シノビモノ 〜現代でも忍者は活動してます!〜

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現代の忍者、望月柚花参上!

忍者の技術は悪用禁止っすよ!

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 そして次の土曜日。午前中の授業が終わって柚花はダッシュで家に帰宅して家の仕事のお手伝いをしなければならない。

「という訳で千歌ちゃん、あたしは家の手伝いをしなきゃ駄目だから部活には参加できないって言っておいて!それじゃ!」

 そう言って柚花は走って家に帰るのだが、千歌も少し考えて家に帰りだした。

 もちろん千歌は部活の仲間に自分と柚花が部活に参加できない事を言ってから帰った。







 そして千歌は家に帰るのかと思いきや柚花の山に入り屋敷へと向かおうとする。


「昼間にこの山に入るのは久し振りだ・・・。」

 千歌は周りを警戒しながら歩いて山を登り始める。

 普段は夜だしくノ一装束を着ているけど、今は昼だし学校の制服だから何だか山が歩きにくく感じた。



 するとしばらくして黒くて大きな影が2つ見えた。

「あっ・・・」 

 千歌の視線の先には大きな熊がいた。柚花の山に住んでいる2匹の大きな熊である。

「あ、ムーアとボーアだ。」

 すると千歌は笑顔で近寄る。するとムーアとボーアの2匹の熊は千歌の顔を見るとゆっくりとその場を去っていく。

 恐らく見慣れない制服姿の千歌だったからムーアとボーアも警戒していたのだろう。だから千歌だと分かったら安心してその場去ったのであろう。

 そもそもこの山はくノ一装束を着なきゃ入ってはならない場所である。この山は柚花が手なづけた様々な動物が居て、服装を見て警戒をするかどうかを判断しているのだ。



 そうしてやがて千歌は屋敷まで辿り着くと、そこには高山の監視で屋敷に来ていたメッセンジャーにあった。メッセンジャーは屋敷の扉の前でバタバタと羽をバタつかせている。

「クソが!どこも窓空いてねぇーから屋敷に入れねぇじゃねぇか!」

「どうしたの?」

 明らかに困っている感じのメッセンジャーに千歌は声をかけた。するとメッセンジャーは少しびっくりした顔をして振り向く。

「千歌か。高山のアホがまだ全部閉め切っているから屋敷に入れねぇんだよ。俺が着ても寝ているから窓開けてくれねぇし。」

「そっか。」

 そういって千歌は細い針金を出して屋敷の鍵穴に突っ込んで鍵を開けた。

 忍者は鍵の掛かった扉も簡単に開けることが出来る忍びの技術があるから、こういう時に便利なものである。

「ほぇ~!やっぱ忍者って凄いなぁ!」

「うん凄いでしょ?一人前の忍者ならみんな出来ることだよ。」

 忍者は古来より任務で鍵の掛かった部屋に入ることもあった。その時に細い針金、場合によって細い木の枝を使って鍵穴をガチャガチャ弄って鍵を開けていた。

 その技術がこの令和になっても受け継がれているのである。


 なお当たり前だが悪用禁止である。
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