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本編
魔封じの首輪の鍵
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〈これ噛み砕いていい?〉クゥーン?
キュッ!?キュッキュッ!
可愛く聞いてくるスノウに危うく頷きかけたが慌てるラムにハッとして待ったをかける。
「スノウ、ちょっと待とうか!?」
〈えぇ~〉
「ラム、スノウが咥えて噛み砕こうとしているあれはなんだ?」
キュッ!
ラムは私に手を向けて指をさしているかのような行動をとる。私と言うよりも正しくは魔封じの首輪…かな?
「スノウ、一回それ口から放せ。」
〈仕方ないな~〉
スノウは床に置くとエリックはラムを手にしたまま、それを見る。
「…鍵か?」
キュッ!
「…まさかティアの魔封じの首輪のか!?」
キュキュッ!
「偽物の線は疑いきれませんよ。」
失礼な!本物だもん!とでも言うかのように手足をばたつかせビスに文句を言うラム。
〈確実なのはニールに外して貰うことだろうね。ニールなら出来そうだし。〉
「だよな。ラムを疑いたくはないが疑わざる得ない状況だしな。」
「………ラムを信じていいと思う。」
エリックたちのやり取りを聞いていたティアだったが思わず口を挟んだ。
「〈ティア!!〉」
そして、私はサッとラムをエリック隊長から奪い取ると手のひらに乗せてラムを見つめた。
「コレ、モッサさんがラムに託したの?」
キュキュ…
「じゃあ、ラムの意思?」
キュッ…
「そっか、ラムの意思だけどモッサさんは知っていてラムの行動を見逃したんだね。」
ラムはコクリと頷く。
「エリック隊長、スノウ、その鍵使うね。」
私は床に落ちたままだった鍵を手に取ると魔封じの首輪に手を回し鍵穴を探した。
「ティア!!」
エリック隊長が私の鍵を持つ腕を掴んで動きを止める。駄目だって言いたいのは分かっている。でも、きっと大丈夫なんだ。
「大丈夫だよエリック隊長!」
ニコリと微笑むと掴まれた腕に持っていた鍵を反対の手に持ちなおすと、素早く首後ろにある鍵穴にさし、鍵を回した。
キュッ!?キュッキュッ!
可愛く聞いてくるスノウに危うく頷きかけたが慌てるラムにハッとして待ったをかける。
「スノウ、ちょっと待とうか!?」
〈えぇ~〉
「ラム、スノウが咥えて噛み砕こうとしているあれはなんだ?」
キュッ!
ラムは私に手を向けて指をさしているかのような行動をとる。私と言うよりも正しくは魔封じの首輪…かな?
「スノウ、一回それ口から放せ。」
〈仕方ないな~〉
スノウは床に置くとエリックはラムを手にしたまま、それを見る。
「…鍵か?」
キュッ!
「…まさかティアの魔封じの首輪のか!?」
キュキュッ!
「偽物の線は疑いきれませんよ。」
失礼な!本物だもん!とでも言うかのように手足をばたつかせビスに文句を言うラム。
〈確実なのはニールに外して貰うことだろうね。ニールなら出来そうだし。〉
「だよな。ラムを疑いたくはないが疑わざる得ない状況だしな。」
「………ラムを信じていいと思う。」
エリックたちのやり取りを聞いていたティアだったが思わず口を挟んだ。
「〈ティア!!〉」
そして、私はサッとラムをエリック隊長から奪い取ると手のひらに乗せてラムを見つめた。
「コレ、モッサさんがラムに託したの?」
キュキュ…
「じゃあ、ラムの意思?」
キュッ…
「そっか、ラムの意思だけどモッサさんは知っていてラムの行動を見逃したんだね。」
ラムはコクリと頷く。
「エリック隊長、スノウ、その鍵使うね。」
私は床に落ちたままだった鍵を手に取ると魔封じの首輪に手を回し鍵穴を探した。
「ティア!!」
エリック隊長が私の鍵を持つ腕を掴んで動きを止める。駄目だって言いたいのは分かっている。でも、きっと大丈夫なんだ。
「大丈夫だよエリック隊長!」
ニコリと微笑むと掴まれた腕に持っていた鍵を反対の手に持ちなおすと、素早く首後ろにある鍵穴にさし、鍵を回した。
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