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誰もいない静かな店内。振り子の規則正しい音に割り込むように、柱時計の時報が鳴り響く。針が指し示すのは、朝と言うには少々遅く、しかし昼食には早すぎる、そんな時間だ。
自然に目を覚ましたティニは、昨夜の嵐のような夜泣きが嘘のように、けろりとした顔でマーサがいる隣の居間に現れた。
「具合はどうだい?」と面食らった様子で尋ねたマーサに、ティニは「何のことですか?」ときょとんと首を傾げた。
その顔には恥じらいも負い目もなく、純粋に、昨夜のことを何一つ覚えていないということだけを表していた。
その後、ティニは白いシャツに黒いベスト、同じく黒のひざ丈のハーフパンツを身に着け、襟元にはリボンタイを結んで店におりてきた。どうやら今日身に着けるものは、ユーダレウスが昨夜の内に用意していたらしい。
あちこち跳ねた毛先はそのままだが、きちんと梳かれており、ぱっと見は裕福な家の子息のようだ。それもさることながら、ティニがひとりでここまできちんと身なりを整えたことに、マーサが「おやまあ」と目を見張る。
ティニは朝食を用意したマーサに礼を言うと、バターを塗られたトーストを受け取ってしょんぼりと眉を下げた。
「師匠、揺すっても起きないんです。具合悪いのかな……」
不安げな顔でトーストの角を小さくひと口齧り、もぐもぐと噛んで飲み込む。続けて、カリカリに焼かれたベーコンをフォークに刺すが、ユーダレウスの身を案じているせいか、食はあまり進まないようだ。
「久しぶりにベッドで寝たせいで寝坊してるのさ。気にしなくとも大丈夫だよ」
マーサに励まされ、少しだけ明るい表情になったティニは食事に集中し始めた。
カリカリに焼いたベーコンにスクランブルエッグ、そして野菜がたっぷりのコンソメスープ。好き嫌いをせず行儀よく、もくもくと食べ始めたティニを見て、本当にしつけのよい子だとマーサは微笑む。デザートにリンゴでも出そうとマーサが厨房へ立ったところで、裏口のドアが開いた。
春の庭の匂いと共に、少し焦った様子で入ってきたミアが厨房に立つ祖母を見つけてほっと息をついた。
「おばあちゃん、おはよう。雑貨屋のおじさんがおばあちゃんに聞きたいことがあるって来てるの」
「おや、そうかい。なんだろうね。ちょっと行ってくるから、ミア、ティニにリンゴ剥いてやって」
裏口から入れ替わりのように出て行ったマーサを見送って、ミアは祖母に任されたリンゴを手に取った。
「おはようございます、ミアさん」
ナイフを出して剥き始めると、カウンター越しにティニがひょこりと顔を出す。相変わらず人形のように無表情なその顔は、昨夜と変わらず元気そうだが、どこか気まずい思いを感じながら、ミアはぎこちなく笑った。
「おはよう、ティニ……その、昨日、ごめんね」
「なんのことですか?」
何かをとぼけているわけでもなく、本当に何も覚えていないような顔をしていることに、ミアはぎょっとする。
昨夜の自分の意地の悪い言葉が、よもやあの嵐のような夜泣きに繋がったのではないかと気に病んでいたミアは、躊躇いがちに口を開いた。
「えっと……お師匠さんのこと、悪く言っちゃったでしょ?」
藪蛇にならないだろうかと、おそるおそる話題を出すと、ティニもそのやり取りを思い出したらしく、気まずそうに口を閉ざした。
ティニはそのまま何かを考えるように、顎先に小さな手を当てる。
大人の真似をしているようなその仕草は可愛らしく、思わずなでてやりたいとミアは思った。ただし、それは意地の悪いことを言ったという負い目が無ければだ。ミアは昨夜の自分の迂闊さを呪った。
「あの、ミアさんは、どうして魔術やまじないが嫌いなんですか?」
打ち込むように皮むきのナイフを操っていたミアは、手を止めて顔を上げた。
驚くほど鮮やかな青い瞳がミアを映していた。空よりも深く、海よりも鮮やかなその瞳は、ただひたすらに純粋に目の前にある世界を見ていた。
息をのんだミアは、その前では、嘘をつくことも誤魔化すことも、沈黙することすらしてはいけないような気がして、つい口を開く。
「昔、まじない師の守り石を買って、後悔したことがあるってだけ」
剥き終わったリンゴを切り分けて小鉢に並べる。それをティニの前に差し出し、この話を切り上げようとするが、青い瞳の持ち主が続きを聞きたそうにしているのに気が付いて、ミアは困ったように眉を下げた。
「……病気が治るって言われて買ったの。お小遣いぜーんぶ使って」
諦めたミアは、祈るように組んだ両手をカウンターに乗せる。ミアの体調を案じるように、心配そうな顔をしたティニに、ミアは、ふふ、と笑って首を振った。
「私じゃなくて、おじいちゃんの病気を治したかったの」
「おじいさん?」
ミアが頷くと、納得したティニはようやくリンゴを一切れ取って頬張った。けれど、既に話し出してしまったミアは、思い出話から話題を逸らすことを考えなかった。
「おじいちゃんはね、私が何かお話してってせがむと、嫌な顔一つしないで話をしてくれた。いーっつも、魔術師のユーダレウスのお話だった。優しくて、面白くて、まるで親友みたいな、最高のおじいちゃんだった」
「おじいさんのこと、大好きだったんですね」
ミアは幼い少女のようにこくりと頷いた。そのままゆっくりと長く息を吐き、組んだ手に力をこめる。水仕事で少し荒れた手の甲に、爪がわずかに食い込んだ。
「けど、守り石じゃおじいちゃんは治らなかった。まじないなんか、インチキだったのよ。救世主だなんて言われてるあの人だって……」
来てくれなかった。そう言おうとしてミアは言葉を口の中に留めた。
「……ミア」
いつの間にか戻ってきていたマーサが、ミアをそっと抱き寄せる。ミアは祖母に引き寄せられるまま、その肩に素直に寄りかかった。
薄く涙が滲んだその目が、窓から入る陽の光にきらめく月の色の銀髪を捉える。人相が悪いその顔は、まだ眠気をはらんでいるせいか昨夜よりも悪人には見えなかった。
「おや、おはよう、ユーダレウス」
髪がぼさぼさになるのも構わずに後頭部を乱暴に掻き、ユーダレウスはマーサに向かってあくび混じりに返事をする。
続けて、どこか安心した様子で「おはようございます、師匠」と挨拶をするティニを注意深く、そして素早く観察すると、その曇天色の頭を通りすがりにわしわしとなでた。ティニが精一杯整えたであろう癖っ毛は、見事にくしゃくしゃになった。
ユーダレウスがマーサに目配せをすると、マーサは「さっぱりわからない」とばかりに肩をすくめる。それだけで理解したようで、ユーダレウスは無言で数度頷いた。
そのまま、何もなかったかのように、ぐっと上に伸びをしながら、洗面所へと向かう師の後を、くしゃくしゃに乱された髪をおさえた弟子が追いかけた。
自然に目を覚ましたティニは、昨夜の嵐のような夜泣きが嘘のように、けろりとした顔でマーサがいる隣の居間に現れた。
「具合はどうだい?」と面食らった様子で尋ねたマーサに、ティニは「何のことですか?」ときょとんと首を傾げた。
その顔には恥じらいも負い目もなく、純粋に、昨夜のことを何一つ覚えていないということだけを表していた。
その後、ティニは白いシャツに黒いベスト、同じく黒のひざ丈のハーフパンツを身に着け、襟元にはリボンタイを結んで店におりてきた。どうやら今日身に着けるものは、ユーダレウスが昨夜の内に用意していたらしい。
あちこち跳ねた毛先はそのままだが、きちんと梳かれており、ぱっと見は裕福な家の子息のようだ。それもさることながら、ティニがひとりでここまできちんと身なりを整えたことに、マーサが「おやまあ」と目を見張る。
ティニは朝食を用意したマーサに礼を言うと、バターを塗られたトーストを受け取ってしょんぼりと眉を下げた。
「師匠、揺すっても起きないんです。具合悪いのかな……」
不安げな顔でトーストの角を小さくひと口齧り、もぐもぐと噛んで飲み込む。続けて、カリカリに焼かれたベーコンをフォークに刺すが、ユーダレウスの身を案じているせいか、食はあまり進まないようだ。
「久しぶりにベッドで寝たせいで寝坊してるのさ。気にしなくとも大丈夫だよ」
マーサに励まされ、少しだけ明るい表情になったティニは食事に集中し始めた。
カリカリに焼いたベーコンにスクランブルエッグ、そして野菜がたっぷりのコンソメスープ。好き嫌いをせず行儀よく、もくもくと食べ始めたティニを見て、本当にしつけのよい子だとマーサは微笑む。デザートにリンゴでも出そうとマーサが厨房へ立ったところで、裏口のドアが開いた。
春の庭の匂いと共に、少し焦った様子で入ってきたミアが厨房に立つ祖母を見つけてほっと息をついた。
「おばあちゃん、おはよう。雑貨屋のおじさんがおばあちゃんに聞きたいことがあるって来てるの」
「おや、そうかい。なんだろうね。ちょっと行ってくるから、ミア、ティニにリンゴ剥いてやって」
裏口から入れ替わりのように出て行ったマーサを見送って、ミアは祖母に任されたリンゴを手に取った。
「おはようございます、ミアさん」
ナイフを出して剥き始めると、カウンター越しにティニがひょこりと顔を出す。相変わらず人形のように無表情なその顔は、昨夜と変わらず元気そうだが、どこか気まずい思いを感じながら、ミアはぎこちなく笑った。
「おはよう、ティニ……その、昨日、ごめんね」
「なんのことですか?」
何かをとぼけているわけでもなく、本当に何も覚えていないような顔をしていることに、ミアはぎょっとする。
昨夜の自分の意地の悪い言葉が、よもやあの嵐のような夜泣きに繋がったのではないかと気に病んでいたミアは、躊躇いがちに口を開いた。
「えっと……お師匠さんのこと、悪く言っちゃったでしょ?」
藪蛇にならないだろうかと、おそるおそる話題を出すと、ティニもそのやり取りを思い出したらしく、気まずそうに口を閉ざした。
ティニはそのまま何かを考えるように、顎先に小さな手を当てる。
大人の真似をしているようなその仕草は可愛らしく、思わずなでてやりたいとミアは思った。ただし、それは意地の悪いことを言ったという負い目が無ければだ。ミアは昨夜の自分の迂闊さを呪った。
「あの、ミアさんは、どうして魔術やまじないが嫌いなんですか?」
打ち込むように皮むきのナイフを操っていたミアは、手を止めて顔を上げた。
驚くほど鮮やかな青い瞳がミアを映していた。空よりも深く、海よりも鮮やかなその瞳は、ただひたすらに純粋に目の前にある世界を見ていた。
息をのんだミアは、その前では、嘘をつくことも誤魔化すことも、沈黙することすらしてはいけないような気がして、つい口を開く。
「昔、まじない師の守り石を買って、後悔したことがあるってだけ」
剥き終わったリンゴを切り分けて小鉢に並べる。それをティニの前に差し出し、この話を切り上げようとするが、青い瞳の持ち主が続きを聞きたそうにしているのに気が付いて、ミアは困ったように眉を下げた。
「……病気が治るって言われて買ったの。お小遣いぜーんぶ使って」
諦めたミアは、祈るように組んだ両手をカウンターに乗せる。ミアの体調を案じるように、心配そうな顔をしたティニに、ミアは、ふふ、と笑って首を振った。
「私じゃなくて、おじいちゃんの病気を治したかったの」
「おじいさん?」
ミアが頷くと、納得したティニはようやくリンゴを一切れ取って頬張った。けれど、既に話し出してしまったミアは、思い出話から話題を逸らすことを考えなかった。
「おじいちゃんはね、私が何かお話してってせがむと、嫌な顔一つしないで話をしてくれた。いーっつも、魔術師のユーダレウスのお話だった。優しくて、面白くて、まるで親友みたいな、最高のおじいちゃんだった」
「おじいさんのこと、大好きだったんですね」
ミアは幼い少女のようにこくりと頷いた。そのままゆっくりと長く息を吐き、組んだ手に力をこめる。水仕事で少し荒れた手の甲に、爪がわずかに食い込んだ。
「けど、守り石じゃおじいちゃんは治らなかった。まじないなんか、インチキだったのよ。救世主だなんて言われてるあの人だって……」
来てくれなかった。そう言おうとしてミアは言葉を口の中に留めた。
「……ミア」
いつの間にか戻ってきていたマーサが、ミアをそっと抱き寄せる。ミアは祖母に引き寄せられるまま、その肩に素直に寄りかかった。
薄く涙が滲んだその目が、窓から入る陽の光にきらめく月の色の銀髪を捉える。人相が悪いその顔は、まだ眠気をはらんでいるせいか昨夜よりも悪人には見えなかった。
「おや、おはよう、ユーダレウス」
髪がぼさぼさになるのも構わずに後頭部を乱暴に掻き、ユーダレウスはマーサに向かってあくび混じりに返事をする。
続けて、どこか安心した様子で「おはようございます、師匠」と挨拶をするティニを注意深く、そして素早く観察すると、その曇天色の頭を通りすがりにわしわしとなでた。ティニが精一杯整えたであろう癖っ毛は、見事にくしゃくしゃになった。
ユーダレウスがマーサに目配せをすると、マーサは「さっぱりわからない」とばかりに肩をすくめる。それだけで理解したようで、ユーダレウスは無言で数度頷いた。
そのまま、何もなかったかのように、ぐっと上に伸びをしながら、洗面所へと向かう師の後を、くしゃくしゃに乱された髪をおさえた弟子が追いかけた。
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