【完結】25妹は、私のものを欲しがるので、全部あげます。

華蓮

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決意

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私は、私が挙げるはずだった結婚式の日にこの家を出ようと思う。


両親はわたしにも結婚式に出席しろという。

私が挙げるはずだった結婚式に、
私が結婚するはずだった人と妹の結婚式。
見れるわけがない。
でも両親は出なさいという。

妹が姉にも祝ってほしい。と言ったらしい。
確執がないことをアピールしたいと父に言ったらしいが、本当は私に見せつけたいのよ。

私の婚約者と幸せになる姿を見せつけて、リリーは、楽しみたかった。
リリーは、私が悲しむ顔、悔しがる顔を見るのが大好きだった。

今までは、そう演じたら、リリーが機嫌が良くなるから、そうしてた。

でも、もう耐えられなかった。
そんな気力はなかった。

私は、プレーリーを愛していた。
唯一心を許せる相手だと思っていた。
私を助け出してくれる人だと、、、
リリーに奪われて、本当に絶望した。

今までもお腹が空いて食事をするのではなく、生きるために食事していた。
味がしないと言っても、うっすら、味は感じていた。
今は、全く味がしなくなった。
熱い、冷たいまでわからなかった。
お腹も空かない。
神様は味覚奪った。
食事ができなくなったのは、私が生きる意味がないことを示していた。



でも、結婚式までは、普通に過ごしたかった。だから一生懸命、食べ物を食道に流し込んだ。


私は、最後の期限があるからこそ、準備をすることができた。
そう。結婚式まで、頑張ろう。
私のプライドだった。



自分の部屋の整理をし始めることにした。
持っていきたいものは、
何もなかった。
私って本当に愛されていなかったのね。

空っぽ。
私の心みたいね。

この家を出ようと決める気持ちが軽かった。

私を引き止めるものは何もなかった。

仲の良い使用人も友達も誰もいなかった。
心を許せる人は、この世にはいない。
未練もない。



結婚式の日の朝、早くに家を出た。

誰も私のことなんて気にしないからバレなかった。




私は、今まで貯めたお金で、遊ぼうと思う。
今まで、我慢してきた。長女として、姉として、もう過ごさなくていい。
ハメをはずそう。


少し遠い街へ行くことにした。目的がないので、どこでもいい。
でも、私と違って華やかな場所がいい。
最後ぐらい賑やかなところを経験してもいい。
あまり食事も行ったことがない。
心許せる友達もいない、私がよく行ったのは、図書館だけ。
図書館が嫌なわけじゃない。
私が唯一、落ち着いて過ごせる場所だった。

でも反対の華やかなところに行くのも良い。

他国の街まで乗り合いの馬車に乗り、着たことのないドレスを買って着飾った。


派手で、胸の空いたドレス。
少し胸が寂しいけど、谷間は、ある。
無理矢理でも、食事をしていたから、良かった。
スリットから、見える生足。
普段なら絶対足なんて見せない。

飲めないお酒を飲んだ。
味覚障害の私だけど、アルコールは刺激があったようで、少し味がした。
気分が良くなった。

男の人が私を見てるのは知っていた。
私でも、欲情してくれるんだ。

必要とされているようで嬉しかった






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