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現代の忍者、望月柚花参上!
お兄さんの名前今まで知らなかったっー!
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「忍者になるの?やったー!嬉しい!」
柚花は無邪気な笑みではしゃぐ。別にお兄さんの事は常連の1人にしか思っていなかったが、忍者の仲間入りしてくれると嬉しいものがある。
「あ、でも訓練はすっごく厳しいからね?」
「すっごく厳しいのか?物流の仕事みたいに重たいものを運んだりとかするのかな・・・?」
どうもお兄さんにはイマイチ想像できないようである。
「アホかおめぇは。ウチのジジイに反吐が出るほどシゴかれるんだよ!」
呆れた顔でお兄さんの頭を嘴で突っつくメッセンジャー。
「まぁ基礎的な体力の向上と監視カメラがどこにあるのか瞬時に見抜く力と壊す能力。それと指紋を消す事を1番にやるかな。」
「し、指紋消すの?」
「消すの。あたしは小学校入学するまえには指紋を消したよ。ほら!」
柚花は手のひらをお兄さんに見せる。
「い、意外と綺麗だ・・・!もっと皮膚がドロドロなのかと思っていたけど・・・」
柚花の手のひらは予想以上に綺麗だが、指紋は確かに無かった。
「大昔は指紋を消すと皮膚がドロドロになったりする人もいたらしいけど現代の忍者はそんな事にはならないよ。でも完全に指紋を消すまでは時間掛かるらしいけどね。」
「そ、そうなんだ・・・。良かった、手がドロドロにならなくて。」
ホッとした表情のお兄さん。しかし、柚花とメッセンジャーは真剣な表情のままだ。
「お兄さんが忍者になるのなら明日すぐにでもみんなを呼んで紹介しなきゃいけないんだけど・・・。おじいちゃんが反対しそうでねぇ・・・」
「ええっ!柚花ちゃんが良いよって言えば忍者になれるんじゃないの?」
柚花は「うーん」と考える。
「えっと、あたしが忍者の棟梁だし全てあたしの権限で忍者にすることは出来るんだけど・・・。おじいちゃん、お兄さんみたいな人が嫌いだからね・・・。」
そう言われるとお兄さんは少し傷付いて落ち込む。
「そ、そんな・・・!」
「あ、いや。あたしのお父さんもオラオラ系の不良だったんだけど・・・。おじいちゃんはそんなお父さんが大嫌いだったからお兄さんも多分嫌われると思う・・・。おじいちゃんは真面目な人が好きだから・・・。」
柚花は話していてお兄さんが凄く傷付くだろうなと思った。でもハッキリと言わなきゃいけない事だから、心を鬼にして言った。
「お、俺は不良じゃないもん!そ、そんな嫌われるわけないよ!」
柚花の目から見てもお兄さんは不良には見えない。見た目が怖いだけであって気が弱いし、オラオラ系にはとても見えない。
「そうだね・・・。とりあえず明日呼べる忍者はみんな呼ぶから時間が決まったら連絡するね。というわけで連絡先教えて。」
「えっ?」
柚花の言葉にお兄さんは一瞬動揺する。
「連絡先教えてって言っているの。お兄さんずっと前からあたしの連絡先知りたかったんでしょ?」
「ああ!うん!」
そういえばずっと前からお兄さんは柚花の連絡先を知りたがっていた。
そして今こうして柚花と連絡先を交換することを神に感謝している。
「そういえば今までお兄さんって呼んでいたけどさ。よく考えたらお兄さんの名前知らなかったね。名前なんて言うの?」
「え?た、高山!高山俊一だよ!」
「高山くんね!オッケー、連絡先登録しといたからね。また連絡するから今日はこれでお開きね。あたしは明日も学校だから・・・」
柚花は大きなアクビをする。もう時刻は午前四時前である。
「俺は休みだから・・・」
「おめぇは無職だろ!無職はさっさと仕事探せ!」
メッセンジャーは高山くんの頭の上に乗る。これはメッセンジャーなりの友好の証でもある。
「はい、じゃあ高山くんは帰ろうか?あたしも眠いからね・・・。」
「う、うん。じゃあおやすみなさい柚花ちゃん!」
「うんおやすみね、高山くん。」
柚花は無邪気な笑みではしゃぐ。別にお兄さんの事は常連の1人にしか思っていなかったが、忍者の仲間入りしてくれると嬉しいものがある。
「あ、でも訓練はすっごく厳しいからね?」
「すっごく厳しいのか?物流の仕事みたいに重たいものを運んだりとかするのかな・・・?」
どうもお兄さんにはイマイチ想像できないようである。
「アホかおめぇは。ウチのジジイに反吐が出るほどシゴかれるんだよ!」
呆れた顔でお兄さんの頭を嘴で突っつくメッセンジャー。
「まぁ基礎的な体力の向上と監視カメラがどこにあるのか瞬時に見抜く力と壊す能力。それと指紋を消す事を1番にやるかな。」
「し、指紋消すの?」
「消すの。あたしは小学校入学するまえには指紋を消したよ。ほら!」
柚花は手のひらをお兄さんに見せる。
「い、意外と綺麗だ・・・!もっと皮膚がドロドロなのかと思っていたけど・・・」
柚花の手のひらは予想以上に綺麗だが、指紋は確かに無かった。
「大昔は指紋を消すと皮膚がドロドロになったりする人もいたらしいけど現代の忍者はそんな事にはならないよ。でも完全に指紋を消すまでは時間掛かるらしいけどね。」
「そ、そうなんだ・・・。良かった、手がドロドロにならなくて。」
ホッとした表情のお兄さん。しかし、柚花とメッセンジャーは真剣な表情のままだ。
「お兄さんが忍者になるのなら明日すぐにでもみんなを呼んで紹介しなきゃいけないんだけど・・・。おじいちゃんが反対しそうでねぇ・・・」
「ええっ!柚花ちゃんが良いよって言えば忍者になれるんじゃないの?」
柚花は「うーん」と考える。
「えっと、あたしが忍者の棟梁だし全てあたしの権限で忍者にすることは出来るんだけど・・・。おじいちゃん、お兄さんみたいな人が嫌いだからね・・・。」
そう言われるとお兄さんは少し傷付いて落ち込む。
「そ、そんな・・・!」
「あ、いや。あたしのお父さんもオラオラ系の不良だったんだけど・・・。おじいちゃんはそんなお父さんが大嫌いだったからお兄さんも多分嫌われると思う・・・。おじいちゃんは真面目な人が好きだから・・・。」
柚花は話していてお兄さんが凄く傷付くだろうなと思った。でもハッキリと言わなきゃいけない事だから、心を鬼にして言った。
「お、俺は不良じゃないもん!そ、そんな嫌われるわけないよ!」
柚花の目から見てもお兄さんは不良には見えない。見た目が怖いだけであって気が弱いし、オラオラ系にはとても見えない。
「そうだね・・・。とりあえず明日呼べる忍者はみんな呼ぶから時間が決まったら連絡するね。というわけで連絡先教えて。」
「えっ?」
柚花の言葉にお兄さんは一瞬動揺する。
「連絡先教えてって言っているの。お兄さんずっと前からあたしの連絡先知りたかったんでしょ?」
「ああ!うん!」
そういえばずっと前からお兄さんは柚花の連絡先を知りたがっていた。
そして今こうして柚花と連絡先を交換することを神に感謝している。
「そういえば今までお兄さんって呼んでいたけどさ。よく考えたらお兄さんの名前知らなかったね。名前なんて言うの?」
「え?た、高山!高山俊一だよ!」
「高山くんね!オッケー、連絡先登録しといたからね。また連絡するから今日はこれでお開きね。あたしは明日も学校だから・・・」
柚花は大きなアクビをする。もう時刻は午前四時前である。
「俺は休みだから・・・」
「おめぇは無職だろ!無職はさっさと仕事探せ!」
メッセンジャーは高山くんの頭の上に乗る。これはメッセンジャーなりの友好の証でもある。
「はい、じゃあ高山くんは帰ろうか?あたしも眠いからね・・・。」
「う、うん。じゃあおやすみなさい柚花ちゃん!」
「うんおやすみね、高山くん。」
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