17 / 26
3巡目 ゆかり→あかり 「三人の写真」
しおりを挟む
ゆかり:
あかりの部屋を調べさせてもらうよ
あかり:
...勝手にしろい
*:
しばらくしてゆかりは、あかりの手帳を手に戻ってきた。
赤い皮の装丁の使い古された手帳の中表紙に、一枚の写真が貼られている。
高校時代のあかりと顔を塗りつぶされたもう一人の女子に挟まれて、男子高校生が写っている。
顔の潰された女子は真ん中の彼の腕に自分の腕を絡めているのと対照的に、若かりし頃のあかりは寂しそうにその男子のことを見つめていた。
ゆかり:
懐かしい写真だね、あかり
ぽかりと君は仲良しだったもんなぁ
かいり:
この顔のつぶされた女子高生は...?
ひかり:
この毛量、ぽかりじゃないかな
そうなるとこの平坦な胸の女装男は...
かいり:
いやどう見ても女性だろ
あかり:
そう、そのフラットチェストは俺様だな
ゆかり、何が言いたいんだ?
ゆかり:
簡単だよ、あかりは僕のことが好きで、だからぽかりが邪魔だったんだろう?
だから暗殺者に依頼を出したりしたんだ
ほとり:
ちょ待ってくださいよ!
あかりがゆかりを、好き!?
ゆかり:
ああ、真ん中にいるのが僕だ
文化祭で男装したときの格好だね
僕ら全員、私立の女子高出身だから、そういう出し物をやったのさ
ひかり:
おいおい、何でもありかよ...!
ほとり:
ここにキマシタワーを立てよう
ゆかり:
この写真を見るに、あかりは僕のことが好きで、ぽかりの顔を塗りつぶしてる
早い話が恋敵を排除したかったんだよね?
キスしてやるから自白したら?
あかり:
は!顎クイされても靡かねーよ!
そもそも前提から間違ってるからな!
かいり:
前提からとは、どういうことです?
写真に写ってるのは別人だとでも?
ほとり:
確かに、今のあかりさんの方が平宗盛って感じッスね
ひかり:
それは平らなの?盛られているの?
あかり:
...だって俺様が好きだったのは、ぽかりなんだから
ゆかり:
はぁ!?僕じゃなくて!?
ほとり:
Foo!
ここに、キマシタワーを立てて、橋を架けよう!
ゆかり:
え、じゃあ僕のキスはいらないってこと?
あかり:
誰がいるかバーカ!
俺様はぽかりがお前のことを好きなのを知っていた
それを諦めるために、写真を塗りつぶしたんだよ!
ひかり:
後生大事に持ってる時点で諦めきれてないだろ・・・
かいり:
しかし、手紙を見る限り、やはりあかりが「かるみあ様」と通じているとしか思えませんよ?
あかり:
その手紙は、家で拾ったんだ
俺様は瞬時に理解した
ルームメイトの誰かが俺様を騙って、このバカンス中にぽかりを殺すよう、第三者に依頼しようとしているってな!
ゆかり:
なら最初からぽかりにそう言えよ!
あかり:
それはッ.....!
ぽかりはこの日のためにカメラの調子の悪いスマホを買い換えるくらい小旅行を誰より楽しみにしてたんだぞ!?
言えるわけないだろ!
ゆかり:
それなんでしってるの!?
かいり:
今のが本当なら、あかりはかなり白いですね
ほとり:
それと、ウチは容疑者からは外れるッスよね?
手紙が落ちていたのが皆さんのルームシェアしてる部屋なら、そこにウチはいないんスから
あかり:
いや、ほとりはまだ「かるみあ様」の可能性が残ってる
むしろ先にこの別荘に来ていたおめーは、筆頭候補なんだぜ?
ほとり:
へぇ!
ビリビリ手袋を持ってきてるウチがスタンド使いだって?
かいり:
蛇使いね、蛇使い
ほとり:
あまつさえうっかり音を立ててゆかりさんを起こしたこのウチが?
そんな確率、35%もないッスね!
ひかり:
3割はあるのかよ
あかり:
とにかく、俺様はお前を調べさせてもらう!
あかりの部屋を調べさせてもらうよ
あかり:
...勝手にしろい
*:
しばらくしてゆかりは、あかりの手帳を手に戻ってきた。
赤い皮の装丁の使い古された手帳の中表紙に、一枚の写真が貼られている。
高校時代のあかりと顔を塗りつぶされたもう一人の女子に挟まれて、男子高校生が写っている。
顔の潰された女子は真ん中の彼の腕に自分の腕を絡めているのと対照的に、若かりし頃のあかりは寂しそうにその男子のことを見つめていた。
ゆかり:
懐かしい写真だね、あかり
ぽかりと君は仲良しだったもんなぁ
かいり:
この顔のつぶされた女子高生は...?
ひかり:
この毛量、ぽかりじゃないかな
そうなるとこの平坦な胸の女装男は...
かいり:
いやどう見ても女性だろ
あかり:
そう、そのフラットチェストは俺様だな
ゆかり、何が言いたいんだ?
ゆかり:
簡単だよ、あかりは僕のことが好きで、だからぽかりが邪魔だったんだろう?
だから暗殺者に依頼を出したりしたんだ
ほとり:
ちょ待ってくださいよ!
あかりがゆかりを、好き!?
ゆかり:
ああ、真ん中にいるのが僕だ
文化祭で男装したときの格好だね
僕ら全員、私立の女子高出身だから、そういう出し物をやったのさ
ひかり:
おいおい、何でもありかよ...!
ほとり:
ここにキマシタワーを立てよう
ゆかり:
この写真を見るに、あかりは僕のことが好きで、ぽかりの顔を塗りつぶしてる
早い話が恋敵を排除したかったんだよね?
キスしてやるから自白したら?
あかり:
は!顎クイされても靡かねーよ!
そもそも前提から間違ってるからな!
かいり:
前提からとは、どういうことです?
写真に写ってるのは別人だとでも?
ほとり:
確かに、今のあかりさんの方が平宗盛って感じッスね
ひかり:
それは平らなの?盛られているの?
あかり:
...だって俺様が好きだったのは、ぽかりなんだから
ゆかり:
はぁ!?僕じゃなくて!?
ほとり:
Foo!
ここに、キマシタワーを立てて、橋を架けよう!
ゆかり:
え、じゃあ僕のキスはいらないってこと?
あかり:
誰がいるかバーカ!
俺様はぽかりがお前のことを好きなのを知っていた
それを諦めるために、写真を塗りつぶしたんだよ!
ひかり:
後生大事に持ってる時点で諦めきれてないだろ・・・
かいり:
しかし、手紙を見る限り、やはりあかりが「かるみあ様」と通じているとしか思えませんよ?
あかり:
その手紙は、家で拾ったんだ
俺様は瞬時に理解した
ルームメイトの誰かが俺様を騙って、このバカンス中にぽかりを殺すよう、第三者に依頼しようとしているってな!
ゆかり:
なら最初からぽかりにそう言えよ!
あかり:
それはッ.....!
ぽかりはこの日のためにカメラの調子の悪いスマホを買い換えるくらい小旅行を誰より楽しみにしてたんだぞ!?
言えるわけないだろ!
ゆかり:
それなんでしってるの!?
かいり:
今のが本当なら、あかりはかなり白いですね
ほとり:
それと、ウチは容疑者からは外れるッスよね?
手紙が落ちていたのが皆さんのルームシェアしてる部屋なら、そこにウチはいないんスから
あかり:
いや、ほとりはまだ「かるみあ様」の可能性が残ってる
むしろ先にこの別荘に来ていたおめーは、筆頭候補なんだぜ?
ほとり:
へぇ!
ビリビリ手袋を持ってきてるウチがスタンド使いだって?
かいり:
蛇使いね、蛇使い
ほとり:
あまつさえうっかり音を立ててゆかりさんを起こしたこのウチが?
そんな確率、35%もないッスね!
ひかり:
3割はあるのかよ
あかり:
とにかく、俺様はお前を調べさせてもらう!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる