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63:有栖のお茶会再び
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一週間が経った九月二十八日、土曜日。
私たちは有栖先輩のマンションに集まり、アップルティーとパウンドケーキを堪能していた。
アップルティーは爽やかな芳香で私の鼻を楽しませ、その味で私の口と心を潤してくれる。
陸先輩お手製のパウンドケーキはしっとりと甘く、口の中でふんわり優しく溶けていった。
「んー、やっぱり陸先輩のパウンドケーキは至高ですね!」
「本当に。美味しいです」
頬に手を当てて悶えると、私の隣で由香ちゃんも笑った。
「オレも陸先輩のお菓子大好きだわー。毎日でも食べたい。頼めばいつでも食べられる有栖先輩が羨ましい」
「いや、さすがに毎日は食べてないけどね。こうやって陸が腕を振るうのは、お茶会のときだけだよ」
有栖先輩は繊細な模様で彩られたティーカップ片手に苦笑した。
「おれも陸先輩の菓子は好き。甘いのが苦手なおれでも食べられるように絶妙な加減で甘さを調整してくれるからな」
「そうか」
皆に褒められて、陸先輩が小さく頷く。
相変わらず無表情だけど、ほんのちょっと嬉しそうだ。
「で」
有栖先輩は一気に視線の温度を下げ、テーブルを見た。
テーブルの中央では鮮やかな赤いダリアが花瓶に活けられている。
けれど、有栖先輩が美しいアーモンド形の目を向けたのは、テーブルの中央ではなく、隅。
「そこのげっ歯類はなんでお茶会に参加してるのかな。招待した覚えはないんだけど」
パウンドケーキの欠片を頬張っていたリスが身体を跳ねさせた。
両手からぽろっとパウンドケーキの欠片が落ちる。
「え、えっと、陸さんが、私も食べていいって……」
びくびくしながらリスは後退した。
片足がテーブルの縁にかかっている。落ちそうだ。
「もういいだろう有栖。こいつが力を使えるのはあくまで乃亜に関することだけ。乃亜と引き離してしまえば実害はない。ワープ能力を持った、ただの喋るリスだ」
「陸さん……」
リスは身体の前で手を組み、絶望の中で救いの神を見つけたような顔で陸先輩を見ている。
「あの、『ただ』って……喋るだけで十分凄いし、ワープ能力なんてもはや凄いを超えておかしいと思うんですが……」
由香ちゃんが小声で言う。
私も同感である。普通のリスは喋らないし、ワープもできない。
もっとも、それは再び私のアパートで暮らすようになった大福にも同じことが言えるんだけれど。
「陸は本当に動物には甘いよね」
有栖先輩は嘆息し、ティーカップをソーサーに置いた。
「いっそリスじゃなくゴキブリだったら良かったのに。そしたらみんな同情なんてせず、全力で排除しようとしただろうに」
「『私が神です』って名乗るゴキブリとか、やだなあ……超やだなあ……」
ぞっとしたらしく、幸太くんが腕を摩っている。
「いまからでも遅くないし、姿を変えることはできないの?」
「む、無理ですっ」
リスはぶんぶん首を振った。
「私は乃亜の『ヒロインになりたい』という願望により生まれた神です。この姿は乃亜が愛するキャラクター『リス次郎』がベースになっています。外見は固定されていますので、自分で姿を変えることはできません」
「大福はどうやって生まれたの?」
尋ねると、リスはこちらを向いた。
「大福はあなたという異世界から紛れ込んだ異分子を監視するために、私が自分の力を分離させて生み出しました。ちょうどそのときテレビでハムスター特集が行われていたので、それを参考に外見を決定しました」
「じゃあそのときテレビでやってたのが猫特集だったら猫になってたかもしれないのね」
「いえ、それはあり得ませんね。猫だと私が襲われる恐れがありますから」
「なるほど」
納得して頷き、それから私は首を傾げた。
「りっちゃんはこれからずっとここで暮らす予定なの? 乃亜の元に戻りたくないの?」
「……乃亜はあのとき私を助けてくれませんでしたから。陸さんのほうがずっと誠実で優しい方だと気づきました。許されるなら、このままここにいたいんですが……」
ちらとリスが有栖先輩を窺う。
「僕は一生お前を許すつもりなんてないよ?」
にっこり。
吹雪すら纏わせた氷点下の笑顔を見せつけられ、リスは俯いた。
「……そうですよね。私はそれだけのことをしました。有栖さんの怒りは当然のことです」
「わかってるなら毛皮剥いでアクセサリーにしてもいい? それとも標本になる? お前が大福にやったように、額にはバカって書いてあげるよ」
「その辺にしてやれ。こいつは十分謝罪を繰り返し、悔い改めた」
身体を縮こませたリスを見かねてだろう、陸先輩が助け舟を出した。
「どうだか。信用できないね」
有栖先輩がソファに背を預け、足を組んでそっぽ向く。
「有栖。頼む。井田にも執行猶予をやっただろう? こいつにも一度だけチャンスをあげてくれ」
「…………」
真摯な懇願に有栖先輩は沈黙し、ややあって言った。
「……。陸に免じて、一度だけチャンスをやるよ」
「本当ですかっ!?」
リスは顔を跳ね上げ、耳を立てて喜びを全身で表した。
「ああ。ただし、陸の信用を裏切ったら皮を剥いで塩水に漬けてやるからな」
「わ、わかりました……」
リスは怯えたように耳を伏せたものの、こくこく頷いた。
「良かったな」
「はい、陸さんのおかげです! ありがとうございますっ!!」
リスはテーブルを蹴って陸先輩の胸に飛び込んだ。
四肢を使って張り付いたリスの頭を、陸先輩が優しく撫でている。
どことなく嬉しそうだ。リスが可愛くて堪らないのだろう。
「ほんっと、甘いんだから……」
有栖先輩は苦々しげに言って、また紅茶を飲んだ。
「……完全に飴と鞭だな」
私の耳元で拓馬が囁いた。
「そ、そうだね」
発言内容よりも、彼の顔が近いことにどぎまぎしてしまった。
私たちは有栖先輩のマンションに集まり、アップルティーとパウンドケーキを堪能していた。
アップルティーは爽やかな芳香で私の鼻を楽しませ、その味で私の口と心を潤してくれる。
陸先輩お手製のパウンドケーキはしっとりと甘く、口の中でふんわり優しく溶けていった。
「んー、やっぱり陸先輩のパウンドケーキは至高ですね!」
「本当に。美味しいです」
頬に手を当てて悶えると、私の隣で由香ちゃんも笑った。
「オレも陸先輩のお菓子大好きだわー。毎日でも食べたい。頼めばいつでも食べられる有栖先輩が羨ましい」
「いや、さすがに毎日は食べてないけどね。こうやって陸が腕を振るうのは、お茶会のときだけだよ」
有栖先輩は繊細な模様で彩られたティーカップ片手に苦笑した。
「おれも陸先輩の菓子は好き。甘いのが苦手なおれでも食べられるように絶妙な加減で甘さを調整してくれるからな」
「そうか」
皆に褒められて、陸先輩が小さく頷く。
相変わらず無表情だけど、ほんのちょっと嬉しそうだ。
「で」
有栖先輩は一気に視線の温度を下げ、テーブルを見た。
テーブルの中央では鮮やかな赤いダリアが花瓶に活けられている。
けれど、有栖先輩が美しいアーモンド形の目を向けたのは、テーブルの中央ではなく、隅。
「そこのげっ歯類はなんでお茶会に参加してるのかな。招待した覚えはないんだけど」
パウンドケーキの欠片を頬張っていたリスが身体を跳ねさせた。
両手からぽろっとパウンドケーキの欠片が落ちる。
「え、えっと、陸さんが、私も食べていいって……」
びくびくしながらリスは後退した。
片足がテーブルの縁にかかっている。落ちそうだ。
「もういいだろう有栖。こいつが力を使えるのはあくまで乃亜に関することだけ。乃亜と引き離してしまえば実害はない。ワープ能力を持った、ただの喋るリスだ」
「陸さん……」
リスは身体の前で手を組み、絶望の中で救いの神を見つけたような顔で陸先輩を見ている。
「あの、『ただ』って……喋るだけで十分凄いし、ワープ能力なんてもはや凄いを超えておかしいと思うんですが……」
由香ちゃんが小声で言う。
私も同感である。普通のリスは喋らないし、ワープもできない。
もっとも、それは再び私のアパートで暮らすようになった大福にも同じことが言えるんだけれど。
「陸は本当に動物には甘いよね」
有栖先輩は嘆息し、ティーカップをソーサーに置いた。
「いっそリスじゃなくゴキブリだったら良かったのに。そしたらみんな同情なんてせず、全力で排除しようとしただろうに」
「『私が神です』って名乗るゴキブリとか、やだなあ……超やだなあ……」
ぞっとしたらしく、幸太くんが腕を摩っている。
「いまからでも遅くないし、姿を変えることはできないの?」
「む、無理ですっ」
リスはぶんぶん首を振った。
「私は乃亜の『ヒロインになりたい』という願望により生まれた神です。この姿は乃亜が愛するキャラクター『リス次郎』がベースになっています。外見は固定されていますので、自分で姿を変えることはできません」
「大福はどうやって生まれたの?」
尋ねると、リスはこちらを向いた。
「大福はあなたという異世界から紛れ込んだ異分子を監視するために、私が自分の力を分離させて生み出しました。ちょうどそのときテレビでハムスター特集が行われていたので、それを参考に外見を決定しました」
「じゃあそのときテレビでやってたのが猫特集だったら猫になってたかもしれないのね」
「いえ、それはあり得ませんね。猫だと私が襲われる恐れがありますから」
「なるほど」
納得して頷き、それから私は首を傾げた。
「りっちゃんはこれからずっとここで暮らす予定なの? 乃亜の元に戻りたくないの?」
「……乃亜はあのとき私を助けてくれませんでしたから。陸さんのほうがずっと誠実で優しい方だと気づきました。許されるなら、このままここにいたいんですが……」
ちらとリスが有栖先輩を窺う。
「僕は一生お前を許すつもりなんてないよ?」
にっこり。
吹雪すら纏わせた氷点下の笑顔を見せつけられ、リスは俯いた。
「……そうですよね。私はそれだけのことをしました。有栖さんの怒りは当然のことです」
「わかってるなら毛皮剥いでアクセサリーにしてもいい? それとも標本になる? お前が大福にやったように、額にはバカって書いてあげるよ」
「その辺にしてやれ。こいつは十分謝罪を繰り返し、悔い改めた」
身体を縮こませたリスを見かねてだろう、陸先輩が助け舟を出した。
「どうだか。信用できないね」
有栖先輩がソファに背を預け、足を組んでそっぽ向く。
「有栖。頼む。井田にも執行猶予をやっただろう? こいつにも一度だけチャンスをあげてくれ」
「…………」
真摯な懇願に有栖先輩は沈黙し、ややあって言った。
「……。陸に免じて、一度だけチャンスをやるよ」
「本当ですかっ!?」
リスは顔を跳ね上げ、耳を立てて喜びを全身で表した。
「ああ。ただし、陸の信用を裏切ったら皮を剥いで塩水に漬けてやるからな」
「わ、わかりました……」
リスは怯えたように耳を伏せたものの、こくこく頷いた。
「良かったな」
「はい、陸さんのおかげです! ありがとうございますっ!!」
リスはテーブルを蹴って陸先輩の胸に飛び込んだ。
四肢を使って張り付いたリスの頭を、陸先輩が優しく撫でている。
どことなく嬉しそうだ。リスが可愛くて堪らないのだろう。
「ほんっと、甘いんだから……」
有栖先輩は苦々しげに言って、また紅茶を飲んだ。
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発言内容よりも、彼の顔が近いことにどぎまぎしてしまった。
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