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小ネタ②王子の結末(メモ書き:暗い結末なので注意!)
しおりを挟むジオルドのその後。黄の離宮に移動して、数日後にはサリーとの面会が許された。サリーに助けを乞われるが、第二王子だけれどその権力もないと、これまで知った事(継承権の『特例』やヴィオラのこと)を教えたら、サリーに怒られた。ついでに王太子を連れてこいとまで言われる。
サリーの最終的な狙いはジオルドの兄である王太子で、ジオルドは王太子と接点を持つための足掛かりでしかなかったからだ。子供の事もそう、王族の子供なら王太子も無視出来ないだろうと言われたから作っただけ。サリーは言う、私はヒロインだから王子様と結婚して、王妃になって幸せになる未来が約束されていたはずだと。役立たずとまで罵られ、ジオルドは茫然自失となって面会を終える。
王妃の庭での失態を理由に、黄の離宮の自室にて、謹慎を命じられるジオルド。誰が味方で、誰が敵であるのか分からなくなった。思い返す中でなんとなく、始めの頃ヴィオラは味方だったのだろうと気付きかけるが、プライドと長年の敵対心から否定する。
ジオルドの謹慎期間中に、王家主導で退学手続きやらなんやらを実行されていた。ジオルド本人には何も知らされぬままに。
世話係以外、誰とも会わない中で、突然サリーの処刑の日を知らされる。でも何も出来る事はないと、当日も自室でぼーっとしていた。ジオルドの心にはもうサリーの姿は無かった。その日の晩、王妃が現れ、一つの道を示される。それは、『名も無き墓』の墓守となることだった。しかしジオルドは、それは罪人の仕事であって、何の罪も犯していないのにそんなのやる訳がないと怒る。王妃から婚約が白紙となった事で表向き罪人にはならずとも、実質王家と国に損害を与えたことは事実だと諭されるも、敵である王妃の言葉に聞く耳を今でも持たないジオルドは王妃を拒絶した。それが、ジオルドの運命の分かれ道。王妃が慈悲を持って示した道は、ジオルドが生きる為の唯一の道だった。こうして、ジオルドは自ら生きる為の道を手放した。
それからのこと。何事もない日の普段通りの食事に毒が盛られ、ジオルドはこの世を去り、その遺体は『名も無き墓』に葬られた。
その日から、ジオルドに似た髪色と目を持つ元役者のジオと名乗る男が、『名も無き墓』の墓守をしているが、近くに住む者達はその男の過去を何一つ知らず、また興味もなかった。
おしまい。
この辺り詳しく本編で書くとドロドロしそうだったのでやめたネタです。でも王子の結末があやふやな状態で終わってるので、もやもやするかなと思ったので、小ネタとして公開。
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当時読んでいた時は馬鹿で愚かでも純愛に生きる王子か悪くないなぁと思っていたのと同時に、
イメージと違っていたので違和感を感じていたのですが
追加の王子の結末はまさに自分がイメージしていた王子の末路でした
とてもすっきりしました(イメージ通りだったことが)
1点だけ気になったのが元役者も処刑されるくらい重い罪だったと思うので、
ヴィオラへのプレゼント用の金をくすねた側近?が墓守の方が罪が釣り合うかなとは思いましたw
なるほど、墓守は別人だったのですか。
反省もなかったなら毒で亡くなるのも適正な罰ですね。。
下々の者には分からないところで色々と物事は動いてるものですねぇ。😓
最後まで残念王子でした。。
闇を覗いてしまった感じで、怖いけどスッキリ。(笑)