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第三章 魔王の真実
第112話 リッチェルの能力
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ここは見張りのための塔。
目の前に広がる大地の先には広大な海があり、さらにそのはるか向こうに魔王城がある。
前回の襲来から約1ヶ月。
そろそろくるはずだと、見張りの冒険者は気を張っている。
そして、その予想はいつも大体正しい。
「…来たぞ!」
しかし、彼らの予想を裏切る事態が起こった。
「おい…、なんかおかしくないか?
数が…。」
「1、2、3…、まだいるぞ!?」
「…6体いる!
しかも…、6体ともA級魔族だ…!」
その異常な事態はすぐに作戦本部に伝えられ、関係者が招集された。
「A級魔族が6体だと…!?」
「ということは、A級モンスターが120~180体、B級モンスターがその10倍…。」
「数で勝ってても犠牲者が出ていたのに、これは街にも大きな被害が出るぞ…。」
ざわつく会議場。
猶予は2日間。
2日後には過去押し寄せたことのないモンスターの軍勢がアルカトルを襲う。
しかし、この場にいる誰一人として打開策を見出すことができない。
重苦しい空気が流れる中、ロックが覚悟を決めたように口を開いた。
「お話ししたいことがあります。
申し訳ありませんが、ギルドマスターとS級冒険者の皆さんだけ残っていただけないでしょうか。」
「なに!?」
遠回しに出ていけと言われた他のメンバーが怒りの色を見せる。
ロックや他のパーティメンバーはギルマスに目で訴える。
何かを感じ取ったギルマスがロックに尋ねる。
「その話は、この窮地をなんとかできるかもしれない、と受け取っていいんだな?」
「少なくとも、被害を少なくすることはできると思います。」
考え込むギルマス。
「…今はなんの手立てもない状態。
可能性があるならそれに賭けたい。
すまないが、S級冒険者以外は席を外してくれ。」
納得いかない様子で、しかしギルマスの真剣な言葉にしょうがなく出ていく。
「それで?
その話とはなんだ?」
ロックはティナ・ミラ・ゴルドともう一度何かを確認するように目を合わせた。
ロック以外の3人は深く頷いた。
「僕のユニークスキルについてお話します。」
「確か敵を弱体化させるスキルだったな。
それを話してどうなる?」
いかにも不良といった感じのグリゴリーがつっかかる。
「いえ、厳密にいうと弱体化させるスキルじゃないんです。
まず、僕はユニークスキルを3つ持っています。」
「な、なに!?」
ざわつくギルマスとS級冒険者たち。
ユニークスキル1つでも奇跡的な確率なのに、3つも持っているというのはありえないといった表情だ。
「そのうちの2つで、スキルを奪い、そして与えることができるんです。」
ざわつきが収まった。
みんな言葉を失ったのだ。
グリゴリーが再び口を開く。
「さ、さすがにそれは嘘だろ。」
数人がそれに同意するように頷く。
「嘘をつく理由がないわ。」
ティナがボソッと一言口に出す。
「あん?」
グリゴリーが不快感を剥き出しにする。
そこでリッチェルが間に入る。
「まあ、待ちたまえよ。
本当はあまり言いたくないんだけど、僕は他の人のスキルを知ることができる。
この可愛いお嬢さんに凄むようなことをされるくらいなら、僕が見てみよう。」
他のS級冒険者たちがギルマスに真偽を問う目線を向ける。
「…リッチェルの言ってることは嘘じゃない。
俺も詳しくは知らないが、相手のスキルを知ることができるのは間違いない。」
「まあそういうことだから、ロックくん、失礼するよ。」
「はい。」
リッチェルがロックに手を向けて、何かを念じている。
「…う、嘘だろ!?」
「どうしたんだ?」
「…確かに、ユニークスキルを3つ持ってる。
ただ、ユニークスキルに関しては名前を知ることはできないようだ。」
「できないようだ、って、自分のスキルも把握してねえのかよ?」
「今までユニークスキル持ってる人に使ったことがなかったからね。
でも、彼が3つ持ってるっていうのは本当みたいだよ。」
「僕のスキルも、ユニークスキルを奪ったり与えたりすることはできません。」
「…それでも反則みてえなスキルだな。」
そこまで口をつぐんでいたセアラが、ロックに問いかけた。
「それが本当だとして、なぜ私たちにそれを打ち明けたの?
スキルを知られることは冒険者にとってリスク。
まあ一緒に戦えばある程度はわかってしまうけど。
でも、あなたのスキルは会ったばかりの人間に話すにはあまりに強力すぎるスキルだわ。
自分で言うのもなんだけど、私たちの態度も良くないしね。」
「ダートで魔族と戦ってからずっと考えてたんです。
本音を言うと、できるだけスキルのことは隠していたい。
でも、このスキルをフル活用すれば犠牲はきっと減らせる。
本当に黙っているべきなのかどうか、仲間たちに相談したんです。
ゴルドさんにはその時に初めて話しました。」
ロックはパーティメンバーの方を向く。
「みんなは僕がどんな選択をしようと、その意思を尊重する、そう言ってくれました。
そのおかげで、この後どうなろうと、今すべきだと思う選択をすることができました。」
「…バルキア帝国の将軍が推薦するのも、納得だな。」
ギルマスのその言葉に、S級冒険者たちが同意する。
「…悪かったな。
実力を疑っちまってたんだ。」
「私もだわ。
本当にごめんなさい。」
「僕は疑ってなかったけどね。
ティナさんとミラさんの美しさにしか興味なかったから。」
(この状況でこんなこと言えるって…、リッチェルさん、大物だな…。)
アッサールだけは何も言わなかったが、ロックのスキルを作戦に組み込み直すため、全員で話し合いを始めた。
目の前に広がる大地の先には広大な海があり、さらにそのはるか向こうに魔王城がある。
前回の襲来から約1ヶ月。
そろそろくるはずだと、見張りの冒険者は気を張っている。
そして、その予想はいつも大体正しい。
「…来たぞ!」
しかし、彼らの予想を裏切る事態が起こった。
「おい…、なんかおかしくないか?
数が…。」
「1、2、3…、まだいるぞ!?」
「…6体いる!
しかも…、6体ともA級魔族だ…!」
その異常な事態はすぐに作戦本部に伝えられ、関係者が招集された。
「A級魔族が6体だと…!?」
「ということは、A級モンスターが120~180体、B級モンスターがその10倍…。」
「数で勝ってても犠牲者が出ていたのに、これは街にも大きな被害が出るぞ…。」
ざわつく会議場。
猶予は2日間。
2日後には過去押し寄せたことのないモンスターの軍勢がアルカトルを襲う。
しかし、この場にいる誰一人として打開策を見出すことができない。
重苦しい空気が流れる中、ロックが覚悟を決めたように口を開いた。
「お話ししたいことがあります。
申し訳ありませんが、ギルドマスターとS級冒険者の皆さんだけ残っていただけないでしょうか。」
「なに!?」
遠回しに出ていけと言われた他のメンバーが怒りの色を見せる。
ロックや他のパーティメンバーはギルマスに目で訴える。
何かを感じ取ったギルマスがロックに尋ねる。
「その話は、この窮地をなんとかできるかもしれない、と受け取っていいんだな?」
「少なくとも、被害を少なくすることはできると思います。」
考え込むギルマス。
「…今はなんの手立てもない状態。
可能性があるならそれに賭けたい。
すまないが、S級冒険者以外は席を外してくれ。」
納得いかない様子で、しかしギルマスの真剣な言葉にしょうがなく出ていく。
「それで?
その話とはなんだ?」
ロックはティナ・ミラ・ゴルドともう一度何かを確認するように目を合わせた。
ロック以外の3人は深く頷いた。
「僕のユニークスキルについてお話します。」
「確か敵を弱体化させるスキルだったな。
それを話してどうなる?」
いかにも不良といった感じのグリゴリーがつっかかる。
「いえ、厳密にいうと弱体化させるスキルじゃないんです。
まず、僕はユニークスキルを3つ持っています。」
「な、なに!?」
ざわつくギルマスとS級冒険者たち。
ユニークスキル1つでも奇跡的な確率なのに、3つも持っているというのはありえないといった表情だ。
「そのうちの2つで、スキルを奪い、そして与えることができるんです。」
ざわつきが収まった。
みんな言葉を失ったのだ。
グリゴリーが再び口を開く。
「さ、さすがにそれは嘘だろ。」
数人がそれに同意するように頷く。
「嘘をつく理由がないわ。」
ティナがボソッと一言口に出す。
「あん?」
グリゴリーが不快感を剥き出しにする。
そこでリッチェルが間に入る。
「まあ、待ちたまえよ。
本当はあまり言いたくないんだけど、僕は他の人のスキルを知ることができる。
この可愛いお嬢さんに凄むようなことをされるくらいなら、僕が見てみよう。」
他のS級冒険者たちがギルマスに真偽を問う目線を向ける。
「…リッチェルの言ってることは嘘じゃない。
俺も詳しくは知らないが、相手のスキルを知ることができるのは間違いない。」
「まあそういうことだから、ロックくん、失礼するよ。」
「はい。」
リッチェルがロックに手を向けて、何かを念じている。
「…う、嘘だろ!?」
「どうしたんだ?」
「…確かに、ユニークスキルを3つ持ってる。
ただ、ユニークスキルに関しては名前を知ることはできないようだ。」
「できないようだ、って、自分のスキルも把握してねえのかよ?」
「今までユニークスキル持ってる人に使ったことがなかったからね。
でも、彼が3つ持ってるっていうのは本当みたいだよ。」
「僕のスキルも、ユニークスキルを奪ったり与えたりすることはできません。」
「…それでも反則みてえなスキルだな。」
そこまで口をつぐんでいたセアラが、ロックに問いかけた。
「それが本当だとして、なぜ私たちにそれを打ち明けたの?
スキルを知られることは冒険者にとってリスク。
まあ一緒に戦えばある程度はわかってしまうけど。
でも、あなたのスキルは会ったばかりの人間に話すにはあまりに強力すぎるスキルだわ。
自分で言うのもなんだけど、私たちの態度も良くないしね。」
「ダートで魔族と戦ってからずっと考えてたんです。
本音を言うと、できるだけスキルのことは隠していたい。
でも、このスキルをフル活用すれば犠牲はきっと減らせる。
本当に黙っているべきなのかどうか、仲間たちに相談したんです。
ゴルドさんにはその時に初めて話しました。」
ロックはパーティメンバーの方を向く。
「みんなは僕がどんな選択をしようと、その意思を尊重する、そう言ってくれました。
そのおかげで、この後どうなろうと、今すべきだと思う選択をすることができました。」
「…バルキア帝国の将軍が推薦するのも、納得だな。」
ギルマスのその言葉に、S級冒険者たちが同意する。
「…悪かったな。
実力を疑っちまってたんだ。」
「私もだわ。
本当にごめんなさい。」
「僕は疑ってなかったけどね。
ティナさんとミラさんの美しさにしか興味なかったから。」
(この状況でこんなこと言えるって…、リッチェルさん、大物だな…。)
アッサールだけは何も言わなかったが、ロックのスキルを作戦に組み込み直すため、全員で話し合いを始めた。
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