759 / 769
かいぎ
かいぎ
しおりを挟む
男は気が付くと会議室にいた。
そして会議に参加していた。
けど、何の会議に参加しているか、男にはわからなかった。
男の記憶では、会社の事務所で仕事をして、昼食のコンビニ弁当を食べた。
少し眠かったので、椅子に腰かけたまま目を閉じた。
で、なぜか気が付くと会議室の一席に座っていて、会議に参加していたのだ。
訳が分からない。
しかも、会議をしている人は男が見たことのない人だ。
少なくとも男が所属している会社の人間ではない。
ただ、誰も彼もが年配で重役そうだと、男には思えた。
だから、会議室から出ていくこともできず、男はただただ会議を真面目に聞いている顔をして傍観していた。
何の会議をしているのか、男にはさっぱり理解できなかった。
そもそも、日本語で喋っているのかも怪しい。
男の耳には水中で喋っているような、ゴポゴポといった感じに聞こえ、何を言っているのかよく聞き取れないのだ。
ちらりと喋っている重役のような人物達の顔を男は盗み見る。
やはり知らない顔だ。
何かおかしいと思いつつも、男はただただ会議に参加しているふりを続けた。
ただ、その会議が終わる様子はない。
緊張と長時間の訳の分からない会議で、男に再び眠気がやってくる。
どんなに目を開こうとしても、目が勝手に閉じていく。
目が完全に閉じきる前に、声が聞こえて来る。
その声は、
では、今回は見送るという形で。
恐らくは会議の締めに言われた言葉だったのだろう。
その言葉だけは男にも聞くことができた。
そして、男は目覚める。
そこは病室だった。
男は極度の過労で倒れ、三日間もの間、意識を失っていたそうだ。
男はなんとなく思う。
見送られたのは自分の処遇だったのでは、と。
ただ、今回は、という言葉が気になったので男は過度な仕事は断るようになった。
そして会議に参加していた。
けど、何の会議に参加しているか、男にはわからなかった。
男の記憶では、会社の事務所で仕事をして、昼食のコンビニ弁当を食べた。
少し眠かったので、椅子に腰かけたまま目を閉じた。
で、なぜか気が付くと会議室の一席に座っていて、会議に参加していたのだ。
訳が分からない。
しかも、会議をしている人は男が見たことのない人だ。
少なくとも男が所属している会社の人間ではない。
ただ、誰も彼もが年配で重役そうだと、男には思えた。
だから、会議室から出ていくこともできず、男はただただ会議を真面目に聞いている顔をして傍観していた。
何の会議をしているのか、男にはさっぱり理解できなかった。
そもそも、日本語で喋っているのかも怪しい。
男の耳には水中で喋っているような、ゴポゴポといった感じに聞こえ、何を言っているのかよく聞き取れないのだ。
ちらりと喋っている重役のような人物達の顔を男は盗み見る。
やはり知らない顔だ。
何かおかしいと思いつつも、男はただただ会議に参加しているふりを続けた。
ただ、その会議が終わる様子はない。
緊張と長時間の訳の分からない会議で、男に再び眠気がやってくる。
どんなに目を開こうとしても、目が勝手に閉じていく。
目が完全に閉じきる前に、声が聞こえて来る。
その声は、
では、今回は見送るという形で。
恐らくは会議の締めに言われた言葉だったのだろう。
その言葉だけは男にも聞くことができた。
そして、男は目覚める。
そこは病室だった。
男は極度の過労で倒れ、三日間もの間、意識を失っていたそうだ。
男はなんとなく思う。
見送られたのは自分の処遇だったのでは、と。
ただ、今回は、という言葉が気になったので男は過度な仕事は断るようになった。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
洒落にならない怖い話【短編集】
鍵谷端哉
ホラー
その「ゾワッ」は、あなたのすぐ隣にある。
意味が分かると凍りつく話から、理不尽に追い詰められる怪異まで。
隙間時間に読める短編ながら、読後の静寂が怖くなる。 洒落にならない実話風・創作ホラー短編集。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
百物語 厄災
嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。
小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
【電子書籍化】ホラー短編集・ある怖い話の記録~旧 2ch 洒落にならない怖い話風 現代ホラー~
榊シロ
ホラー
【1~4話で完結する、語り口調の短編ホラー集】
ジャパニーズホラー、じわ怖、身近にありそうな怖い話など。
八尺様 や リアルなど、2chの 傑作ホラー の雰囲気を目指しています。現在 150話 越え。
===
エブリスタ・小説家になろう・カクヨムに同時掲載中
【総文字数 800,000字 超え 文庫本 約8冊分 のボリュームです】
【怖さレベル】
★☆☆ 微ホラー・ほんのり程度
★★☆ ふつうに怖い話
★★★ 旧2ch 洒落怖くらいの話
※8/2 Kindleにて電子書籍化しました
『9/27 名称変更→旧:ある雑誌記者の記録』
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる