絶対的支配者として認識する。

 しかも痛覚が麻痺するので、たとえ銃で撃たれてもゾンビのように蘇って相手に立ち向かうのだ。

 ただし、メリットもあれば当然の如くデメリットもある。

 一見すると麻薬中毒者のように見える〈ワーカー〉には、不慮の事故や情報の流出が起きる可能性も高い。

 こればかりはムーナにも対処できない厄介な副作用であった。

「おい、お前は自分の名前を今でも覚えているか?」

 ムーナは身体を揺らしていた〈ワーカー〉に顎をしゃくった。

「いいえ、まったく覚えております。あなたはマハシン。うん、マハシンだといいですね」

「お前の名前はマハシンというのか。では、マハシン。お前はこれからコンテナに詰め込んでいる仲間たちを外に出してやれ。そのあとは私が行くまで待機してろ、以上」

「了解しません!」

 軍人のようにキレのある敬礼をしたマハシンは、酒に溺れた人間のような千鳥足でコンテナへと向かっていく。

「ムーナ? そこにいるのはムーナなのか?」

 コンテナのロックが外れる大きな音が聞こえたとき、歩道の奥に鬱蒼と生えていた茂みから名前を呼ばれた。

 ムーナは「そうだ」と落ち着いた態度で茂みに顔を向ける。

「ほっとしたぜ。到着が遅かったから心配してたんだ」

 茂みから現れたのは、大人びた顔つきの少年だった。

 ムーナの相棒であるシュナ・シャンドルだ。

 百五十五センチのムーナよりも二十センチは身長が高い。

 眼光は鷹のように鋭く、前髪がやや逆立っている珍しい癖毛。

 日頃から自重を利用した補強運動と格闘トレーニングを欠かしていないためか、衣服の上からでも弾力性に優れた筋肉質な体格が見て取れる。

 年齢はムーナと同じ十七歳。

 無地のシャツの上から紺色の半袖ジャケットを重ね着し、汚れを隠してくれるダークグレーのカーゴパンツ姿という年相応のラフな格好だった。

 そして左肩が右肩よりも少しだけ落ちているように見えるのは、ジャケットの下に本物の拳銃を収めたガンホルスターを装着しているからだ。

 護身用の拳銃である。

 ムーナはシュナの顔を見た途端に警戒心を大きく弱めた。

「検問のありそうな道をとことん避けてきたからな。それよりも連中はどうした?」

「まだ来てねえが気にするな。そのうちやってくるさ」

 シュナはムーナからトラックに視線を移行させた。

「あいつらが今回の計画に使う〈ワーカー〉どもか?」

「ああ、プシュカルを中心にのさばっていた武装ゲリラだ」

「数は?」

「十二人。だが、武器の類は持ってこなかった。予想外の場所に検問が張られていて、警察と一悶着が起こるのは避けたかったからな」

「大事の前の小事とも言うしな。それに武器なら奴らに頼めば何丁でもくれるさ」

「本当は借りを作るみたいで嫌なんだけどな」

「だったら借りを作ったと思わなければいい。こっちがそう思っていないのなら、奴らが何と言ってこようが関係ねえ。そうだろう?」

「相変わらず口の上手い奴だ。確かにそうだな。私が何も思わなければ奴らも――」

 不意に言葉を途切らせたムーナは、自分で自分の身体を抱き締めるような仕草を取った。

「どうした? ムーナ。急に震えだして」

 シュナは小刻みに身体を震わせ始めたムーナの肩に優しく手を置いた。

 ムーナは深呼吸して気持ちを落ち着かせると、シュナの手に自分の手をそっと重ねる。

「ここのところ連続して力を使ったからな。それで未だに気が昂ぶっているんだろう」

「〈ラール・サルバ〉の連中が九人。今回の武装ゲリラが十二人。合計で二十一人の人間を短時間で〈ワーカー〉にしたんだ。きっと疲労がピークに達したんだろうな」
「とどのつまり、〈発現者〉も普通の人間と変わらないということか。力を行使すればするほど自分の身体に返ってくる負担も大きい。それでも死ぬことばかりを考えていた四年以上前の自分と比べたら幸せだ。たとえ化け物と蔑まれようとも私はちゃんと生きているんだからな」

 一休みしようとムーナが歩道と車道の合間に設けられていた縁石に腰を下ろすと、シュナは真面目な顔で「俺は違う」と断言してムーナの隣に座る。

「俺はムーナのことを化け物だなんて思ってねえ。一人の人間として尊敬している」

「本当に変わった奴だな。お前は〈発現者〉が怖くないのか?」

「怖くないと言えば嘘になる。だけど、ムーナなら話は別だ。こうして俺が生きていられるのもムーナが人買いから俺を救ってくれたお陰だからな」

 ムーナはくすりと笑った。

「懐かしい台詞だ。お前と初めて会ったときのことを思い出す」

「そうだっけ? すまねえ、あのときのことはよく覚えてないんだ。でも、それが本当ならプシュカルの名前を出したからだぜ」

「すまん、そういえばプシュカルはお前にとって因縁の地だったな」

「別に気にしてねえよ。もう四年も前の話だ」

 このとき、ムーナは暗澹たる表情を浮かべた。

 もともとシュナはプシュカルの闇市で開かれていた裏オークションの商品だった。

 第四次印パ戦争の余波を受けて孤児や難民が溢れ返ったインドにおいて、大人しく命令に従う子供は格好の働き手となる。

 ところが金を持て余している大人の中には子供を純粋な労働力ではなく、愛玩用として手元に置く下種な連中が多く存在するのも事実だ。

 シュナもそうであった。

 愛玩用として落札されようとしていたシュナを、ムーナが間接的に助けたのは四年前。

 子供兵として扱われていた武装ゲリラから逃げ出したときである。

 あのときが運命の分かれ道だったのかもしれない。

 中途半端に生れ落ちたせいで幼少の頃から周囲に化け物扱いされ、ついに家から追い出された末に武装ゲリラに捕まり、裏の世界で有名だった一粒の錠剤を飲まされたことがである。

 それから肉体に衝撃的な変化が訪れ、ムーナは正真正銘の化け物に生まれ変わってしまった。

 それからムーナは何人かのゲリラを殺して逃亡を図った。

 生まれて初めて人を殺したという事実よりも、自分の肉体に生じた著しい変化に精神が耐えられなくなったからだ。

 そうして逃亡を続けていくうちに強烈な喉の渇きと空腹に悩まされたムーナは、プシュカルの郊外で開かれていた闇市を襲ったのである。

 もちろん、当時のムーナには慈悲の心が自我の大半を占めていた。

 食料と水をわけてもらえるのなら物乞い同然に懇願することも視野に入れていたのだが、結果的にムーナは能力を最大限に開放して殺戮の限りを尽くしたのである。

 なぜなら、ムーナは目撃してしまったのだ。

 砂漠の一角で少年少女たちが競売にかけられていた痛ましい様子を。

 四年経った今でも昨日のことのように思い出せる。

 身の毛のよだつ熱気と臭気。

 人間を家畜と同等の目で見下げていた大人の売り手。

 高価そうな衣服を着ていた買い手たちの口から飛び出す高額な値段の数々。

 現在のムーナならば人買いと護衛、買い手の大人たちを一人残らず〈ワーカー〉に仕立て上げて互いに殺し合いでもさせたことだろう。

 しかし、あのときのムーナは人間を〈ワーカー〉に仕立てるという知恵が回らないほど飢えに飢えていた。

 ましてや人買いと護衛たちは強力な銃火器で武装していたのだ。

 加えて暗い欲望と享楽にふける大人たちに怒りを覚えたことも相まって、ムーナは〈発現者〉の存在など露も知らない多くの子供たちの前で変態したのである。

 やがて月光に照らされた砂丘に酸鼻な匂いを放つ何輪もの血花が咲き誇ったとき、泣き喚きながら逃げ出す子供たちの中で一人だけ逃げ出さない少年がいた。

 そればかりかその少年は元の姿に戻ったムーナへと近づき、能力を開放させたことで全裸になったムーナに自分が羽織っていた服を着せたのだ。

 そのとき、ようやく我に返ったムーナは化け物と罵られることを覚悟で少年に質問した。

 お前は化け物の私が怖くないのか、と。

 すると、あどけない顔の少年は間を置かずに答えた。

 怖いと言えば怖い。

 それでも人買い連中や大人兵に比べたら全然マシさ。

 こう見えても俺は元子供兵でな。

 ちょっとしたミスを犯して売られそうになっていたんだが、お前が人買い連中を殺してくれたお陰で俺は自由の身になった。お前は俺の恩人だ、と。

(あれから四年か……月日が経つのは早いものだな)

 そうムーナが懐かしい思い出に顔をほころばせたときだ。

「本当にプシュカルの件はもう気にしてない。ただ、今となってはそれよりも気になっていることがあるけどな」

 いつになく歯切れの悪い台詞をシュナは吐いた。

「今度の作戦のことか?」

 シュナは小さく頭を振った。

「お前を含めた〈発現者〉という存在についてだ。かれこれ四年の付き合いになるが、こうして面と向かって訊いたことはなかったと思ってな」

 なるほど、とムーナは眉を細めた。

 口では今度の作戦について思考を巡らせていないと否定しても、シュナという男の本性は常に何手も先を読んで行動する頭脳派だ。

 ならば今度の作戦がいかに危険か認識していないはずがない。

 だからこそ、シュナはこの機会に聞いておきたいと思ったのだろう。

 この世の理から一歩も二歩も逸脱している〈発現者〉のことを。

 ムーナは頭部を覆っていたスカーフを脱ぎ捨てる。

「あまり面白くない話だぞ。それにこれは裏社会の人間と通じていくうちに耳に入ってきたことだから、実際のところ本当かどうかもわからん。それと、私のような存在が〈発現者〉と呼ばれているのかも実のところは知らない。知っているのは誕生した経緯だけだ」

「まさか、宇宙から来たなんてことはないよな?」

「シュナ、お前はあんな誰が広めたかもわからないような噂話を信じていたのか? 世界中で目撃されている人を食うUMA――〈発現者〉は大昔に飛ばされた人工衛星の中に冷凍保存されていて、十数年前に起こった太陽フレアの影響で〈発現者〉の乗った人工衛星が地球に落ちてきた。それで〈発現者〉が世界中に現れるようになった、と」

「やっぱり違うのか?」

「都市伝説以下だな。少しでも宇宙工学について学んだ者なら一笑ものだ」

 まあいい、とムーナは乱れていた前髪を整える。

「私を含めた〈発現者〉と呼ばれる人間が生まれたきっかけは一つの新薬だ。それは先天的な遺伝病を根治する前代未聞の新薬として期待されていたが、人間での臨床実験で信じられない副作用が発見されたことによって裏の世界で有名になったらしい」

「副作用って薬を飲んだ際に出る悪寒や腹痛のことか?」

「馬鹿を言うな。そんな普通の副作用だったら〈発現者〉はこの世に生まれていない。話を戻そう。その副作用というのは人間のジャンクDNAの中に保存されていた、古代から現在に至るまでに存在した様々な生物の特徴を発現させるというものだった」

「ジャンクDNA?」

「いくらお前でも地球上に存在する生物にDNAと呼ばれる遺伝情報があることは知っているだろう? そして、そのDNAの謎を解き明かそうと今から何十年も前にヒトゲノム計画と呼ばれる国際プロジェクトが発足された。ジャンクDNAとはヒトゲノム計画によって明らかにされた、人間が生きていくのに不必要なDNA――〝ゴミ屑〟と言われて世界中の研究者にそっぽを向かれたDNAだったそうだ。しかし、それは大間違いだった。ジャンクDNAは何の役にも立たないDNAどころか、人間の進化にかかわる重要なDNAであることが強制的に判明したんだ。事実、ジャンクDNAは近年の研究で人間の進化の成長過程を表しているとされて今では非コードDNAと改名されている」

「つまり先天的遺伝病の特効薬となるはずだった新薬とやらは、ジャンクDNAとか非コードDNAとやらに何らかの働きを与える副作用があったということか?」

「私の本性を見ておきながら何らかの副作用という表現はないだろう。それに新薬を飲んだ先天的遺伝病患者は百パーセントの確率で根治する。まあ、私の場合は少し事情が違うがな」

 シュナは納得したとばかりに一度だけ拍手を打った。

「要するに〈発現者〉ってのは偶発的に〝遺伝子組み換え〟された人間ってわけだ」
 直後、シュナは「だけど」と首を捻った。

「だったら人食いUMAの噂はどこから出てきたんだよ? 俺が聞いた話によれば、人食いUMAも〈発現者〉みたいな特別な力と容姿を持っているそうだぞ」

 ムーナは「いい質問だ」と口の端を吊り上げた。
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