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第四章 ~空手家という名の闘神、大草原に舞い降りる~
道場訓 二十二 守るべき弟子のために
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遠くのほうに大量の砂埃と草葉が舞っていた。
耳を澄ませば地鳴りのような音もどんどん近づいてくる。
魔物どもが俺たちという新たな獲物を見つけ、一斉に押し寄せて来ているのだ。
「エミリア、お前に一つ課題を与える」
俺は押し寄せてくる魔物どもを睨みながら、隣にいたエミリアに話しかける。
「か、課題ですか?」
「そうだ。お前にはこの場から逃げることを禁ずる。これから闘神流空手を学ぶ者の責務として、師匠と決めた男がどういう闘いをするのかその眼に焼きつけろ。それが俺からお前に与える最初の課題だ」
「お主、正気か!」
突如、話を聞いていたキキョウが横槍を入れてくる。
「この場から逃げることを禁じるだと! それでは魔物どもに囲まれても逃げるなと言うのか!」
「キキョウ・フウゲツ、お前も相当に動揺しているな。魔物どもに囲まれたら、どのみち逃げられないだろうが。それに敵前逃亡は死罪……だろ?」
「確かにそうだが……それでも逃げるなとはあまりにも」
酷ではないか、とキキョウが口にしようとしたときだ。
「逃げません」
エミリアはきっぱりと答えた。
「ケンシン師匠がそう言うのなら、たとえ何十の魔物に襲われようとも絶対に逃げません。私はケンシン師匠の弟子になると決めたのですから」
そう言いながらもエミリアは怖くて仕方がないのだろう。
気丈に振る舞ってはいるものの、目線を下げれば両膝が震えている。
けれども、俺に伝えた言葉に嘘偽りはなかった。
俺を見つめてくるエミリアの目の奥には、俺を心の底から信じている信頼の光がはっきりと輝いていたのだ。
このとき、俺は初めてエミリアが愛おしいと思った。
恋心からという意味ではなく、これから闘神流空手の技を伝える弟子として愛おしいと思ったのだ。
同時に俺は決心する。
絶対にエミリアだけは死なせはしない、と。
「エミリア、右手の掌を出せ」
俺がそう言うと、エミリアは素直に右手の掌を出してくる。
すぐに俺はエミリアの右手の掌に、自分の右手の掌を上から重ねた。
直後、俺は自分の掌のほぼ中心にあるツボ――労宮からエミリアの労宮を通して一気に気力を流し込んだ。
「あっ!」
エミリアは身体を震わせながら全身を大きく仰け反らせる。
しかし、それも一瞬のことだった。
すぐにエミリアは普通の状態になり、自分の右手の掌を見つめる。
「俺の気力の一部を流し込まれてどんな感じだ?」
エミリアは自分の右手の掌から俺に視線を移してきた。
「ち、力が……身体の底から今まで感じたことのない力が溢れてきます」
やはり、エミリアには気力を使いこなす才能があるようだ。
「具体的に身体はどんな状態になっている?」
「状態……ですか?」
「たとえば身体が熱くなっているとか、逆に寒くなってるとかだな。他にも身体の反応として全身の軽い痺れや、身体が異常に重く感じるとかがある」
俺の質問にエミリアはすぐに答えた。
「私は身体の中が光っているような感じでしょうか……いえ、もっと具体的に言うのなら、握り拳ほどの大きさの光の玉が全身を駆け巡っているような……そんな感覚がはっきりとあります」
これには俺も驚いた。
エミリアは強引に気力を引き出されたにもかかわらず、いきなり体内に光を感じるという最高位の感覚を感じたのか。
気力とは生まれたときに備わっている魔力とは違い、気力を使える師匠の元で修行して会得していく後天的な力のことだ。
その気力を開発する最初の段階として、今の俺がやったように互いの右手の掌のツボ――労宮から一方的に気力を流し込むという行為がある。
もちろん、流し込む気力の量は調整しないといけない。
気力に耐性のない人間の体内に一定以上の気力を流し込んでしまえば、下手をすれば流し込まれた側は心身を害して死に至ってしまうからだ。
けれども適切な量を流し込まれて気力を開発された人間には、成功した証として〈八触〉と呼ばれる効感反応が起きる。
酸気感―――身体がだるく感じる。
冷気感―――身体が寒く感じる。
熱気感―――身体が熱く感じる。
張気感―――身体に張りを感じる。
麻気感―――身体に痺れを感じる。
大気感―――身体が重く感じる。
小気感―――身体が軽く感じる。
光気感―――身体に光を感じる。
という八つの感覚だ。
そしてこの効感反応の中でもっとも気力が開発されたことを示すのは、身体に光を感じる光気感という現象が起きたときだ。
他の七つの感覚のときには肉体自体に変化はないものの、光気感を感じたときの肉体は一時的だが恐ろしく頑強になる。
どれぐらいかと言うと魔法使いの〈身体強化〉の魔法が、それこそ児戯かと思うほどには肉体の強さが筋量とは関係なく強くなるのだ。
エミリア本人はまだ自覚していないだろうが、光気感を感じている今ならオークやゴブリン程度の攻撃をまともに受けても致命傷になることはないだろう。
しかし、万が一ということもある。
「エミリア、先に謝っておく。もしも痛かったら許してくれ」
俺はそう言うと、「何をですか?」と訊き返そうとしたエミリアにそれなりの力を加えた横蹴りを繰り出した。
左足の足刀の部位がエミリアの腹に食い込み、そのままエミリアの身体は見えない糸に引っ張られたように数メートルも吹き飛んだ。
やがてエミリアの身体は何度も転がりながらようやく止まった。
「この外道が! 女子に対していきなり何をするか!」
キキョウは俺がとち狂ったと勘違いしたのだろう。
今にも大刀で斬りかからんばかりに全身から闘気を放出する。
だが、俺はそんなキキョウを無視してエミリアに声をかけた。
「エミリア、どうだ? 少しでも痛みを感じるか?」
数秒ほど経ったあと、エミリアは勢いよく跳ね起きた。
そしてエミリアは信じられないといった顔で自分の身体を見回す。
「全然、痛くありません。蹴られた場所も地面に打ちつけた場所も……どこも痛くありません」
俺は心中で大きく頷いた。
どうやら光気感による肉体の強化は十分に発揮されているようだ。
「驚かせてすまなかったな、エミリア。だが、これでお前の肉体は気力によって強化されていることは分かっただろ。だから、魔物に襲われたら遠慮はするな。今のお前は中ランク程度の魔物に対してはほぼ無敵だ。今まで修練した拳と自分の気力を信じて存分に闘え」
直後、俺はエミリアから魔物どもに視線を移す。
「俺も俺の役目をしっかりと果たしてくるからな」
俺はエミリアから離れると、ゆっくりと魔物どもに向かって歩き出した。
「じゃあ、一番槍を務めに行ってくる。あとは任せたぞ」
「け、ケンシン師匠!」
不意に俺は立ち止まり、顔だけを後方に振り向かせた。
何か言いたそうなエミリアと目が合う。
「あの……その……こういうときに何とお声をかければよいのか」
俺はフッとエミリアに笑みを向ける。
「馬鹿だな。お前も武人の端くれなら、こういうときに伝える言葉は一つしかないだろ?」
しばし考え込んだエミリアは、やがて俺にかけるべき言葉を思い出したようだ。
「ケンシン師匠――ご武運を!」
そうだ、戦地に向かう武人にかける言葉なんてそれしかない。
「応!」
俺はエミリアの励ましを受け止めると、一番槍の務めを果たすため、勢いよく大地を蹴って駆け出した。
闘神流空手、ケンシン・オオガミ――いざ、推して参る!
耳を澄ませば地鳴りのような音もどんどん近づいてくる。
魔物どもが俺たちという新たな獲物を見つけ、一斉に押し寄せて来ているのだ。
「エミリア、お前に一つ課題を与える」
俺は押し寄せてくる魔物どもを睨みながら、隣にいたエミリアに話しかける。
「か、課題ですか?」
「そうだ。お前にはこの場から逃げることを禁ずる。これから闘神流空手を学ぶ者の責務として、師匠と決めた男がどういう闘いをするのかその眼に焼きつけろ。それが俺からお前に与える最初の課題だ」
「お主、正気か!」
突如、話を聞いていたキキョウが横槍を入れてくる。
「この場から逃げることを禁じるだと! それでは魔物どもに囲まれても逃げるなと言うのか!」
「キキョウ・フウゲツ、お前も相当に動揺しているな。魔物どもに囲まれたら、どのみち逃げられないだろうが。それに敵前逃亡は死罪……だろ?」
「確かにそうだが……それでも逃げるなとはあまりにも」
酷ではないか、とキキョウが口にしようとしたときだ。
「逃げません」
エミリアはきっぱりと答えた。
「ケンシン師匠がそう言うのなら、たとえ何十の魔物に襲われようとも絶対に逃げません。私はケンシン師匠の弟子になると決めたのですから」
そう言いながらもエミリアは怖くて仕方がないのだろう。
気丈に振る舞ってはいるものの、目線を下げれば両膝が震えている。
けれども、俺に伝えた言葉に嘘偽りはなかった。
俺を見つめてくるエミリアの目の奥には、俺を心の底から信じている信頼の光がはっきりと輝いていたのだ。
このとき、俺は初めてエミリアが愛おしいと思った。
恋心からという意味ではなく、これから闘神流空手の技を伝える弟子として愛おしいと思ったのだ。
同時に俺は決心する。
絶対にエミリアだけは死なせはしない、と。
「エミリア、右手の掌を出せ」
俺がそう言うと、エミリアは素直に右手の掌を出してくる。
すぐに俺はエミリアの右手の掌に、自分の右手の掌を上から重ねた。
直後、俺は自分の掌のほぼ中心にあるツボ――労宮からエミリアの労宮を通して一気に気力を流し込んだ。
「あっ!」
エミリアは身体を震わせながら全身を大きく仰け反らせる。
しかし、それも一瞬のことだった。
すぐにエミリアは普通の状態になり、自分の右手の掌を見つめる。
「俺の気力の一部を流し込まれてどんな感じだ?」
エミリアは自分の右手の掌から俺に視線を移してきた。
「ち、力が……身体の底から今まで感じたことのない力が溢れてきます」
やはり、エミリアには気力を使いこなす才能があるようだ。
「具体的に身体はどんな状態になっている?」
「状態……ですか?」
「たとえば身体が熱くなっているとか、逆に寒くなってるとかだな。他にも身体の反応として全身の軽い痺れや、身体が異常に重く感じるとかがある」
俺の質問にエミリアはすぐに答えた。
「私は身体の中が光っているような感じでしょうか……いえ、もっと具体的に言うのなら、握り拳ほどの大きさの光の玉が全身を駆け巡っているような……そんな感覚がはっきりとあります」
これには俺も驚いた。
エミリアは強引に気力を引き出されたにもかかわらず、いきなり体内に光を感じるという最高位の感覚を感じたのか。
気力とは生まれたときに備わっている魔力とは違い、気力を使える師匠の元で修行して会得していく後天的な力のことだ。
その気力を開発する最初の段階として、今の俺がやったように互いの右手の掌のツボ――労宮から一方的に気力を流し込むという行為がある。
もちろん、流し込む気力の量は調整しないといけない。
気力に耐性のない人間の体内に一定以上の気力を流し込んでしまえば、下手をすれば流し込まれた側は心身を害して死に至ってしまうからだ。
けれども適切な量を流し込まれて気力を開発された人間には、成功した証として〈八触〉と呼ばれる効感反応が起きる。
酸気感―――身体がだるく感じる。
冷気感―――身体が寒く感じる。
熱気感―――身体が熱く感じる。
張気感―――身体に張りを感じる。
麻気感―――身体に痺れを感じる。
大気感―――身体が重く感じる。
小気感―――身体が軽く感じる。
光気感―――身体に光を感じる。
という八つの感覚だ。
そしてこの効感反応の中でもっとも気力が開発されたことを示すのは、身体に光を感じる光気感という現象が起きたときだ。
他の七つの感覚のときには肉体自体に変化はないものの、光気感を感じたときの肉体は一時的だが恐ろしく頑強になる。
どれぐらいかと言うと魔法使いの〈身体強化〉の魔法が、それこそ児戯かと思うほどには肉体の強さが筋量とは関係なく強くなるのだ。
エミリア本人はまだ自覚していないだろうが、光気感を感じている今ならオークやゴブリン程度の攻撃をまともに受けても致命傷になることはないだろう。
しかし、万が一ということもある。
「エミリア、先に謝っておく。もしも痛かったら許してくれ」
俺はそう言うと、「何をですか?」と訊き返そうとしたエミリアにそれなりの力を加えた横蹴りを繰り出した。
左足の足刀の部位がエミリアの腹に食い込み、そのままエミリアの身体は見えない糸に引っ張られたように数メートルも吹き飛んだ。
やがてエミリアの身体は何度も転がりながらようやく止まった。
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キキョウは俺がとち狂ったと勘違いしたのだろう。
今にも大刀で斬りかからんばかりに全身から闘気を放出する。
だが、俺はそんなキキョウを無視してエミリアに声をかけた。
「エミリア、どうだ? 少しでも痛みを感じるか?」
数秒ほど経ったあと、エミリアは勢いよく跳ね起きた。
そしてエミリアは信じられないといった顔で自分の身体を見回す。
「全然、痛くありません。蹴られた場所も地面に打ちつけた場所も……どこも痛くありません」
俺は心中で大きく頷いた。
どうやら光気感による肉体の強化は十分に発揮されているようだ。
「驚かせてすまなかったな、エミリア。だが、これでお前の肉体は気力によって強化されていることは分かっただろ。だから、魔物に襲われたら遠慮はするな。今のお前は中ランク程度の魔物に対してはほぼ無敵だ。今まで修練した拳と自分の気力を信じて存分に闘え」
直後、俺はエミリアから魔物どもに視線を移す。
「俺も俺の役目をしっかりと果たしてくるからな」
俺はエミリアから離れると、ゆっくりと魔物どもに向かって歩き出した。
「じゃあ、一番槍を務めに行ってくる。あとは任せたぞ」
「け、ケンシン師匠!」
不意に俺は立ち止まり、顔だけを後方に振り向かせた。
何か言いたそうなエミリアと目が合う。
「あの……その……こういうときに何とお声をかければよいのか」
俺はフッとエミリアに笑みを向ける。
「馬鹿だな。お前も武人の端くれなら、こういうときに伝える言葉は一つしかないだろ?」
しばし考え込んだエミリアは、やがて俺にかけるべき言葉を思い出したようだ。
「ケンシン師匠――ご武運を!」
そうだ、戦地に向かう武人にかける言葉なんてそれしかない。
「応!」
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