6 / 104
第一章 ~勇者パーティーを追放された空手家~
道場訓 六 弟子入り志願の少女
しおりを挟む
「お前……一体、何者だ?」
長身の男は顔を引きつらせながら尋ねてくる。
「これから死ぬ奴に名乗っても意味はないだろう?」
俺は鋭い眼光を長身の男に飛ばした。
長身の男の額から滝のような汗がにじみ出てくる。
内臓の奥から恐怖を感じているのだろう。
それでも長身の男は未だに意識を保っていた。
なるほど、リーダーと呼ばれているだけのことはあるな。
俺の殺意を込めた視線をまともに受け、正気でいられるとは大したものだ。
そう俺が思ったとき、長身の男は地面に唾を吐き捨てた。
「……どうやら普通のガキじゃないらしいな。いいだろう! 〈暗黒結社〉の幹部の一人である、このジーク・アシュタロトの力を見せてやる!」
長身の男は俺に両手を突き出すと、何やら呪文を唱え始めた。
すると長身の男の両手の先端に、熱風をともなう巨大な炎の塊が出現する。
火属性の上級魔法だ。
「消し炭になれ、〈火竜の焔〉!」
次の瞬間、巨大な炎の塊が俺に向かって勢いよく放たれた。
俺だけなら簡単に避けられるが、ここで俺が避けてしまえば後方にいる少女たちに被害が及んでしまう。
だったら、これに対抗する技はあれしかない。
俺は瞬時に腰を落とし、脇に引いた右拳に気力を集中させる。
続いて特殊な呼吸法でさらに気力の量を倍増させた。
そして――。
「〈神遠拳〉!」
俺はその場で右拳による正拳中段突きを繰り出した。
その正拳突きの衝撃破に気力が乗り、物理的な威力が生まれた光弾――〈神遠拳〉が弓矢のように飛んでいく。
ボボボボボボンッ!
〈神遠拳〉は向かってきた火の魔法を空中で撃ち消した。
それだけではない。
威力が衰えなかった〈神遠拳〉は、そのまま長身の男の身体に直撃する。
「ぐああああああああ――――ッ!」
長身の男は突風にあおられた紙くずのように吹き飛んだ。
そのまま長身の男は壁に激突し、ピクリとも動かなくなる。
やがて俺は元の姿勢に戻って二人の少女に視線を移した。
「もう、大丈夫だ」
俺がそう言うと、栗色の髪の少女が一目散に駆け寄ってきた。
「すごいすごい! あんな大勢相手に一人で勝っちゃうなんてすごすぎるよ! もしかして、お兄ちゃんは闘う神様なの?」
「それは大袈裟だ。さっきも言ったが、俺は追放された空手家さ。今はそれ以上でもそれ以下でもない……だが、それよりも君は俺が怖くないのか?」
「怖い? どうして?」
「どうしてって、俺は人を殺したんだぞ?」
普通なら恐怖で逃げ出してもおかしくないはずだ。
けれども、栗色の髪の少女に恐怖の色はなかった。
「でも、あいつらは私を攫おうとした悪者だった。それに、そんな私を助けようとしてくれたお姉ちゃんまでナイフで斬りつけたんだから……あんな奴ら死んで当然だよ」
そこで俺はようやく思い出す。
確かに金髪の少女は右肩に怪我をしていた。
このまま放っておくと破傷風になるかもしれない。
続いて俺は何気なく金髪の少女に顔を向けた。
直後、俺は視界に飛び込んできた光景にギョッとする。
「おいおい……それは何の真似なんだ?」
俺の視線の先には、地面に土下座している金髪の少女の姿があった。
「……してください」
金髪の少女は地面に接触するほど頭を下げながら、何やら小声で俺に話しかけてくる。
「すまん、もう一度だけ言ってくれ? 何だって?」
俺がおそるおそる尋ねると、金髪の少女はガバッと頭を上げて言った。
「私を弟子にしてください!」
…………ん?
