83 / 314
本編
司祭まで出てきたよ
しおりを挟む
『落ち着いた?』
「ん…もぉ大丈夫……」
あれからしばらく泣き続けた私はようやく落ち着いた。
「ねぇ、私の言葉をお父さんたちに伝える事は出来ないかな…」
『本当に一言程度になるけどいい?』
「うん。十分だよ。」
『ディオレールもいいよね?』
『干渉し過ぎると奴に見つかる可能性が高まるんだが…ティアの頼みだ!なんとかしてみせる!!』
ディオお兄ちゃん無理なお願いしてごめんなさい。でも伝えなきゃいけないんだ。私に縛られているお父さんたちに。そして私が前に進むために。
「ありがとうディオお兄ちゃん。」
『おう!』
『あれで良かったのか?』
「うん。伝えたい事は伝えたから。」
私はディオお兄ちゃんを通じて言葉を届けてもらった。私から一方的に伝える形だったから相手が何を言っても私には分からない。けれどいいんだ。それで良かったんだ。きっと彼らは大丈夫。私は晴れ晴れとした気持ちで微笑む。
『すっきりした顔だな。』
「まぁね。なんだか不思議な気分。ふふふ。なんだか可笑しいや。」
なんとも言えない感じがかえってむず痒い。
『…ティアは幸せだったの?』
「パパ?」
パパが言いたいことがよく分からない。
けれど……
「それは……私にも分からないや!かと言って不幸だったかって聞かれたら私は間違いなく違うって言うよ。私は決して不幸な子じゃなかった。それだけは確かだよ。」
私がそう言うとパパは呆気にとられたという表情を浮かべていた。
『ぷはっ(笑)!だってよアティス。勝手に華の人生を不幸だったって決めつけるのはよせよ。それは華が決めることってことだぜ。少なくともティアとして幸せを感じてくれてる。そうだろ?』
「うん!!パパが言ったんだよ?私に生きる幸せを、愛される幸せを知って欲しいって。大事なのは今だよ。過去は今の私を形づくるものでしかないの。」
『そっか。うん、そうだね。』
パパは私の頭をひと撫ですると言った。
『さぁそろそろあちらに戻ろうか。』
「うん!」
『また来いよな!待ってるぜ』
『ディオレール、また次も来る気か?別にお前はお呼びじゃないんだ。そもそもアースでの仕事があるだろう。どうせ今日も天使と眷属に任せてきたんだろ。』
ディオお兄ちゃんったらパパに怒られてるよ笑笑。
「ディオお兄ちゃん自分の仕事はしっかりしないとダメだよ~!」
『うぅ……次はちゃんと片付けてから来るからいいだろう?』
「それならいいんじゃないかな。いいよね、パパ?」
『私とティアの2人だけの時間が……あーもう分かったよ。』
パパの言葉を聞いて今日イチの笑顔を見せるディオお兄ちゃん。
『それじゃああの魔法陣に入ってね。』
ふむ。どうやら戻る時は魔法陣を使うらしい。
「近々また会いに行くね!バイバーイ!」
私が魔法陣に入ると魔法陣が光り出した。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
ディオレールside
ティアが消え、俺とアティスだけになった。ティアが地球の彼らに残したメッセージを無事に届け、改めて思う。
『華の父親も被害者なんだよな…』
俺の呟きに答えるのは勿論アティスだ。
『彼は確かに華を愛していた。奴によって思考操作や行動操作をされていたからね…華が幸せにならないように義理の母達のような悪意の塊ばかりの環境を作り出し、本当に華を大切にしていた者達には華から遠ざけていた。父親に関して言えば、華を愛さないようにまず本当の親子であるかを疑わせるように仕向けていたし。それから義理母達の行動にも違和感を抱かせてもそこでとどまらせるようにしていた。ふざけてるよ全く。華が死んで彼らは奴からの影響を受けなくなった。だからこそ辛いだろうね。あの時、何故何も出来なかったのかと思い悩むのだから。』
『辛いだろうな。何故何も出来なかったのかと悔やんでも、それは操作されていたからなんて彼らは知らない事だし。』
そう。彼らもまた奴の被害者なのだ。だから俺たちも彼らを責める事は出来ない。そして……俺はアティスに聞こえないように呟く。
『気づいてるか?俺たちはいつの間にか奴に一部記憶を封印されてる事に…』
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
目を開くと教会の礼拝堂に戻ってきていた。
「ずいぶん長く祈っておられましたね。」
「ふぁっ!?」
びっくりした。ファボ司教か。結構な時間パパたちといたけどこちらではあまり時間は経っていないようだ。
