囚われた元王は逃げ出せない

スノウ

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「バーナさんはやっぱり白ベースの金が最高に似合います!俺はぁ」


バーナさんの白と金の衣装案の隣に俺の分もあったが


「俺に白と金の衣装は合わないから別なのを」


「う~ん、別なとこから選ぶときたか、僕は君と同じ衣装案から選びたいんだが」


「いやいや、どう考えても白と金の衣装は顔を選びます。俺には絶対似合わない。衣装が可哀想です」


「私が君にも似合うと言っても?」


「ブッッ」

俺に似合うわけない。まるで派手な袴を着て浮いてる成人式じゃんか


誤魔化すように傍にあったチョコを口に含んだ


「わ、これめっちゃ美味しい」


「君が好きだろうと思った、さぁ紅茶も飲んで」


紅茶のホロ苦さとチョコの甘さ。紅茶を飲んで温かくなった口の温度でチョコが溶ける

美味しくて思わず更に3つ食べた


「あー、幸せ」


「そうかい?まだこれからだよ」


「そうですね、まだ衣装選びはこれからですね」


「フフ、さぁどれにしようか」








結局衣装は白ベースの物を選んで金を落ち着いた紺に変えてもらう事にした


「・・・紺なら、俺、にも合うかなって」


「何色でも似合いそうだけど君がそう言うなら」


「ん、・・・はい」


なんか頭が、さっきからボーッとして


「白で大勢の前に出るって婚礼みたいだね」


「・・・・・こ?」


「どうしたんだい?ハルマ君」


「あたま、ぼーってして」


「それは大変だ、お水を持ってこようか。待っててくれ」


「は、い」



行かないでほしかった、でもろれつが回らない


少し、眠い




どのくらいだろうか10分程で目が覚めた


目を開いて体を動かそうとした


ゾクゾクゾクッ



勃っている


幸いバーナさんはまだいない


寝たからか少し頭がスッキリしたけど体がヘンだ



小さな摩擦が刺激になる


「んんっえ・・・?」


ズボン越しに勃った自分を確認すると、分かるほど濡れていた


「ナニ、これっ」


なんか、薬を盛られた


絶対なんか薬を盛られた




「バーナさんっ」


「なんだい?」


居ないと思ったバーナさんは俺の背後にいた


「オレ、なんかヘンで!」


バーナさんは俺を見下ろしながら俺の醜態に一切慌てる事は無かった


なんでそんな落ち着いているの


まさか



「やだな、そんな怯えた顔をしないで」


そう言いながら俺の頬を撫でる


「ふ、ンっ・・・」


「私は何もしてない自分で食べたんだろう?」


「何を」


「少し強力な媚薬かな」


はぁ??


「私を好いてる者か嫌いな者だろう、よく勝手に置いていくのさ。それを食べた私を想像して楽しんでるのか手籠めにしようとでも思ってるのか言っただろう私はこの見目と立場で拝まれ羨望され恨まれ欲望される」


「そんなもん、俺に食わせんなよっ!」


このくそイケメンが!
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