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第六章 ~続・この世はすべて因果応報で成り立っている~
道場訓 四十九 勇者の誤った行動 ⑭
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「下手するとこのパーティーは全滅するッスよ」
カガミの忌まわしい予言に、俺はピキリとこめかみに青筋を浮かべた。
しかもカガミはその前に、
「このまま引き返しましょう。そしてケンシンさんの怪我が治るのを待って、回復したケンシンさんを連れて来るッス」
と、よりにもよって俺たちの禁忌にも等しいクソ野郎の名前を出したのだ。
それゆえに俺は我慢ができなかった。
「おい、カガミ。言って良いことと悪いことがあるぞ」
俺は魔物に向けるような鋭い目つきでカガミを睨みつけた。
「俺たちが全滅する? ケンシンの怪我が治るのを待つ? まったく意味が分からねえ。どうして、そんな結論になるんだよ!」
俺が感情に任せて怒鳴ると、他の2人も俺と同じ考えに至ったのだろう。
「そうよそうよ、サポーターのくせに適当なことを言わないでよ! ケンシンなんていなくても私たちだけで依頼任務は果たせるわ!」
「うむ、他の2人の言っていることが全面的に正しい。それに対してカガミの言っていることは意味不明だ。どうしてケンシンがいないと拙者たちが全滅する? その根拠は?」
へっ、そんなもんあるはずがねえ。
俺は苛立ち気に地面に「ペッ」と唾を吐き捨てた。
では、なぜカガミは全滅するや引き返そうなどと言ったのか?
決まっている。
「どうせそんな根拠なんてないだろ? 大方、ゴブリンたちの襲撃にビビったお前は、このままだと自分は戦闘中に死んでしまうと思った。だからケンシン云々なんて適当なことを言って俺たちを街に引き返らせようとしたんだろうが」
だがよ、と俺は鼻で笑った。
「言っておくが、その場合は前金はきっちりと返して貰うぞ。お前は俺たちの正式なパーティーメンバーとして雇ったサポーターじゃない。今回の依頼任務のみで雇った臨時のサポーターなんだからな」
本来、依頼任務の報酬は仕事が成功したあとにメンバーで分配するのが常識だ。
だが、カガミのように臨時で雇ったメンバーの場合は少し事情が異なる。
冒険者ギルドで正式登録したメンバーではないため、臨時のメンバーの場合は仕事の前に前金を渡すことが多かった。
臨時の仕事でも真剣になって貰いたいのと、前金を渡すことで円滑に仕事に励んで貰うという二重の意味も込めて前金を渡すのだ。
しかし前金を渡した状態で仕事自体が中断したりした場合、臨時で雇われていたメンバーは仕事の継続か否かを選択できる。
そして臨時のサポーターに不備がなかった場合の仕事の中断のときは、前金を貰った状態でメンバーからの離脱も可能だった。
もちろん、これらの内容はあくまでも表向きのことだ。
冒険者ギルドが関与していない個人契約のため、下手をすると雇い主と臨時メンバーの間で揉めに揉めて最悪な事態に発展することもある。
そこでカガミは前金を返さなくてパーティーから離脱できるように、俺たちの不安を煽りながら街へ引き返すようなことを言ったのだろう。
もしかすると、街へ引き返した途端に姿を消すつもりだったのかもしれない。
「待ってください、アタシはそんなつもりで引き返そうと言ったんじゃないッス」
「はあ? 嘘つくんじゃねえ。そうでなかったら何なんだよ。大体、お前は俺たちのどこを見て全滅するなんて思いやがった? ましてや街に引き返してケンシンを連れて来るだと……」
「そうッス。キースさんは雇い主とはいえ、命が懸かっているッスからはっきりと言わせて貰うッス」
カガミは俺たちを見回しながら言葉を続ける。
「このままだと高い確率でアタシらは全滅するッス。それはキースさんたちがあまりにも森の中の魔物のことを軽んじているからッス。今のゴブリンたちにしてもそうッスよ。キースさんたちはゴブリンに襲われたのは偶然みたいに言っていたッスが、あれは偶然なんかじゃないッスからね」
おいおい、こいつは何を言いやがるんだ。
「まさか、お前はゴブリンどもが囮を使って俺たちを待ち伏せしていたとでも言うつもりか?」
こくり、とカガミは大きく頷く。
「はっ、そんなことあるわけねえじゃねえか。相手は低能な雑魚のゴブリンだぞ。あいつらにそんな頭なんてねえよ」
俺の意見にアリーゼが同意する。
「キースの言う通りよ。そもそもゴブリンが私たちを待ち伏せしていたってことは、どこかで私たちを先に見つけてたってことでしょう? でも、私たちはゴブリンに見つかった覚えなんてないわ」
「それなんッスが……」
カガミは自分のあご先を人差し指と親指で摘まんで思考する。
「おそらく、ゴブリンたちはアタシたちが塗っていた虫よけの薬の〝匂い〟に気づいたんだと思うッス。特に皆さんは虫を嫌って大量の匂いの強い虫よけの薬を全身に塗っていたッスから、通常よりも匂いが強く漂っていたッス。となるとゴブリンの中でも人一倍鼻が利く個体がいたら、アタシたちが気づくのよりも先に見つけられたと思うッス」
待て待て、とすかさずカチョウが横槍を入れる。
「仮に拙者たちの使った通常よりも多い虫よけの匂いで拙者たちのことが先にバレたとして、どうしてゴブリンどもは囮役を使ってまで待ち伏せなどという高等なことを仕掛けてきたんだ?」
「それはキースさんたちの実力が、ゴブリンたちにとって未知数だったからだと思われるッス」
実力が未知数?
ふふん、それってつまり……。
俺はその言葉を「あまりにも俺たちは隙がなく強そうだから」という良い意味で捉えた。
それはカチョウも同じだったらしい。
「なるほど、拙者たちの実力はゴブリンどもにとって未知数だった……要するに遠目から見て拙者たちは、囮を使って待ち伏せをしなければ勝てない強力な相手と思われたんだな」
俺はカチョウの答えに頷き、カガミのほうに視線を移した。
目線だけでカガミに「そうなんだろう?」と問いかける。
しかし――。
「いいえ、申し訳ないッスが違うッス。キースさんたちはゴブリンたちから見て強そうな態度を取っているが隙が多く弱い奴らか、もしくはわざと隙を見せて弱そうな振りをしている強者のどちらかなのか分からない不思議な連中と見られていたはずッス。だからゴブリンたちはわざわざ囮を使って待ち伏せする戦法を取ったきたんッスよ」
これには俺も黙ってはいられなかった。
「ふざけるなよ、カガミ。その言い草だとまるで俺たちがゴブリン程度の雑魚に品定めされていたみたいじゃねえか」
そうッスよ、とカガミは真剣な表情で答えた。
俺たちが唖然とする中、カガミはなぜそう思うのか説明し始めた。
カガミの忌まわしい予言に、俺はピキリとこめかみに青筋を浮かべた。
しかもカガミはその前に、
「このまま引き返しましょう。そしてケンシンさんの怪我が治るのを待って、回復したケンシンさんを連れて来るッス」
と、よりにもよって俺たちの禁忌にも等しいクソ野郎の名前を出したのだ。
それゆえに俺は我慢ができなかった。
「おい、カガミ。言って良いことと悪いことがあるぞ」
俺は魔物に向けるような鋭い目つきでカガミを睨みつけた。
「俺たちが全滅する? ケンシンの怪我が治るのを待つ? まったく意味が分からねえ。どうして、そんな結論になるんだよ!」
俺が感情に任せて怒鳴ると、他の2人も俺と同じ考えに至ったのだろう。
「そうよそうよ、サポーターのくせに適当なことを言わないでよ! ケンシンなんていなくても私たちだけで依頼任務は果たせるわ!」
「うむ、他の2人の言っていることが全面的に正しい。それに対してカガミの言っていることは意味不明だ。どうしてケンシンがいないと拙者たちが全滅する? その根拠は?」
へっ、そんなもんあるはずがねえ。
俺は苛立ち気に地面に「ペッ」と唾を吐き捨てた。
では、なぜカガミは全滅するや引き返そうなどと言ったのか?
決まっている。
「どうせそんな根拠なんてないだろ? 大方、ゴブリンたちの襲撃にビビったお前は、このままだと自分は戦闘中に死んでしまうと思った。だからケンシン云々なんて適当なことを言って俺たちを街に引き返らせようとしたんだろうが」
だがよ、と俺は鼻で笑った。
「言っておくが、その場合は前金はきっちりと返して貰うぞ。お前は俺たちの正式なパーティーメンバーとして雇ったサポーターじゃない。今回の依頼任務のみで雇った臨時のサポーターなんだからな」
本来、依頼任務の報酬は仕事が成功したあとにメンバーで分配するのが常識だ。
だが、カガミのように臨時で雇ったメンバーの場合は少し事情が異なる。
冒険者ギルドで正式登録したメンバーではないため、臨時のメンバーの場合は仕事の前に前金を渡すことが多かった。
臨時の仕事でも真剣になって貰いたいのと、前金を渡すことで円滑に仕事に励んで貰うという二重の意味も込めて前金を渡すのだ。
しかし前金を渡した状態で仕事自体が中断したりした場合、臨時で雇われていたメンバーは仕事の継続か否かを選択できる。
そして臨時のサポーターに不備がなかった場合の仕事の中断のときは、前金を貰った状態でメンバーからの離脱も可能だった。
もちろん、これらの内容はあくまでも表向きのことだ。
冒険者ギルドが関与していない個人契約のため、下手をすると雇い主と臨時メンバーの間で揉めに揉めて最悪な事態に発展することもある。
そこでカガミは前金を返さなくてパーティーから離脱できるように、俺たちの不安を煽りながら街へ引き返すようなことを言ったのだろう。
もしかすると、街へ引き返した途端に姿を消すつもりだったのかもしれない。
「待ってください、アタシはそんなつもりで引き返そうと言ったんじゃないッス」
「はあ? 嘘つくんじゃねえ。そうでなかったら何なんだよ。大体、お前は俺たちのどこを見て全滅するなんて思いやがった? ましてや街に引き返してケンシンを連れて来るだと……」
「そうッス。キースさんは雇い主とはいえ、命が懸かっているッスからはっきりと言わせて貰うッス」
カガミは俺たちを見回しながら言葉を続ける。
「このままだと高い確率でアタシらは全滅するッス。それはキースさんたちがあまりにも森の中の魔物のことを軽んじているからッス。今のゴブリンたちにしてもそうッスよ。キースさんたちはゴブリンに襲われたのは偶然みたいに言っていたッスが、あれは偶然なんかじゃないッスからね」
おいおい、こいつは何を言いやがるんだ。
「まさか、お前はゴブリンどもが囮を使って俺たちを待ち伏せしていたとでも言うつもりか?」
こくり、とカガミは大きく頷く。
「はっ、そんなことあるわけねえじゃねえか。相手は低能な雑魚のゴブリンだぞ。あいつらにそんな頭なんてねえよ」
俺の意見にアリーゼが同意する。
「キースの言う通りよ。そもそもゴブリンが私たちを待ち伏せしていたってことは、どこかで私たちを先に見つけてたってことでしょう? でも、私たちはゴブリンに見つかった覚えなんてないわ」
「それなんッスが……」
カガミは自分のあご先を人差し指と親指で摘まんで思考する。
「おそらく、ゴブリンたちはアタシたちが塗っていた虫よけの薬の〝匂い〟に気づいたんだと思うッス。特に皆さんは虫を嫌って大量の匂いの強い虫よけの薬を全身に塗っていたッスから、通常よりも匂いが強く漂っていたッス。となるとゴブリンの中でも人一倍鼻が利く個体がいたら、アタシたちが気づくのよりも先に見つけられたと思うッス」
待て待て、とすかさずカチョウが横槍を入れる。
「仮に拙者たちの使った通常よりも多い虫よけの匂いで拙者たちのことが先にバレたとして、どうしてゴブリンどもは囮役を使ってまで待ち伏せなどという高等なことを仕掛けてきたんだ?」
「それはキースさんたちの実力が、ゴブリンたちにとって未知数だったからだと思われるッス」
実力が未知数?
ふふん、それってつまり……。
俺はその言葉を「あまりにも俺たちは隙がなく強そうだから」という良い意味で捉えた。
それはカチョウも同じだったらしい。
「なるほど、拙者たちの実力はゴブリンどもにとって未知数だった……要するに遠目から見て拙者たちは、囮を使って待ち伏せをしなければ勝てない強力な相手と思われたんだな」
俺はカチョウの答えに頷き、カガミのほうに視線を移した。
目線だけでカガミに「そうなんだろう?」と問いかける。
しかし――。
「いいえ、申し訳ないッスが違うッス。キースさんたちはゴブリンたちから見て強そうな態度を取っているが隙が多く弱い奴らか、もしくはわざと隙を見せて弱そうな振りをしている強者のどちらかなのか分からない不思議な連中と見られていたはずッス。だからゴブリンたちはわざわざ囮を使って待ち伏せする戦法を取ったきたんッスよ」
これには俺も黙ってはいられなかった。
「ふざけるなよ、カガミ。その言い草だとまるで俺たちがゴブリン程度の雑魚に品定めされていたみたいじゃねえか」
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