「えっと色々とアティス様に聞いてもらってたんだー」
嘘じゃないよ?事実、色々聞いてもらっていたし(直接だけどね)。
「そうですか。きっとティアお嬢様のお話に主神様も耳を傾けてくれた事でしょう。」
あ、はい。すごーく耳を傾けてくれましたね。ここは曖昧に微笑んでおく。
「次は確か鑑定でしたっけ?」
「えぇ。準備は整っていますので案内しましょう。」
「楽しみだわ♩ティアちゃんもドキドキするわよね。」
はい違う意味でドキドキしてます。一体どんな結果が出るのか心配でならんのです。私自身、自分で鑑定出来るから結果は分かるんだけどそれが他の人が鑑定した場合どんな風になるのか分からないんだよね。隠蔽部分って本当に隠蔽出来てるんだよね!?ハラハラするよぉ。
私の緊張とは裏腹にジュリアンおばあちゃんのわくわくが痛いほど伝わってくる。そのまま鑑定する部屋へと招き入れられた。
「ファボ司教様、お待ちしておりました。」
はて?今度は誰だ?部屋で待ち構えていたのは1人の男性だった。
「ラメスすまないね。君も忙しい身であるのに。」
「いえご心配には及びません。鑑定も我々の役目のうち。ただ偶々担当が私に変わっただけの事です。」
ん?それは本当に偶々なのか?見た感じこのラメスさんはファボ司教と同じで教会の人の中でも上の人なんじゃないかな。所々で見かけた聖職者の人たちと服が少し違うんだよね。
「それでファボ司教様直々に鑑定したいお方というのは……」
「こちらのお嬢様ですよ。」
ファボ司教に紹介された私は一歩前に出て挨拶をする。
「ティア・ルーゼルトです。」
「私は司祭のラメスと申します。ここの教会の代表になります。」
やっぱり上の立場の人だよぉ。ファボ司教がラーロルド王国全体の教会トップで、ラメス司祭は王都にある大きな教会を任されてる司祭の1人って事だよね。補足だけど、国には司教が1人、司祭が7人いるらしい。ラーロルド王国各地に散らばっているとか。村なんかにある小さな教会には牧師がいるそうだ。ちゃんと勉強したんだよ。えっへん(*´꒳`*)
話を戻すと、つまりこの場にラーロルド王国の教会トップの2人がいるわけだよ。そんな中、今から鑑定をするんだよね。願いはただ一つ。
無事に終わりますように。←切実な願い
「ん…もぉ大丈夫……」
あれからしばらく泣き続けた私はようやく落ち着いた。
「ねぇ、私の言葉をお父さんたちに伝える事は出来ないかな…」
『本当に一言程度になるけどいい?』
「うん。十分だよ。」
『ディオレールもいいよね?』
『干渉し過ぎると奴に見つかる可能性が高まるんだが…ティアの頼みだ!なんとかしてみせる!!』
ディオお兄ちゃん無理なお願いしてごめんなさい。でも伝えなきゃいけないんだ。私に縛られているお父さんたちに。そして私が前に進むために。
「ありがとうディオお兄ちゃん。」
『おう!』
『あれで良かったのか?』
「うん。伝えたい事は伝えたから。」
私はディオお兄ちゃんを通じて言葉を届けてもらった。私から一方的に伝える形だったから相手が何を言っても私には分からない。けれどいいんだ。それで良かったんだ。きっと彼らは大丈夫。私は晴れ晴れとした気持ちで微笑む。
『すっきりした顔だな。』
「まぁね。なんだか不思議な気分。ふふふ。なんだか可笑しいや。」
なんとも言えない感じがかえってむず痒い。
『…ティアは幸せだったの?』
「パパ?」
パパが言いたいことがよく分からない。
けれど……
「それは……私にも分からないや!かと言って不幸だったかって聞かれたら私は間違いなく違うって言うよ。私は決して不幸な子じゃなかった。それだけは確かだよ。」
私がそう言うとパパは呆気にとられたという表情を浮かべていた。
『ぷはっ(笑)!だってよアティス。勝手に華の人生を不幸だったって決めつけるのはよせよ。それは華が決めることってことだぜ。少なくともティアとして幸せを感じてくれてる。そうだろ?』
「うん!!パパが言ったんだよ?私に生きる幸せを、愛される幸せを知って欲しいって。大事なのは今だよ。過去は今の私を形づくるものでしかないの。」
『そっか。うん、そうだね。』
パパは私の頭をひと撫ですると言った。
『さぁそろそろあちらに戻ろうか。』
「うん!」
『また来いよな!待ってるぜ』
『ディオレール、また次も来る気か?別にお前はお呼びじゃないんだ。そもそもアースでの仕事があるだろう。どうせ今日も天使と眷属に任せてきたんだろ。』
ディオお兄ちゃんったらパパに怒られてるよ笑笑。
「ディオお兄ちゃん自分の仕事はしっかりしないとダメだよ~!」
『うぅ……次はちゃんと片付けてから来るからいいだろう?』
「それならいいんじゃないかな。いいよね、パパ?」
『私とティアの2人だけの時間が……あーもう分かったよ。』
パパの言葉を聞いて今日イチの笑顔を見せるディオお兄ちゃん。
『それじゃああの魔法陣に入ってね。』
ふむ。どうやら戻る時は魔法陣を使うらしい。
「近々また会いに行くね!バイバーイ!」
私が魔法陣に入ると魔法陣が光り出した。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
ディオレールside
ティアが消え、俺とアティスだけになった。ティアが地球の彼らに残したメッセージを無事に届け、改めて思う。
『華の父親も被害者なんだよな…』
俺の呟きに答えるのは勿論アティスだ。
『彼は確かに華を愛していた。奴によって思考操作や行動操作をされていたからね…華が幸せにならないように義理の母達のような悪意の塊ばかりの環境を作り出し、本当に華を大切にしていた者達には華から遠ざけていた。父親に関して言えば、華を愛さないようにまず本当の親子であるかを疑わせるように仕向けていたし。それから義理母達の行動にも違和感を抱かせてもそこでとどまらせるようにしていた。ふざけてるよ全く。華が死んで彼らは奴からの影響を受けなくなった。だからこそ辛いだろうね。あの時、何故何も出来なかったのかと思い悩むのだから。』
『辛いだろうな。何故何も出来なかったのかと悔やんでも、それは操作されていたからなんて彼らは知らない事だし。』
そう。彼らもまた奴の被害者なのだ。だから俺たちも彼らを責める事は出来ない。そして……俺はアティスに聞こえないように呟く。
『気づいてるか?俺たちはいつの間にか奴に一部記憶を封印されてる事に…』
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
目を開くと教会の礼拝堂に戻ってきていた。
「ずいぶん長く祈っておられましたね。」
「ふぁっ!?」
びっくりした。ファボ司教か。結構な時間パパたちといたけどこちらではあまり時間は経っていないようだ。
「えっと色々とアティス様に聞いてもらってたんだー」
嘘じゃないよ?事実、色々聞いてもらっていたし(直接だけどね)。
「そうですか。きっとティアお嬢様のお話に主神様も耳を傾けてくれた事でしょう。」
あ、はい。すごーく耳を傾けてくれましたね。ここは曖昧に微笑んでおく。
「次は確か鑑定でしたっけ?」
「えぇ。準備は整っていますので案内しましょう。」
「楽しみだわ♩ティアちゃんもドキドキするわよね。」
はい違う意味でドキドキしてます。一体どんな結果が出るのか心配でならんのです。私自身、自分で鑑定出来るから結果は分かるんだけどそれが他の人が鑑定した場合どんな風になるのか分からないんだよね。隠蔽部分って本当に隠蔽出来てるんだよね!?ハラハラするよぉ。
私の緊張とは裏腹にジュリアンおばあちゃんのわくわくが痛いほど伝わってくる。そのまま鑑定する部屋へと招き入れられた。
「ファボ司教様、お待ちしておりました。」
はて?今度は誰だ?部屋で待ち構えていたのは1人の男性だった。
「ラメスすまないね。君も忙しい身であるのに。」
「いえご心配には及びません。鑑定も我々の役目のうち。ただ偶々担当が私に変わっただけの事です。」
ん?それは本当に偶々なのか?見た感じこのラメスさんはファボ司教と同じで教会の人の中でも上の人なんじゃないかな。所々で見かけた聖職者の人たちと服が少し違うんだよね。
「それでファボ司教様直々に鑑定したいお方というのは……」
「こちらのお嬢様ですよ。」
ファボ司教に紹介された私は一歩前に出て挨拶をする。
「ティア・ルーゼルトです。」
「私は司祭のラメスと申します。ここの教会の代表になります。」
やっぱり上の立場の人だよぉ。ファボ司教がラーロルド王国全体の教会トップで、ラメス司祭は王都にある大きな教会を任されてる司祭の1人って事だよね。補足だけど、国には司教が1人、司祭が7人いるらしい。ラーロルド王国各地に散らばっているとか。村なんかにある小さな教会には牧師がいるそうだ。ちゃんと勉強したんだよ。えっへん(*´꒳`*)
話を戻すと、つまりこの場にラーロルド王国の教会トップの2人がいるわけだよ。そんな中、今から鑑定をするんだよね。願いはただ一つ。
無事に終わりますように。←切実な願い
230
あなたにおすすめの小説
【完結】公爵家の妾腹の子ですが、義母となった公爵夫人が優しすぎます!
ましゅぺちーの
恋愛
リデルはヴォルシュタイン王国の名門貴族ベルクォーツ公爵の血を引いている。
しかし彼女は正妻の子ではなく愛人の子だった。
父は自分に無関心で母は父の寵愛を失ったことで荒れていた。
そんな中、母が亡くなりリデルは父公爵に引き取られ本邸へと行くことになる
そこで出会ったのが父公爵の正妻であり、義母となった公爵夫人シルフィーラだった。
彼女は愛人の子だというのにリデルを冷遇することなく、母の愛というものを教えてくれた。
リデルは虐げられているシルフィーラを守り抜き、幸せにすることを決意する。
しかし本邸にはリデルの他にも父公爵の愛人の子がいて――?
「愛するお義母様を幸せにします!」
愛する義母を守るために奮闘するリデル。そうしているうちに腹違いの兄弟たちの、公爵の愛人だった実母の、そして父公爵の知られざる秘密が次々と明らかになって――!?
ヒロインが愛する義母のために強く逞しい女となり、結果的には皆に愛されるようになる物語です!
完結まで執筆済みです!
小説家になろう様にも投稿しています。
愛する夫にもう一つの家庭があったことを知ったのは、結婚して10年目のことでした
ましゅぺちーの
恋愛
王国の伯爵令嬢だったエミリアは長年の想い人である公爵令息オリバーと結婚した。
しかし、夫となったオリバーとの仲は冷え切っていた。
オリバーはエミリアを愛していない。
それでもエミリアは一途に夫を想い続けた。
子供も出来ないまま十年の年月が過ぎ、エミリアはオリバーにもう一つの家庭が存在していることを知ってしまう。
それをきっかけとして、エミリアはついにオリバーとの離婚を決意する。
オリバーと離婚したエミリアは第二の人生を歩み始める。
一方、最愛の愛人とその子供を公爵家に迎え入れたオリバーは後悔に苛まれていた……。
愛されなかった公爵令嬢のやり直し
ましゅぺちーの
恋愛
オルレリアン王国の公爵令嬢セシリアは、誰からも愛されていなかった。
母は幼い頃に亡くなり、父である公爵には無視され、王宮の使用人達には憐れみの眼差しを向けられる。
婚約者であった王太子と結婚するが夫となった王太子には冷遇されていた。
そんなある日、セシリアは王太子が寵愛する愛妾を害したと疑われてしまう。
どうせ処刑されるならと、セシリアは王宮のバルコニーから身を投げる。
死ぬ寸前のセシリアは思う。
「一度でいいから誰かに愛されたかった。」と。
目が覚めた時、セシリアは12歳の頃に時間が巻き戻っていた。
セシリアは決意する。
「自分の幸せは自分でつかみ取る!」
幸せになるために奔走するセシリア。
だがそれと同時に父である公爵の、婚約者である王太子の、王太子の愛妾であった男爵令嬢の、驚くべき真実が次々と明らかになっていく。
小説家になろう様にも投稿しています。
タイトル変更しました!大幅改稿のため、一部非公開にしております。
婚約破棄されなかった者たち
ましゅぺちーの
恋愛
とある学園にて、高位貴族の令息五人を虜にした一人の男爵令嬢がいた。
令息たちは全員が男爵令嬢に本気だったが、結局彼女が選んだのはその中で最も地位の高い第一王子だった。
第一王子は許嫁であった公爵令嬢との婚約を破棄し、男爵令嬢と結婚。
公爵令嬢は嫌がらせの罪を追及され修道院送りとなった。
一方、選ばれなかった四人は当然それぞれの婚約者と結婚することとなった。
その中の一人、侯爵令嬢のシェリルは早々に夫であるアーノルドから「愛することは無い」と宣言されてしまい……。
ヒロインがハッピーエンドを迎えたその後の話。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる