498 / 716
ちゅうりんじょうのやね
ちゅうりんじょうのやね
しおりを挟む
少年が住んでいる地域にスーパーがある。
開店して十年くらいたつスーパーだ。
少年からすれば物心つく前からあるスーパーと言えば、ここ、と言うスーパーだ。
大人から見ればそうでもない。
そのスーパーには駐輪場がある。
屋根もある少し立派で大きな駐輪場だ。
ただ周りには自然が多く、そのスーパーは森の入口にあるような、そんなスーパーでもある。
駐輪場があるところもそうだ。
しかも、駐輪場の辺りは周囲に高い木や崖がまである。
そのせいか、開店して十年もたつと、駐輪場の上に土や落ち葉が溜まり、さらに雑草までもが屋根の上なのに生え出していた。
本来ならスーパーの人間がそのあたりの整備や清掃をすべきなのだろうが、駐輪場と言うこともあり、長年放置されそんなことになっていたのだ。
そんな場所だ。
近所の子供たちが屋根の上に登ったりすることも多い。
今回の少年もそうだ。
スーパーの駐輪場へ行き、そこに自転車を止めて、そのまま屋根に上る。
屋根の上や落ち葉やら苔やら、雑草やらで自然にできたビオトープのような場所になっていた。
でも、それだけで何があるわけでもない。
最初こそ、怖いもの見たさと何があるんだ、と期待で少年は屋根の上に上りはしたが、実際に登ってしまえばただの汚い屋根の上でしかない。
だが、一緒に屋根に上っていた少年の友人が大きな鞄を見つける。
一カ所、雑草が生い茂って藪のような場所がありその中にあったと言うことだ。
少年らは屋根の上から降り、地上でその鞄を開けることにした。
それほど重くはなかったので大したものは入っていないだろう。
まず出て来たのは服だ。
男物の服で老人が着るような服が入っていた。
靴下や下着の類まである。
さらに奥から靴まで出て来る。
そして、靴の下に最後にしまわれていたのは白い封筒だ。その封筒に書かれていた文字は、遺書、だ。
少年達にも意味は分かる。
少年と友人は声を上げ騒ぎ出す。
そして、一通り落ち着いてから、少年は友人と相談する。
その結果、スーパーの人に知らせなければならない、そう使命感を思い起こさせた。
少年らはスーパーの裏で休憩している店員を見つけて、鞄のことを知らせる。
はじめは笑って聞いていた店員も遺書を見せられ真顔になる。
そのまま、スーパーの店長に知らせが行く。
その日は、警察まで出てきてかなり大事となった。
後日、少年らが聞いた話では、遺書に名前も入っていなかったことから、誰かの悪戯だったのでは、と聞いている。
真相はわからない。
ただこの辺りで数年前に行方不明になった人間は複数人いる。
例えば、このスーパーのオーナーの年老いた親とかだ。
ただそれだけの話だ。
開店して十年くらいたつスーパーだ。
少年からすれば物心つく前からあるスーパーと言えば、ここ、と言うスーパーだ。
大人から見ればそうでもない。
そのスーパーには駐輪場がある。
屋根もある少し立派で大きな駐輪場だ。
ただ周りには自然が多く、そのスーパーは森の入口にあるような、そんなスーパーでもある。
駐輪場があるところもそうだ。
しかも、駐輪場の辺りは周囲に高い木や崖がまである。
そのせいか、開店して十年もたつと、駐輪場の上に土や落ち葉が溜まり、さらに雑草までもが屋根の上なのに生え出していた。
本来ならスーパーの人間がそのあたりの整備や清掃をすべきなのだろうが、駐輪場と言うこともあり、長年放置されそんなことになっていたのだ。
そんな場所だ。
近所の子供たちが屋根の上に登ったりすることも多い。
今回の少年もそうだ。
スーパーの駐輪場へ行き、そこに自転車を止めて、そのまま屋根に上る。
屋根の上や落ち葉やら苔やら、雑草やらで自然にできたビオトープのような場所になっていた。
でも、それだけで何があるわけでもない。
最初こそ、怖いもの見たさと何があるんだ、と期待で少年は屋根の上に上りはしたが、実際に登ってしまえばただの汚い屋根の上でしかない。
だが、一緒に屋根に上っていた少年の友人が大きな鞄を見つける。
一カ所、雑草が生い茂って藪のような場所がありその中にあったと言うことだ。
少年らは屋根の上から降り、地上でその鞄を開けることにした。
それほど重くはなかったので大したものは入っていないだろう。
まず出て来たのは服だ。
男物の服で老人が着るような服が入っていた。
靴下や下着の類まである。
さらに奥から靴まで出て来る。
そして、靴の下に最後にしまわれていたのは白い封筒だ。その封筒に書かれていた文字は、遺書、だ。
少年達にも意味は分かる。
少年と友人は声を上げ騒ぎ出す。
そして、一通り落ち着いてから、少年は友人と相談する。
その結果、スーパーの人に知らせなければならない、そう使命感を思い起こさせた。
少年らはスーパーの裏で休憩している店員を見つけて、鞄のことを知らせる。
はじめは笑って聞いていた店員も遺書を見せられ真顔になる。
そのまま、スーパーの店長に知らせが行く。
その日は、警察まで出てきてかなり大事となった。
後日、少年らが聞いた話では、遺書に名前も入っていなかったことから、誰かの悪戯だったのでは、と聞いている。
真相はわからない。
ただこの辺りで数年前に行方不明になった人間は複数人いる。
例えば、このスーパーのオーナーの年老いた親とかだ。
ただそれだけの話だ。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
百物語 厄災
嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。
小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
短い怖い話 (怖い話、ホラー、短編集)
本野汐梨 Honno Siori
ホラー
あなたの身近にも訪れるかもしれない恐怖を集めました。
全て一話完結ですのでどこから読んでもらっても構いません。
短くて詳しい概要がよくわからないと思われるかもしれません。しかし、その分、なぜ本文の様な恐怖の事象が起こったのか、あなた自身で考えてみてください。
たくさんの短いお話の中から、是非お気に入りの恐怖を見つけてください。
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる