27 / 132
1章
(土に)お還りなさいませご主人様
しおりを挟む
「ぐふっ!!」
(なんだ!?手応えがおかしい!?)
アリアの光源魔法でモーリスの視界を奪い渾身の一撃を叩き込んだアレス。
しかしアレスはその感触に違和感を覚えたのだった。
(くそ!加減しすぎた!?もう一撃……)
「っ!!ワープ!!」
ブォン!!
「しまった!!」
すぐさま追撃を加えようとしたアレスだっただがモーリスはそのわずかな一瞬で転移魔法を発動させ、アレスの攻撃は虚しく空を裂く。
「ひっ!?」
「はぁ……はぁ……ごふっ。見事ですよ、お嬢さん。あなたを侮った報いがこの有様だ……」
「アリアぁあああ!!!」
転移魔法を使用したモーリスは階下に移動し、アリアの目の前に姿を現す。
そんなモーリスをアレスは床を切り刻み一瞬で追いかけてきた。
「私の負けだ、少年たちよ。素直に認めよう」
「だぁああああああ!!」
「ワープ」
「くそがぁああああ!!」
追撃を仕掛けるアレスに、モーリスは再びの転移魔法で完全にアレスたちの前から姿を消してしまったのだ。
完全に仕留めたと思っていたアレスはモーリスを取り逃がしたことに悔しさをにじませる。
「大丈夫かアリア!?すまん、お前を危険にさらした」
「いえ、大丈夫ですよ。彼はもう相当の深手でしたので」
「しくった!!生かして捕えようとしたら服の下に防御魔法を仕込んでやがったんだな」
「ですがこれでかなり時間は稼げるはず。早くマグナさんとメアリーさんを探してこの遺跡から脱出しましょう」
「そうだな。あいつを捕まえるのが目的じゃないしな」
あの深手となると自身の回復魔法で治療するには魔力と体力の消費が激し過ぎるだろう。
モーリスを取り逃がしてしまった2人だったがすでに戦う余裕はほとんど残されていない妥当と判断し、モーリスを探すのではなくマグナとメアリーを探してここを脱出することにしたのだった。
「……しかし、さっきまでジジイの相手で手いっぱいだったから構ってる余裕なかったんだが、あいつら生きてるよな?」
「そ、そんなこと言わないでくださいアレスさん!きっと無事ですよ!」
「そうだな。とりあえず何か手掛かりがないかさっき2人が消えたところに戻って……」
「「ぎゃぁあああ!!」」
「っ!?この声は!?」
「マグナさんとメアリーさん!何かに襲われているんでしょうか!?」
「多分こっちだ!急ぐぞ!!」
アレスとアリアがはぐれた2人を探そうと歩き出したその時、どこからともなく2人のただ事ではない悲鳴が聞こえてきたのだった。
2人が危険な状況にあると感じたアレスたちは悲鳴が聞こえた方向に全速で走り出す。
「ひ、広いところに出ました!?ここは一体?」
「さっき俺があのジジイと戦ったところだ!2人の悲鳴はたぶんこのさらに向こうから……」
「も、もうだめだぁ!!足が、もう限界!!」
「諦めんじゃないわよバカマグナ!って、あれは!!」
「お、おお!!アレス~!!助けてくれ!!」
「マグナさんにメアリーさん!よかった、お二人とも無事で!」
「いや待てアリア!あいつらの後ろから何か迫ってくるような……」
「モウシ モウ モウシワケゴザイマセン ゴシュジンサマ!!」
「っ!?」
「あ、あれは!?」
アレスたちが先程あれがモーリスと戦った広い部屋に辿り着いたその時、奥の通路からマグナとメアリーが鬼の形相で走ってくる姿を発見したのだった。
しかしアリアが2人が無事に生きていたことに笑顔を溢したのもつかの間、2人はマグナ達の背後から猛スピードで迫って来ていた狂気のメイド人形の存在に気が付き顔をひきつらせた。
「なんじゃあのおぞましいバケモンは!?」
「あ、アレス!俺たち、もう限界……」
「ハイ ハイジョ ジョジョジョジョジョジョ」
「やべぇ!!」
アレスたちの姿を視界に捉えたマグナが体力の限界からメイド人形に追いつかれそうになったのを見て、アレスは全力で踏み込みマグナを助けに向かう。
メイド人形は両腕に仕込まれていた2本のドス黒い剣を手首のあたりから伸ばしてマグナに斬りかかる。
それをアレスは間一髪で受け止めたのだ。
しかし……
ジュワァ……
(っ!?剣が……黒く、腐食してる!?)
「サス ササガ サスガデス ゴシュジジジジ」
メイド人形の剣と触れた部分から黒い何かが染み出し、アレスの剣が腐食したように黒い何かに侵食されていったのだ。
アレスはマグナが離れたことを確認してすぐさまメイド人形から距離を取る。
(なんだこいつ、よくみたら……気配が一つじゃない!?まるで穢れた魂を何個も取り込んだような……呪いの集合体みたいな奴だ!)
「オ オオ オカエリナサイマセ ゴシュジンサマ!!」
「くっ!?」
自身の攻撃を一度凌いだアレスを強敵認定したのか、メイド人形は狂気をさらに爆発させたような勢いでアレスに襲いかかった。
メイド人形の剣に触れれば呪いが侵食してしまう。
アレスは可能な限り剣を打ち合わず体術のみでメイド人形の攻撃をかわそうとした。
(くそっ!ダメだ、攻撃が激し過ぎて剣で受けざるを得ない!!)
ジュワァ……
「キル キル エモノ ゼンブ ゼンブ」
(多少強引にでも早めにけりを付けなければ……ここだ!!)
メイド人形の呪いを受けて黒く変色した剣の部分は強度を失い酷く脆くなってしまう。
このまま攻撃受けていては反撃する手立てを失うと考えたアレスが危険を冒してメイド人形に反撃の一刀を浴びせる……しかし……
ジュワァアアア……
「剣が……溶けた!?」
アレスの剣がメイド人形の胴体に触れたその瞬間、漏れ出たドス黒い靄がアレスの剣を一瞬で腐食させボロボロと崩れ去ってしまったのだ。
「ムシハ タタキ ツブス」
「くっ!!」
「嘘!アレスの剣が!」
「アレスさん!!ホーリーライトニング!!」
「モッ モウシ ゴザイマセンデシタ ゴシュジジジ」
「アレスー!!俺の剣を使ってくれー!」
「ったく、真っ先に武器を手放すんじゃなくて少しは戦う意思をみせろ……って言いたいところだが、そんなこと言える相手じゃないな。助かったアリア、マグナ!」
メイド人形の反撃を皮一枚躱し後方に逃れるアレス。
追撃を加えようとするメイド人形に、アリアは光攻撃魔法でアレスを援護する。
それとほぼ同時、剣を失ったアレスを見たマグナはすぐに自身が装備していた剣をアレスに渡すべくぶん投げた。
それをノールックで受け取ったアレスは再びメイド人形と向かい合った。
「ギ ガガ オ オユルシヲ ゴシュシュシュ」
(効いてる?やっぱり呪いの類には光魔法が特効らしいな。だが……奴を仕留めるには威力が足らなすぎる)
「飛翔・鷹の目!!」
バチィィイイン!!
(俺の斬撃は大して効果なしか……逃げるか?いや、地上までかなり距離がある。たぶん途中で追いつかれる)
「ゴシュジンサマ オショクジ ノゴヨウイガデキマシタ ア アア アアアア!!」
メイド人形は大したダメージもない様子で体勢を立て直すと剣を構える。
剣が通用しない相手。
効果が見られたアリアの光魔法も威力が足りずメイド人形を退けるには至らない。
(俺が奴の注意を引きつつアリアに攻撃してもらって戦うしかない。だが受け太刀が通用しない相手にどれだけ時間が稼げるか。それにアリアの魔法の威力にも不安が……)
「剣に光魔法を纏わせるのです!!」
「っ!?この声は……ジジイ!?」
アレスが今にも襲い掛かってきそうなメイド人形を前に集中力を高めようとしていたその時、背後から先ほど逃げたはずのモーリスの声が聞こえてきたのだ。
「ゴシュジジジジサママママ」
「ああお前ちょっと黙ってろよ!!波濤突牙!!」
「ギギャ」
逃げたはずのモーリスが戻ってきたことに驚くアレスだったが、メイド人形はそんなことお構いなしといった様子でアレスに襲い掛かる。
それに対しアレスはモーリスと会話をするため全身の筋肉を総動員させ、渾身の斬撃を飛ばしメイド人形を吹き飛ばしたのだ。
ダメージこそほとんどないものの大きくメイド人形を吹き飛ばすことに成功し会話の時間を確保することが出来たのだった。
「~~~ッ!!やっぱこの技を使うには俺の筋力が足りてないんだな……んで、ジジイ。なんだって?」
「あのお嬢さんの魔法と合わせればあのバケモノを倒せるといっているんです。少年、君ならそれが出来るはずだ」
先程アレスに斬られた傷が想像以上に深手だったのか、モーリスは片膝をついた体勢で苦しそうに呼吸をしていた。
そんなモーリスが告げたアドバイスにアレスは不本意ながら耳を傾けるのだった。
(なんだ!?手応えがおかしい!?)
アリアの光源魔法でモーリスの視界を奪い渾身の一撃を叩き込んだアレス。
しかしアレスはその感触に違和感を覚えたのだった。
(くそ!加減しすぎた!?もう一撃……)
「っ!!ワープ!!」
ブォン!!
「しまった!!」
すぐさま追撃を加えようとしたアレスだっただがモーリスはそのわずかな一瞬で転移魔法を発動させ、アレスの攻撃は虚しく空を裂く。
「ひっ!?」
「はぁ……はぁ……ごふっ。見事ですよ、お嬢さん。あなたを侮った報いがこの有様だ……」
「アリアぁあああ!!!」
転移魔法を使用したモーリスは階下に移動し、アリアの目の前に姿を現す。
そんなモーリスをアレスは床を切り刻み一瞬で追いかけてきた。
「私の負けだ、少年たちよ。素直に認めよう」
「だぁああああああ!!」
「ワープ」
「くそがぁああああ!!」
追撃を仕掛けるアレスに、モーリスは再びの転移魔法で完全にアレスたちの前から姿を消してしまったのだ。
完全に仕留めたと思っていたアレスはモーリスを取り逃がしたことに悔しさをにじませる。
「大丈夫かアリア!?すまん、お前を危険にさらした」
「いえ、大丈夫ですよ。彼はもう相当の深手でしたので」
「しくった!!生かして捕えようとしたら服の下に防御魔法を仕込んでやがったんだな」
「ですがこれでかなり時間は稼げるはず。早くマグナさんとメアリーさんを探してこの遺跡から脱出しましょう」
「そうだな。あいつを捕まえるのが目的じゃないしな」
あの深手となると自身の回復魔法で治療するには魔力と体力の消費が激し過ぎるだろう。
モーリスを取り逃がしてしまった2人だったがすでに戦う余裕はほとんど残されていない妥当と判断し、モーリスを探すのではなくマグナとメアリーを探してここを脱出することにしたのだった。
「……しかし、さっきまでジジイの相手で手いっぱいだったから構ってる余裕なかったんだが、あいつら生きてるよな?」
「そ、そんなこと言わないでくださいアレスさん!きっと無事ですよ!」
「そうだな。とりあえず何か手掛かりがないかさっき2人が消えたところに戻って……」
「「ぎゃぁあああ!!」」
「っ!?この声は!?」
「マグナさんとメアリーさん!何かに襲われているんでしょうか!?」
「多分こっちだ!急ぐぞ!!」
アレスとアリアがはぐれた2人を探そうと歩き出したその時、どこからともなく2人のただ事ではない悲鳴が聞こえてきたのだった。
2人が危険な状況にあると感じたアレスたちは悲鳴が聞こえた方向に全速で走り出す。
「ひ、広いところに出ました!?ここは一体?」
「さっき俺があのジジイと戦ったところだ!2人の悲鳴はたぶんこのさらに向こうから……」
「も、もうだめだぁ!!足が、もう限界!!」
「諦めんじゃないわよバカマグナ!って、あれは!!」
「お、おお!!アレス~!!助けてくれ!!」
「マグナさんにメアリーさん!よかった、お二人とも無事で!」
「いや待てアリア!あいつらの後ろから何か迫ってくるような……」
「モウシ モウ モウシワケゴザイマセン ゴシュジンサマ!!」
「っ!?」
「あ、あれは!?」
アレスたちが先程あれがモーリスと戦った広い部屋に辿り着いたその時、奥の通路からマグナとメアリーが鬼の形相で走ってくる姿を発見したのだった。
しかしアリアが2人が無事に生きていたことに笑顔を溢したのもつかの間、2人はマグナ達の背後から猛スピードで迫って来ていた狂気のメイド人形の存在に気が付き顔をひきつらせた。
「なんじゃあのおぞましいバケモンは!?」
「あ、アレス!俺たち、もう限界……」
「ハイ ハイジョ ジョジョジョジョジョジョ」
「やべぇ!!」
アレスたちの姿を視界に捉えたマグナが体力の限界からメイド人形に追いつかれそうになったのを見て、アレスは全力で踏み込みマグナを助けに向かう。
メイド人形は両腕に仕込まれていた2本のドス黒い剣を手首のあたりから伸ばしてマグナに斬りかかる。
それをアレスは間一髪で受け止めたのだ。
しかし……
ジュワァ……
(っ!?剣が……黒く、腐食してる!?)
「サス ササガ サスガデス ゴシュジジジジ」
メイド人形の剣と触れた部分から黒い何かが染み出し、アレスの剣が腐食したように黒い何かに侵食されていったのだ。
アレスはマグナが離れたことを確認してすぐさまメイド人形から距離を取る。
(なんだこいつ、よくみたら……気配が一つじゃない!?まるで穢れた魂を何個も取り込んだような……呪いの集合体みたいな奴だ!)
「オ オオ オカエリナサイマセ ゴシュジンサマ!!」
「くっ!?」
自身の攻撃を一度凌いだアレスを強敵認定したのか、メイド人形は狂気をさらに爆発させたような勢いでアレスに襲いかかった。
メイド人形の剣に触れれば呪いが侵食してしまう。
アレスは可能な限り剣を打ち合わず体術のみでメイド人形の攻撃をかわそうとした。
(くそっ!ダメだ、攻撃が激し過ぎて剣で受けざるを得ない!!)
ジュワァ……
「キル キル エモノ ゼンブ ゼンブ」
(多少強引にでも早めにけりを付けなければ……ここだ!!)
メイド人形の呪いを受けて黒く変色した剣の部分は強度を失い酷く脆くなってしまう。
このまま攻撃受けていては反撃する手立てを失うと考えたアレスが危険を冒してメイド人形に反撃の一刀を浴びせる……しかし……
ジュワァアアア……
「剣が……溶けた!?」
アレスの剣がメイド人形の胴体に触れたその瞬間、漏れ出たドス黒い靄がアレスの剣を一瞬で腐食させボロボロと崩れ去ってしまったのだ。
「ムシハ タタキ ツブス」
「くっ!!」
「嘘!アレスの剣が!」
「アレスさん!!ホーリーライトニング!!」
「モッ モウシ ゴザイマセンデシタ ゴシュジジジ」
「アレスー!!俺の剣を使ってくれー!」
「ったく、真っ先に武器を手放すんじゃなくて少しは戦う意思をみせろ……って言いたいところだが、そんなこと言える相手じゃないな。助かったアリア、マグナ!」
メイド人形の反撃を皮一枚躱し後方に逃れるアレス。
追撃を加えようとするメイド人形に、アリアは光攻撃魔法でアレスを援護する。
それとほぼ同時、剣を失ったアレスを見たマグナはすぐに自身が装備していた剣をアレスに渡すべくぶん投げた。
それをノールックで受け取ったアレスは再びメイド人形と向かい合った。
「ギ ガガ オ オユルシヲ ゴシュシュシュ」
(効いてる?やっぱり呪いの類には光魔法が特効らしいな。だが……奴を仕留めるには威力が足らなすぎる)
「飛翔・鷹の目!!」
バチィィイイン!!
(俺の斬撃は大して効果なしか……逃げるか?いや、地上までかなり距離がある。たぶん途中で追いつかれる)
「ゴシュジンサマ オショクジ ノゴヨウイガデキマシタ ア アア アアアア!!」
メイド人形は大したダメージもない様子で体勢を立て直すと剣を構える。
剣が通用しない相手。
効果が見られたアリアの光魔法も威力が足りずメイド人形を退けるには至らない。
(俺が奴の注意を引きつつアリアに攻撃してもらって戦うしかない。だが受け太刀が通用しない相手にどれだけ時間が稼げるか。それにアリアの魔法の威力にも不安が……)
「剣に光魔法を纏わせるのです!!」
「っ!?この声は……ジジイ!?」
アレスが今にも襲い掛かってきそうなメイド人形を前に集中力を高めようとしていたその時、背後から先ほど逃げたはずのモーリスの声が聞こえてきたのだ。
「ゴシュジジジジサママママ」
「ああお前ちょっと黙ってろよ!!波濤突牙!!」
「ギギャ」
逃げたはずのモーリスが戻ってきたことに驚くアレスだったが、メイド人形はそんなことお構いなしといった様子でアレスに襲い掛かる。
それに対しアレスはモーリスと会話をするため全身の筋肉を総動員させ、渾身の斬撃を飛ばしメイド人形を吹き飛ばしたのだ。
ダメージこそほとんどないものの大きくメイド人形を吹き飛ばすことに成功し会話の時間を確保することが出来たのだった。
「~~~ッ!!やっぱこの技を使うには俺の筋力が足りてないんだな……んで、ジジイ。なんだって?」
「あのお嬢さんの魔法と合わせればあのバケモノを倒せるといっているんです。少年、君ならそれが出来るはずだ」
先程アレスに斬られた傷が想像以上に深手だったのか、モーリスは片膝をついた体勢で苦しそうに呼吸をしていた。
そんなモーリスが告げたアドバイスにアレスは不本意ながら耳を傾けるのだった。
35
あなたにおすすめの小説
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる