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婚約編
見られてしまったようです
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挨拶も終わり、父や兄とダンスを踊る。父が紹介してくださった貴族の家は公爵家や侯爵家、伯爵家の方もいらっしゃった。どの家も懇意にしている方で、王家の信頼が篤かったり要職に就いている方ばかりだという。残念ながら年の近い女性はいなかったけれど、年下と思しき同年代のお嬢様を紹介してくださり、お茶会にも誘っていただいた。
それらが終わるころには既に三時間はたっていて、時間が過ぎるのはあっという間だった。そこで一旦お開きとなり、夜会の準備などを始めるという。
私たちはというと客間が用意されているそうなので、父たちとそこでお昼などを食べたりドレスを着替えたりするそうだ。他の方たちは仕事に行ったり夜会の準備で一旦王都にある屋敷へと帰るらしい。
「そう言えば、モーントシュタイン家は王都にお屋敷などないのですか?」
「あるにはあるが、今は改装中でね。本来なら領地から王都まで馬車で数日かかるが、私たちにはあまり意味はないんだ」
「……私と一緒に王宮まで来た時、せいぜい一時間ほどしかかかっていませんでしたよね? 数日かかるのに、どうやって一時間でこれたのですか?」
「そこはほら、僕か親父が魔法を使って距離を短縮したからだね」
「……」
二人の答えに内心溜息をつく。やはり二人はチートだと思う。そんな話をしていたら、アイニさんがお茶を淹れてくれた。そしてそこにノックの音が響く。対応に出てくれたのは、一緒に控えていたシーリスさんだ。
「殿下がお見えになりました」
「ありがとう。通していただけるか?」
「畏まりました」
父の言葉にシーリスさんが扉を大きく開けると、先ほどと同じ装いのジークハルト様が入室して来た。
「ミカ、疲れただろう?」
「え、と、……一応は」
「無理はしなくていい」
立ち上がって礼をするとジークハルト様が近寄って来て、エスコートしながら椅子に座らせてくれた。そして隣に座ると護衛としてついて来たらしい騎士やシーリスさんたちを下がらせる。
「話があると言っていたな。どうした?」
「はい。あの……」
「実花、結界を張るからちょっと待って」
魔法のことを話そうとしたら兄に止められたのでそこで一旦口を閉じると、兄は何かを呟いて手を振った。私には何をしたのかわからなかったのだけれど、父やジークハルト様が急に真面目な顔をしたことから、何かあるのだろうと思った。そしてよくよく聞くと、外や廊下から聞こえていた話し声が全く聞こえなくなっていたので、首を傾げる。
「モーントシュタイン家やグラナートの執務室、僕たちが仕事をしている執務室などは防犯上や機密漏えい阻止の理由からありとあらゆる結界が張ってあるから、どんな話をしたり魔法を発動しても問題ないけれど、客間はそこまでしっかり魔法がかけられているわけじゃないからね」
そう教えてくれた。……そういうことは真っ先に教えていただきたいのですが……。と思ったところで、私も聞かなかったのが悪いので何も言わなかった。
そして「話しても大丈夫だよ」と父と兄が言ってくれたので、新しい魔法を覚えたこと、その継続時間と効果のおかげで眼鏡を一時的にしていないこと、その魔法をジークハルト様のタグやクッションにもかけたいのだと言うと溜息をつきながらもタグを渡してくれたので、さっさと魔法をかけて渡した。
「ミカは規格外なことをしてばかりだ……」
「そうは仰いますけれど、護衛の魔物たちや、父や兄ほど規格外だと思っておりませんよ?」
「そこは同意する。が、むやみやたらに魔法を発動したりしないでくれ」
「……自宅での訓練もダメでしょうか」
「モーントシュタイン家でならば大丈夫だろう。……大丈夫、だよな、アイゼン、アル」
「大丈夫ですよ」
ジークハルト様の質問に、父と兄は力強く頷いている。そういえば、家で魔法の練習をしていても、二人とも何も言わなかったと今更ながら思い至った。もう一度「むやみやたらに魔法を発動しないと約束してくれ」と、ジークハルト様だけではなく父や兄にも念を押されたので、父たちがいること、魔物たちがいること、自宅でしか魔法の練習をしないと返事をした。
「ああ、そう言えば、俺からもミカにお願いがあったのだ」
「私にできることでしょうか」
「ああ。アイゼンとアルに、魔獣大暴走の討伐用の服を作ったそうだな。それを俺にも作ってくれないか?」
「……どなたに聞いたのですか?」
「アルだ」
「もう……お兄様のお喋り!」
まさかジークハルト様に服を作ってくれとお願いされるとは思ってもみなかった。しかも兄が自慢げにその服を見せ、ジークハルト様を嫉妬させたというのだからさらに驚く。そして兄を叱れば、ニヤリと笑って「あとで知られたら僕がグラナートに文句を言われるからな」と言った。
「王宮に収めるような腕ではないのですけれど……」
「そんなことはないぞ? あれと同じデザインでいい。布はあとで渡そう。……どうだろう、作ってもらえないだろうか……」
拗ねているジークハルト様が珍しくて目を丸くする。兄のせいで余計なことをする羽目になったと思うものの、やはりタグだけでは不安だったことも事実なので頷くと、ジークハルト様は破顔して私を抱きしめ、額にキスをして来た。
「ありがとう、ミカ!」
「……お役に立てるのであれば」
そう返したものの、兄にはあとでお説教です。ジークハルト様の寸法はカチヤさんが知っていて、話を通しておいてくれるというのであとで寸法を教えてもらうことにした。
そして夜会でのタイムスケジュールの確認をしたあと、ジークハルト様は「一旦執務に戻る」と言って部屋をあとにした。父と兄も執務があるのかと聞くと、ないわけではないが今日は私の婚約発表の日なので、執務はお休みなのだそうだ。
三人やアレイさんたちで雑談していると時間はあっという間に過ぎ、そろそろ夜会用の服に着替えなければならなくなった。いいタイミングでカチヤさんたちが来て、「殿下の寸法です」とメモを渡されたので、有り難く受け取った。無くすと困るのですぐにインベントリにしまうと、下着姿になる。父たちは衝立の向こうにいるのでこちらの着替えは見えていない。
そしてカチヤさんたちにそこで初めて私の足と背中の傷を見られ、息を呑まれた。
「お嬢様……こちらの傷、は……」
「……」
前回私の寸法を測った時、ここまで裸に近い状態の下着姿ではなかった。向こうで言うなら、ブラとショーツだけに近い格好だ。けれど夜会の服はそれなりに露出が多く、着る下着もそれに合わせなければならない。モーントシュタイン家の侍女たちは私の体のことを知っているし、足のことも知っている。それでもこの傷を見て可哀想というでもなく、哀れみを向けるでもなく、普通に接してくれているのだ。
だからこそ私は彼女たちに感謝をするし、そのお礼としてお菓子を振舞ったりパッチワークを教えたりしているのだ。
「殿下は、このことを……ご存知でしょうか」
「……いいえ、まだ話していません。当主である父と相談したうえで、これから話すつもりでした」
「私が許可を出していないからね。実花が話さないのは当然だろう?」
「僕ですら話していないことなんだよ。それをグラナートに言ったらどうなるか……カチヤ殿たちならその末路を知っているだろう?」
「……っ」
父と兄に凄まれ、カチヤさんたち女官三人の顔色が悪くなっていく。そこにノックの音が響き、父が返事をする。
「アイゼン、ミカの支度は終わったか?」
「……っ、殿下、まだ支度中で……」
父が言い終わる前に扉を開けてしまったジークハルト様は、私がまだ下着姿だとわかると慌てて扉を閉めようとして、私の背中にある傷と足を見て固まり、中に入ったまま扉を急いで閉めた。
「ミカ……?! どうしたのだ、その傷と足は! 誰にやられた!」
詰め寄ってくるジークハルト様を押し留めてくれたのは父と兄、アレイさんとシェーデルさんだった。
「殿下、話しますが……先に実花を着替えさせたい」
「……っ! す、すまない!」
「……い、いえ……」
父の言葉に多少は冷静になったらしいジークハルト様は、その場でクルリと背を向けた。そして衝立の向こうに消えるとドサリという音がした。どうやら荒々しく椅子に腰掛けたようで、カチヤさんに「殿下! はしたのうございます!」と注意されていたけれど、私はジークハルト様に傷と足を……義足を見られたことで嫌われやしないかと頭がいっぱいで、そんなやり取りは耳に入ってこなかった。
シーリスさんがその場から離れて父たちやジークハルト様に紅茶を配る間に、アイニさんやカチヤさんたちが私に夜会のドレスを着せて行く。ドレスはワインレッドのAラインのドレスで、スカートの裾のは同色のレースがあしらわれていた。多少背中が見えるドレスだけれど、傷は隠れるので問題はなかった。
とても素敵なドレスだしジークハルト様のセンスは素晴らしいと思うけれど、これから話す内容のことを思うと素直に喜べない自分がいた。
それらが終わるころには既に三時間はたっていて、時間が過ぎるのはあっという間だった。そこで一旦お開きとなり、夜会の準備などを始めるという。
私たちはというと客間が用意されているそうなので、父たちとそこでお昼などを食べたりドレスを着替えたりするそうだ。他の方たちは仕事に行ったり夜会の準備で一旦王都にある屋敷へと帰るらしい。
「そう言えば、モーントシュタイン家は王都にお屋敷などないのですか?」
「あるにはあるが、今は改装中でね。本来なら領地から王都まで馬車で数日かかるが、私たちにはあまり意味はないんだ」
「……私と一緒に王宮まで来た時、せいぜい一時間ほどしかかかっていませんでしたよね? 数日かかるのに、どうやって一時間でこれたのですか?」
「そこはほら、僕か親父が魔法を使って距離を短縮したからだね」
「……」
二人の答えに内心溜息をつく。やはり二人はチートだと思う。そんな話をしていたら、アイニさんがお茶を淹れてくれた。そしてそこにノックの音が響く。対応に出てくれたのは、一緒に控えていたシーリスさんだ。
「殿下がお見えになりました」
「ありがとう。通していただけるか?」
「畏まりました」
父の言葉にシーリスさんが扉を大きく開けると、先ほどと同じ装いのジークハルト様が入室して来た。
「ミカ、疲れただろう?」
「え、と、……一応は」
「無理はしなくていい」
立ち上がって礼をするとジークハルト様が近寄って来て、エスコートしながら椅子に座らせてくれた。そして隣に座ると護衛としてついて来たらしい騎士やシーリスさんたちを下がらせる。
「話があると言っていたな。どうした?」
「はい。あの……」
「実花、結界を張るからちょっと待って」
魔法のことを話そうとしたら兄に止められたのでそこで一旦口を閉じると、兄は何かを呟いて手を振った。私には何をしたのかわからなかったのだけれど、父やジークハルト様が急に真面目な顔をしたことから、何かあるのだろうと思った。そしてよくよく聞くと、外や廊下から聞こえていた話し声が全く聞こえなくなっていたので、首を傾げる。
「モーントシュタイン家やグラナートの執務室、僕たちが仕事をしている執務室などは防犯上や機密漏えい阻止の理由からありとあらゆる結界が張ってあるから、どんな話をしたり魔法を発動しても問題ないけれど、客間はそこまでしっかり魔法がかけられているわけじゃないからね」
そう教えてくれた。……そういうことは真っ先に教えていただきたいのですが……。と思ったところで、私も聞かなかったのが悪いので何も言わなかった。
そして「話しても大丈夫だよ」と父と兄が言ってくれたので、新しい魔法を覚えたこと、その継続時間と効果のおかげで眼鏡を一時的にしていないこと、その魔法をジークハルト様のタグやクッションにもかけたいのだと言うと溜息をつきながらもタグを渡してくれたので、さっさと魔法をかけて渡した。
「ミカは規格外なことをしてばかりだ……」
「そうは仰いますけれど、護衛の魔物たちや、父や兄ほど規格外だと思っておりませんよ?」
「そこは同意する。が、むやみやたらに魔法を発動したりしないでくれ」
「……自宅での訓練もダメでしょうか」
「モーントシュタイン家でならば大丈夫だろう。……大丈夫、だよな、アイゼン、アル」
「大丈夫ですよ」
ジークハルト様の質問に、父と兄は力強く頷いている。そういえば、家で魔法の練習をしていても、二人とも何も言わなかったと今更ながら思い至った。もう一度「むやみやたらに魔法を発動しないと約束してくれ」と、ジークハルト様だけではなく父や兄にも念を押されたので、父たちがいること、魔物たちがいること、自宅でしか魔法の練習をしないと返事をした。
「ああ、そう言えば、俺からもミカにお願いがあったのだ」
「私にできることでしょうか」
「ああ。アイゼンとアルに、魔獣大暴走の討伐用の服を作ったそうだな。それを俺にも作ってくれないか?」
「……どなたに聞いたのですか?」
「アルだ」
「もう……お兄様のお喋り!」
まさかジークハルト様に服を作ってくれとお願いされるとは思ってもみなかった。しかも兄が自慢げにその服を見せ、ジークハルト様を嫉妬させたというのだからさらに驚く。そして兄を叱れば、ニヤリと笑って「あとで知られたら僕がグラナートに文句を言われるからな」と言った。
「王宮に収めるような腕ではないのですけれど……」
「そんなことはないぞ? あれと同じデザインでいい。布はあとで渡そう。……どうだろう、作ってもらえないだろうか……」
拗ねているジークハルト様が珍しくて目を丸くする。兄のせいで余計なことをする羽目になったと思うものの、やはりタグだけでは不安だったことも事実なので頷くと、ジークハルト様は破顔して私を抱きしめ、額にキスをして来た。
「ありがとう、ミカ!」
「……お役に立てるのであれば」
そう返したものの、兄にはあとでお説教です。ジークハルト様の寸法はカチヤさんが知っていて、話を通しておいてくれるというのであとで寸法を教えてもらうことにした。
そして夜会でのタイムスケジュールの確認をしたあと、ジークハルト様は「一旦執務に戻る」と言って部屋をあとにした。父と兄も執務があるのかと聞くと、ないわけではないが今日は私の婚約発表の日なので、執務はお休みなのだそうだ。
三人やアレイさんたちで雑談していると時間はあっという間に過ぎ、そろそろ夜会用の服に着替えなければならなくなった。いいタイミングでカチヤさんたちが来て、「殿下の寸法です」とメモを渡されたので、有り難く受け取った。無くすと困るのですぐにインベントリにしまうと、下着姿になる。父たちは衝立の向こうにいるのでこちらの着替えは見えていない。
そしてカチヤさんたちにそこで初めて私の足と背中の傷を見られ、息を呑まれた。
「お嬢様……こちらの傷、は……」
「……」
前回私の寸法を測った時、ここまで裸に近い状態の下着姿ではなかった。向こうで言うなら、ブラとショーツだけに近い格好だ。けれど夜会の服はそれなりに露出が多く、着る下着もそれに合わせなければならない。モーントシュタイン家の侍女たちは私の体のことを知っているし、足のことも知っている。それでもこの傷を見て可哀想というでもなく、哀れみを向けるでもなく、普通に接してくれているのだ。
だからこそ私は彼女たちに感謝をするし、そのお礼としてお菓子を振舞ったりパッチワークを教えたりしているのだ。
「殿下は、このことを……ご存知でしょうか」
「……いいえ、まだ話していません。当主である父と相談したうえで、これから話すつもりでした」
「私が許可を出していないからね。実花が話さないのは当然だろう?」
「僕ですら話していないことなんだよ。それをグラナートに言ったらどうなるか……カチヤ殿たちならその末路を知っているだろう?」
「……っ」
父と兄に凄まれ、カチヤさんたち女官三人の顔色が悪くなっていく。そこにノックの音が響き、父が返事をする。
「アイゼン、ミカの支度は終わったか?」
「……っ、殿下、まだ支度中で……」
父が言い終わる前に扉を開けてしまったジークハルト様は、私がまだ下着姿だとわかると慌てて扉を閉めようとして、私の背中にある傷と足を見て固まり、中に入ったまま扉を急いで閉めた。
「ミカ……?! どうしたのだ、その傷と足は! 誰にやられた!」
詰め寄ってくるジークハルト様を押し留めてくれたのは父と兄、アレイさんとシェーデルさんだった。
「殿下、話しますが……先に実花を着替えさせたい」
「……っ! す、すまない!」
「……い、いえ……」
父の言葉に多少は冷静になったらしいジークハルト様は、その場でクルリと背を向けた。そして衝立の向こうに消えるとドサリという音がした。どうやら荒々しく椅子に腰掛けたようで、カチヤさんに「殿下! はしたのうございます!」と注意されていたけれど、私はジークハルト様に傷と足を……義足を見られたことで嫌われやしないかと頭がいっぱいで、そんなやり取りは耳に入ってこなかった。
シーリスさんがその場から離れて父たちやジークハルト様に紅茶を配る間に、アイニさんやカチヤさんたちが私に夜会のドレスを着せて行く。ドレスはワインレッドのAラインのドレスで、スカートの裾のは同色のレースがあしらわれていた。多少背中が見えるドレスだけれど、傷は隠れるので問題はなかった。
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