64 / 716
さむけ
さむけ
しおりを挟む
深夜、男は異様な寒気で目が覚める。
寝ているうちに布団がずれてしまっていたようだ。
男は布団をかぶりなおす。
そうすると今度は足だけ布団から出てしまった。
男が寝ぼけた感覚でそう思っていると、足に物凄い寒気を感じる。
まるで冷や水でもかけられたような、そんな寒気だ。
それで男の目が一気に覚める。
仕方がないので布団を足にやる。
そうすると今度は顔が出てしまう。
妙な冷気が顔にあたる。
まるで真冬の外にいるような異様な寒さだ。
窓でも開きっぱなしにしてしまったか、と男は目を開けようとしたときに、フゥと冷たい息を何者かに吹きかけられた。
男の背筋がぞくぞくと身震いする。
男は目を開けるのをやめて反射的に布団を被り込んだ。
男は布団の中で考える。
今、息を吹きかけて来たのは何かと。
何かがいる。
それも冷たい、身が凍えるほど冷たい何かがだ。
少なくとも生物ではない。
生きている者はあんなに冷たい息は吐かない。
男は布団の中で震えがっていた。
恐怖もあるが布団の中にまで寒気が、冷気が入り込んできていたからだ。
布団の中で凍え死ぬ、男がそう考えた瞬間、布団からはみ出ていた足を掴まれた。
まるで氷のように冷たい何かに、確かに掴まれた。
それも両足をだ。
男は反射的に暴れようとするが動けなかった。
体はぶるぶると震えているのに、自分の意志で動かすことが出来なかった。
足を掴んだ手が男を引っ張る。
そんな感じがする。
ベッドから引きずり降ろされそうな、そんな感覚だ。
実際に引っ張られているわけではない。
ただ引っ張られている感覚があるだけなのだ。
このまま引っ張られ、ベッドの外に出されたら死ぬ、男はそんなことを直感的に感じていた。
物理的に引っ張られているわけではなく、魂か何か、そんな物が引っ張られているのだと。
男は何とか動かない体で抵抗を試みる。
どうにか体を動かそうと暴れる様に無茶苦茶に体を動かそうと試みる。
そのかいあってか男の体が急に動くようになる。
勢い余って男は起き上がる。
目を開けると部屋が少し薄暗い。
窓から薄暗い明かりが入って来ている。
やはり窓を開けっぱなしにして寝てしまったようだ。
そのせいで見た悪夢だったのだろうと、男は考えた。
窓を閉めるために起き上がり窓まで行くと、外には雨が降っていた。
男は窓を閉めて、今度は布団の中で丸くなり朝まで震える様にして寝た。
翌朝、男が窓を開けると部屋中に、まだ濡れたばかり足跡が歩く回るようにいくつも残っていたことに男はゾッとした。
寝ているうちに布団がずれてしまっていたようだ。
男は布団をかぶりなおす。
そうすると今度は足だけ布団から出てしまった。
男が寝ぼけた感覚でそう思っていると、足に物凄い寒気を感じる。
まるで冷や水でもかけられたような、そんな寒気だ。
それで男の目が一気に覚める。
仕方がないので布団を足にやる。
そうすると今度は顔が出てしまう。
妙な冷気が顔にあたる。
まるで真冬の外にいるような異様な寒さだ。
窓でも開きっぱなしにしてしまったか、と男は目を開けようとしたときに、フゥと冷たい息を何者かに吹きかけられた。
男の背筋がぞくぞくと身震いする。
男は目を開けるのをやめて反射的に布団を被り込んだ。
男は布団の中で考える。
今、息を吹きかけて来たのは何かと。
何かがいる。
それも冷たい、身が凍えるほど冷たい何かがだ。
少なくとも生物ではない。
生きている者はあんなに冷たい息は吐かない。
男は布団の中で震えがっていた。
恐怖もあるが布団の中にまで寒気が、冷気が入り込んできていたからだ。
布団の中で凍え死ぬ、男がそう考えた瞬間、布団からはみ出ていた足を掴まれた。
まるで氷のように冷たい何かに、確かに掴まれた。
それも両足をだ。
男は反射的に暴れようとするが動けなかった。
体はぶるぶると震えているのに、自分の意志で動かすことが出来なかった。
足を掴んだ手が男を引っ張る。
そんな感じがする。
ベッドから引きずり降ろされそうな、そんな感覚だ。
実際に引っ張られているわけではない。
ただ引っ張られている感覚があるだけなのだ。
このまま引っ張られ、ベッドの外に出されたら死ぬ、男はそんなことを直感的に感じていた。
物理的に引っ張られているわけではなく、魂か何か、そんな物が引っ張られているのだと。
男は何とか動かない体で抵抗を試みる。
どうにか体を動かそうと暴れる様に無茶苦茶に体を動かそうと試みる。
そのかいあってか男の体が急に動くようになる。
勢い余って男は起き上がる。
目を開けると部屋が少し薄暗い。
窓から薄暗い明かりが入って来ている。
やはり窓を開けっぱなしにして寝てしまったようだ。
そのせいで見た悪夢だったのだろうと、男は考えた。
窓を閉めるために起き上がり窓まで行くと、外には雨が降っていた。
男は窓を閉めて、今度は布団の中で丸くなり朝まで震える様にして寝た。
翌朝、男が窓を開けると部屋中に、まだ濡れたばかり足跡が歩く回るようにいくつも残っていたことに男はゾッとした。
2
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
百物語 厄災
嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。
小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
短い怖い話 (怖い話、ホラー、短編集)
本野汐梨 Honno Siori
ホラー
あなたの身近にも訪れるかもしれない恐怖を集めました。
全て一話完結ですのでどこから読んでもらっても構いません。
短くて詳しい概要がよくわからないと思われるかもしれません。しかし、その分、なぜ本文の様な恐怖の事象が起こったのか、あなた自身で考えてみてください。
たくさんの短いお話の中から、是非お気に入りの恐怖を見つけてください。
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる