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第六章 ~続・この世はすべて因果応報で成り立っている~
道場訓 四十六 勇者の誤った行動 ⑪
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冒険者ギルドの入り口で幸運なことにカガミと出会ったあと、俺たちは冒険者ギルドからかなり離れた飲食店へと足早に向かった。
店内に冒険者がいないことを確認して奥の席へと座る。
カガミからは「どうして冒険者ギルドで話さないんッスか?」と聞かれたが、俺は適当に「お前にあんなところの飯より、もっと旨い飯を食わせたくてな」と嘘をついてやり過した。
やっぱり冒険者ギルドから立ち去ったのは正解だったな。
カガミが言うように本当は冒険者ギルドで話したかったが、俺たちの悪評が充満している冒険者ギルドでカガミと仕事の話をするわけにはいかない。
なぜなら、悪評のせいでカガミに仕事を断られたらマジで困るからだ。
しかし、幸いなことにカガミは俺たちの悪評を知らなかった。
これは店に来るまでの道中に聞いたのだが、どうやらカガミは今までとある冒険者パーティーとの仕事でこの国を離れていたらしい。
「本当にお久しぶりッスね。あれから3か月くらいッスか? 皆さん、元気にしてましたか?」
「ああ……何とかな」と俺。
「ま、まあね……元気よ元気。当たり前でしょう」とアリーゼ。
「うむ、あまりにも元気すぎて困るくらいだ」とカチョウ。
そんな俺たちの返事を聞いて、カガミは小首を傾げる。
「本当にそうッスか? カチョウさんとアリーゼさんもそうですが、キースさんも見たところそんなに元気そうには見えないッスが……」
俺は心中で「うるせえよ」と悪態をついた。
だが、そんなことを口に出すわけにはいかない。
こいつの機嫌を損ねて逃げられたら大いに困る……少なくとも今はな。
「まあ、積もる話は飯を食いながらにしようぜ。俺たちはもう食ったから、お前だけでもいいから好きなモンを頼んで食えよ。俺たちからの奢りだ」
「マジッスか? そんな悪いッすよ」
「気にすんな。さあ、どんどん頼め」
俺は精一杯の笑顔をカガミに向けた。
するとカガミは「ゴチになるッス」と上機嫌になってメニューを選び始める。
その姿を見て俺は内心ほくそ笑んだ。
まだ幸運の女神は俺を見捨てていないようだぜ。
まさか、今の俺たちに最適なサポーターがこうして都合よく目の前に現れたんだからよ。
俺たちの目の前で飯を選んでいる女の名前はカガミ・ミヤモト。
3か月くらい前、俺たちはとある冒険者パーティーたちと協力してBランクの緊急任務を請け負った。
森の中のゴブリンの集落から誘拐された少女たちを助けるという依頼であり、そのときに協力した相手側のパーティーにいたのがカガミだ。
そしてカガミはケンシンと同じくサポーターであり、小柄な体格ながら〈怪力〉というスキルを持っていた。
見た目からは想像もできないが、その〈怪力〉のスキルを活かしたカガミは通常のサポーターが持てる荷物の数倍の荷物を持ち運ぶことができる。
冒険者ギルドの入り口で俺と出会ったときもそうだった。
自分が日頃から使う生活用品だったのだろう。
後ろから見れば自身の身体が隠れてしまうほどの荷物を担ぎながらも、カガミは何食わぬ顔で平然としていたのだ。
しかも話を聞けば、今は誰にも雇われていないフリーの立場だという。
さっきは仕事を見つけるため、冒険者ギルドに入る途中だったらしい。
まさに千載一遇の好機とはこのことだ。
やがてカガミは頼んだ飯を食べて満面の笑みを浮かべた。
すかさずそこで俺はカガミに話を切り出す。
「カガミ、いきなりなんだが俺たちのサポーターとして働かないか? 実は俺たちはこれからある依頼任務をするんだが、その仕事のサポーターを探しているんだ」
もちろん、カガミからの返事は分かっている。
ちょうど仕事を探そうと思っていたからOKッスよ、と言うに違いない。
すると――。
「ちょうど仕事を探そうと思っていたからOKッスよ」
まさにドンピシャな答えが返ってきた。
よしよし、まずは都合の良いサポーターをゲットできたぜ。
俺がにやりと笑うと、カチョウとアリーゼも同様の笑みを浮かべた。
どうやら他の2人も考えていることは俺と同じらしい。
「……あれ? でもアタシがサポーターとしてパーティーに入ったらケンシンさんはどうするんッスか? というか、そのケンシンさんの姿がどこにも見当たらないんッスけど」
そう言えばこいつは前の緊急任務のとき、同じヤマト人のサポーターだからという理由でケンシンと仲良くしていたっけ。
だとすると、ケンシンをクビにして追放したことを正直に言うのはマズいかもしれねえな。
なぜなら、このカガミは俗にいう〈渡り鳥〉のサポーターだ。
大半のサポーターは1つの街に留まり、その街を中心に活動することがほとんどなのだが、サポーターの中には1つの街に留まらず各地を転々とする奴がいる。
それが〈渡り鳥〉と呼ばれる奴らだ。
そしてこの〈渡り鳥〉と呼ばれる連中の特徴として、妙に感情的で親しくなった人間に対して異常なほど義理堅いという一面があった。
もちろん、〈渡り鳥〉と呼ばれる連中の全員がそうであるかは分からない。
しかし、他の連中に聞く限りでは圧倒的に義理堅い奴らが多いという。
俺は腹が満たされて笑みを浮かべているカガミをじっと見る。
目の前にいるカガミは間違いなく典型的な〈渡り鳥〉だった。
ならばケンシンをクビにしたことを知ってサポーターを断る可能性だってあるかもしれない。
それほど二人の仲は良かった記憶している。
仮にカガミがケンシンに関する本当の事情を知ったあと、俺たちを軽蔑してパーティーから離れるとなっても一向に構わない。
だが、せめて今回の《神剣・デュランダル》を取り戻す依頼任務を無事に達成するまではサポーターをしてくれないと困る。
今からカガミ以外の俺たちの悪評を知らないサポーターを探すなど面倒臭くて敵わないからだ。
それにカガミの〈怪力〉のスキルは、荷物を運ぶよりも大事なことに使える。
なので俺はカガミにケンシンのことを聞かれたとき、「あいつは別件で怪我をしてな。今は療養中なんだ」と先ほどと同じく嘘をついてやり過ごした。
「だが、どうしても今しないといけない依頼任務でな。そこで今だけ臨時のサポーターを探していたんだよ」
「そうだったんッスか……事情は分かりました。どれだけ皆さんのお役に立てるか分からないッスが、精一杯がんばるのでよろしくお願いしますッス」
「おう、頼もしい限りだ。期待しているぜ、カガミ」
そうして俺たちは装備を整えるため買い出しに出掛けたのだが、このときの俺はまったく知る由もなかった。
まさか神剣を取り戻すための依頼任務が、俺たちの運命を大きく左右するような悲劇のキッカケになることを――。
店内に冒険者がいないことを確認して奥の席へと座る。
カガミからは「どうして冒険者ギルドで話さないんッスか?」と聞かれたが、俺は適当に「お前にあんなところの飯より、もっと旨い飯を食わせたくてな」と嘘をついてやり過した。
やっぱり冒険者ギルドから立ち去ったのは正解だったな。
カガミが言うように本当は冒険者ギルドで話したかったが、俺たちの悪評が充満している冒険者ギルドでカガミと仕事の話をするわけにはいかない。
なぜなら、悪評のせいでカガミに仕事を断られたらマジで困るからだ。
しかし、幸いなことにカガミは俺たちの悪評を知らなかった。
これは店に来るまでの道中に聞いたのだが、どうやらカガミは今までとある冒険者パーティーとの仕事でこの国を離れていたらしい。
「本当にお久しぶりッスね。あれから3か月くらいッスか? 皆さん、元気にしてましたか?」
「ああ……何とかな」と俺。
「ま、まあね……元気よ元気。当たり前でしょう」とアリーゼ。
「うむ、あまりにも元気すぎて困るくらいだ」とカチョウ。
そんな俺たちの返事を聞いて、カガミは小首を傾げる。
「本当にそうッスか? カチョウさんとアリーゼさんもそうですが、キースさんも見たところそんなに元気そうには見えないッスが……」
俺は心中で「うるせえよ」と悪態をついた。
だが、そんなことを口に出すわけにはいかない。
こいつの機嫌を損ねて逃げられたら大いに困る……少なくとも今はな。
「まあ、積もる話は飯を食いながらにしようぜ。俺たちはもう食ったから、お前だけでもいいから好きなモンを頼んで食えよ。俺たちからの奢りだ」
「マジッスか? そんな悪いッすよ」
「気にすんな。さあ、どんどん頼め」
俺は精一杯の笑顔をカガミに向けた。
するとカガミは「ゴチになるッス」と上機嫌になってメニューを選び始める。
その姿を見て俺は内心ほくそ笑んだ。
まだ幸運の女神は俺を見捨てていないようだぜ。
まさか、今の俺たちに最適なサポーターがこうして都合よく目の前に現れたんだからよ。
俺たちの目の前で飯を選んでいる女の名前はカガミ・ミヤモト。
3か月くらい前、俺たちはとある冒険者パーティーたちと協力してBランクの緊急任務を請け負った。
森の中のゴブリンの集落から誘拐された少女たちを助けるという依頼であり、そのときに協力した相手側のパーティーにいたのがカガミだ。
そしてカガミはケンシンと同じくサポーターであり、小柄な体格ながら〈怪力〉というスキルを持っていた。
見た目からは想像もできないが、その〈怪力〉のスキルを活かしたカガミは通常のサポーターが持てる荷物の数倍の荷物を持ち運ぶことができる。
冒険者ギルドの入り口で俺と出会ったときもそうだった。
自分が日頃から使う生活用品だったのだろう。
後ろから見れば自身の身体が隠れてしまうほどの荷物を担ぎながらも、カガミは何食わぬ顔で平然としていたのだ。
しかも話を聞けば、今は誰にも雇われていないフリーの立場だという。
さっきは仕事を見つけるため、冒険者ギルドに入る途中だったらしい。
まさに千載一遇の好機とはこのことだ。
やがてカガミは頼んだ飯を食べて満面の笑みを浮かべた。
すかさずそこで俺はカガミに話を切り出す。
「カガミ、いきなりなんだが俺たちのサポーターとして働かないか? 実は俺たちはこれからある依頼任務をするんだが、その仕事のサポーターを探しているんだ」
もちろん、カガミからの返事は分かっている。
ちょうど仕事を探そうと思っていたからOKッスよ、と言うに違いない。
すると――。
「ちょうど仕事を探そうと思っていたからOKッスよ」
まさにドンピシャな答えが返ってきた。
よしよし、まずは都合の良いサポーターをゲットできたぜ。
俺がにやりと笑うと、カチョウとアリーゼも同様の笑みを浮かべた。
どうやら他の2人も考えていることは俺と同じらしい。
「……あれ? でもアタシがサポーターとしてパーティーに入ったらケンシンさんはどうするんッスか? というか、そのケンシンさんの姿がどこにも見当たらないんッスけど」
そう言えばこいつは前の緊急任務のとき、同じヤマト人のサポーターだからという理由でケンシンと仲良くしていたっけ。
だとすると、ケンシンをクビにして追放したことを正直に言うのはマズいかもしれねえな。
なぜなら、このカガミは俗にいう〈渡り鳥〉のサポーターだ。
大半のサポーターは1つの街に留まり、その街を中心に活動することがほとんどなのだが、サポーターの中には1つの街に留まらず各地を転々とする奴がいる。
それが〈渡り鳥〉と呼ばれる奴らだ。
そしてこの〈渡り鳥〉と呼ばれる連中の特徴として、妙に感情的で親しくなった人間に対して異常なほど義理堅いという一面があった。
もちろん、〈渡り鳥〉と呼ばれる連中の全員がそうであるかは分からない。
しかし、他の連中に聞く限りでは圧倒的に義理堅い奴らが多いという。
俺は腹が満たされて笑みを浮かべているカガミをじっと見る。
目の前にいるカガミは間違いなく典型的な〈渡り鳥〉だった。
ならばケンシンをクビにしたことを知ってサポーターを断る可能性だってあるかもしれない。
それほど二人の仲は良かった記憶している。
仮にカガミがケンシンに関する本当の事情を知ったあと、俺たちを軽蔑してパーティーから離れるとなっても一向に構わない。
だが、せめて今回の《神剣・デュランダル》を取り戻す依頼任務を無事に達成するまではサポーターをしてくれないと困る。
今からカガミ以外の俺たちの悪評を知らないサポーターを探すなど面倒臭くて敵わないからだ。
それにカガミの〈怪力〉のスキルは、荷物を運ぶよりも大事なことに使える。
なので俺はカガミにケンシンのことを聞かれたとき、「あいつは別件で怪我をしてな。今は療養中なんだ」と先ほどと同じく嘘をついてやり過ごした。
「だが、どうしても今しないといけない依頼任務でな。そこで今だけ臨時のサポーターを探していたんだよ」
「そうだったんッスか……事情は分かりました。どれだけ皆さんのお役に立てるか分からないッスが、精一杯がんばるのでよろしくお願いしますッス」
「おう、頼もしい限りだ。期待しているぜ、カガミ」
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