囚われた元王は逃げ出せない

スノウ

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「ハルマサイハラ様の入場です!」


入場の掛け声とともに扉が開く


思わずバーナに添えてた手に力が籠もる




ゆっくりと開く扉


いつもよりも会場が大きくキラキラして見えた




「大丈夫、私たちが付いています」

横にはバーナ。後ろを見れば二人がジッと見守ってくれてる



コクっと頷き、俺は一歩を踏み出した。




俺の入場と同時に会場はわあっと拍手が起こった



なんの拍手だよ、おい

訳も分からず俺は周りの人に笑顔で会釈する


「歓迎されてんだよ」


いつもの不機嫌な顔はどこへやら

凛々しい顔を急にしてるレンジがそっと教えてくれた



「そうか」

それを聞いてより一層背筋が伸びる





ゴーン、ゴーン



そして鐘が鳴った。






「それでは皆さんの意見を元に国王を発表します」






緊張でドキドキと自分の鼓動が聞こえる


緊張で震える俺の肩にはバーナの手が、服の袖をライチが握って、レンジは後ろで腕組みをしてる




「国王は、ハルマサイハラ様です」




わぁっと沸き上がる会場


俺は安堵と興奮と不安で

たじろいた。




「・・・ありがとうございます、がんばります」


バーナとレンジは当たり前だったかのように微笑み


ライチは少し寂しそうな顔をしていた



「ライチ?」


「やっぱりハルマ様は凄いです、近付いてもどんどん遠くに行く。でも僕も頑張りますから覚悟してて下さい」


「うん、待ってるよ」




その後スピーチをさせられた気がするが


ド緊張して、

まったく記憶にない。






たくさんの人と話す中、見た事ある顔がいた

おや?

プラチナの髪をした、




「またお会いしましたね」



いつかのワシ使いの高貴なお方



「あ、確かクランコンコード様」


「覚えていてくれたんですね」


「あんなインパクトのある出会い方忘れませんよ。グレープ君は元気ですか?」


「ええ、元気に飛び回っています」


後ろでライチが睨んでいる気がする

護衛にあんなに囲まれたら、こうなるか


「改めてご挨拶を。私は隣国のカンキッツ国第一王子クランコンコードです。またお会い出来て光栄ですハルマ殿」


「えっ、王子だったんですか!?そうとは知らず失礼な態度をとってしまいました、すみません」


「いえ、あの時は忍びで来ていましたから気にしないで下さい。それに気楽な方が私も嬉しいです」


「そ、そうですか? じゃあコンコード王子」


「歳も近いのですしラフに、コンコードとお呼びください」


「じゃ、じゃあコンコード」


「はい、ハルマ殿。この度はおめでとうございます、ハルマ殿にはぜひ私の国に遊びに来てほしいですね」


「しばらくは自国のスケジュールでいっぱいです!!」


「君は、どこかであった気がしますね」


「ええ!!ハルマ様と一緒にいました!僕だけこわ~い護衛に囲まれて」


「あの時の子どもでしたか短い期間で随分と背が伸びて気付きませんでした失礼しました」


「ぷっ子どもだってよ」

からかうレンジをライチが睨んだ
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みんなの感想(2件)

まきまき
2026.01.25 まきまき

わーい続きありがとうございます!
これからも楽しみにしています!

解除
まきまき
2025.10.30 まきまき

続きが…ない…
続きをお願いします…

解除

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