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おちゃ
おちゃ
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男はお茶を淹れた。
茶柱が立った。
その日は何も起きなかった。
次の日もお茶を淹れた。
また茶柱が立った。
その日も何も起きなかった。
その次の日もお茶を淹れた。
今度は茶柱は立たなかった。
その日は起きた。
何が起きたのか、それは男にはわからない。
家の中で誰もいないのに、物音がする、誰かに見られている気がする、その程度のことだ。
ただ、何かが家に入ってきた、男はそう感じたそうだ。
それからしばらくして、男は家に誰かがいる。
人間じゃない何かが入り込んでしまった、そう感じていた。
だが、追い出す方法もわからない。
なので、男はお茶を淹れた。
自分の分と、入り込んだ誰かの分を。
両方のお茶には茶柱は立っていない。
男はテーブルに座り、自分の前と自分の対面にお茶を置いた。
男が自分の席に座ると、対面に見えない誰かが座っているような気配を感じた。
確実に何かがいる。
そう感じた男は、見えない何かに向かい話しかける。
悪さをしなければ、また茶を淹れてやる、と。
そうすると、お茶を淹れていた湯飲みが一人でに倒され、茶がテーブルの上に広がった。
お茶は気に入らなかったか、と男はそう思ったが、それ以降、家の中で何かを感じることはなくなった。
だから、男は自分ともう一つ、何かの分をお茶を淹れるようになった。
そのお茶は、こぼされたり、放置されたり、たまに飲まれたり、そんなことがあった。
ある日、お茶を淹れると何かの分の湯飲みに茶柱が立っていた。
それをテーブルの上に置いてやった。
するとテーブルがガタガタと揺れ始め、どこからともなく、かすれるような声で、もう少しだったのに、と聞こえてきた。
声とともにテーブルの揺れも止まり、それ以来、男の家で何かがいる気配を全く感じなくなったし、お茶を淹れてもなにも反応がなくなった。
それから数か月後に発覚する。
和室の掛け軸の裏が真っ黒にカビていて、そのカビが人型をしていたということが。
因果関係はわからない。
茶柱が立った。
その日は何も起きなかった。
次の日もお茶を淹れた。
また茶柱が立った。
その日も何も起きなかった。
その次の日もお茶を淹れた。
今度は茶柱は立たなかった。
その日は起きた。
何が起きたのか、それは男にはわからない。
家の中で誰もいないのに、物音がする、誰かに見られている気がする、その程度のことだ。
ただ、何かが家に入ってきた、男はそう感じたそうだ。
それからしばらくして、男は家に誰かがいる。
人間じゃない何かが入り込んでしまった、そう感じていた。
だが、追い出す方法もわからない。
なので、男はお茶を淹れた。
自分の分と、入り込んだ誰かの分を。
両方のお茶には茶柱は立っていない。
男はテーブルに座り、自分の前と自分の対面にお茶を置いた。
男が自分の席に座ると、対面に見えない誰かが座っているような気配を感じた。
確実に何かがいる。
そう感じた男は、見えない何かに向かい話しかける。
悪さをしなければ、また茶を淹れてやる、と。
そうすると、お茶を淹れていた湯飲みが一人でに倒され、茶がテーブルの上に広がった。
お茶は気に入らなかったか、と男はそう思ったが、それ以降、家の中で何かを感じることはなくなった。
だから、男は自分ともう一つ、何かの分をお茶を淹れるようになった。
そのお茶は、こぼされたり、放置されたり、たまに飲まれたり、そんなことがあった。
ある日、お茶を淹れると何かの分の湯飲みに茶柱が立っていた。
それをテーブルの上に置いてやった。
するとテーブルがガタガタと揺れ始め、どこからともなく、かすれるような声で、もう少しだったのに、と聞こえてきた。
声とともにテーブルの揺れも止まり、それ以来、男の家で何かがいる気配を全く感じなくなったし、お茶を淹れてもなにも反応がなくなった。
それから数か月後に発覚する。
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因果関係はわからない。
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