7 / 104
第一章 ~勇者パーティーを追放された空手家~
道場訓 七 少女の過去と師弟関係
しおりを挟む
「何だと? この子の魔力残量はどれだけ調べても0……つまり魔法の素質がない魔抜けだというのか?」
国王である父上は驚いた表情で魔法鑑定士に尋ねた。
「はい……残念ながらクラリア第二王女に魔法の才はございません」
王宮直属の魔法鑑定士は小声で父上に告げる。
一方の私は落胆した父上を見つめるしか出来なかった。
今日は私の10歳の誕生日であり、王宮の大広間には側近の重臣たちはもちろんのこと、有力貴族たちを招いての豪華なパーティーが開かれている。
すべては私の魔法使いとしての才能をお披露目するためだった。
〈世界魔法政府〉の直轄国家であったリザイアル王国の王家には、10歳の誕生日に一流の魔法鑑定士による魔法の素質を鑑定されるという儀式がある。
だが、これは一種の形式的なものだ。
王家には常人をはるかに超える魔力残量――魔法使いとしての才能があるなど当たり前だった。
それでもこうして大勢の人間を集めて儀式を開くのは、自分たち王家がいかに特別な存在であるかを改めて周囲に知らしめるために他ならない。
今日の私の誕生日パーティーの本質もそうだった。
リザイアル王国の第二王女――私ことクラリア・リザイアルの魔法の才能をお披露目し、やはり王家は特別な存在だと認識させるのが主な目的だったのだ。
それでも私はよかった。
たとえ自分の誕生日パーティーが王家の威厳を保つために利用されようと、いつも私に優しく接してくれる父上の喜ぶ顔が見れるならば満足だったのだから。
でも、今の父上は違う。
私の魔力が0だと分かった父上は、恐ろしいほどの怒りの顔をしていた。
「大臣! 大臣はおらんか!」
私がおどおどしていると、父上は両目を血走らせながら大臣を呼んだ。
「いかがされました、陛下」
「いかがも何もないわ。今日のパーティーをすぐに中止しろ。こんな恥さらしを祝う必要などこれ以上はない」
「ですが、まだ始まったばかりですぞ。それに集まった諸侯たちに何と申し開きするのですか?」
「そんなもの何か適当な理由と金子を与えて追い返せ」
その後、私のためのパーティーはすぐにお開きになった。
理由は私の体調不良のためだったが、もちろん私の体調に異常はない。
そして――。
「この王家の恥さらしが。今日から私とお前は親子ではない。魔抜けのお前など永遠に箱庭で遊んでおれ。金輪際、私たちの前に姿を現すな」
重臣や諸侯たちがいなくなった大広間において、父上はぞっとするほどの冷たい目で私に告げた。
「大いに賛成です、陛下。まさか、王家に魔抜けが生まれているとは……やはり母親の出自が悪いと子も出来損ないになるのですね」
私と血の繋がりのない第一王妃がほくそ笑みながら言う。
「まったく、まさか腹違いとはいえ魔抜けが妹だったとは……いや、こうなったらもう妹とは思えないな。ガーネット、お前もそうだろ?」
「もちろんですわ、シャインお兄さま。はっきり魔抜けと分かった以上、もうこの子を妹と思うのは止めましょう。王家の恥さらしなんですから」
私は第一王子の兄と第一王女の姉の言葉を無視して、大好きだった父上の元に駆け寄った。
「父上、嘘ですよね? 私と親子の縁を切るだなんて」
私は血相を変えながら父上の身体を掴む。
「離せ……王家に何の恩恵も与えない無能が!」
そう言うと父上は開いた右手をこれみよがしに上げた。
私は瞬きを忘れて父上の右手を見る。
次の瞬間、父上の強烈な平手打ちが私の左頬に放たれた――。
「――――ごめんなさい、父上ッ!」
私は大声を上げながら跳ね起きた。
思わず左頬をかばうように両手でガードする。
しかし、いくら待っても父上の平手打ちはやってこない。
私はハッと我に返り、何度か瞬きをして周囲を見渡す。
そこでようやく私は6年前の夢を見ていたことに気がついた。
だからといって疑問が拭えたわけではない。
むしろ余計に私の頭は混乱してしまった。
「ここは?」
私の目の前には異様な空間が広がっている。
100人は入れるほどの広々とした部屋だ。
そしてリザイアル王国では珍しい畳敷きの床と、十数メートル先の壁の前に設置されてあったヤマト国の神棚が私の目を引いた。
そんな神棚の右隣の壁には、「闘神流空手指南所 拳心館」とヤマト語で書かれた看板が掛けられている。
私は頭上に大きな疑問符を浮かべた。
どうして私はこんな場所にいるのだろう?
確か私は路地裏で〈暗黒結社〉に攫われようとしていた少女を助けようとしたけど、自分の腕前が未熟なばかりに逆に二人とも窮地に追い込まれてしまったことは覚えている。
「……あ!」
ようやく思い出してきた。
〈暗黒結社〉の悪漢たちに襲われそうになったとき、そこにリザイアル王国では珍しい服装をした一人の人間が現れたのだ。
名前は……。
「もう傷の具合は大丈夫か?」
「――――ッ!」
突如、誰かに声をかけられたことで私は声にならない叫びを発する。
すぐに顔だけを振り向かせると、そこには一人の人間が佇んでいた。
私よりも少し年上の17歳か18歳ほどの少年だ。
黒髪黒瞳に精悍な顔立ち。
珍しい形の白服の隙間からは、細身だが余計な贅肉が一切ない鍛えられた鋼の肉体が覗いている。
直後、おぼろげだった私の意識と記憶は完全に正常に戻った。
「ケンシン師匠!」
私はこれから師事すると決めたケンシン師匠に熱い眼差しを送る。
「いや、頼むから師匠は止めてくれ」
ケンシン師匠は困った顔でこめかみをポリポリと掻く。
そんな可愛らしい一面があったケンシン師匠を見て、私は鬼神のような強さとの間隙に胸の奥が熱くなってしまった。
やはり、私のこれからの武の師匠はこの人しかいない。
このとき、私は何としてもこの人と師弟関係を結ぼうと決心した。
そのためにはどんなことでもする。
たとえ肉体関係を求められようと何だろうと。
それほどケンシン師匠と師弟の契りを結ぶことには価値があると思った。
すべては魔力0の魔抜けと呼ばれた自分の過去を払拭するため。
そのために私は強くならなければならない。
第二王女のクラリアではなく、冒険者のエミリアとして生きていくために――。
国王である父上は驚いた表情で魔法鑑定士に尋ねた。
「はい……残念ながらクラリア第二王女に魔法の才はございません」
王宮直属の魔法鑑定士は小声で父上に告げる。
一方の私は落胆した父上を見つめるしか出来なかった。
今日は私の10歳の誕生日であり、王宮の大広間には側近の重臣たちはもちろんのこと、有力貴族たちを招いての豪華なパーティーが開かれている。
すべては私の魔法使いとしての才能をお披露目するためだった。
〈世界魔法政府〉の直轄国家であったリザイアル王国の王家には、10歳の誕生日に一流の魔法鑑定士による魔法の素質を鑑定されるという儀式がある。
だが、これは一種の形式的なものだ。
王家には常人をはるかに超える魔力残量――魔法使いとしての才能があるなど当たり前だった。
それでもこうして大勢の人間を集めて儀式を開くのは、自分たち王家がいかに特別な存在であるかを改めて周囲に知らしめるために他ならない。
今日の私の誕生日パーティーの本質もそうだった。
リザイアル王国の第二王女――私ことクラリア・リザイアルの魔法の才能をお披露目し、やはり王家は特別な存在だと認識させるのが主な目的だったのだ。
それでも私はよかった。
たとえ自分の誕生日パーティーが王家の威厳を保つために利用されようと、いつも私に優しく接してくれる父上の喜ぶ顔が見れるならば満足だったのだから。
でも、今の父上は違う。
私の魔力が0だと分かった父上は、恐ろしいほどの怒りの顔をしていた。
「大臣! 大臣はおらんか!」
私がおどおどしていると、父上は両目を血走らせながら大臣を呼んだ。
「いかがされました、陛下」
「いかがも何もないわ。今日のパーティーをすぐに中止しろ。こんな恥さらしを祝う必要などこれ以上はない」
「ですが、まだ始まったばかりですぞ。それに集まった諸侯たちに何と申し開きするのですか?」
「そんなもの何か適当な理由と金子を与えて追い返せ」
その後、私のためのパーティーはすぐにお開きになった。
理由は私の体調不良のためだったが、もちろん私の体調に異常はない。
そして――。
「この王家の恥さらしが。今日から私とお前は親子ではない。魔抜けのお前など永遠に箱庭で遊んでおれ。金輪際、私たちの前に姿を現すな」
重臣や諸侯たちがいなくなった大広間において、父上はぞっとするほどの冷たい目で私に告げた。
「大いに賛成です、陛下。まさか、王家に魔抜けが生まれているとは……やはり母親の出自が悪いと子も出来損ないになるのですね」
私と血の繋がりのない第一王妃がほくそ笑みながら言う。
「まったく、まさか腹違いとはいえ魔抜けが妹だったとは……いや、こうなったらもう妹とは思えないな。ガーネット、お前もそうだろ?」
「もちろんですわ、シャインお兄さま。はっきり魔抜けと分かった以上、もうこの子を妹と思うのは止めましょう。王家の恥さらしなんですから」
私は第一王子の兄と第一王女の姉の言葉を無視して、大好きだった父上の元に駆け寄った。
「父上、嘘ですよね? 私と親子の縁を切るだなんて」
私は血相を変えながら父上の身体を掴む。
「離せ……王家に何の恩恵も与えない無能が!」
そう言うと父上は開いた右手をこれみよがしに上げた。
私は瞬きを忘れて父上の右手を見る。
次の瞬間、父上の強烈な平手打ちが私の左頬に放たれた――。
「――――ごめんなさい、父上ッ!」
私は大声を上げながら跳ね起きた。
思わず左頬をかばうように両手でガードする。
しかし、いくら待っても父上の平手打ちはやってこない。
私はハッと我に返り、何度か瞬きをして周囲を見渡す。
そこでようやく私は6年前の夢を見ていたことに気がついた。
だからといって疑問が拭えたわけではない。
むしろ余計に私の頭は混乱してしまった。
「ここは?」
私の目の前には異様な空間が広がっている。
100人は入れるほどの広々とした部屋だ。
そしてリザイアル王国では珍しい畳敷きの床と、十数メートル先の壁の前に設置されてあったヤマト国の神棚が私の目を引いた。
そんな神棚の右隣の壁には、「闘神流空手指南所 拳心館」とヤマト語で書かれた看板が掛けられている。
私は頭上に大きな疑問符を浮かべた。
どうして私はこんな場所にいるのだろう?
確か私は路地裏で〈暗黒結社〉に攫われようとしていた少女を助けようとしたけど、自分の腕前が未熟なばかりに逆に二人とも窮地に追い込まれてしまったことは覚えている。
「……あ!」
ようやく思い出してきた。
〈暗黒結社〉の悪漢たちに襲われそうになったとき、そこにリザイアル王国では珍しい服装をした一人の人間が現れたのだ。
名前は……。
「もう傷の具合は大丈夫か?」
「――――ッ!」
突如、誰かに声をかけられたことで私は声にならない叫びを発する。
すぐに顔だけを振り向かせると、そこには一人の人間が佇んでいた。
私よりも少し年上の17歳か18歳ほどの少年だ。
黒髪黒瞳に精悍な顔立ち。
珍しい形の白服の隙間からは、細身だが余計な贅肉が一切ない鍛えられた鋼の肉体が覗いている。
直後、おぼろげだった私の意識と記憶は完全に正常に戻った。
「ケンシン師匠!」
私はこれから師事すると決めたケンシン師匠に熱い眼差しを送る。
「いや、頼むから師匠は止めてくれ」
ケンシン師匠は困った顔でこめかみをポリポリと掻く。
そんな可愛らしい一面があったケンシン師匠を見て、私は鬼神のような強さとの間隙に胸の奥が熱くなってしまった。
やはり、私のこれからの武の師匠はこの人しかいない。
このとき、私は何としてもこの人と師弟関係を結ぼうと決心した。
そのためにはどんなことでもする。
たとえ肉体関係を求められようと何だろうと。
それほどケンシン師匠と師弟の契りを結ぶことには価値があると思った。
すべては魔力0の魔抜けと呼ばれた自分の過去を払拭するため。
そのために私は強くならなければならない。
第二王女のクラリアではなく、冒険者のエミリアとして生きていくために――。
0
あなたにおすすめの小説
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
追放された宮廷薬師、科学の力で不毛の地を救い、聡明な第二王子に溺愛される
希羽
ファンタジー
王国の土地が「灰色枯病」に蝕まれる中、若干25歳で宮廷薬師長に就任したばかりの天才リンは、その原因が「神の祟り」ではなく「土壌疲弊」であるという科学的真実を突き止める。しかし、錬金術による安易な「奇跡」にすがりたい国王と、彼女を妬む者たちの陰謀によって、リンは国を侮辱した反逆者の濡れ衣を着せられ、最も不毛な土地「灰の地」へ追放されてしまう。
すべてを奪われた彼女に残されたのは、膨大な科学知識だけだった。絶望の地で、リンは化学、物理学、植物学を駆使して生存基盤を確立し、やがて同じく見捨てられた者たちと共に、豊かな共同体「聖域」をゼロから築き上げていく。
その様子を影から見守り、心を痛めていたのは、第二王子アルジェント。宮廷で唯一リンの価値を理解しながらも、彼女の追放を止められなかった無力な王子だった。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる