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第三十七話 拒絶されて悲しいよ……ママ……。
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いま、なんと言われた……。
俺は目の前にした、我が子ファムファームの言葉が理解できなかった。
白銀の森の中、ちょうど木々が円形に存在しないまるで広場のような場所の中で佇む。不死鳥ファムファーム、彼女は明らかに俺に対して敵意を向けている。
俺は今なんと言われた……。
「な、なに言ってる、ファムファーム俺だ……! ママだ!」
しかし、ファムファームは訝しげに首をもたげて俺を見つめる。
瞳が猜疑心で濁っていた。
「……! 嫌……近寄らないで……!」
ファムファームの声が震えている、嫌悪と恐怖が明らかに強く、分離できないほど深く心の底に混じっている。
「ど、どうした……そんなに俺が……」
「白々しい真似はやめて……! 吸血鬼……!」
吸血鬼……? なんのことだ一体なにを言って……。
「ファムファーム、俺は……」
──ドン!
火薬の弾ける音がした。
「うぐぁ……!」
「ファムファーム!!」
血が舞う、我が子の血が。
誰かがファムファームの羽におそらく弾丸を撃ち込みやがった。
「驚いたな……今、その不死鳥、完全にソール国語を喋っていたぞ」
すると、茂みの中から、ぞろぞろと呼ばれてもいない奴らが現れる。
ビートストッパー、自称貿易会社。
その頭目のカロロスが紫煙を燻らせた銃剣付きのリボルバーを見せつけながら登場した。
「てめぇ……うちの子になにしやがる!!」
「うちの子? あぁそういう……」
カロロスはなにかを察して部下に軽く手で命令する。そのハンドサインは軍で使うような洗練されたオーケストラの指揮のようで、そして明確な意思と意味を表現していた。
狙え、そして撃つ準備をしろ。
そのような、意味を持っていたのだろう。カロロスの部下達、おそらく十数人程度の部下達はライフルや機関銃をファムファームに向ける。
「てめえら!」
俺の叫び声で、どうやらカロロスは確信したらしい、ニヤリと笑う。
「やっぱり小僧、お前、不死鳥を狩るつもりなんてないだろ?」
バレた、いやもう構わない。こんな状況、想定外だった、まさかファムファームの居場所をこいつらと同時に見つけることになるとは……。
「エル!」
すると、俺の背後の茂みが揺れ動き、ミラナ、キリエモン、アンヌ、そしてカーセナが姿を現した。
どうやらカミネ達は置いてきたらしい。
「ミラナ!」
俺の切迫詰まった声でこの状況を一瞬で察知したのか、ミラナは刀に手をかけ、キリエモンも鍔に指をかける。
「まあ! あの美しい鳥さんが不死鳥ですの?!」
相変わらずアンヌはそう言いながら感心しているが、目線はきちんとカロロス達に合わせている。
カーセナもまた懐から短剣を取り出して、カロロスに敵意を向けた。
「勢ぞろいってところか?」
カロロスは笑う。
ちくしょう、余裕ぶりやがって、実際数的には向こうが有利だ。
マシラウスもどこかにいるのだろうが、今は視界内にはいない。
「おっと、下手に動くなよ、俺たちは全員魔弾の射手だ、テメェらがどの程度防御に秀でているかはしらねないが。当たると痛いぞ?」
カロロスは嫌な笑み浮かべながらそういう。
こいつ、もう勝った気で嫌がる、舐めやがって……!
だが実際、このあいつらがどれほど強いのかいまだに未知数だ。
下手に動くことはできない……。
しかし……!
「う、あ……痛い、痛い……!」
ファムファームはそう呻きながら、目から涙を流す。
彼女の羽の傷はやがて炎が包み、一瞬で消し去ってしまった。
「おお、マジで伝説通りだな……生まれ変わるだけじゃなくて、局所的な傷の再生もできるのか?」
カロロス、コイツの暴挙をこれ以上許すわけにはいかない、これ以上、うちの子を傷つけるようなら……俺が──。
「相変わらず素晴らしいな……不死鳥というものは」
唐突に俺の横から声がした。その声の主は俺の横を通り過ぎ前へと出る。
「カーセナ……?」
カーセナは前へ出てそしてじっとファムファームをじっと見つめる。
「あ……あ……!」
するとファムファームの目の色が明らかに変わった。
恐怖が強くなったのだ。
「待て? カーセナだと?」
カロロスが目を丸くする。
「その名前、聞き覚えがあるぞ! ギルドカードに書いてあった。だが……! そいつは死んだはずだ……!
カーセナは死んだはずだ、吸血鬼に襲われて……テメェ……!」
そのカロロスの言葉を聞いた瞬間、俺は腰に刺してあった言霊の剣を抜き放った。
「うおおお!!」
カーセナに対して俺は切り掛かる。
「遅かったな、冒険者」
カーセナは言霊の剣を受け、右腕が吹き飛ぶもそのまま走る。
「くっ!」
ミラナが、次に氷の魔眼を発動し、カーセナの下半身を凍らせる。
だが。
「不死鳥の血は私の物だ!!」
カーセナは己の下半身を左手で抉り、ちぎり、そして、ファムファームの首元に噛みついた。
俺は目の前にした、我が子ファムファームの言葉が理解できなかった。
白銀の森の中、ちょうど木々が円形に存在しないまるで広場のような場所の中で佇む。不死鳥ファムファーム、彼女は明らかに俺に対して敵意を向けている。
俺は今なんと言われた……。
「な、なに言ってる、ファムファーム俺だ……! ママだ!」
しかし、ファムファームは訝しげに首をもたげて俺を見つめる。
瞳が猜疑心で濁っていた。
「……! 嫌……近寄らないで……!」
ファムファームの声が震えている、嫌悪と恐怖が明らかに強く、分離できないほど深く心の底に混じっている。
「ど、どうした……そんなに俺が……」
「白々しい真似はやめて……! 吸血鬼……!」
吸血鬼……? なんのことだ一体なにを言って……。
「ファムファーム、俺は……」
──ドン!
火薬の弾ける音がした。
「うぐぁ……!」
「ファムファーム!!」
血が舞う、我が子の血が。
誰かがファムファームの羽におそらく弾丸を撃ち込みやがった。
「驚いたな……今、その不死鳥、完全にソール国語を喋っていたぞ」
すると、茂みの中から、ぞろぞろと呼ばれてもいない奴らが現れる。
ビートストッパー、自称貿易会社。
その頭目のカロロスが紫煙を燻らせた銃剣付きのリボルバーを見せつけながら登場した。
「てめぇ……うちの子になにしやがる!!」
「うちの子? あぁそういう……」
カロロスはなにかを察して部下に軽く手で命令する。そのハンドサインは軍で使うような洗練されたオーケストラの指揮のようで、そして明確な意思と意味を表現していた。
狙え、そして撃つ準備をしろ。
そのような、意味を持っていたのだろう。カロロスの部下達、おそらく十数人程度の部下達はライフルや機関銃をファムファームに向ける。
「てめえら!」
俺の叫び声で、どうやらカロロスは確信したらしい、ニヤリと笑う。
「やっぱり小僧、お前、不死鳥を狩るつもりなんてないだろ?」
バレた、いやもう構わない。こんな状況、想定外だった、まさかファムファームの居場所をこいつらと同時に見つけることになるとは……。
「エル!」
すると、俺の背後の茂みが揺れ動き、ミラナ、キリエモン、アンヌ、そしてカーセナが姿を現した。
どうやらカミネ達は置いてきたらしい。
「ミラナ!」
俺の切迫詰まった声でこの状況を一瞬で察知したのか、ミラナは刀に手をかけ、キリエモンも鍔に指をかける。
「まあ! あの美しい鳥さんが不死鳥ですの?!」
相変わらずアンヌはそう言いながら感心しているが、目線はきちんとカロロス達に合わせている。
カーセナもまた懐から短剣を取り出して、カロロスに敵意を向けた。
「勢ぞろいってところか?」
カロロスは笑う。
ちくしょう、余裕ぶりやがって、実際数的には向こうが有利だ。
マシラウスもどこかにいるのだろうが、今は視界内にはいない。
「おっと、下手に動くなよ、俺たちは全員魔弾の射手だ、テメェらがどの程度防御に秀でているかはしらねないが。当たると痛いぞ?」
カロロスは嫌な笑み浮かべながらそういう。
こいつ、もう勝った気で嫌がる、舐めやがって……!
だが実際、このあいつらがどれほど強いのかいまだに未知数だ。
下手に動くことはできない……。
しかし……!
「う、あ……痛い、痛い……!」
ファムファームはそう呻きながら、目から涙を流す。
彼女の羽の傷はやがて炎が包み、一瞬で消し去ってしまった。
「おお、マジで伝説通りだな……生まれ変わるだけじゃなくて、局所的な傷の再生もできるのか?」
カロロス、コイツの暴挙をこれ以上許すわけにはいかない、これ以上、うちの子を傷つけるようなら……俺が──。
「相変わらず素晴らしいな……不死鳥というものは」
唐突に俺の横から声がした。その声の主は俺の横を通り過ぎ前へと出る。
「カーセナ……?」
カーセナは前へ出てそしてじっとファムファームをじっと見つめる。
「あ……あ……!」
するとファムファームの目の色が明らかに変わった。
恐怖が強くなったのだ。
「待て? カーセナだと?」
カロロスが目を丸くする。
「その名前、聞き覚えがあるぞ! ギルドカードに書いてあった。だが……! そいつは死んだはずだ……!
カーセナは死んだはずだ、吸血鬼に襲われて……テメェ……!」
そのカロロスの言葉を聞いた瞬間、俺は腰に刺してあった言霊の剣を抜き放った。
「うおおお!!」
カーセナに対して俺は切り掛かる。
「遅かったな、冒険者」
カーセナは言霊の剣を受け、右腕が吹き飛ぶもそのまま走る。
「くっ!」
ミラナが、次に氷の魔眼を発動し、カーセナの下半身を凍らせる。
だが。
「不死鳥の血は私の物だ!!」
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