さすがの俺もあまりの驚きに目が丸くなる。
栗色の髪の少女のように礼を言われるのなら分かるが、まさかヤマト国の土下座から弟子入りを志願されるとは思わなかった。
「唐突な申し出に困惑されているとは思いますが、それほどあなたの卓越した武術の腕前に心の底から感服してしまったのです」
金髪の少女は明星を仰ぎ見るように俺を見つめてくる。
「私の名前はエミリア。Cクラスの冒険者であり、未熟ながらも武の道を極めんと望む者の一人です……そして数年前に唯一の拳の師匠と別れてからというもの、これはと思った達人には巡り合えず独学で修練を積み重ねてきました」
ですが、と金髪の少女――エミリアは真剣な表情で言葉を続ける。
「今まさに私は人生を捧げるべき師匠に巡り合えたと確信いたしました。ケンシンさん……いえ、ケンシン先生……いいえ、ケンシン師匠! どうぞ、この私をあなたの弟子にしてください! お願いいたします!」
ああ、これは本気の目だな。
だが、今の俺は勇者パーティーから追放された身だ。
弟子を取るよりも、まずは今後の身の振り方を考えなければならない。
「悪いな。今の俺は弟子を取る気は……」
ないんだ、と断ろうとしたときだ。
突如、顔が真っ青になったエミリアはバタリとその場に倒れた。
それだけではない。
額からは大量の脂汗が流れ、続いて全身が小刻みに震え出す。
目の焦点も合っておらず、明らかな意識の混濁が表れ始めた。
間違いない。
何らかの毒による症状だ。
「ねえ、あ兄ちゃん! お姉ちゃんはどうしちゃったの!」
「おそらく、斬られたナイフに遅効性の毒が塗られてあったんだろう……まずいな、このままだと手遅れになるかもしれない」
俺が暗い表情でそう呟くと、栗色の髪の少女は「すぐに人を呼んでくる」と言って大通りのほうへ駆けていく。
しかし、俺は直感的に間に合わないと思った。
わずかに呼吸困難の症状も現れ始めたのだ。
やはりこうしている間にも、エミリアの症状はどんどん重くなっている。
「さすがに見殺すわけにはいかないよな……よし!」
俺は意を決すると、両足が「ハ」の字になるような立ち方を取った。
そして背筋はまっすぐに保ち、拳を握った状態の両手の肘を曲げて中段内受けの構えになる。
闘神流空手の基本――三戦の構えだ。
コオオオオオオオオオオオオ――――…………
俺は〝息吹〟と呼ばれる独特の呼吸法とともに、先ほどよりも強力な気力を下丹田で練り上げていく。
やがて心身が最高の状態に達したとき、俺は目の前の空間に向かって叫んだ。
「スキル発動――【神の武道場】!」
長身の男は顔を引きつらせながら尋ねてくる。
「これから死ぬ奴に名乗っても意味はないだろう?」
俺は鋭い眼光を長身の男に飛ばした。
長身の男の額から滝のような汗がにじみ出てくる。
内臓の奥から恐怖を感じているのだろう。
それでも長身の男は未だに意識を保っていた。
なるほど、リーダーと呼ばれているだけのことはあるな。
俺の殺意を込めた視線をまともに受け、正気でいられるとは大したものだ。
そう俺が思ったとき、長身の男は地面に唾を吐き捨てた。
「……どうやら普通のガキじゃないらしいな。いいだろう! 〈暗黒結社〉の幹部の一人である、このジーク・アシュタロトの力を見せてやる!」
長身の男は俺に両手を突き出すと、何やら呪文を唱え始めた。
すると長身の男の両手の先端に、熱風をともなう巨大な炎の塊が出現する。
火属性の上級魔法だ。
「消し炭になれ、〈火竜の焔〉!」
次の瞬間、巨大な炎の塊が俺に向かって勢いよく放たれた。
俺だけなら簡単に避けられるが、ここで俺が避けてしまえば後方にいる少女たちに被害が及んでしまう。
だったら、これに対抗する技はあれしかない。
俺は瞬時に腰を落とし、脇に引いた右拳に気力を集中させる。
続いて特殊な呼吸法でさらに気力の量を倍増させた。
そして――。
「〈神遠拳〉!」
俺はその場で右拳による正拳中段突きを繰り出した。
その正拳突きの衝撃破に気力が乗り、物理的な威力が生まれた光弾――〈神遠拳〉が弓矢のように飛んでいく。
ボボボボボボンッ!
〈神遠拳〉は向かってきた火の魔法を空中で撃ち消した。
それだけではない。
威力が衰えなかった〈神遠拳〉は、そのまま長身の男の身体に直撃する。
「ぐああああああああ――――ッ!」
長身の男は突風にあおられた紙くずのように吹き飛んだ。
そのまま長身の男は壁に激突し、ピクリとも動かなくなる。
やがて俺は元の姿勢に戻って二人の少女に視線を移した。
「もう、大丈夫だ」
俺がそう言うと、栗色の髪の少女が一目散に駆け寄ってきた。
「すごいすごい! あんな大勢相手に一人で勝っちゃうなんてすごすぎるよ! もしかして、お兄ちゃんは闘う神様なの?」
「それは大袈裟だ。さっきも言ったが、俺は追放された空手家さ。今はそれ以上でもそれ以下でもない……だが、それよりも君は俺が怖くないのか?」
「怖い? どうして?」
「どうしてって、俺は人を殺したんだぞ?」
普通なら恐怖で逃げ出してもおかしくないはずだ。
けれども、栗色の髪の少女に恐怖の色はなかった。
「でも、あいつらは私を攫おうとした悪者だった。それに、そんな私を助けようとしてくれたお姉ちゃんまでナイフで斬りつけたんだから……あんな奴ら死んで当然だよ」
そこで俺はようやく思い出す。
確かに金髪の少女は右肩に怪我をしていた。
このまま放っておくと破傷風になるかもしれない。
続いて俺は何気なく金髪の少女に顔を向けた。
直後、俺は視界に飛び込んできた光景にギョッとする。
「おいおい……それは何の真似なんだ?」
俺の視線の先には、地面に土下座している金髪の少女の姿があった。
「……してください」
金髪の少女は地面に接触するほど頭を下げながら、何やら小声で俺に話しかけてくる。
「すまん、もう一度だけ言ってくれ? 何だって?」
俺がおそるおそる尋ねると、金髪の少女はガバッと頭を上げて言った。
「私を弟子にしてください!」
…………ん?
さすがの俺もあまりの驚きに目が丸くなる。
栗色の髪の少女のように礼を言われるのなら分かるが、まさかヤマト国の土下座から弟子入りを志願されるとは思わなかった。
「唐突な申し出に困惑されているとは思いますが、それほどあなたの卓越した武術の腕前に心の底から感服してしまったのです」
金髪の少女は明星を仰ぎ見るように俺を見つめてくる。
「私の名前はエミリア。Cクラスの冒険者であり、未熟ながらも武の道を極めんと望む者の一人です……そして数年前に唯一の拳の師匠と別れてからというもの、これはと思った達人には巡り合えず独学で修練を積み重ねてきました」
ですが、と金髪の少女――エミリアは真剣な表情で言葉を続ける。
「今まさに私は人生を捧げるべき師匠に巡り合えたと確信いたしました。ケンシンさん……いえ、ケンシン先生……いいえ、ケンシン師匠! どうぞ、この私をあなたの弟子にしてください! お願いいたします!」
ああ、これは本気の目だな。
だが、今の俺は勇者パーティーから追放された身だ。
弟子を取るよりも、まずは今後の身の振り方を考えなければならない。
「悪いな。今の俺は弟子を取る気は……」
ないんだ、と断ろうとしたときだ。
突如、顔が真っ青になったエミリアはバタリとその場に倒れた。
それだけではない。
額からは大量の脂汗が流れ、続いて全身が小刻みに震え出す。
目の焦点も合っておらず、明らかな意識の混濁が表れ始めた。
間違いない。
何らかの毒による症状だ。
「ねえ、あ兄ちゃん! お姉ちゃんはどうしちゃったの!」
「おそらく、斬られたナイフに遅効性の毒が塗られてあったんだろう……まずいな、このままだと手遅れになるかもしれない」
俺が暗い表情でそう呟くと、栗色の髪の少女は「すぐに人を呼んでくる」と言って大通りのほうへ駆けていく。
しかし、俺は直感的に間に合わないと思った。
わずかに呼吸困難の症状も現れ始めたのだ。
やはりこうしている間にも、エミリアの症状はどんどん重くなっている。
「さすがに見殺すわけにはいかないよな……よし!」
俺は意を決すると、両足が「ハ」の字になるような立ち方を取った。
そして背筋はまっすぐに保ち、拳を握った状態の両手の肘を曲げて中段内受けの構えになる。
闘神流空手の基本――三戦の構えだ。
コオオオオオオオオオオオオ――――…………
俺は〝息吹〟と呼ばれる独特の呼吸法とともに、先ほどよりも強力な気力を下丹田で練り上げていく。
やがて心身が最高の状態に達したとき、俺は目の前の空間に向かって叫んだ。
「スキル発動――【神の武道場】!」
0
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる